2010.07.29
2010.8.7 イベント "afrontier" @Motion Blue yokohama
この夏のお楽しみ、その2。
Motion Blue yokohamaの名物イベント「afrontier」に、ゲストDJで呼んでいただきました。
これでもか、ってぐらい盛りだくさんな内容です。祭!
真夏の夜のアフロンティアVol.2!!
コンピレーションアルバムをリリースし、益々勢いを増したアフロンティアが、本拠地モーション・ブルー・ヨコハマにて約1年半振りにイベントを開催する。
豪快なブロウが定評のサックス奏者Issei Masatomiが2010年新たに結成した「Soul Bag
Union」が初出演!ゲストにはロックギターリスト長田進を迎える。また、日本のクラブジャズシーンを牽引してきたキーボード奏者、堀越昭宏のリーダーバンド「XS」がFrances
Maya, YURAIら歌姫と共にフューチャーリスティックなジャズを披露する。
ゲストDJに21世紀現在進行形のブラジル音楽を紹介してきた“Samba-Nova”主催の成田佳洋、TUNEにはダンスジャズシーンで人気の高い「I THREE」、近年活躍が目覚ましい「Namy」からヴォーカリストのMedbyが登場。
豪華メンバーでお届けする今回のアフロンティアは、サンバ、ラテン、ジャズと、真夏の夜を熱いグルーブで盛り上げる!
タイトル:「afrontier」
サブタイトル:「真夏の夜のアフロンティアVol.2」
DJ: (Motion Blue yokohama)
Jun Morita(afrontier)、TOJO(afrontier)、Takeshita(afrontier)、木村勝好(in the mix)
Guest DJ: (Motion Blue yokohama)
成田佳洋(NRT/Samba-Nova)
DJ: (TUNE)
大塚広子(CHAMP, Key Of Life+)、高波由多加(Namy/BOSCA)、
Tomi the jazzy monk、小浜雅胤(Routine Jazz)、君嶋麻里江(BOSCA)
Live: (Motion Blue yokohama)
XS 「堀越昭宏(key)、松田博之(b)、今村慎太郎(dr)、Yurai(vo)、Frances Maya(vo)」
ゲスト: isao osada(tp)
Issei Masatomi Soul Bug Union 「正富一成(sax)、江草啓太(p)、清水玲(b)、平井直樹(dr)、
津島周平(per)」
ゲスト: 長田進(g)
Live: (TUNE)
Medby 「Medby(vo)、Daisuke Toi(b)、Yoko Yamazaki(Laranja)(key)」
I Three 「中元雄介(p)、小畔潤(b)、佐野大介(dr)」
VJ : Tasuke
Organizer : isao osada
開催日時: 2010年8月7日(土)
開催時間: 4:00p.m~10:30p.m
Special Live @ Motion Blue yokohama
[6:40pm/XS] [8:30pm/Issei Masatomi Soul Bug Union]
Special Live @ TUNE
[5:40pm/Medby] [7:50pm/I Three」
開催場所: Motion Blue yokohama
〒231-0001横浜市中区新港一丁目1番2号横浜赤レンガ倉庫2号館3F
入場料: 前売・当日共に各3,800円(1drink/消費税込み)
予約開始日: 2010年5月22日(土)
予約先:モーション・ブルー・ヨコハマ(045-226-1919)※11:00a.m.~10:00p.m.
WEB予約※公演前日の22:00まで
チケットぴあ(0570-02-9999) イープラス※公演当日の14:00まで
ローソンチケット 店頭2日前まで(他3日前まで予約可)
イベント詳細はafrontier Webでご確認ください。
2010.07.21
輸入盤 vs 日本盤
![]()
(『カルロス・アギーレ・グルーポ』ジャケット写真。一枚一枚が手書きのイラストで、絵柄も違う、というオリジナル版のコンセプトが日本版でも再現されている。)
半年ほど前からtwitterを始めてみて良かったことの一つに、誰か第三者の思いもよらない意見に出会える、ということがある。
とりわけ僕の場合は、音楽と消費にまつわる話題となると、これはもう、どうしても敏感に反応してしまう。一般の方とプロとを問わず、いやむしろ、普段なかなか話を聞けないユーザーの意見、その一端が垣間見れるのは勉強になるし、色々身につまされたりもする。
自分はリアルタイムで参加できなかったけれど、つい昨日、洋楽ファンの間で輸入版と日本版のどちらを選ぶか、そんな話題が盛り上がっていた。日本版を制作したり発売している立場として、常日頃思うところのある話題で、一般に知られていない事実も多いことがわかったので、以下にまとめてみる。
プロ・アマ問わず、洋楽ファンの購買様式としてあがっていた意見を見ると、大まかにいってこの二つに大別されるみたいだ。
①とにかくオリジナル重視の輸入版派
②解説を読みたいので、できる限り日本版派
だけどそもそも、いわゆる洋楽における輸入版と日本版は、どう違うのか。
端的にいって、発売元が国内か海外か、という定義になるのだが、実際の商品としてはこの三つに大別される。
①輸入版: 海外で制作・製造されたレコードが、既製品として輸入されたもの
②日本版: 海外で制作された音源マスターをもとに、日本でレコードを製造したもの
③輸入版国内仕様: 既製品として輸入された商品に、オビ、解説等を封入し、定価設定して売り出されたもの
この他にも例外は色々あって、盤だけを輸入して、ジャケットは日本で作られたものや、その逆のケースなどもあるけれど、おおまかにいって上記の3種類が存在する。ユーザーとして賢い買い物をするには、まずこのことを知っておくことが肝要だ。
①と②では、ジャケットは別ものと思っていたほうがいい。
そして盤のプレスも、製造している工場が違うので、同じマスターを使用していた場合でも、厳密にいえばその音質には違いがある(もっともこれは、同じ工場の同じライン、同じスタンパーで作られたものであっても、1枚目と5000枚目にプレスされたものでは差異があるわけだけれど)。
とすれば、オリジナルを尊重したい輸入版派としては「それみたことか」となりそうなものだが、実際には日本版のほうが<優れた>商品である場合も少なくない。日本版制作者にとって、輸入版との競合は「宿命」なので、意識的な制作者であればあるほど、輸入版にはないアドバンテージを創出して、ユーザーに選ばれる努力をする。具体的には、日本盤のみのボーナストラックを収録したり、リマスタリングを行ったり、紙ジャケットなどの豪華仕様、歌詞、解説、手に取りやすい価格設定、または世界初CD化など、そもそも日本版でしか入手できない企画の場合もある。
つまるところ、海外版と日本版のどちらが優れているということはなく、オリジナル版を改悪したものも、逆にオリジナルを凌駕する優れた仕事もあるというわけだ。
ところで、いちユーザーとしての自分が商品を選ぶ際には、オリジナル版のリリース元であるレーベルのクオリティと、日本版のライセンシー会社の仕事ぶりをみて、どちらを買うか判断している。
例えば、音の良さに定評があって、アートワークも一貫した美意識を打ち出しているECMやNonesuchといったレーベルの商品なら、迷わずオリジナル版を選ぶことが多い気がする(どうしても解説や歌詞が気になる場合は、日本版を買い足す)。
日本版でも、例えばセレストが発売するタイトルなどは、ジャケットのデザインや、ブックレットに記載されているデータへの信頼があり、なおかつオリジナルの良さを改悪しない確信が個人的にあるので、輸入盤よりも日本版のほうを率先して選ぶことにしている。
そして悲しいことに、ここの日本版だけは絶対買いたくない、というレーベルもいくつか。
NRTでは独自企画による原盤制作も行っているので、全ての例に当てはまるわけではないけれど、ライセンス商品を発売する際は、当然ながら輸入盤よりも総合的に優れた作品として世に送り出せるよう努めています。タイトルによってその長所は違うけれども、いちユーザーとしての視点に立脚しつつ、色んなニーズを盛り込み、出来るかぎり良心的なリリースを心がけています。
当たり前の話だけど、海外の原盤元やアーティストと相談の上、製造を行っているので、オリジナル版を超える商品を作ることは相手先の信用にもつながる。またユーザーにそのことが評価されれば、結果的にいいセールスを生み、ますます海外の音楽を紹介できる(発売できる)という循環を生みやすくする。
実績も信用もほとんど全くのゼロからスタートした当レーベルが、ジルベルト・ジルやアントニオ・カルロス・ジョビンといった世界的巨匠の日本版を発売できるようになったのも、こうした積み重ねがあったりするのである。
考えてみれば、どんなにいいジャケットを作ったとしても、ネット上では質感までは伝わらない。だからこれも時代にそぐわない作り方かもしれない(輸入版が10円でも安ければ、何も考えずにそちらをポチッとしてしまう経験は、自分にも覚えがある)。けれどきっと、お客さんの手に届いたときには、何か感じてもらえるのではないか。報われるかどうかわからない、そんな一線を守りつづけられるかどうか、つまるところそれも制作者の意地みたいなものに依っている。だから自分も、そんな気概が感じられるレーベルのものは、ついつい買ってしまったりする。
個人的にはデジタルで買うこともあるので、その良さも知っているつもりだけれど、物づくりのストーリーを大事にする制作者がいる限りは、パッケージ商品を買い続けるに違いない。
リアル店舗とパッケージ制作者が一蓮托生だという一因も、ここにある。
2010.07.07
「ブラジルかぶれのカナ表記」、または知られざる命名プロセスについて
今まで「できるだけ関わらないように」気をつけてきた、ブラジル・ポルトガル語のカナ表記について、一言。
つまらなそうな話と思った方は、どんどん読みとばしてくださいね。
事の発端は、萩原和也さんのブログの記事「ブラジルかぶれのカナ表記」。
詳しくはそちらの記事を読んでいただきたいけれど、このブラジル・ポルトガル語の問題については、かねてから日本のブラジル音楽ファン、関係者周辺でよく話題に上ってきた。
例えば、Maria Rita。日本人には「マリア・リタ」ではなく、「ヒタ」が発音上・聴感上近い表記として一般化していると思うが、それへの苦言といった内容が、本記事で展開されている。
萩原さんの説を要約すると、ブラジル音楽(というよりポルトガル語)ビギナーにとって、この表記だと「スペルの綴りから大きく外れるのでは、カナ表記の持つ大事な特性を奪うことになるんじゃないでしょうか」と書かれている。引用を続けると、「外来語をカタカナに置き換えること事態が無理なのに、正確さにこだわればこだわるほど、もとの発音を知らない人にはますます伝わらなくなる」との主張。
主流派の一角を占める「ローマ字特性主義」(いま勝手に名づけただけですが)とでもいえる説で、個人的には必ずしも同意見ではないとしても、別の見方もあるということは納得できるし、それ自体を否定をするつもりにはならない。
そのまま半分ぐらい読み進めると、こんな一文も出てくる。
「(発音原理主義的な)表記が不快なのは、要するに、キザったらしいからなんですよ。」
それまでのロジカルな論理を覆すこのフレーズをみて、結局、個人の趣向に基づく一意見だったことがわかって、しかもそれがツイッター上で多くの賛同を得られているのを見たもんだから、なんだかがっくりきてしまった。
それでも普段の自分であれば素通りを決め込むに違いないのだが、なにせ、弊社でリリースしているRoberta Sá、「ホベルタ・サー」までが俎上にあがっているので、こうして書くつもりになった次第。
萩原さんも認めているとおり、「外来語をカタカナに置き換えること事態が無理」なのだから、カナ表記を厳密に定義すること、しようとすること自体が、ナンセンスだ。これに異論のある人はおそらくいないだろう(うーん?いるかもしれないねえ)。だから基本的には、「R」をラ行に訳すべきか、それともハ行にすべきか、そういう「ほとんどどうでもいいような」微小な差について、それぞれが自説を戦わせているだけにすぎない。音楽ファンは特に「自分が一番わかっている」と言いたい傾向が強いからか、こうでなければならない、との論調が自然と多くなってしまいがちなので、そういう議論自体もまあそんなに嫌な気はしない。(第三者からみれば、ほんと、どうでもいいような問題にしか見えないと思うけれども。)
ただし、弊社のリリースしているアーティスト名についてであれば、これははっきり言わせていただきたい。
「ホベルタ・サー」は、Roberta Sáの抄訳ではない。これは日本におけるアーティスト名、つまり芸名であり、他の表記はありえないのだと。
Roberta Sáだけでなく、例えば、Renato Motha。彼のアーティスト名は、弊社では「ヘナート・モタ」と表記して、CDを発売したり、公演を興行したりしている。
ネット上で「レナート・モタ」とか、「ヘナート・モッタ」という表記を稀に見かけるけれど、NRTでリリースしているアーティストとしての“Renato Motha”作品においては誤記であり、ヘタをすると全く違う商品をさしていると認識されることになりかねないということに、その発言者は留意しているだろうか。少なくとも、あえて故意にそのリスクを犯しているということは認識していただきたい、と切に願うものである。
他のレコード会社がどうしているかはよく知らないけれど、弊社では、それが弊社の原盤を保有しているアーティストか否かに関わらず、可能な限り本人やマネージャーとも会って、アーティスト活動全体を見据えたプランニングをしている。繰り返すけれど、「ヘナート・モタ」は訳ではなく、日本語の「芸名」を「命名」したものなのだ。なので、ここで誰かが、いや、彼の名はレナートさんだ、といった瞬間に、その人は誰か別のアーティストについて語っていることになる。
日本名を命名するときには、自分の感覚だけでなく、考えつくあらゆる意見を並べて、そのメリット・デメリットを推し量る。可能であれば、本人にも日本語風の読みを伝えて、これでいきますよという話をする。当然カタカナについての語感がない人が相手なので、厳密なニュアンスを理解できるわけではないけれど、少なくとも本人が「発音されたくない」表記にしてしまうことは、これで防げる。
そうしたプロセスを経ているという事実を知らない人が多いと思うので、思いきって書いてみました(それにもちろん、一方的にキザと言われっぱなしなのも嬉しくないし)。
でも、とにかく書いてみて良かったことが一つ。
今後は同様の論争に巻き込まれそうになったときにも、「ブログの記事を読んでくださいね」という逃げ口上が、これでどうやらできたというわけで…。
2010.07.02
2010.7.17 イベント "Ensaio Geral vol.3" @横浜関内Dragon Club
成田佳洋がDJで参加するイベントのお知らせです。
Summer Sonic 2009にも出演した横浜オリエンテッドなサンバ集団「mocidade vagabunda bateria nota 1000」。
かたや、今年のフジロックにも出演が決まった「カンタス村田とサンバマシーンズ」。
サンバを骨組みとしつつ、日本のグループならではのサウンドを展開する話題の二組を同時に体験できる、注目のイベントです。後者は僕も初めてライブを見るのですが、ブラジル系ではこの夏いちばん楽しみなパーティーになりそうです。
モシダーヂ・ヴァガブンダがプロデュースするブラジリアン・バール、「barracão da mocidade」によるフードもあります!
『Ensaio Geral Vol.3』
Date: 2010.07.17.sat 16:00 - 21:00
Location: 関内Dragon Club
Charge:
DOOR 2,500yen + 1 order
ADV. 2,000yen + 1 order
with Bate Forte Badge 1,000yen + 1 order
Main Event: mocidade vagabunda samba showcase
Opening act: mocidade vagabunda bateria nota 1000
Live act: カンタス村田とサンバマシーンズ
Guest DJs:
成田 佳洋(NRT / Samba-Nova)
コクブ(Bar MOVE)
EN(横浜レアグルー部 )
MRKSK(Electronic Massage)
haraguchic(communication!)
Drink&Food: barracão da mocidade
リオ・デ・ジャネイロ流儀のナイトライフを日本のクラブシーンにプロットすべく結成されたサンバ小集団G.R.B.P. mocidade vagabunda。その大本命とも言うべき大人数爆音サンバグルーヴを中心としたクラブイベント「Ensaio Geral <エンサイオ・ジェラウ>」。2009年11月に開催されたVOL.2に続き、VOL.3の開催が遂に決定!
G.R.B.P. mocidade vagabunda結成以来、様々なイベント/パーティで競演した豪華DJ陣を迎え、サンバ、ソウル、ファンク、ヒップホップから最新のハウスチューンまで、バイリ・トゥードなダンスミュージックがフロアを直撃。さらに、メインフロアのオープニングアクトには、Summer Sonic 2009にも出演したmvのフラッグシップ・ユニット mocidade vagabunda bateria nota 1000、ゲストライブには爽快なブラジリアン・ファンキー・ミュージックを奏でるカンタス村田とサンバマシーンズ、そして打楽器練習会を標榜したイベント「Ensaio Tecnico」で認定された者だけに与えられる「Bate Forte Badge」を持つG.R.B.P. mocidade vagabundaのメンバーによるリズムの大洪水まで、様々なグルーヴを体感できるスペシャルなヌーンパーティ。
2010年7月17日、横浜にリオ・デ・ジャネイロの熱い風が吹く。
2010.06.27
Hermeto Pascoal見聞録/2010.6.27@Pleasure Presure
ポリリズム、変拍子の応酬で、次の展開をまったく予想できない音楽。
にもかかわらず、高尚さとは無縁の、いたってカラフルで、大地や密林の香りがする音楽。
印象としてのエルメート・パスコアルを語れば、ほとんどどのアルバムの、どの曲を聴いても、こんなイメージが浮かんでくる。
エルメート・パスコアル来日公演、2日目(2010年6月27日)1stセット見聞録。
メンバーはエルメートを含め全7人。各ミュージシャンのクレジットはとうとう発表されなかったため不明だが(プロモーターのみなさん、どんなに直前になったとしてもこれだけは発表してほしい)、ベース、ドラムス、パーカッション、エレクトリック・ピアノ、サックス、ヴォーカルの6人に、エルメート自身による様々な楽器が加わる。これを列挙すると、シンセサイザー、ピアニカ、パイプ、フルート、アコーディオン、ヴォーカル、やかん、がこのセットで使用された。他のメンバーも曲によって楽器を持ち替えたり、パートを交換したり、せわしなくステージを出たり入ったりする。1時間強、まったく息もつかせぬめくるめく時間であった。
そもそも、エルメート・パスコアルという音楽家は、一体どのように紹介されているだろうか。
「ブラジルの鬼才マルチ奏者」、「マイルス・デイヴィス・グループに参加した伝説的プレイヤー」、そして、鳥や豚をステージ楽器として使用したり、といったエピソードの数々がすぐに浮かび上がる。僕も数誌の編集者の方たちに本公演を取り上げてもらうため、これらのフレーズを使ってきた。事実その通りだし、高い確立で興味を持ってもらえるのでいいのだけれど、でもその度に何とも言えずもどかしい気分になるのだ。真にオリジナルな音楽を目の前にして、それを職業的に説明せざるを得ない場面で襲われる、あのいつもの無力感。
前回、前々回の来日公演を見ていないので比較はできないけれど、今回のライブを見て、このエルメートにについてまわる「もどかしさ」がいくらか氷解した気がするので、そのことを書いておく。(これまでの来日公演については、中原仁さんのレポートをご参照ください。)
エルメート・パスコアルは、何よりもまず作曲家であり、その<作曲>という行為には、アレンジやサウンドそのものまでを含めたかたちで、リスナーに聴かれるよう意図された音楽なのではないか。そんな印象を持ったコンサートだった。全くの想像だけれど、かなり厳密に記譜された音楽かもしれない、そんなことを思ったショウでもあった。
第一に、彼のグループには、スター・プレイヤーというものがいない。一人ひとりは超絶的なテクニックを持ったミュージシャンだが、曲想がこうも転調やリズム・パターンの変化を繰り返すようでは、ジャズにおけるインプロヴィゼーション、即興演奏の余地はほとんどない。各メンバーは終始、それぞれが主旋律とも副旋律ともつかないフレーズを、まるでちゃぶ台でもひっくりかえすかのようにちらかし続ける。一曲一曲は完全に独立しているが、ほとんど曲間もない。曲の終わりに、次の曲のイントロが鳴らされるように周到にリハーサルされている。何しろ、一つの楽器、一つの楽曲に焦点を絞ることを拒絶するかのような音楽なんである。通常はどんなコンポーザーでも、一曲一曲の陰影が浮き立つような演出を望むのだろうが、その点エルメートは、恐らく、一曲や、5分や10分や30分では足りないに違いないのだ。ショウの間じゅう、リスナーは、あんぐりと口を開けて音の洪水に身を委ねるしかない。つまるところ彼は、そういう「体験」として、観衆に自らの音楽を聴かれることを望んでいるに違いないのではないか。
「フリーキー」という表現で語られることも多いエルメートだけれども、それはあくまで音楽ジャンルとしてのカテゴリー、属性からの自由さであって、演奏形態としてのフリーではないのだなあ、というのがこの日の感想。アンサンブルそのものを聴かせようとする、そのこと自体の強迫観念にも近い執念を感じた。
ではその作曲の源泉がどこにあるかというと、その答えがジャズにないことは自明だが、ブラジル音楽を幅広く聴き込んでいるリスナーであれば、北東部の様々な音楽にそれがあるだろうことは容易に察しがつくだろう。彼が生まれたアラゴアスには行ったことがないので、不勉強にしてよく知らないのだが、フォホーやバイアォンといった彼の地を代表する音楽とも違う、それぞれに独自色をもった音楽が豊富にある。現在74歳のエルメートも、この時代のブラジル人ミュージシャンの例に漏れず、その後ペルナンブーコ~リオ~サンパウロと転居を繰り返すなかで、ルーツとしての北東部性と、ユニヴァーサル・ランゲージとしてのジャズやブラジル南部の音楽を獲得していったのかもしれない。今回のコンサートで最も盛り上がった瞬間のいくつかは、パーカッションがトリアングロ(トライアングル)やパンデイロを叩いている瞬間であり、ベースがスルドの二拍目を強調しているときであり、ヴォーカルのアリーニ・モレーナ(エルメート夫人でもある)がヴィオラ・カイピーラをかき鳴らし、タップのように足音を踏み鳴らした瞬間であったこと、これだけは何をさておき強調しておきたい。
エルメートの音楽はパフォーマンスとしての面白さも充分あるが、レコードにおいてもその魅力が損なわれるものでは決してないので、この来日公演を見逃した向きにも、彼の音楽に向き合ううえで決して遅くないことを記しておきたい。かくいう僕も、彼の全ディスコグラフィ中10枚しか持っていないので偉そうなことは何も言えないのだが、現在比較的手に入り易そうなものとして、『Slaves Mass』『Célebro magnético』『Mundo Verde Esperança』あたりは入門編としてオススメしておきたい。未聴だけれど、折りよく新譜も出たみたいだし。
とかく世界には色んな音楽があるものだなあ、という素朴な感想こそが、日々の活力になるような好奇心旺盛な人たちに聞いて欲しい音楽。
ブラジル音楽ファンにおいては、エグベルト・ジスモンチやウアクチや、はたまたモノブロコのような「規格外」の音楽に耐性のある人が多いので、むしろそれ以外のファンこそ発見の多い音楽ではないか。フェスやレイヴにばっかり通っていそうな当日の客層も、そのことを明示していたようで興味深い。なんだかんだいっても、こんな実験的音楽で1000人あまりが集まる東京・渋谷は、今この瞬間も刺激的な音楽と、人々が交差する場所として機能している。そんなことを感じつつ、鎌倉行きの湘南新宿ラインに乗り込むのであった。
2010.06.16
2010.6.20 イベント 「diskunion apresenta ブラジル新譜試聴会」@渋谷 Bar Blen blen blen
ディスクユニオン新宿本館ラテン・ブラジルフロアのみなさんが企画している「ブラジル新譜試聴会」。
毎月大量に入荷している新譜を、まとめて試聴できる、こんな会のアフターパーティーにDJで呼んでいただきました。場所は名物ブラジリアン・バール、Bar Blen blen blen。(以前の内容はこちら。)
渋谷近辺の方、ぜひ気軽に飲みにきてください!
2010年6月20日(sun) 19:00~23:00
diskunion apresenta 「ブラジル新譜試聴会」
@渋谷Bar Blen blen blen
DJ
宿口豪(Bar Blen blen blen)
石亀(diskunion)
アンナ(diskunion)
SPECIAL GUEST DJ
成田佳洋(NRT/Samba-Nova)
charge 400yen (=bar charge)
19:00-21:00 新譜試聴会 (進行:diskunion)
21:00-23:00 DJ time
2010.06.09
もうひとつの「音楽の現場」 渋谷篇
※追記(6/10):数店のリンクがうまく貼れておりませんでした。お詫びして訂正いたします。
昨晩このブログで書いたHMV渋谷の閉店に関する記事の反響を色々と頂いていて、メールやtwitter上で寄せられる返信の波がしばらくやみそうにない。
今現在、お店で働いている方の真に迫ったコメントから、CD終焉を象徴するニュースとして捉えようとするものまで実に色んな意見があったけれど、個人的に気になったのは「渋谷に行く理由がなくなった」、そんな意見がちらほらと見受けられたことだった。どんなかたちであれ<現場>というフレーズに触れたコメントが多かったことは、音楽と、音楽を介したコミュニケーションへの渇望感を、みんな持ち続けているのだなあ、という感想を僕にもたらした。
音楽の現場の大きな一角を担ってきたレコード店がこうなってしまうと、この後どんな時代になっていくのだろう……集約すると、そういった不安感が大勢を占めているように思う。
とはいえ、現場はレコード店だけでなく、例えばミュージック・フレンドリーなバーにもあるのでは?
というわけで、何を今更、な名店揃いですが、個人的に足を運ぶことの多いお店を以下に列挙してみます。東京以外に在住の方も参考にしていただければ。
まずは「B+2」としても知られるブラジル系3店:
Bar Blen blen blen
クロい選曲が光ってます。週末のクラブのバーカウンターのような賑わいがあるお店。ご飯もおいしい!
bar bossa
ボサノヴァ好きなら誰もが一度は足を運ぶ名店。林マスターには弊社リリースのジョビンのライナーでもお世話になりました。業界人率も高いワイン・バーです。
barquinho
ヒガシノリュウイチロウさんのお店。実はbar bossa以上にボサノヴァ純度の高いお店。ライブも時々。
Bar Music
今月正式にオープンしたばかり、musicaanossa主催のDJで、元cafe apres-midi店長の中村智昭くんのお店です。午後5時オープンで、コーヒーだけもOKだそうです。
MILLIBAR
基本レゲエ~ニューオリンズなお店です。ここも業界人率高い。スタッフのみなさんも最高!
et sona
元musee~intoxicate編集部の岡崎さんが始めたdining & barです。飲み物はワインが中心、フードもどれもおいしい。ここも隠れ家的で、業界率高いです。予約を入れたほうが無難かも。
NEWPORT
ちょっと代々木八幡方面に足を伸ばせばこんな素敵なお店も。ビオワインでおなじみです。
というわけで、週一度はこれらのお店のどこかで飲んでます。
お店のスタッフもお客さんも面白い人ばかりなので、ぜひ行ってみてくださいね。
2010.06.08
HMV渋谷 閉店のニュースに寄せて
HMV渋谷が今年の8/22をもって閉店する、というニュースは前々から関係者より聞いていたが、今日正式にそのリリースが出たので、思ったことを記しておきたい。
2002年までの約5年間、ぼくはHMVで働いていた。一番長かったのが渋谷店で、このお店にワールドミュージック売り場のスタッフとして入社したのが98年。そんなわけで、閉店のニュースを聞いたその時は、ショックというのか、とにかく二の句がつげない、そんな状態だったことを覚えている。
退社してからもう8年経ったけれども、今でも本社には当時の同僚や先輩がたくさんいるし、渋谷店にも少ないながら、当時からの旧友と呼べる人たちがいる。CDをひたすら触り続ける仕事の合間、ほんのわずかな休憩時間にもレコードの話ばかりしているようなそんな人に限って、CD不況が騒がれようがなんだろうが、今日もショップの店頭に立ち、好きでもない売れ線タイトルの対応に追われながらも、それ以外の地味なタイトルの啓蒙活動に尽力している。
HMV渋谷に限らず、多くの店舗が苦境に立たされている主原因はもちろん、お店の売り上げを支えるヒット作が極端に減ったこと。外資系のメガストアはもちろん、ほとんどのCDショップは、構造的にはいわゆる量販店といえる。その他のカタログ商品をどこまで充実させることができるかについても、結局、ごく一部の売れ筋アイテムの利益が鍵となるのだ。ゆえに、ヒット作が減ったことで、まず最初にニッチなアイテムの在庫が削られて、マニア層の店離れが起こり…という悪循環。
「ワールドミュージックみたいにそもそも限られた数のコミュニティが支えている音楽は、ヒット作の減少がもたらすCD不況の影響はあまり受けないのでは」という質問を業界の内外からよく訊かれるけれど、実情は決してそうではない。これまでお情けで1枚だけ在庫してくれたお店の数がとにかく減ってしまった。レコード会社にとっては、最初の1枚がなければ次の2枚目もないわけで、いまどき在庫がなかったと言って客注してくれるお客さんもいない(だってその場で携帯からポチったほうが数倍早い)。ロングテイルという現象は、これらリアル店舗においては死語と化してしまった。これまで単店で初回100枚注文のあったアイテムが30枚に減ってしまったことはレコード会社・アーティストにとってもちろん痛手だが、最低でも1枚仕入れてくれるお店が100店から30店に減ってしまったことのほうが、長い目でみればより致命的といえるのではないか。ニッチな音楽との出会いのチャンス、その芽とも言うべき現場が、ものすごいスピードで摘まれつつある。
では、リアル店舗はこの先いったいどうすればいいのか。ひとつの答えは、量販店をあきらめて、専門店に回帰することだ。単店で100人を超えるスタッフを擁し、一等地の利便性と、価格競争にこだわるのは止めにして、知識豊富なホンモノのスタッフがいて、買い物以外でもそこに行くと何がしかの出会いが得られるような、そんなお店を目指すのだ。一人ひとりの趣向を嗅ぎ分けて、その時々のオススメを教えてくれる、そういうサービスを求めている人は、自分のまわりにも結構多い。かつてのWAVE六本木店や渋谷クアトロ店のように、中古盤LPのコーナーを併設してもいい。そのための人材は、社内だけでもすでに確保できるのだから。とはいえ、この規模の会社が社員のためのものでなく、株主のものである以上、そんな転換を望むのは難しいのだろうが、マンハッタンにメガストアが一店残らず消えてもOther Musicが生き残っているように、専門店の意義というものはますます貴重なものになっていくのではないだろうか。渋谷という街の求心力、情報発信力の低下が語られて久しいけれど、個人商店が比較的健在な街、例えば首都圏なら谷根千地区や鎌倉といった地域がこの不況下でも人を集めていることを思えば、答えはそこにしかない気がしてならないのである。
お店も会社も無くなったとしても、人材は残る。だからこれまでこの業界を見捨てずにきた人たちには、お店に限らず、色んな場面で活躍し続けていただきたいと思う。レコード店が情報の発信基地となり、そこから色んなシーンが形成されていった時代。少なくともこの2~30年ほどは、レコード店はそんな現場のひとつであったに違いない。<現場感の喪失>ということが言われる音楽シーンにあって、次の現場作りを担う人材の多くは、何より多種多様なお客さんと接してきた、これらのお店にあるはずだと、おこがましくもそう思ってやまないのである。
ありがとう、HMV渋谷。またいつの日か!
2010.05.15
2010.5.15 イベント“Breathe” @JICOO The Floating Bar
※本エントリーはイベント当日まで最上部に表示されます。
近頃めっきり暖かくなってパーティー日和ですね。
ということで、こんなクルージング・パーティーに参加します。
東京のパーティーシーンでお馴染みのDJたちとの再会も楽しみ!
- Breathe -
2010.5.15 Sat 19:30~23:00
-DJ-
Cyril Coppini
成田佳洋(NRT/Samba-Nova)
Nagumo(Moodstock)
haraguchic(communication!/Samba-Nova)
高橋雄太(PRIMO)
*各DJのプロフィールは上記リンクをご参照下さい。
■JICOO The Floating Bar (ジクー フローティング バー)
毎週木曜日、金曜日、土曜日に現れる船上バー。
日の出桟橋~お台場海浜公園を30分毎に行き来しており、
船内では、海抜0メートルの動く東京湾の夜景と、上質のドリンク、
様々なアーティストによるエンターテインメントショーがお楽しみいただけます。
毎週木曜日、金曜日は生バンドによるLIVE演奏をお楽しみいただけるバー営業、
毎週土曜日は、DJによるダンスミュージックを中心としたイベント営業を行っております。
http://www.jicoofloatingbar.com
*JICOO The Floating Barは、漫画・アニメ界の巨匠である松本零士氏が、「ティアドロップ(涙滴)」をイメージ・コンセプトにデザインした船です。
■出港時刻(どの時間からでもご乗船いただけます)
*日の出桟橋発着所
20:00
21:00
22:00
*お台場海浜公園発着所
20:30
21:30
22:30
※最終便は23:00に日の出桟橋帰港となります
■料金
floating pass 2,500円
フローティングパスは船から降りない限り乗り放題です。料金には乗船料とエンターテインメント料が含まれます。
■アクセス
*日の出桟橋発着所
・JR山手線・京浜東北線 浜松町駅南口から徒歩10分。
南口改札口から東芝ビル方面へ進み、日の出桟橋出口を出て、海岸通りを横断し右折した左となります。
・臨海新交通ゆりかもめ 日の出駅から徒歩3分
・都営大江戸線・浅草線 大門駅から徒歩15分
*お台場海浜公園発着所
臨海新交通ゆりかもめ お台場海浜公園駅・台場駅から徒歩5分。
※お台場海浜公園発着所にはJICOO The Floating Barのご案内、受付等を出しておりません。出港時刻の10分程前に船員が発着所のゲートを空けに参ります。
■ご注意
※船は定刻で出港します。出港時刻の20分前には発着所にお越し下さい。
※全席自由席となります。(お席のご予約は行っておりません)
※アルコールを販売しているため、ドライバーの方や20歳未満の方はご乗船できません。
※ドレスコードがございます。男性のサンダルやショートパンツでのご入店をご遠慮いただいております。
※台風等の悪天候時や機関点検等で、営業を取りやめる場合がございます。
2010.04.30
Arthur & Sabrina
東京のブラジル音楽シーンで活動しているデュオ、Arthur & Sabrina。
デビュー作となる彼らのアルバムが、今年6月にランブリング・レコーズよりリリースされます。
正式なプレス・リリースは未確認ですが、この作品のPVも撮影している映像作家のRoberto Maxwellより告知希望とのことなので、一足先にご紹介します。
今までに彼らのライブは色んな形で見ているのだが、実はこの“Arthur & Sabrina”名義のライブを見たことは、まだない。先日お伝えしたDoces Cariocasのウェルカム・パーティーのようなカジュアルな場での演奏を除けば、彼らと数名のメンバーによるバンド“Zamba bem”に、サブリナのソロ名義を体験しているだけだ。しかも、この原稿を書いている時点では、まだアルバムにも耳を通していない始末。にもかかわらずこのエントリーを書く気になったのは、彼らの音楽に、デビュー前の今だからこそ残しておきたい何かを感じているからに他ならない。
Arthur & Sabrinaは、男性ヴォーカル&ギターのアルトゥールと、女性ヴォーカルのサブリナからなるデュオである。
彼らのようにブラジルから日本にやってきて、プロアマ問わず演奏活動をしている人たちは、水面下にいっぱいいる。けれども、その中で比較的良質だとか、本国でも充分に通用するかも、ということぐらいであれば、毎月のようにブラジルのアーティストが来日する今の時代に聴かれるべき理由にはならない筈だ。
では彼らの何が注目に値するのか?ここでは、まだ若干20才のアルトゥールの声と、楽曲の魅力を挙げておきたい。音質が悪くて気が引けるが、まずは一見を。
この“EDO”という曲、歌詞に渋谷や浅草、六本木というフレーズも登場する、アルトゥールのオリジナル曲。アーティスト写真に反して、彼らの音楽は、しごく真っ当なMPB、ブラジリアン・ポップスの系譜を現代に引き継ぐものだが、彼らの音楽がユニークなのは、そうした楽曲とサウンドを通して、今の東京を生きる生活者としての視点が綴られている点だ。
個人的には、個々のアーティストの作品は、その音楽自体によってのみ評価されるべきで、その出自や逸話などのストーリーとは切り離されて語られるべきものだと思っている。その上で、それでも私たちが現在進行形の音楽を、限りなくリアルタイムで享受したいと望む理由はなんだろう。
いささか告白めいた私見を述べれば、いまこの世界に少なくとも誰か一人は、孤独や悲しみと対峙しながら、それでもヒリヒリとした今を存分に生きている。そんな手応えを、音楽を通して知らず知らずのうちに求めているということはないだろうか。アルトゥールの音楽に含まれる孤独に、国籍や出自を超えた接点を感じつつ、同じ都市に暮らしているという幸運を感じるのだ。
と、ここまで書いておいて、全然つまらないアルバムだったら困っちゃいますが。とにかく一度、ライブを体験してもらいたいアーティストです。
アルトゥールの記述に終始してしまいましたが、サブリナについては、また後日。
とりあえず二人のmyspaceでも覗いてください。
2010.04.16
monobloco Japan Tour 2010
文章はとっくに書いていたのだけど、ドーシス・カリオカスのツアーも終了したのでようやく紹介。
結成から10年。リオのカーニバル期、ストリートの風物詩として知られるモノブロコ(モノブロッコ)の初来日が決定。
のっけからミもフタもないことを言ってしまうと、実はこのモノブロコに関しては、これまであまり積極的に追いかけてこなかった。もちろん作品は出るたびに買ってきた(でないと「聴いてないんですか?」と何度も言われるはめになる)。それにもちろん、サンバ・バツカーダ(バトゥカーダ)編成で、サンバ・ヂ・エンヘードからファンキ、ソウル、北東部音楽にニルヴァーナのカヴァーまで、リオのストリートの気分をその時々で表現して支持されてきたそのストーリーには、日本に住むヨソものとしても何かしらの共感を抱いてきた(勝手に)。では、なにがピンとこなかったのか、という点については、必要が生じないかぎりほうっておくようにしているので、ここでは追求しないけれど。
そこへきて、この新作『monobloco 10』、なかなか良いではないですか。
グループの看板だった巨漢シンガー、セルジャォン・ロローザが脱退して、強烈なフロントマンがいなくなったぶん、より市井の雰囲気というか、いい意味でのアマチュアリズムが浸透して、サウンドにも影響を与えている気がする。ヴォーカルを頂点としたアタックの強さ、勢いで一点突破してきたことが通用しなくなり、結果としてレパートリーやアレンジにも、聴衆とのコミュニケーションを通して獲得されたグルーヴが反映されてきた気がするのだ。これまでの出音が「どうだこれがモノブロコだ!Faz barulho! 踊れ踊れ!」というものだったとしたら、今回は「モノブロコっていいますけど、どうぞ遊んでってね。よしじゃ次の曲、こんな感じ!」というように。そもそもが「カーニヴァル・バンド」である彼らを評してこんなことを言うのも妙といえば妙だし、単純に10年の活動でこなれてきたという理由もあるだろうが、表現としての優劣はともかく、ダンス・ミュージックとしては、後者がいつも前者を凌駕する。ダンス・クラシックの名フレーズをリフに取り入れたりするアイデアも、けっこう気がきいている。
そんなわけでこの初来日、とても楽しみにしています。
本当はグループのリーダー、ペドロ・ルイス夫人でもあるホベルタ・サーも一緒に呼べればよかったのだが、またの機会に。
それでは以下に公演情報を。
ワークショップも開催されるとのことなので、詳細はオフィシャル・サイトをclique!
リオデジャネイロの音楽シーンにおいて絶大な人気を誇るストリート・パーカッション軍団、モノブロッコが、結成10周年記念CD/DVD「Monobloco10」(UNIVERSAL MUSIC)を2010年3月にブラジルにてリリースしました。この新作を携えて、遂に初来日!!
ブラジル音楽に造詣の深い宮沢和史(The Boom)をスペシャル・ゲストに迎え、今までに見た事のない超ド級スペシャルライブが、恵比寿リキッドルームにて、遂にその全貌をあらわにします!
東京公演
2010年6月3日(木)&4日(金)
会場:リキッドルーム恵比寿
¥7,000(当日)
¥6,000(前売)
MC: KTa☆brasil
名古屋公演
2010年6月6日(日)
会場:Samba Brazil Japan
入場料(ドリンク別)
¥5,000(当日)
¥4,000(前売)
2010.04.14
Doces Cariocas Japan Tour 2010 / Tour Report (still in progress)
先日このブログでもお伝えしたとおり、それぞれソロ・アルバムを出しているミュージシャン夫婦で、
<ドーシス・カリオカス>名義でも共に作品を発表しているアレクシア・ボンテンポ&ピエール・アデルニが現在来日中。
まずは4/10(土)、カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでの公演初日。
この日のライブは、ピエール・アデルニがソロで自作曲を披露する前半と、
アレクシア・ボンテンポが登場して、彼女のソロ・アルバム『アストロラビオ』のレパートリーを中心とした後半部との二部構成。
名前の通りフランス系のルーツを持つピエールの音楽には、ボサノヴァ・シンガーの多くが持つクルーナー感ともまた違う繊細さがある。典型的なパリの男性シンガー・ソングライターたち、例えばマチュー・ボガートあたりを思わせる歌い口は、実はありそうでない個性。でももちろんカリオカだけに、パリジャンたちのそれと比べれば、圧倒的にカラっとしている。色気はあるが、気難しさはない。センシティヴだけれど、内気というのではない。「ブラジルのジャック・ジョンソン」というキャッチ・コピーで知られるピエールだけど、たしかに陽性で、潮の香りがするフォーキーな魅力がある。
一方のアレクシア・ボンテンポも、アメリカ系とブラジル人のハーフで、7才までをワシントンDCに暮らし、その後もブラジルとアメリカを行き来する生活を経てきた。まだ20代前半の彼女が登場して歌い始めると、その場がグッと華やかになる。場内に満たされる「いい女」オーラ。ブラジルの、リオの、現代のイパネマに生きる娘の佇まいを、なめらかな美声が加速させる。彼女の歌声は女性的なふくよかさに溢れているけれど、余韻はとてもすっきりとして、ベタつくことがない。彼女が歌うどんな曲も、まるで彼女の私小説のように聴こえるのだが、それでいて聴き飽きることがないのはそのせいだ。ちなみにアレクシアの2ndアルバムとなる次作は、カエターノ・ヴェローゾの英語詞曲を取り上げる内容で、プロデュースにはアドリアーナ・カルカニョットの別名プロジェクト「アドリアーナ・パルチンピン」のプロデューサー、デー・パルメイラが担当することが決まっているというから、ブラジルでもさらに注目のシンガーになることは間違いないだろう。
こちらは日付変わって4/13、渋谷カフェ・アプレミディでのウェルカム・パーティー。
実は今回のツアーでは、日本酒や寿司好き二人の「オフ担当」として、ライブ後の打ち上げ、鎌倉観光&拙宅でのランチ・パーティー、そしてこの東京でのパーティーの幹事を仰せつかったのだが、ショウ本番はもちろん、こうしたパーソナルな場で聴く二人の音楽はまた格別な味わいがある。
ソファに寄り添い、マイクを通さずにつむがれる静かな音楽。集まった人々がそっと耳をそばだてるなか、音楽が生まれた瞬間のよろこびを多くの友人たちと共有できる、濃密で幸せな時間。二人が三曲ほど演奏してくれたこの後も、6月にアルバム発売が決まったサブリナ&アルトゥール、昨年のヘナート・モタ&パトリシア・ロバート来日時のパーティーにも参加してくれた日野良一くんにも歌ってもらったが、この二組の音楽にはピエールも驚きを隠せない様子。最後にヒロチカーノ氏の先導で「サンバ・サラヴァ」をみんなで歌ったり。ボサノヴァ好きなら誰もがタイムスリップして見てみたい、ナラ・レオンのアパートを思わせる光景だね、との声があちこちで上がっていた。ピエールにそのことを伝えると、本当にその通りだ、でも我が家もいつもこんな風だよ。いつでもたくさんの仲間たち、料理とお酒と音楽であふれてる、お前もウチに泊まりに来い、と。ピエールは共作の多いコンポーザーで、ホドリーゴ・マラニャォンやダヂをはじめ、セウ・ジョルジ、ドメニコ、ガブリエル・モウラらと曲を書いているのだけど、いつもこんな場が発端になっているのだろう。20代前半のときに立ち合わせたら、一発で音楽に対する価値観が、もっと言えば人生が大きく変わっただろう、そんなことを思わせる、静かでゆるぎない音楽と、賑やかなパーティーだった。
したたかに酔っ払っていたため記憶があやふやなのだが、この日来ていただいた中原仁さんも「こういう雰囲気をそのまま、一般のファンにも見せられる場があればいい」ということを言われていた。うん、本当にそういう場を作れれば最高だなと、このことは宿題としてまた考えてみることにしよう。
残り2公演、4/17(金)青山EATS and MEETS Cay、そして翌18(土)の山形・山寺 風雅の国 馳走舍(リンク先は公演主催の山形ブラジル音楽普及協会)は、どちらもインティメイトな雰囲気を味わえる素敵な空間です。(山形は桜も?)
間近で楽しめるこのチャンスにぜひ!
ツアー詳細はこちら(CD試聴のリンクもあります)
制作・企画:Rip Curl Recordings / インパートメント
2010.03.16
Alexia Bomtempo & Pierre Aderne ~Doces Cariocas Japan Tour 2010
それぞれソロ・アルバムを出しているミュージシャン夫婦でもあり、
<ドーシス・カリオカス>名義でも作品を発表しているアレクシア・ボンテンポ&ピエール・アデルニの公演が、
4月9日から17日まで、全国4箇所で行われます。
ダヂがプロデュースしたアレクシアのアルバム『アストロラビオ』は、ネオアコMPBの好盤で、爽やかなこの時期のおすすめです。07年のピエール・アデルニ来日公演もよかったので、私もどこかの公演に顔を出すつもり。
詳細はこちらでチェックを。
2010.03.04
intoxicate 最新号(#84)に寄稿しました/Caetano Veloso "Coração Vagabundo"
ご紹介が遅れましたが、カエターノ・ヴェローゾのドキュメンタリー+ポケット・ショウを収録した2枚組DVD『コラサォン・ヴァガブンド』の記事をintoxicate誌に寄稿しました。
全国のタワーレコード店頭などで配布されています。
詳しくは記事を読んでいただきたいのだけれど、04年作『A Foreign Sound(異国の香り~アメリカン・ソングス)』発表前後のカエターノに、まだ20代というフェルナンド・アンドラーヂ監督が密着したドキュメンタリーがこのDVDの主題になっている。どんな経緯でこの若き監督が、ブラジルのみならず、世界を代表する“知性派アーティスト”、カエターノ・ヴェローゾを撮影する運びになったかわからない。ただ、おそらくこの人選は正解だったに違いない。設定としてはそのほとんどがカエターノの一人語りで、ブラジル、NY、日本での前述作ツアーに同行して撮影されたものだが、カメラに向かって語るカエターノが、何だかすごく「素」なのだ。これが例えばカエターノと同世代の監督が撮っていたとしたら、40数年もの間ブラジル音楽界の最前線で活動してきたカエターノの、過去の話題に大半を費やしたに違いない。カエターノ歴20年にも満たない筆者から見ても、「ここで当時のあのエピソードについて突っ込んでくれ~」と、画面に向かって呟かずにいられない瞬間もある。ただ、そこで余計なあれこれを聞き返したりせず、カエターノが現在興味を持っている事柄について素朴に語る姿を捉えたことが、このドキュメンタリーの価値という気がする。ここでのカエターノは、まるで成人した子供に対して胸のうちを語るような率直さで、何かとミステリアスなイメージがつきまとう自身の意外な側面を覗かせてくれる。
パーソナリティーはともかく、演奏シーンを見たいというファンにとっても、03年12月にサンパウロで行われたポケット・ショウ(17曲)を収めたDisc2は必見だ。ペドロ・サー(ギター)、モレーノ・ヴェローゾ(チェロ&パンデイロ)、ドメニコ(ドラムス&MPC)、ジョルジ・エルデル(ベース)をバックに、『A Foreign Sound』で取り上げたアメリカ産ポップスのカヴァーが中心。アレンジはやや過渡期を思わせるけれど、ピクシーズがサンバをやったような近作を思わせる瞬間もあって、見逃せない。
2010.02.20
Tomoko Miyata 『Secret Of Life』 プロデュースを担当しました。

以前このblogでもレコーディング情報をお知らせしましたが、
成田佳洋がプロデュース(共同)、ライナーノーツを担当したアルバム、
Tomoko Miyata 『Secret Of Life』がバウンディより2010年3月3日に発売されます。
Tomoko Miyataはニューヨーク在住のシンガーで、自主盤を除けばこれがデビュー作。
NY在住のブラジル人ギタリスト、ホメロ・ルバンボのいわゆる「秘蔵っ子」で、ホメロには全曲のギターを演奏してもらっただけでなく、アレンジの多くも手がけてもらった。
念のため申し添えると、このホメロという人は、ダイアナ・クラール、ダイアン・リーヴス、ルシアーナ・ソウザなど、現代ジャズ・シーンのトップ・シンガーとの共演で知られる、現在最も活躍しているギタリストの一人。同時に彼はブラジル音楽シーンでも、マリーザ・モンチの数作への参加や、近年はガル・コスタとの共演で知られるトップ・ミュージシャンだ。
ライナーノーツにも書いたのだけど、元々はこのプロジェクト、ホメロのソロ・アルバムを制作するという話から派生したもの。「Tomokoを先にレコーディングするべきだよ」と、ホメロから逆にプレゼンを受けるかたちで耳にしたのが、彼女を知るきっかけだった。
その後09年2月にNYで見たライヴで、ニューヨーカーたち、多くは彼女と同世代の女性たちに受け入れられている様子をみて、不覚にも心を動かされてしまった。場所はマンハッタン・イーストヴィレッジの“Drom”。ジャズクラブほど格式ばってはいないが、ロックバンドがスケジュールの大半を占めるライブハウスほどラフな雰囲気でもない、なかなか感じのいいヴェニューだ。といっても100人も入れば文字通りパンパンになるので、名匠・ホメロを従えるにはプレミア感が高いのだが、それはともかく、Tomoko Miyataのシンガーとしてのポテンシャル、特に英語シンガーとしてネイティヴの心をつかんでいるさまには、本当にびっくりしてしまった。
そんな体験を誰かに伝えると、「日本人が本場に渡って、外国語で向こうの観衆を盛り上げるなんてすごいね」という流れに決まってなるのだが、そうした「外国語・洋楽コンプレックスの克服」というストーリーとは違う理由、もっと根源的な意味での、音楽によって胸のすくような体験として、その時間を楽しんだ。その日のリスナーは、純粋に彼女たちのサウンドと「言葉」に、あきらかに反応していた。ジェイムズ・テイラーやジョニ・ミッチェルの隠れた名曲、この時代には地味ですらあるかもしれないレパートリーが、一人ひとりの共感を呼び、言葉のワンフレーズに反応した歓声が曲間から沸き起こる、というようなことが、現代のニューヨークで体験できるとは夢にも思わなかった。僕はほとんど、この瞬間にこの街を好きになったと言ってもいいほどだ。
そんなこんなで、ほとんど成り行き上からそのままプロデュースを引き受けることになり、09年8月にレコーディング、そしてようやくリリースまで漕ぎ着けたのがこのアルバム。
ミュージック・マガジン、intoxicate、スイング・ジャーナル、CDジャーナルといった音楽誌を中心に、新人としては異例の規模でインタビューや記事が取り上げられているので、詳しくはそちらをご覧ください。特に月刊ラティーナでの宮子和眞さんの記事は読み応えたっぷりでオススメです。
それで一体、どんな音楽なの?と興味を持っていただいた方は、こちらで試聴してみてください。
Tomoko Miyata on myspace
Tomoko Miyata 『Secret Of Life』
2010.03.03 in store (Japan)
¥2,800(tax in) DDCB-13011
Released & Distributed by BounDEE
Track Listing
1. The People That You Never Get To Love (Rupert Holmes)
2. Conversa De Botequim (Noel Rosa)
3. Don't Let The Teardrops Rust Your Shining Heart (Ben Watt)
4. The Shadow Of Love (Yosui Inoue / Koji Tamaki)
5. What My Heart Does (Tomoko Miyata)
6. Tea For Two (Irving Caesar / Vincent Youmans)
7. Medley:
Caminhos Cruzados (Newton Mendonça / Antonio Carlos Jobim)
Old Mistake (Susan Werner)
8. Sambadalú (Marco Pereira)
9. Secret O' Life (James Taylor)
10. Rio Dos Deuses (Romero Lubambo)
11. Acaso (Ivan Lins / Abel Silva)
Vocal: Tomoko Miyata
All the Acoustic, Electric, Fretless Guitars and Cavaquinho Played by Romero Lubambo
Scott Colley: Bass (1, 5, 7, 10, 11)
Mark Walker: Drums (7, 10, 11)
Cyro Baptista: Percussion (1, 2, 4, 5, 7, 10)
Helio Alves: Piano (1, 7, 10)
César Camargo Mariano: Piano (6), Synthesizer and Programming (11)
David Kinderson: Piano (9), Accordion (3, 7)
Dana Tateo Leong: Cello (4, 5)
Additional Vocal: Romero Lubambo (2, 10)
2010.02.01
月刊ラティーナ2010年2月号に寄稿しました/Gilberto Gil "Bandadois"
お知らせが遅くなりましたが、現在発売中の月刊ラティーナ2010年2月号にて、
ジルベルト・ジル "バンダ・ドイス"のディスク・レビューを寄稿しました。
『声とギター ジル・ルミノーゾ』の続編的傑作ライブ盤で、
ギターの弾き語り表現に興味のある音楽ファンなら必聴の傑作です。
2010.01.30
“Twitter” はじめました。
2010.01.30
Renato Motha & Patricia Lobato “Mantra Session” with orchestra
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートが09年12月20日に行った、弦楽オーケストラとの共演コンサート動画をUPします。
レパートリーはすべて、インドの「マントラ」にオリジナルのメロディを付けた、通称「マントラ・セッション」。
ミナスの州都ベロ・オリゾンチの代表的ホール「チアトロ・セジミナス」で行われたもので、同内容のショウは今年2010年の年末にも予定されているそう。
音声が鮮明でないのが残念だけど、壮大な演奏が展開されていたことは充分に伝わります。
09年来日時のマントラ・セッション(4月26日/鎌倉・光明寺)の動画はこちら
マントラをコンセプトとしたアルバム『サウンズ:平和のための揺らぎ』
2010.01.22
ハイチ地震募金 iTunes Storeにて受付中
紹介が遅くなりましたが、ハイチ地震の募金をiTunes Storeにて受付しています。(こちらのサイトで知りました)
1/23に行われるチャリティーイベントのライブアルバム売上が各機関へ100%寄付されるほか、
今すぐアメリカ赤十字社に募金することも可能。
iTSのアカウントを持つことが必要だが、手続きは簡単で、500円から募金額を選択できる。
ハイチにはまだ行ったことがないけれど、その素晴らしさは、やはり音楽から推し量ることができる。
20才前半の頃、小規模チェーン展開している「cafe HAITI」によく行っていた。ここでいわゆる現地のポピュラー・ミュージック「ヘイシャン」がよくかかっていて、黒くて、まろやかで、びっくりするぐらいファンキーな曲がかかることも度々あった。お店の人に伺うと、
「昔この店にハイチの音楽に詳しいスタッフがいてね、そいつが作ったカセットをずっと流してるだけだから。」
ということで、アーティスト名も何もわからずじまいだった。でもそのうち、あんまりこちらがしつこいからか、奥のほうに放置されっぱなしになっていたらしいLP数枚を譲っていただいたのだった。
この店では、コーヒー豆の仕入れついでに、LPを買い付けしていた時期があるらしい。それが確か70年代末~80年代初頭ぐらいの話で、その大多数は中村とうよう氏が買い占めていったとのこと。
そんなことがあってからというもの、ずっとハイチの音楽が気になっていて、パリやNYに行く際には注意して探すようにしている。後日そんなオススメのアルバムも紹介していければと思うけれど、そこで伝わってくるポルトープランスの風景も、この地震によって一瞬にして変わり果ててしまったに違いない…。犠牲者のご冥福をお祈りします。
2010.01.12
Best Disc 2009 【All Genre】
09年は耳を通す新譜の枚数がさらに増えて、月120~150タイトルにものぼっただろうか。
そのうちブラジルものの割合はせいぜい15%、20枚程度だから、毎月毎月100枚以上、ヒップホップからクラシック、各国のトラッドや民族音楽に至る、様々な国の面白い音楽に出会ったということになる。
このblogや当レーベルに期待されているものがあるとすれば、それはやはりブラジルものに他ならないとは思うけれども、とはいえ元々色んな音楽を経由してブラジルに行きついたリスナーがほとんどだと思うので、ブラジル以外の【オールジャンル・ベスト】も5枚だけご紹介します。
ブラジルにどっぷり一直線、という人も手にとってもらえたら嬉しいです。
#1: V.A. /DARK WAS THE NIGHT
09年はよく言われるように、いわゆる“ブルックリン勢”を軸に、カナダを含めた北米のオルタナティヴが面白かった。エイズ・チャリティの名物シリーズ最新作は久々にこの界隈のアーティストがメインで、ダーティー・プロジェクターズ(+デヴィッド・バーン)に、ファイスト2曲(それぞれGrizzly Bear, Ben Gibbardとの共演)、クロノス・クァルテット、キャット・パワー&ザ・ダーティー・デルタ・ブルーズ、スフィアン・スティーヴンス、etc, etc...といつもながら聴きどころ満載。サウンドはどれも地味で荒涼としてるけど、その反面、生きた人間のぬくもりが伝わる歌声の持ち主ばかりで、全体に一貫して流れるロードムーヴィー的なストーリー性にも大いに魅了された。
DARK WAS THE NIGHT on Myspace
#2: 坂本龍一 /OUT OF THE NOISE
正直なところ、これまであまり興味が湧くことのなかったアーティストで、お勉強的に5枚ぐらい聴いたアルバムも全くピンとこなかった。あらゆるメディアで展開される露出戦略も、あまりいいイメージを抱けなかった理由の一つという気がするのだけれど、これは掛け値なしに素晴らしい一枚。現代音楽、環境音楽、ミュージック・コンクレート、エレクトロニカ、、、といったバックボーンで語れる音楽には違いないけれど、全然そんな言葉じゃ伝わらない奥行き、音の出どころの深さが感じられる。スピーカーやヘッドフォンから、こんな根源的な音を鳴らせるのか、という驚き。
#3: MOCKY /SASKAMODIE
ファイスト、ゴンザレス、そしてこのモッキーに、近頃もっとも「フレッシュさ」を感じる。これも60'sモータウン的な希望に溢れたレコード。
MOCKY on Myspace
#4: MAXWELL /BLACK SUMMERS' NIGHT
8年ぶりのアルバム、それも、相変わらずの生音ヴィンテージ志向。で、ビルボード初登場1位。それだけセックス・シンボルということなんでしょう。ニュー・クラシック・ソウル、とかいう言葉もありましたが、この人の場合、単に「ニュ-・ソウル」としたほうが雰囲気がよく伝わる(ただし、70'sニュー・ソウルの単なるレプリカではない魅力もちゃんとある)。本質的な甘さ、ほろ苦さが、既に老舗の味わいのように生きている音楽。
The Official Maxwell Youtube Channel
#5: MELODY GARDOT /MY ONE AND ONLY THRILL
語尾が少し震える感じとか、思わず耳を「そばだてて」しまう歌声に、不覚にもやられてしまった。ティン・パン・アレイ(もちろんNYのほう)の名曲みたいなクラシカル感をあらかじめ兼ね備えた楽曲も素晴らしい。交通事故から復帰するため、セラピーのために作曲を始めた、という有名なエピソードも嫌いじゃない。
MELODY GARDOT on Myspace
2010.01.03
【Brasil Best Disc 2009】 #1: Ana Costa "Novos Alvos"
あくまで自然体、等身大の女性の心情を歌いながら、本物のサンバだけが持つポエジーをものした傑作2ndアルバム。
サンバにも色々あるけど、晴れた日に口笛吹きながら、物憂い日でもとにかく海をめざして歩いていく、これはそういうサンバだ。全体に風通しがよく、伸び伸びと心地よいけれども、陰影はくっきりと深い。何よりまず優れた楽曲が揃っていて、歌声から伝わるたたずまいが美しい、というシンガーソングライター作品に求められる魅力がしっかり備わっている上に、リオの空気、カリオカの生活感が、アルバム全体を通して鮮やかに伝わってくる。
ちなみにプロデュースはアレ・シケイラで、前掲のマリーザ・モンチ、カルロス・ヌニェス作品も手掛けているキーパーソン。音響的にも新味があって、眩いなあ。フリー・ソウル的な雰囲気の1stもオススメです。
2010.01.02
【Brasil Best Disc 2009】 #2: Daniela Mercury "Canibália"
近年のダニエラ・メルクリ作品の充実度は本当に目を見張るものがあるのだけれど、ある時期にセンセーションを起こしたシンガーの例によくあるように、日本ではデビュー時のイメージが仇となってなかなか理解されていないように思える。ダニエラにとっての“仇”とはもちろん、バイーアのダンサブルなポピュラー音楽としての「アシェー・ミュージック」で、これを狭義で捉えれば「パラパラのラテン風みたいなアレ」ということになる(批判じゃないです、念のため)。このアシェーという言葉、現地ではかなり広い意味で使われる、この国特有の宗教的な言語表現の一つで、手元の辞書を開くと【オリシャ(カンドンブレ、ウンバンダなどの神)の霊力; その力が宿る物】とある。ダニエラ・メルクリの音楽を語る上で、「アシェー」を後者の意味で使うなら、これ以上ふさわしいものはない。
歌に秘められた霊性や念の強さは、まるで70年代のエリス・レジーナ(04年に発表したアコースティック編成のライヴ・アルバム『Clássica』では、エリス直系といっても過言ではないサウンドを展開してみせた)。エリスが霊媒のごとく突き抜けた歌唱の持ち主だとすれば、ダニエラは、もっと地平に近いところから、天を真っ直ぐ見上げて祈るようなストリート感覚がある。サウンド面でも、アフロ・バイーアのエッセンスをワイルドかつグローバル・モダンに昇華した超・力作。このブログをチェックされているような方は、まず全員必聴です。
2010.01.01
【Brasil Best Disc 2009】 #3: Caetano Veloso "Zii e Zie"
09年は北米のロック・カテゴリーにいい作品が多かったように思うけれども(後述)、まさかカエターノに、3ピースのロック・バンドをバックにしたこんな傑作を作られては、若い世代は出る幕がないじゃないか。
カエターノは元々ニルヴァーナが大好きで、今作ではピクシーズにも強い影響を受けているらしく、一聴すると確かにオルタナティヴ・ロックの手触りなんだけれど、同時に「サンバを超えたサンバ・アルバム」というコンセプトを元にすることで、ピクシーズがサンバをやったような本作が産まれた(いや本当に)。素をさらけ出したカエターノも魅力的だけれど、ギターのペドロ・サーを中心としたこのバンドがなんともスリリングで、ロックにおける3ピース・サウンドの歴史を塗り替える斬新さ。
メンバーは同じだが、よりロックのイディオムに拠っていた前作『Cê』がイマイチだったという人も(私がそうです)、ぜひ一聴することをオススメします。
カエターノ・ヴェローゾ公式hp/zii e zie特設ページ
※こちらで全曲聴けます。(原稿投稿時)
2010.01.01
【Brasil Best Disc 2009】 #4: Egberto Gismonti "Saudações"
あけましておめでとうございます。Happy New Year & Feliz Ano Novo!
今年もみなさまが良き音楽生活を送られますよう。
本当は旧年中に1位までupするつもりだったのだけど、やっぱりだめだったなぁ、、、
まあ、2010年もゆっくりやっていきますので、よろしくお願いします!
1位にするかどうか最後まで迷った、でも、2位とか3位っていうのは全然似合わない音楽。
ジスモンチが一般にどうイメージされているのか今ひとつ不明なのだが、ギター好きには「現代屈指のギターの巨匠」だろうし、ジャズ・ファンなら「ECMの鬼才」っていう感じだろうか。表現的にも技巧的にも飛びぬけてオリジナルな音楽なので、どう捉えればいいかわからない、というのが大方の意見かもしれない。
持論を述べれば、「現代コンテンポラリー・シーン最高の作曲家」であり、同時に、アルゼンチンでいうところのアストル・ピアソラに匹敵する存在だと、信じて疑わない。
ピアソラは、タンゴ・ファンからの評価が賛否両論激しく分かれるが、そうしたことを含めて、とにもかくにもタンゴを背負った。一方のジスモンチは、ブラジル、とりわけアマゾンの心象風景を負うている。本人がどこまでそんなことを意識しているか不明だが、そう聴こえてしょうがないのだ。クラシックから民族音楽までを横断し、アマゾンから多くのインスピレーションを受けている存在といえば、20世紀音楽の巨匠・ヴィラ=ロボスがすぐ思い浮かぶが、ヴィラ=ロボスの「アマゾン」から感じ取れる雄大さ、野趣溢れるメロディの美しさ・力強さ、といった要素を引き継ぐだけでなく、ある種の切迫した響き、失われつつあるものへの畏敬の念といったものが感じ取れるのが、ジスモンチの音楽の特徴という気がしている。現代資本主義社会への警告、なんてことを念頭に作曲しているわけではないとしても、どこかでそういった時代の空気を反映しているに違いない。
前置きが長くなったが、これはジスモンチ久々の新録作品。キューバの女性のみによる弦楽オーケストラ「Camerata Romeu」が演奏したディスク1と、実の息子アレシャンドリ・ジスモンチとのギター・デュオによるディスク2からなる2枚組。前者は『セルタンへの道 ― 混血礼賛』というサブタイトルがついているが、彼ならではの旋律と色彩感が表現された、いわば「観念としてのジスモンチ」作品。一方のギター・デュオ・サイドは、当然ながら本人の演奏を軸にしていて、より肉体的で、ドライヴ感に溢れる作品集。「Lundú」「Dança dos Escravos」といった代表曲の再演もある。ギターのヴィルトゥオーゾというイメージが強いジスモンチだけど、本人はピアニスト志向のほうがむしろ強いらしく、そのピアノが聴けないという点で最初に手に取るべき一枚かどうかは難しい点だが、傑作であることは間違いない。
2009.12.29
【Brasil Best Disc 2009】 #5: Arlindo Cruz "MTV Ao Vivo"
一世紀近いサンバの歴史のなかで、おそらく最も多くのアーティストに歌われてきたコンポーザー、アルリンド・クルス。古くはベッチ・カルヴァーリョ、比較的最近ではマリア・ヒタの目下のところの最新アルバム『サンバ・メウ』で6曲、それも新曲ばかりを取り上げられたこともあり、何度目かのピークを迎えています。これは新旧のヒット曲を自演した2枚別売りのライブ・アルバム/1枚組DVDとして発売されたもので、もう、ひたすら美メロのオンパレード。その巨漢から発せられるかん高い声で、人生の機微、泣き笑いが入り混じったメロディを歌われると、ついつい大声で歌いたくなってしまいます。男泣きするメロディ、っていうものがあるとすればこんな感じ。
2009.12.29
【Brasil Best Disc 2009】 #6: Gilberto Gil "Banda Dois"
声とギター、ふたたび。
年末ぎりぎりに間に合ったジルの新譜は、09年9月のショウを収録したCD/DVDで、自身のギターとヴォーカルに、息子ベン・ジル(ギター、パンデイロ、タンボリン)の二人だけを基本としたごくシンプルな編成。(マリア・ヒタがゲストで、亡き母エリスにジルが提供した名曲「Amor Até o Fim」を歌っているけれど、この作品においてはそれも余興ということで。)
さらに、レパートリーも2曲を除いて全て自作曲、とくれば、ありがたくもこの日本で最もヒットしたジルのアルバム『声とギター ジル・ルミノーゾ』のことが誰でも浮かぶと思うが、まさにその続編と捉えて差し支えない。しかも重複曲は1曲だけ!
サンバ、ボサノヴァ、アフロ・バイーア、レゲエ、フォーク、ブルース…といったパフォーマーとしてのサウンド変遷と、コンポーザーとしての魅力が「声とギター」に集約された、ジルにしか為し得ない弾き語り(+1)表現、心ゆくまで味わってください。
以前もこのブログで書いたけれど、時代ごとにサウンドの振れ幅が広いアーティストの宿命ゆえ、何かと誤解されることの多い代表的アーティストというイメージがある。だからこそ、最初にこうしたシンプルな編成で本質を掴んでおくと、その後の印象が全く変わってくるのでは。マッチョなイメージを持っている人ほど、新たな発見があるのではないでしょうか。
公式hpで「全曲通しで」試聴できるので、じっくり聴いてみてください。
2009.12.28
【Brasil Best Disc 2009】 #7: Marisa Monte "Infinito Ao Meu Redor"
この辺りから、どれが1位でもおかしくない傑作揃い。ちなみに順位は、シンプルにおすすめ順です(開かれた音楽ファンのための)。
マリーザ・モンチの最新ライブDVD+CDというフォーマットのこのアルバムは、2006~07年にわたって行われたツアーを収めたもので、来日公演時にも披露されたレパートリーが収録されている。2006年に発表された2枚のアルバム『私の中の無限』(通称:ポップ盤)、『私のまわりの宇宙』(通称:サンバ盤)のレパートリーが中心で、特に『私の中の無限』は、マイ・ブラディ・ヴァレンタイン『Loveless』以来の革命的ポップ・レコードだと思っている。発売当時、他にそんなことを言う人は一人もいなかったので、自分だけの感想かと思っていたのだけれど、2007年の来日時にintoxicate誌にそのことを書いたら思わぬ反響をいただいた(下記に転載するので、ご興味のある方はご一読ください)。この原稿執筆から4年経とうとしている今も、この『私の中の無限』、さらに2007年の来日公演の風評は全く風化していない。
と、前作のことばかりになってしまったが、名曲「Alta Noite」の素晴らしい再演もあり、ファンは必ず手にして欲しいライブ作品です。マリーザの最初の一枚がこの作品でももちろんOK!
○
"It set a new standard for pop. It's the vaguest music ever to have been a hit”―ブライアン・イーノが、マイ・ブラディ・ヴァレンタインの名曲「Soon」について語った有名なセリフである。マリーザ・モンチ6年ぶりの新作『私の中の無限』、通称[ポップ盤]を聴いてすぐに思い起こしたのがこの言葉であり、「Soon」を収録したMBVのアルバム『Loveless』を初めて聴いたときの、得も言われぬ感覚だった。
むろん、この2作に直接的な関係があると言いたいわけではない。だが、なにか新種のポップ・ミュージックが生まれ、シーンにインパクトを与えた例として、ひたすらに審美的な世界観、抽象的な(イーノは“vague”と表現したけれど)サウンドでこれを成し遂げた作品はそう多くない。まさかそのような体験を、ほかならぬマリーザのアルバムですることになると誰が予想しただろう…。けれど、もちろん、布石はちゃんとあった。
88年のデビュー以来、発売したアルバムは全て50万枚以上のヒットを生み、ブラジル屈指の人気を誇るマリーザ・モンチ。メロディの故か、または声の力か、不思議に判別しがたく存在する音律の美しさが何よりの魅力だが、これと溶け合い、絡み合うような本作のアレンジが凄い。ギター、ベース等のレギュラー・セットに加え、自身のウクレレ、スティール・ギター、タブラといった独創的な編成に、フィリップ・グラス、ジョアン・ドナート、デオダートという3人のマエストロが管弦の指揮を揮ったサウンドは、ヒット・チャートのトップを飾る音楽としてはあまりに幻想的で、浮遊感に溢れたものだ。だが思えば、マリア・カラスのようなオペラ・シンガーを目指していた時代もあったと聞くし、3作目の『ROSE AND CHACOAL』以降は、ストリングスや管のクレジットも増え、シンフォニックな音響を重視する傾向にあった。前作までのプロデュースを務めたアート・リンゼイをはじめ、坂本龍一、ジョン・ゾーン、マーク・リボーといったNY前衛シーンの面々とも常に交流があったし、今振り返ると、ほとんどどんな高度な音楽を具現化してもおかしくないではないか!
一方、同時発売された『私のまわりの宇宙』では[サンバ盤]という通称どおり、一世紀近い歴史を持つサンバにフォーカスした内容。メロディや詩世界にも独特の美学を持つこの音楽を、通常サンバには使われないハープやアナログ・シンセ類、テルミンやヒューマン・ビートボックスまでを導入、斬新だが軽やかに再生してみせた。
さてそんなマリーザの15年ぶりの来日公演だが、ブラジル・ツアーと同メンバーによる10人編成で、管弦カルテットを含む万全の布陣が決定。このメンバーでは上記の2作だけでなく、トリバスタスや初期の作品も演奏しているとのこと。レコード発売時以外はライブをあまり行わず、本国ではチケット入手の難しさで知られる彼女だけに、これを逃すと、次はいつになることやら…?
2009.12.26
【Brasil Best Disc 2009】 #8: V.A. "O Baile Do Simonal"
1960-70年代に活躍した“サンバ・ソウル・エンターテイナー”、ウィルソン・シモナル。レアグルーヴ以降、この日本でも再評価熱が高まったシンガーの一人でもある。その実の息子たちで、それぞれソロ・アーティストとして活躍するウィルソン・シモニーニャとマックス・ヂ・カストロが中心となり、豪華ゲストを招いて亡き父に捧げたトリビュート・ライヴ・アルバムがこれ。そういえばこのウィルソン・シモニーニャとマックス・ヂ・カストロも、00年代前半頃には渋谷系アーティストからレコメンドされることも度々あった。
日本やイギリスと同じく、いやひょっとするとそれ以上に、サンパウロやリオの人々は70年代のアメリカン・ソウル・ミュージックが好きなようで、現在進行形のポップ・ミュージックの中にもそのエッセンスを感じる機会は多い。歌が好きで、パーティー好きな国民性を考えれば納得のいく話ではある。ピアノを中心としたスウィングするバンド、ホーン・セクションをバックに、気分はSamba SOUL TRAIN!サンバを消化したリズム・アレンジに、優れたソウル・ミュージックだけが持つ、圧倒的にポジティヴなヴァイブが流れてます。この、60年代のモータウンのレコードにあったような希望に溢れた音、これがこのアルバムの一番の魅力かも知れない。パーティーにも重宝しますよ!
01. País Tropical / Seu Jorge
02. Carango / Samuel Rosa
03. Nem Vem que Não Tem / Marcelo D2
04. Mamãe Passou Açúcar em Mim - Mart´Nália
05. Aqui é o País do Futebol / Wilson Simoninha
06. Meia-Volta - Rogério Flausino
07. A Tonga da Mironga do Kabuletê - Fernanda Abreu
08. Meu Limão, Meu Limoeiro - Max de Castro
09. Está Chegando a Hora - Diogo Nogueira
10. Na Galha do Cajueiro - Péricles & Thiaguinho
11. Vesti Azul - Roberto Frejat
12. Que Maravilha - Maria Rita
13. Mustang Cor de Sangue - os Paralamas do Sucesso
14. Balanço Zona Sul - Sandra de Sá
15. Terezinha - Orquestra Imperial
16. Lobo Bobo - Ed Motta
17. Remelexo - Caetano Veloso
18. Sá Marina - Alexandre Pires
19. Zazueira - Lulu Santos
2009.12.25
【Brasil Best Disc 2009】 #9: V.A. "Nego"
アメリカン・スタンダード、それもジャズのレパートリーとして広く知られるレパートリーを中心に、MPBオールスターズが「ポルトガル語で」カヴァーした作品。
そんな本作のコンセプトを耳にした時点で早くも興味を失ってしまう向きには、こう説明するのがいいかもしれない――これは、この半世紀に渡って大量に生み出されてきた「ボサノヴァ曲の安易な英語カヴァー」に対する意趣返し、反撃なのだ、と。
曲目と参加アーティストは下記を見ていただくとして、何より、これは実質的にジャキス・モレレンバウンのアルバムなんである。プロデュース(Carlos Rennó、Moogie Canazioと共同)、全曲のアレンジを担当しているほか、チェロも演奏している。チェロに関しては、一人オーケストラ状態のダビングで臨んだ曲もいくつかある。
ジャキスといえば言わずもがな、カエターノ・ヴェローゾの音楽監督として、また晩年のアントニオ・カルロス・ジョビンの音楽的パートナーとしての仕事が何といっても有名だが、それら作品群のファンならまず外さない「流麗で」「高貴な」絶品の内容だ。スタンダード集としてリラックスして聴ける作品には違いないけれども、時おりジャキスの演奏に一抹の狂気を感じる瞬間があって、本気度が伝わってくる。
ガル・コスタの歌う“My Romance”、エラズモ・カルロスの“Summertime”あたりだと原曲にすぐ気付くけれども、多くの曲はブラジルの楽曲に聴こえてくるから面白い。
名演揃いだけど、セウ・ジョルジの“Strange Fruit”は鬼才としかいいようのない最高の仕上がり。モレーノ・ヴェローゾの“How Deep Is The Ocean”も美しい。
01. MEU ROMANCE
(MY ROMANCE)
Gal Costa
02. INQUIETA, TONTA E ENCANTADA
(BEWITCHED, BOTHERED AND BEWILDERED)
Maria Rita
03. TÃO FUNDO É O MAR
(HOW DEEP IS THE OCEAN)
Moreno Veloso
04. VERÃO
(SUMMERTIME)
Erasmo Carlos
05. ESTAVA ESCRITO NAS ESTRELAS
(IT WAS WRITTEN IN THE STARS)
Emílio Santiago
06. NEGO
(LOVER)
Paula Morelenbaum
07. SÁBIO RIO
(OL' MAN RIVER)
João Bosco
08. FRUTA ESTRANHA
(STRANGE FRUIT)
Seu Jorge
09. TENHO UM XODÓ POR TI
(I'VE GOT A CRUSH ON YOU)
Elba Ramalho / Dominguinhos / João Donato
10. QUERIA ESTAR AMANDO ALGUÉM
(I WISH I WERE IN LOVE AGAIN)
Ná Ozzetti / Wilson Simoninha
11. O HOMEM QUE PARTIU
(THE MAN THAT GOT AWAY)
Luciana Souza
12. MAIS ALÉM DO ARCO-ÍRIS
(OVER THE RAINBOW)
Zélia Duncan
13. NATAL LINDO
(WHITE CHRISTMAS)
Olivia Hime
14. MEU ROMANCE
(MY ROMANCE)
Gal Costa e Carlinhos Brown
Jacques Morelenbaum on MySpace
★Moreno Veloso "TÃO FUNDO É O MAR (HOW DEEP IS THE OCEAN)" のみ聴けます(投稿時)。
2009.12.23
【Brasil Best Disc 2009】 #10: Carlos Núñez "Alborada do Brasil"
今年のブラジルはビッグネームの充実作が多かったこともあり、いつにも増して「豊作」との声がよく聞かれた。来日公演もそこそこあったし、ファンにとって記憶に残る一年だったのでは。
でも、現場で聞くそんな声と相反するように、日本盤のCDリリースは激減。ということはこうした音楽が宣伝される機会がかなり減っていることを意味するわけで、これについてはレーベルとしても音楽ライターとしても、もっと頑張ります、というひと言に尽きますが…。会社としても、いち音楽ファンとしても、自分の好きなものがこの世から失われてしまうことのないように尽力していければと思っております。(固っ!)
そんなことを書いたのも、ミュージック・マガジン2010年1月号のベスト・アルバム企画で、「ブラジルの新録にあまり面白いものがなかった」なんて未だに書かれているのを目にしたからでした。当誌は毎年のように、この年末企画で同じ趣旨のことを発表し続けているのだけれど、仮にいちライターの(今号では原田尊志さん)嗜好でそう思ったとしても、音楽ファンの間での高い評判が公に伝わっていれば、編集者だってこうした記事の掲載については考慮せざるを得ないだろう。(それにしても、「ラテン」というカテゴリーを独立させたうえでのこの発言では、雑誌としての編集意図に?が浮かばないだろうか。)
ようするに、認識不足の問題なのだ。その魅力を知る人たちが、こうした風評を吹き飛ばしていくしかない。
ということで、前置きが長くなりましたが、2009年のベスト・ディスクです。
みなさまの音楽生活に活力をもたらす、いずれもエモーショナルな作品揃いです!
○
Carlos Núñez "Alborada do Brasil"
カルロス・ヌニェスはガリシアのパイプ奏者で、ケルト音楽界のスター・プレイヤーの一人。どこがブラジルやねん!とのツッコミが聞こえてくるけれど、これが近年稀に見る超大作で、あえてこちらで紹介したい。
率直に言ってこの人の作品は今までどれもピンとこなかったのだが、プロデュースにアレ・シケイラやマリオ・カルダートJr.を、さらにゲスト・プレイヤーにアドリアーナ・カルカニョット、カルリーニョス・ブラウン、レニーニ、フェルナンダ・タカイ、カシン、ジャキス・モレレンバウン、ヤマンドゥ・コスタ、ドミンギーニョス、etc...を迎えたブラジル録音と聞けば、どうしたって聴かないわけにはいかない。
カルロスはこのアルバムで、ガイタ(ここではハーモニカではなく、ガリシアのバグパイプのほう)だけでなく、フルートやホイッスル、オカリナなど様々な木管を使い分けているのだけれど、それらをあくまでガリシアン・ケルティック節で吹ききっているのがこのアルバムの面白いところ。本人のオリジナルと共に、カルトーラの“Alvorada”、ミルトン・ナシメントの“Ponta de Areia”のように、ブラジルのリオやミナスの風土が連想される曲をカヴァーしているのだが、既知の感覚と未知の色彩感が交差する、何とも摩訶不思議な印象を残すのであった。
ラティーナ11月号のインタビュー記事によると、ガリシアとブラジルは、言語的にも人種的にも類似点が多く、特にバイーアには多くのガリシア移民が住むという。彼の説によれば、ブラジル音楽のメロディにはバグパイプの影響が見られるという。また彼の曾祖父は、サンバの源流のひとつとも言われる舞曲のスタイル「マシーシ」を作り出した人物だった、とも。摩訶不思議、と言ってみたけれど、19世紀のブラジル音楽には、意外とこんな雰囲気があったのかもしれない、そんなことを思わせたりもする。プロデューサーのアレ・シケイラとマリオ・カルダートといえば、マリーザ・モンチの最近作を担当した制作陣で、極めて現代的なポップス作品に仕上がっていることはもちろんなのだが、同時に19世紀の、希望に満ち溢れた、輝かしい響きまでをもパッケージしたかのような仕事ぶりにも、魔力を感じる。
色んな音楽を聴けば聴くほど、やっぱりブラジル音楽は面白い。
2009.11.10
Renato Motha & Patricia Lobato “Mantra Session”
今年(2009年)4月26日、鎌倉・光明寺にて行った、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートのライブ映像(ダイジェスト)をUPします。
浄土宗の大本山であり、徳川家康が定めた関東十八檀林の第一位にして、
国指定重要文化財でもあるこのお寺の本堂で行った「マントラ・セッション」。
このインドの聖句マントラにオリジナルのメロディを乗せ、演奏する――。
そんな彼らのもう一方のライフ・ワークを体験してもらう上で、特別な機会を持てたのでは。
と、ご来場いただいた方はもちろん、関係各位に深く感謝しております。
ライブの前にはマントラ講師の木下阿貴さん(STUDIO JYOTI)によるセレモニーも30分ほどフィーチャー、
簡単なヨガのポーズの実践も交え、それからライブに入る、そんな異色の展開も好評でした。
(当日のレポートはroot cultureのブログもご参照ください。)
共演の沢田穣治(contrabass)、ヨシダダイキチ(sitar)両氏の演奏も素晴らしく、
またこのメンバーでの公演を実現したいと切に願っております!
YouTubeを基準にして「ライブに行くのを躊躇した」アーティストに、
実は当たりがものすごく多い、という経験が個人的にかなりあるので、
あまり知らないアーティストをチェックするのには向かないメディアかな…
と、常々思ってきたのですが。
一目見ていただきたい光景ということで、ご覧下さい。
2009.10.25
2009.11.8 イベント“Comigo” @青山 蜂
東京/神奈川エリアのブラジル系有名DJが(ほぼ)全員集合!ライブやフードもあります。
日曜日の早めの時間帯ですので、オールナイトはちょっと……という方も是非。
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comigo - só música brasileira
Date:
2009.11.8 (sun) 17:00-23:30
Location:
青山蜂
Charge:
door: 2,500yen(w/1drink)
with Flyer: 2,000yen(w/1drink)
DJs:
石亀政宏(disk union)
稲葉昌太(Rip Curl Recordings)
Willie Whopper (Aparecida)
大島忠智(IDEE Records)
onihey! (W.L.A.A/mv)
KTa☆brasil (Bonita Vida/"Carioca Brothers")
五代目(Sangue Bom!!)
宿口豪(Bar Blen blen blen)
高木慶太
高橋稔(GO Temba)
Tatz(mv)
doB(mv)
中原仁(J-WAVE “SAUDE! SAUDADE...”)
中村智昭(MUSICAANOSSA)
成田佳洋(NRT/Samba-Nova)
nori(mv)
haraguchic(Samba-Nova/communication!)
伏黒新二(Musica Locomundo)
pooh(mv)
堀内隆志(cafe vivement dimanche)
松崎展久(communication!)
Live act:
伊藤亮介ソロ(大洋レコード/beakers f.j.)
Zamba bem
pagode de mesa(brasilian acostic samba)
mocidade north ground
VJ:
gsk(mv)
Brasilian Foods:
Bar Blen blen blen (shibuya)
「comigo」=「TOGETHER」。
その名の通り、東京で夜な夜な繰り広げられている
先鋭的なBRASILパーティ、DJ陣、パフォーマー達が遂に集結!
青山蜂の3フロアから縦横無尽に溢れ出すブラジリアン・グルーヴの大洪水が
鋭角に脳天を直撃するスペシャルナイト。
ブラジル音楽フリークも、そうじゃない人もこの夜を見逃すな!
2009.10.15
『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』 intoxicate誌に紹介されました。
タワーレコード発行の音楽誌“intoxicate”10/10発行号にて、
『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』が記事として取り上げられています。
執筆者はbar bossaの林伸次さん。
先日このblogでも少し書いたけれど、ピアニストの中島ノブユキさんの名盤『エテパルマ』の構想は、このジョビンのアルバムから生まれたのだそう。林さんらしく、バーのお客さんとマスターの会話を通して、この『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』の魅力について語られる楽しい文章です。
他にも色んなメディアがこのアルバムを紹介してくれることになっているけれど、なかでもこの記事はダントツで面白かったです。エピソードを交えた柔らかい文章で、色んな視点を発見できる文章なので、ぜひご一読を。誌面としても日本の音楽誌では1、2を争う充実度ではないでしょうか。
2009.09.29
2009.10.7 Release:
アントニオ・カルロス・ジョビン『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』
blogページを直接bookmarkに登録している方が多いようなので、こちらでもお知らせします。
1990年、晩年のジョビンがヴィニシウス・ヂ・モライスの没後10年を記念した際のライヴ音源『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』を10月7日にNRTよりリリースします。
もともと2000年に、日本でもユニバーサルから国内盤として発売されていたものの、ここ数年は廃盤になっていた。ブラジル音楽好きの日本人アーティストもよくフェイヴァリットに挙げる一枚で、個人的にもジョビンの全作品中でも3本指に入る名盤だと思っている。
商品の基本情報的なことは重複するのでここには書かないけれど、ジョビンのアルバムの中でも特別の位置を占めるこの作品について、少し触れておきたい。
まず、レパートリー。ほぼ全曲でヴィニシウスの作品を取り上げた、ジョビンにしては珍しい企画盤とも言える作品で、音源を管理している遺族の手により、ジョビンの死後数年を経て発表されたという経緯がある。日本では「ボサノヴァ詩人」としてのイメージが強すぎて、それ以上のことは語られる機会もあまりないヴィニシウスだが、メロディメイカーとしての魅力に光を当てたアルバムでもある。ジョビン=ヴィニシウスのコンビによって量産されたボサノヴァ・スタンダードの多くは、ジョビン=作曲、ヴィニシウス=作詞という分業のイメージで語られることが多いけれども、実は作曲面においてもヴィニシウスによるところが多いのでは、という仮説もあって、「ユリディスのワルツ」を筆頭に、ヴィニシウスが単独で作詞作曲した数曲を聴いていると、それも自明なことと思えてくる。(ちなみに出版社に登録された情報では、ヴィニシウスが作曲者としても登録されたジョビンとの共作曲も結構ある。)
演奏のほうも、晩年のジョビンと公私をともにしたバンド「バンダ・ノヴァ」から選抜された室内楽編成で、特にジョビン自身によるエモーショナルなピアノ、ジャキス・モレレンバウンの官能的なチェロは、ジョビン・ミュージックの最高の瞬間を記録しているはずだ。坂本龍一とジャキス/パウラ・モレレンバウンのユニット「Morelenbaum2/Sakamoto」の作品など、このアルバムをアレンジのベースにしたと推測されるアルバムもチラホラある。ちなみに、現在の日本のポップ・シーンを代表するピアニスト、中島ノブユキさんもこのアルバムを熱烈に支持する一人で、Bar Bossaの林さんから非常~に面白いエピソードを聞いたのだが、この話はまた。
ボサノヴァという言葉のイメージを凌駕した、ジョビンの世界を聴いてください。
2009.09.21
UNIQue the RADIO 放送終了のお知らせ
ラジオの新しい形を実現すべく文化放送が開局、インターネットラジオと携帯端末で聴けるデジタルラジオの同時放送を行ってきたUNIQue the RADIOが、10月5日午前1時をもって放送終了することになった。
特にインターネットでの聴取により、日本全国ネット環境さえあればどこでも高音質で聴ける、というインフラ面でのメリットもさることながら、音楽ファンを唸らす真摯な番組が揃っていただけに残念でならない。
『radio Samba-Nova』というブラジル音楽番組の企画/制作/出演を2008年4月から1年間、そして2009年の4月からは番組『Bar Bossa』の1コーナーとして引越するかたちで半年間お世話になってきたほか、サラーム海上さんの『ORIENT EXPRESS』、雑誌イントキシケイトがプロデュースする『radio intoxicate』など、個人的にも愛聴してきた番組に呼んでもらったり、短い期間だったとはいえ思い出は尽きない。
自分が担当した『radio Samba-Nova』では、ジルベルト・ジルをはじめ、多くの来日アーティストにインタビューやライブ収録で出演してもらったり、また音楽番組にも関わらず、折からの不況で社会問題化したブラジル移民の雇用問題を特集したり、ほんとにいい経験をさせていただきました。企画を自由に受け入れ、共に作り上げてくださった番組・局スタッフのみなさん、ありがとうございました。おつかれさまでした!
そして何より聴いてくださったリスナーのみなさんにお礼を申し上げたいと思います。近いうちにまたお会いしましょう! Até mais!!
ちなみにBar Bossa最終回は特別編、渋谷のリアル店舗に3人のマスター(Bar Bossa, Bar Blen blen blen, barquinho)、長洲あきなさん、成田佳洋が集合してフィナーレを飾ります。ゆるいフィナーレです。。
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

“Bar Bossa”最終回放送日
9/24(木) 12:00~14:00、18:00~20:00
9/26(土) 24:00~26:00
2009.09.08
PARTIDEIROS DO CACIQUE Japan Tour 2009
フンド・ヂ・キンタルを輩出したサンバ処として知られるカシッキ・ヂ・ハモスから、
今年CDデビューした“パルチデイロス・ド・カシッキ”。
フンドの弟分グループとして注目される6人組の来日公演が決定しました。
ゼカ・パゴジーニョ、アルリンド・クルスらの寵愛を受ける彼らのホーダ・ヂ・サンバが聞ける貴重な機会です。
日程は9月11日~22日、全国6箇所での公演。
9/17の東京公演はバランサがゲスト出演、成田佳洋もDJで参加させていただきます。
パルチデイロス・ド・カシッキ ジャパンツアー2009 東京公演
9月17日(木)@ EATS and MEETS Cay (SPIRAL B1F)
■ 開場 18:30 ~ DJ Time
■ 開演 20:00
■ 入場料
前売 3,500円 税込
当日 4,500円 税込
※ 1ドリンク別オーダー
※ オールスタンディング
公演詳細はこちら
2009.08.24
Affonsinho & Joyce
さる8月16日、アフォンシーニョとジョイスのジョイント・コンサートが、ミナス・ジェライス州都ベロ・オリゾンチのParque Municipalで行われた。ここはベロ・オリゾンチ市街のいわば「セントラル・パーク」。敷地内にはちょっとした遊園地なんかもある。週末には公園脇に蚤の市がたつので、ベロ・オリゾンチ観光の際は足を伸ばしてみては。
ちなみに今アフォンシーニョは新作のレコーディング真っ最中で、前作『ベレー』の延長線上にあるポップな内容、とは本人の談。前作はブラジル以外で活躍されている識者の方々からも好評で、シンガーソングライターとしての力量の高さが証明された傑作だと思っている。夏の終わり~秋にかけて聴いてもまたいい感じです。
2009.08.17
Cesar Camargo Mariano × Romero Lubambo × TM
NY在住のとある日本人女性シンガーのプロデュース依頼を受け、今年2度目のNY出張中。
マンハッタン、チェルシーのちょっと北側にあるクリントン・スタジオに籠もって朝から晩までレコーディングしているのだが、このメンバーが面白い。
まず彼女を発掘した張本人で、演奏はもちろん、アレンジ・選曲を含むミュージック・ディレクションを担当しているギタリスト、ホメロ・ルバンボ。最近ではダイアナ・クラールなど、ジャズ・シーンでも活躍するブラジル有数のテクニシャンだが、個人的にはホメロといえば、マリーザ・モンチ『アモール、アイ・ラブ・ユー』など、シンガーの魅力を引き出す歌伴アプローチが最高のプレイヤーだと思っていて、その資質をいかんなく発揮してくれた。
他にもジョイスの近作のレコーディングで知られるピアニストのエリオ・アルヴェス、Tzadikからの新譜も面白かった鬼才パーカッショニスト、シロ・バチスタに、1972年以降のエリス・レジーナのほぼ全作品のアレンジを手掛けたセーザル・カマルゴ・マリアーノの参加と、豪華なメンバーが勢揃い。
写真はセーザル、ホメロ、主役シンガーとのトリオのもの。「ペギー・リーのような美しい声だ」と感激したセーザルが、アメリカン・スタンダードをやりたいと急遽提案し、譜面はもちろん歌詞カードもないなかリハーサルしている場面。今回レコーディングしたどのトラックにも言えることだが、その後2テイクでOKを出してしまったこのシンガーの詳細については、また後日報告します。
2009.06.16
2009.7.20 イベント“MUSIC SPIRAL” @EATS and MEETS Cay
すでにパウラ・リマのライブ会場などで先行告知済みですが、
パーティーとしてのSamba-Novaも参加する、この夏いちばん楽しみなイベントが決定!
7/20の海の日の予定はこちらで!
SPIRAL RECORDS + NRT presents
MUSIC SPIRAL vol.1 "Brasil 海と音楽"
http://www.spiral.co.jp
http://www.nrt.jp
2009/07/20 (月・祝) 海の日
@EATS and MEETS Cay (南青山 / SPIRAL B1F)
#1 WORKSHOP 16:00~
「この夏、海に連れていきたいブラジル音楽」
ナビゲーター: 中原仁
#2 SPECIAL LIVE
naomi & goro
#3 DJ EVENT 17:30~
「Samba-Nova」
DJs: 成田佳洋(NRT)、宿口豪、haraguchic、中原仁
Guest DJ: 橋本徹(SUBURBIA)
Brasilian Food: Bar Blen blen blen
CHARGE:
WORKSHOP / SPECIAL LIVE / Samba-Nova 共通チケット ¥4000 ※定員あり / 予約可
Samba-Novaのみご入場のお客様 ¥3000
SPIRAL RECORDS今夏のキャンペーン"Brasil 海と音楽"を記念したスペシャル・イベントが開催!
ジャンルや年代の枠を超え、新鮮な音楽をワールドワイドにセレクトするCD&レコードショップ SPIRAL RECORDS。ブラジル音楽を軸に展開する今夏のキャンペーンにあわせ、盛りだくさんのイベントを開催致します。
日程は7月20日(月・祝)海の日、会場は南青山 / SPIRAL B1F Cay。
放送21年目を迎えたブラジル音楽のラジオ・プログラムSAUDE! SAUDADE...(J-WAVE)のプロデューサー、中原仁による"この夏、海に連れていきたいブラジル音楽"をテーマとしたワークショップに、
7月8日に新作をリリースするnaomi & goroのスペシャル・ライブ、
そして東京のブラジル音楽シーンを代表するDJイベントSamba-Novaが同日開催!
共通チケットのお問い合わせ / ご予約
電話でのご予約 : SPIRAL RECORDS 03-3498-1224
メールでのご予約 : sea-brasil@spiral.co.jp
ご予約開始 : 7月1日 AM11:00 ~
● メールでのご予約の際には、来場をご希望なさるお客様のお名前をカタカナ・フルネームでお書き添えください。ご予約が可能であるか、ご返信差し上げます。
● ご予約はお1人様につき、2名までとさせて頂きます。
● 定員に達し次第、ご予約を終了させて頂きますので、ご了承ください。
● 定員に達しますと、当日の共通チケットの販売はございません。確実にご入場をご希望のお客様には、早めのご予約をお勧め致します。
SPIRAL RECORDS "Brasil 海と音楽" キャンペーン
SPIRAL RECORDSでは7月1日から8月8日まで、 "Brasil 海と音楽" キャンペーンと題し、naomi & goroの新作『Bossa Nova Songbook 2』と、関連グッズ(徳島のaalto coffeeが特別に焙煎した『Bossa Nova Songbook 2 Original Brend』コーヒー豆等)を中心に、中原仁、伊藤ゴロー、成田佳洋が"この夏、海に連れていきたいブラジル音楽"テーマにセレクトしたCDや、雑誌+81 VOYAGEブラジル特集に掲載された写真の展示、その他ブラジル関連書籍等を店頭にコーナー展開いたします。
お問い合わせ : 03-3498-1224
2009.06.15
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ツアー・レポート
2009.06.01
Paula Lima “SAMBA CHIC in Japan”
パウラ・リマの来日公演まで、気づけばあと2日。
パフォーマーとしての存在感と、「サンバ・ソウル」という一言だけでは語り尽くせぬシンガーとしてのキャパシティを証明したCD&DVD “SAMBA CHIC”のフォーマットでの今回のライブは、本当に楽しみの一言。
一人でふらっと立ち寄ってももちろん楽しめるけど、気になる異性や同性に声をかけて、または大勢で詰め掛けても、相当愉快な一晩(or 二晩)になることでしょう。
今日(正確には昨晩)、渋谷Bar Blen blen blenで行われた、ライブ映像と音源OAによるワークショップ「パウラ・リマ予習会」でも中原仁さんが言われていたとおり、USブラックミュージック・フリークこそ必聴です。
では水曜日に。 Quero ver você no baile...♪
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『シンセラメンチ』ライナーノーツを担当したドレッド店主こと宿口豪(左)、
ナビゲーターの中原仁さん(右)
来日情報
スタジオ最新作『シンセラメンチ』
2009.05.11
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2009 終了
2009.04.19
Uma Vez em Yamagata
昨日4月18日、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートによる日本で初めてのコンサートが無事終了した。
会場は山形の景勝地、山寺にある馳走舎。ステージの向こうには満開の桜、そして上部には山寺の史跡が垣間見える、まるで絵画のようなロケーション。
写真はリハーサル時、午後4:00頃のもの。開演少し前から徐々に夜のとばりが下りて、そこから静かにショウが始まった。山寺の夕闇のなかで、ライトアップされた桜が背後に浮かび上がっている…この公演を主催した山形ブラジル音楽普及協会の演出には、アーティスト本人からも「完璧以上」との言葉がもれていた。
音響的にもスピーカーの存在を意識させない最高のセッティングで、耳ではなく、感性に静かに訴えるタイプの彼らの音楽と、オーディエンスの感受力を見事につないでいた。終演後、東京近郊や東海方面のお客さんからも声をかけていただいたが、一様にこのシチュエーションには驚きを隠せない様子。
ちなみに本公演の曲目リストはツアー終了後にアップします。
最新作『ジョアンに花束を』からの曲はもちろん、今でも人気の高い『ドイス・エン・ペソア』『プラーノス』からのあの曲、この曲も!
4/16にこちらにアップした日本到着時の記事は「実物のほうが断然カッコいい」「写真が悪い」との山形のファンからのクレーム(?)を受け、削除しました…。
2009.04.12
予約券/当日券の販売について
いよいよ今週末、4/18(土)からスタートするヘナート・モタ&パトリシア・ロバート来日公演。
各会場とも、予約券が完売/または残り少なくなってきました。
販売状況をこちらにアップしていきます。
ツアー全体の詳細はこちらをご覧下さい。
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4/18(土) 山形 山寺風雅の国 馳走舎
★座席分のチケットは完売しました。立ち見分のみ予約販売中。
★予約詳細/当日券に関するお問合せ:
山形ブラジル音楽普及協会
4/24(金) 舞浜 Club IKSPIARI
★予約券販売中
★ご予約に関するお問合せ:
Club IKSPIARI
TEL: 047-305-5700 (受付時間10:00~18:00)
4/25(土) 鎌倉 cafe vivement dimanche
★座席分のチケットは完売しました。立ち見分のみ予約販売中。
★予約詳細/当日券に関するお問合せ:cafe vivement dimanche
TEL: 0467-23-9952
4/26(日) 鎌倉 浄土宗大本山 光明寺 大殿(本堂)
ブラジル/インド/鎌倉
~ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート マントラ・セッション~
★予約券は完売しました。
★当日券は50枚程度販売予定(立ち見となる可能性もございます)
★当日券に関するお問合せ:
NPO法人ルートカルチャー
4/29(水・祝) 東京・表参道 EATS and MEETS Cay
1st 17:30開場 / 18:30開演
2nd 20:30開場 / 21:30開演
(2ステージ・入替制)
★予約券販売中
★チケット販売:
ローソンチケット [Lコード:75911]
Spiral Records Tel: 03-3498-1224
※席数に限りがございます。立見となる可能性もございますので、ご了承下さい。
2009.04.12
オープニングDJ参加決定のお知らせ
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート来日公演中の下記2会場にて、オープニングDJの参加が決定しました。
いずれも以前よりヘナートとパトリシアの音楽をサポートし続けている方ばかり。公演前のひとときを盛り上げてくれるはず!
4/24(金) 舞浜 Club IKSPIARI
中村智昭(MUSICAÄNOSSA)
石亀政宏(disk union/Samba-Nova)
4/29(水・祝) 東京・表参道 EATS and MEETS Cay
山上周平(Spiral Records)
haraguchic(Samba-Nova)
ツアー全体の詳細はこちらをご覧下さい。
2009.04.07
予約完売!ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート/鎌倉・光明寺公演
「ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2009」ツアー全体のイベント詳細を “Topics”のほうに掲載し直しました。(ブログを更新すると見づらくなるため)
先週末から予約ペースが上昇中、一足先に4/26(日)鎌倉・光明寺の公演が予約完売となったほか、4/18(土)の山形公演も、前売チケットは新星堂山形駅ビル店(TEL:023-628-1285)に若干数残るのみ。4/25(土)鎌倉 cafe vivement dimancheでの公演予約もここ数日が勝負どころです。
まだご予約されていない方、急いでください!
鎌倉・光明寺の当日券販売に関してはこちら(NPO法人ルートカルチャー)をご確認ください。
ちなみに画像は、ツアー中唯一のマントラ・セッションとなる本公演のフライヤーです。
2009.03.31
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート/推薦コメント
いよいよヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの初来日まであと二週間ほど、
刻一刻と迫ってきた。
これまでに色んな方が彼らの推薦コメントを寄せてくださっているのだけれど、
新たに加わる二つのコメントを紹介したい。
勝手な空想だけど、邪心のなさがルックスからも伝わってくるお二人とは、
ヘナート&パトリシアもすぐに共振するはず、そんな気がする。
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こんなに優しいブラジル音楽があるなんて!!
素晴らしい朝日や、嵐の後の輝かしい夕日を見たときの
感動を音で表現したような、心に響く音楽です。
SHIHO(モデル)
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布のくつを洗いながら、流している。
手をうごかすほど、どんどん白くなる。
こころは、きれいにすることだけ。
洗い終えたいま、とても清々しい。
瞑想の時をくれた、お香のかおりがするデュエット。
青柳拓次(アーティスト)
※アルバム『サウンズ:平和のための揺らぎ』に寄せて
2009.03.03
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2009
―NRT presents―
レーベル設立5周年記念企画
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2009
RENATO MOTHA & PATRICIA LOBATO Japan Tour 2009
ボサノヴァ以来の“詩的体験”。
今もっとも良質で洗練されたブラジル音楽を奏でるデュオ、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートによる初来日公演が決定。
企画・制作: NRT
協力: ラティーナ
後援: 文化放送 UNIQue the RADIO
※チケットのご予約については、各会場/プレイガイド/予約窓口までお問合せ下さい。
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4/18(土) 山形 山寺風雅の国 馳走舎
※座席分のチケットは完売しました。立ち見分のみ予約販売中(4/12現在)
18:00開場 / 18:30開演
4,000円/当日4,500円(共に税込)
出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar
パトリシア・ロバート - vocal, percussion
チケット販売所:
VigoFM、新星堂山形駅ビル店、新星堂カルチェ5仙台店3F、Espresso、Bar Saudade、Rough roLL、cafe kacho-fu-getsu、えんどう本店
会場:
山寺風雅の国 馳走舎
山形市大字山寺南院4224
JR仙山線山寺駅より徒歩10分
TEL 023-695-2011
ご予約・詳細info:
山形ブラジル音楽普及協会
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4/24(金) 舞浜 Club IKSPIARI
18:30開場 / 20:00開演
5,000円(税込)/当日5,500円(税込) ※飲食代別
出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar
パトリシア・ロバート - vocal, percussion
中島ノブユキ - piano
沢田穣治 (Choro Club) - contrabass
ご予約・会場info:
Club IKSPIARI
TEL: 047-305-5700 (受付時間10:00~18:00)
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4/25(土) 鎌倉 cafe vivement dimanche
※座席分のチケットは完売しました。立ち見分のみ予約販売中(4/12現在)
1st 18:30開場 / 19:00開演
2nd 20:30開場 / 21:00開演
(2ステージ・入替制)
3,500円(税込) 1ドリンク付き
出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar, etc
パトリシア・ロバート - vocal, percussion
ご予約・会場info:
cafe vivement dimanche
TEL: 0467-23-9952
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ブラジル/インド/鎌倉
~ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート マントラ・セッション~
4/26(日) 鎌倉 浄土宗大本山 光明寺 大殿(本堂) ※予約分完売/当日券のみ
13:30開場 14:00開演
3,500円/当日4,000円(共に税込/小学生以下無料/中・高・大学生1,000円割引)
出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar, etc
パトリシア・ロバート - vocal, tabla, etc
沢田穣治 (Choro Club) - contrabass
ヨシダダイキチ - sitar
ヴェーディックチャンティング・セレモニー:
木下阿貴(STUDIO JYOTI)
会場:
浄土宗大本山 光明寺
神奈川県鎌倉市材木座6-17-19
JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅から材木座海岸方面へ徒歩30分
または京浜急行バス「光明寺」下車徒歩すぐ
当日券・会場info:
NPO法人ルートカルチャー
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4/29(水・祝) 東京・表参道 EATS and MEETS Cay
1st 17:30開場 / 18:30開演
2nd 20:30開場 / 21:30開演
(2ステージ・入替制)
4,500円/当日5,000円(共に税込/飲食代別途要)
出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar, etc
パトリシア・ロバート - vocal, percussion
中島ノブユキ - piano
沢田穣治 (Choro Club) - contrabass
チケット販売:
ローソンチケット [Lコード:75911]
Spiral Records Tel: 03-3498-1224
※席数に限りがございます。立見となる可能性もございますので、ご了承下さい。
会場info:
EATS and MEETS Cay
東京都港区南青山5-6-23 スパイラルB1F
03-3498-5790
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」
B1出口前もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。
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【プロフィール】
ヘナート・モタ Renato Motha
ブラジル内陸部ミナス・ジェライス出身のシンガー/ギタリスト/作曲家。
92年のアルバム・デビュー以来、現在までに9枚のアルバムを発表。トニーニョ・オルタ、イヴァン・リンスなども参加したこれらの作品で、シンガーソングライターとしての名声を確立。日本盤としてもこれまでに5作品をリリース。近年は自身の作品のみならず、全世界で100万枚を超すヒットで話題となったシンガー、マリア・ヒタへの楽曲提供をはじめ、プロデューサーとしても多数の作品を手がける。
パトリシア・ロバート Patricia Lobato
ブラジル内陸部ミナス・ジェライス出身の女性シンガー/パーカッショニスト。
クラシックの声楽をルーツとし、ブラジル・ポップ・シーン指折りの美声で知られる。ヘナート・モタとのデュオ名義で5枚のアルバムを発表。
音楽活動と並行してクンダリーニ・ヨガの講師資格を持ち、その成果はヨガの聖句<マントラ>にオリジナルのメロディをのせ、演奏した07年作『サウンズ:平和のための揺らぎ』でも聴くことができる。
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【ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート 作品一覧】
『ドイス・エン・ペソア』
『プラーノス』
『アンチーガス・カンチーガス』
『サウンズ:平和のための揺らぎ』
『ジョアンに花束を』
2009.02.28
“radio Samba-Nova” O.A.リスト(09年3月放送回)
■「radio Samba-Nova」 vol.12
(2009年3月1日更新)
2008年4月よりマンスリーでお送りしてきたradio Samba-Nova。
3月O.A.回をもって、しばしの充電期間としてお休みさせていただきます。
一年間ご愛聴ありがとうございました!
なるべく早い時期の復活を誓いつつ、今回も旬の情報をお伝えします!
特集コーナーは、初来日公演が決定したミナス出身のデュオ、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート。
今もっとも良質で、洗練されたブラジル音楽を奏でる彼らの楽曲を、たっぷりお届けします。
3月第一回目の放送は、3/1(日)21:00からです。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

■オンエア予定楽曲
M1. Bangalafumenga ““Barraco Dourado”
M2. Alceu Valença “Pétalas”
M3. Mallu Magalhães “You Know You've Got”
ニュー・リリース特集からまずは3曲。
(M1)Samba-Nova周辺で現在最も注目されるコンポーザー/シンガー・ソングライターのホドリーゴ・マラニャォンを擁するグループ、バンガラフメンガの新作です。リオでもブロコ、打楽器集団の活動が盛んになっているようですが、このアルバムとモノブロコやペドロ・ルイス・イ・ア・パレージとの違いはズバリ、ホドリーゴの叙情的なソングライティングと、メリハリの利いたアレンジにあります。メイン・ヴォーカルもいかにもSSW然としたホドリーゴがピンでたっています。
(M2)北東部を代表するシンガー・ソングライター、アルセウ・ヴァレンサの新作から。マラカトゥやフレーヴォなどペルナンブーコの音楽と、欧米のロックを自然にミックスしたような音楽をやってきた人ですけれども、この曲もナイロン弦のギターと口笛、何よりゆるんだ空気感が最高に気持ちよい1曲です。
(M3)若干16歳のシンガー・ソングライター、マルー・マガリャンイス。マイスペースで話題になってデビューしたという、今どきのサクセスストーリーを持つニュー・カマーです。2000年代アメリカの“フォーキー”と共通するレイドバック感、オルタナ感。ちょっと舌ったらずなヴォーカルも魅力的。いいアルバムです。
M4. Renato Motha & Patricia Lobato “Depois de Amanhã”
M5. Renato Motha & Patricia Lobato “Devagar”
アルバム『ドイス・エン・ペソア』より
M6. Renato Motha & Patricia Lobato “Alegre ou Triste”
M7. Renato Motha & Patricia Lobato “Uma vez em Paris”
アルバム『プラーノス』より
M8. Renato Motha & Patricia Lobato “Ad Guru Name”
M9. Renato Motha & Patricia Lobato “Waah Yanti Kar Yanti”
アルバム『サウンズ:平和のための揺らぎ』より
M10. Renato Motha & Patricia Lobato “俳諧バイアォン”
M11. Renato Motha & Patricia Lobato “輪”
アルバム『ジョアンに花束を』より
続いて、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの特集です。
ボサノヴァ以降を象徴する、非常に端正で洗練された側面と、
既製の詩やマントラにオリジナルのメロディをのせるなど、
音楽的・文学的な冒険の成果が見てとれると思います。
来日公演の情報はコチラから。
会場でお会いしましょう!
60分お楽しみに!!
■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROZA
■放送日時:
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
■番組宛メール: samba@joqr.net
2009.01.28
“radio Samba-Nova” O.A.リスト(09年2月放送回)
■「radio Samba-Nova」 vol.11
(2009年2月1日更新)
2月O.A.回は、ニュー・リリース特集第2弾!
カシンが手掛ける注目のサウンドトラックに、CSSの未発表リミックス、
そしてサンバ~サンバ周辺曲までのバラエティ豊かな良作を、一気に紹介します。
また番組後半では、在日ブラジル人・コミュニティをとりまく現状レポートをお伝えします。
不況のあおりを受けてさまざまな問題を抱える在日ブラジル人・コミュニティの「いま」について、
ゲストをお迎えして聞いていきます。
2月第一回目の放送は、2/1(日)21:00からです。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

■オンエア予定楽曲
M1. Garganta Profunda “Sopro do Vento”
M2. Kassin “Gandorra”
M3. CSS “Move (Cut Copy Remix)”
M4. Rubens Nogueira “O samba é o som”
M5. Marquinhos De Oswaldo Cruz “Portela Canta”
M6. Márcio Local “Quem Pode Pode”
ニュー・リリース特集からまずは6曲オンエアしました。
(M1)ガルガンタ・プロフンダは、活動歴20年以上になるベテラン・コーラスグループ。女性2人、男性3人の混成グループで、自らも楽器演奏やアレンジ、作曲を手掛けることも。このアルバムでは、ホドリーゴ・マラニャオン、エドゥ・クリエゲル、ニウジ・カルヴァーリョなど、今注目の新世代サンビスタの作品を多く取り上げています。全員でハモっていても、一人一人の個性がまったく損なわれず、各人の声がはっきり聞き取れる魅惑のグループです。
(M2)現代のブラジルを代表するプロデューサーの一人、カシンが手掛けたサウンドトラック『ミチコとハッチン』サウンドトラックからの一曲。日本のアニメのサウンドトラックですが、ブラジルをモチーフにした架空の国でのストーリー設定ということもあり、イマジネーションとヴァラエティにとんだ楽曲が並んでいます。
(M3)欧米やここ日本でも大ブレイクしたサンパウロ出身のグループ、CSSの未発表トラック。オーストラリア出身の3ピースバンド、Cut Copyのリミックスでした。リミックスするほうもされるほうもロック・バンド、なのに音は完全にニュー・レイヴ仕様というのが面白い。
(M4)サンパウロ出身のサンバ作曲家/ヴィオロニスト、フーベンス・ノゲイラのサード・アルバム『Quando eu canto meu samba』から。ジャズ・ギターの素養もある人らしく、センシティヴな作風のいいアルバムです。サンバといえば、リオで生まれた、実にリオらしい音楽ではありますが、サンパウロのこうした繊細なサンバもなかなか捨てがたいです。
(M5)毎年12/2の「サンバの日」に開催されるイベント「サンバ列車」の仕掛人として知られるサンビスタ、マルキーニョス・ヂ・オズワルド・クルスのアルバム『Memórias de minh'alma』より。ポルテーラのシンガーです。
(M6)サンバ・ソウルの新星、マルシオ・ロカウのアルバム『Samba sem nenhum problema』から。クロいサウンドと声はセウ・ジョルジを彷彿とさせ、話題になっています。
(写真は全て2009年1月18日、在日ブラジル人による日本初のデモ行進。東京にて)
M7. TENSAIS MC’S “MestiSoul”
番組後半は、在日ブラジル人コミュニティをとりまく現状レポートです。
在日ブラジル人の支援団体「RESTARTコミュニティ」(「SOS Brasil Community」改め)から、
橋本秀吉さん、茂木真二さんをゲストにお迎えして、
雇用や教育など、コミュニティが抱えている問題についてお話を伺います。
毎月60分お楽しみに!!
■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROZA
■放送日時:
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net
2009.01.28
2009.3.8 イベント“shibuya B+2” @SECO LOUNGE
渋谷のブラジリアン・バール3店舗による合同イベント「shibuya B+2」。
豪華な出演陣が揃うこのイベントに、成田佳洋も参加します。東京近郊の方はぜひ!
shibuya B+2
渋谷にある“B”を頭文字にした“B”rasil系の“B”ar3店舗(bar bossa, BAR blen blen blen, Barquinho)による合同イベント開催!
2009.3.8.sun
at SECO LOUNGE
open 18:00~24:00
Charge: 当日\3000;1d/前売・予約 \2500;1d
DJs
中原仁 堀内隆志 橋本徹 成田佳洋 中村智昭 宿口豪
LIVE
中島ノブユキ(Piano) 北村聡(Bandoneon) 中村潤(Cello) 畠山美由紀(Vocal)
Pecombo(ペコンボ):ペコ りえ わか ハッチャン(Vocal+Chorus)
with 中西文弘(Guitar) 古尾谷悠子(Percussions) and R.H
小池龍平
会場・問い合わせ:
SECO LOUNGE
SHIBUYA UNIVERSAL SOCIETY (SUS) B1F
渋谷区渋谷1-11-1
Tel.03-6418-8141
2009.01.03
“radio Samba-Nova” O.A.リスト(09年1月放送回)
■「radio Samba-Nova」 vol.10
(2009年1月4日更新)
2009年一回目のradio Samba-Novaは、年末年始のニュー・リリースを大特集!
毎年膨大なリリースが集中するこの時期の新譜を、
ゲストの大洋レコード・伊藤亮介さんとともに聞いていきます。
今月からROSEのピンチヒッターをつとめるROZAにも注目です。
1月第一回目の放送は、1/4(日)21:00からです。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

■オンエア予定楽曲
M1. フェルナンダ・タカイ “四葉のクローバー”
まずは大洋レコード名刺がわりの1枚から。
昨年は来日公演も実現して、話題になりましたね。
新年は1/7(水)より営業とのこと、下記HPや店頭で気に入った1枚をゲットしてみては。
http://taiyorecord.com
M2. Marcelo D2 “Desabafo”
M3. Iara Rennó “Macunaíma”
M4. Marisa Monte “Infinito Particular”
M5. Dani Gurgel “Festa de Santo”
M6. Lô Borges “O Trêm Azul”
M7. Nelson Sargento “Nas Asas Da Canção”
M8. Sururu na Roda “Momento de Agradecer”
M9. Anna Luisa “Bailarina do Mar”
M10. Tom Zé “Brazil, Capital Buenos Aires”
そしてニュー・リリース特集から。伊藤さん選曲の(3)(5)(6)(9)(10)は、大洋レコードhpをご参照ください。
(2)のマルセロD2は、世界で最も知られているブラジルのヒップホップ・アーティスト。新作『A Arte do Barulho』からの一曲です。サンバとヒップホップを掛け合わせたスタイルで成功しましたが、今回はマルコス・ヴァーリ、セウ・ジョルジ、ホベルタ・サーなど多彩なゲストを交えつつ、よりシンプルに、ヒップホップの美学を追求しています。
マリーザ・モンチの新作『Infinito ao Meu Redor』からの(4)。2006年から2007年にかけて全世界で行われたツアーをロード・ムーヴィー・タッチに編集したDVDと、ライブCDの2枚組です。日本公演と同メンバーというのも嬉しいですね。
(7)は84歳になるサンビスタ、ネルソン・サルジェントの新録『Versátil』から。佳曲揃いの力作で、個人的には今までで一番好きなアルバムになりそうです。この曲はイヴォニ・ララとの共作で、彼女も参加しています。
(8)はリオを拠点に活動するグループ<スルル・ナ・ホーダ>のライブ・アルバム『Que Samba Bom』から。男性2人女性2人の若手有望株によって結成されたグループで、それぞれがソロとしてのキャリアもあります。特にこの曲でソロをとっているニウジ・カルヴァーリョは、もともと若干9才でバンドリン奏者としてレコード・デビューした天才肌で、シンガーとしても、曲作りにおいても、別格の存在です。これまではサンバ一辺倒だった曲調も、この曲のようにバイーアのアフォシェーのリズムを取り入れたり、徐々に幅が出てきました。
毎月60分お楽しみに!!
■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROZA
■放送日時:
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net
2009.01.02
【Brasil Best Disc 2008】 選外: V.A. "Samba-Nova"
選外 V.A. "Samba-Nova" (NRT)
自分で選曲してリリースしたものなので、順位はちょっと付けられないかと。
単純にいいメロディ・表現力豊かなサウンドの極致という感じなので、どんな用途でも楽しんでいただけたらこの上ない喜びなのですが、せっかくですからここから色んな方面に手を伸ばしていただけたらなお最高です。
「アーバン・ポピュラー・ミュージック」であるサンバが、現在いかに多彩に発展し、文化的な洗練を経ているか、おわかりいただけると思います。スタジオ・ボイスやミュージック・マガジンの特集をはじめ、本当に色んな雑誌で取り上げられたのも、新鮮さを感じてもらえたからなのでは。
ひたすらメロウで、フレッシュな音楽です。
2009.01.02
【Brasil Best Disc 2008】 #1: アドリアーナ・カルカニョット "マレー"
第1位 アドリアーナ・カルカニョット "マレー" (BMGジャパン)
月刊ラティーナ08年8月号で書かせてもらったインタビュー記事冒頭で、宮子和眞さんによる「現代におけるマリーザ・モンチとアドリアーナ・カルカニョットは、70年代のキャロル・キングとジョニ・ミッチェルに相当する才能だ」という趣旨の文章を引用させてもらったが、成熟した音楽ファンに対して、この人の音楽を原体験できる幸福をアピールするうえで、有効なフレーズだと改めて思う。
もちろんアドリアーナの音楽は、カエターノやドリヴァル・カイーミらブラジルのコンポーザーからの影響を受けているし、またその系譜に位置するシンガー・ソングライターであることは間違いない。けれども彼女の場合はそうしたサウンド面での影響云々よりも、表現されているストーリー性や、その詩的な世界観が最大の魅力だろう。
ある種の絵画や文学がそうであるように、人はそこに描かれた線や色、言葉のフレーズをただ楽しむだけでなく、全体を覆う気配や感情、背後にある物語を体験することができる。この音には風景や色彩があり、ときおり怖くなるほどの孤独の感情と、何にも縛られることのない自由な感覚、いくつもの眩い生の瞬間がある。
ドメニコ・モレーノ・カシンの「+2」トリオとデー・パルメイラによる、ごく音数を絞った、それでいて独創的なサウンドも、中毒性を一層高めることに貢献している。
2008.12.31
【Brasil Best Disc 2008】 #2: ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート "ジョアンに花束を"
第2位 ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート "ジョアンに花束を" (NRT)
彼らの作品をリリースするのはこれで5枚目になるから、このブログを見てくださっている方には、お馴染みのデュオといっていいかもしれない。メロディメイカーとしての確かな力量とその端正な歌声で、世界中にあまた存在するシンガー・ソングライターの中でも最高の水準に位置するものと思っている。聴く人を選ばぬ親しみやすい音楽だけれど、精神的に澄み切った、邪念のない高みに連れて行ってくれるこんな音楽は、ちょっと他に見当たらない。
さて、このアルバムで注目されることはと言えば、マリア・ヒタのサウンドの代名詞でもある二人のミュージシャン――チアゴ・コスタ(piano)、シルヴィーニョ・マズッカ(acoustic bass)が全面参加していること。彼らの参加で、これまでにないドライブ感や色彩感がプラスされている。そうしたサウンド面での刺激と、歌声の美しさで、音楽における文学的・詩的表現をさらに深化させた傑作だと思っている。
2008.12.31
【Brasil Best Disc 2008】 #3: Roberto Mendes "Cidade e Rio"
第3位 Roberto Mendes “Cidade e Rio” (Biscoito Fino)
ホベルト・メンデスは北東部バイーア州に位置するサント・アマーロ出身の男性シンガー/作曲家。同郷のマリア・ベターニアがよく取り上げることで知られている人だ。バイーア特有「サンバ・ヂ・ホーダ」の王道を往くスタイルで、多くの曲はA-A-B-A*といった構成に朴訥としたヴォーカルが乗るシンプルな音楽だけれど、「バイーアらしい」としか言いようのない風景や匂い、時間感覚を喚起させてくれる。南国のダイナミックな風土にありながら、なお繊細に育まれた感性が、こんな風に飾り気のない表現に結実したときの眩しさといったらない。マイナー・キーを使用せず、オープン・チューニングで演奏されているとおぼしき彼のギターも味わい深く、ハワイのスラック・キー・ギターにも通じる心地よさ。土臭さを損なわず、その実洗練されたアンサンブルも文句なし。カエターノ・ファンも必聴です。
2008.12.30
【Brasil Best Disc 2008】 #4: ジルベルト・ジル "バンダ・ラルガ・コルデル"
第4位 ジルベルト・ジル“バンダ・ラルガ・コルデル” (ワーナーミュージック)
「えっ、カエターノよりも?」
周囲のブラジル音楽リスナーに対して、ジルが自分の一番好きなアーティストであることを告げるとき、かなりの確率で戻ってくる反応がこれだ。そりゃー、両方好きに決まってるんだけどさ。マッチョな音楽性というイメージ、あーあのブラジル人なのにレゲエな人でしょ、という一面的な理解、80年代にLA録音でフュージョンとかディスコティークなサウンドを多く発表してきたこととか、ことどとくマイナスに働いてきたような印象もある。
まあ、ここでそのイメージ全てを否定しようとは思わないけれども、ジルがブラジル音楽史上、最も思索的、詩的な名曲を生み出してきたポピュラー作曲家であり、同時に身体的に優れたパフォーマーであるということは、重ねて言っておきたい。問題は、その多面的な魅力をバランスよく楽しめるアルバムが、そう多くないことにある。5枚買っても10枚買っても、買う作品や順番によっては、どんなアーティストなのか、ますます掴めない、ということにもなりかねない。
この新作のいいところは、ジルの今までのサウンド遍歴がバラエティ豊かに収まりつつ、口ずさみたくなるようなメロディにあふれ、しかもフレッシュな躍動感に満ち満ちているところにある。レゲエとフォホーが、シンプルなサンバやアフォシェーのリズムとテクノロジーが、ごく自然に溶け込んでいるこんな音楽はこの人の独壇場だが、気がつけばずいぶんと力が抜けて、ひたすら音楽と人生を楽しんでいる境地にあるようだ。
あえて言えば、個人的にはジルが歌う静かめの曲が大好きなので、弾き語りのパートなどあればなお良かった。そういう向きにはこのアルバムをオススメします。「滋味深さ」と「しなやかな黒さ」の共存した、究極の一枚です。
2008.12.29
【Brasil Best Disc 2008】 #5: Pedro Moraes "Claroescuro"
第5位 Pedro Moraes “Claroescuro” (independente)
「新世代サンバ」がどうのこうのと、誰よりも騒ぎ立てておいて何だけど、日本のメディアでSamba-Nova周辺露出が集中した今年前半は、現地シーンにあまり目立った動きがなかったなあ、というのが正直な感想。
リリースの谷間かな、と思っていたら、今年も秋以降になってから、マルチナーリアやスルル・ナ・ホーダの充実した新作などがリリースされて、改めてこのシーンの層の厚さを見せつけられた。
なかでも、このペドロ・モラエスという、ブラジル人男性には非常にポピュラーな姓と名を持つシンガー・ソングライターの8曲入りミニアルバム“Claroescuro”の個性は、ちょっとあなどれない。
経歴等はいまひとつ不明だけれど、現地のマスコミ記事など見ると、ここ数年リオの一大ライブ・スポットとして発展をとげる「ラパ地区」出身のニュー・カマー、ということのようだ。
完成度という点では荒削りだけれど、「私小説サンバ」と呼びたくなるストーリー性の豊かさ、アレンジの鬼才ぶりは、貴重な個性の持ち主だ。サンバの名曲/オリジナリティ溢れる佳曲を生み出していた70年代中期~後期のシコ・ブアルキあたりに近いフィーリングもある。
2008.12.26
ベストアルバム2008/LATINA09年1月号
月刊LATINAの恒例企画、
「ライター・関係者が選ぶ ベストアルバム2008」に今年も寄稿させていただきました。
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①JULIETA VENEGAS "MTV UNPLUGGED" (NORTE)
②AMADOU & MARIAM "WELCOME TO MALI" (BECAUSE MUSIC)
③BUIKA "NIÑA DE FUEGO" (DRO ATLANTIC)
④TURIBIO SANTOS "INTERPRETA AGUSTÍN BARRIOS" (DELIRA MÚSICA)
⑤V.A. / DEUTSCHE HARMONIA MUNDI 50TH ANIVERSARY EDITION (DEUTSCHE HARMONIA MUNDI)
選出基準は全ジャンルから。
ブラジルとかワールド・ミュージックとか関係なく、感性の開かれた人すべてにオススメいたします。
内容については誌面で触れていただくとして、
順位だけこちらでも発表します。
ブラジルの2008年ベストについては、カウントダウン形式で発表いたします!
2008.12.05
“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年12月放送回)
■「radio Samba-Nova」 vol.9
(2008年12月6日更新)
12月O.A.回は、音楽プロデューサーの中原仁さんをゲストにお迎えして、
2008年のブラジル音楽シーンを振り返ります。
12月第一回目の放送は、12/6(日)21:00からです。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

■オンエア予定楽曲
M1. Lenine “A Mancha”
M2. Marcelo Camelo “Vida Doce”
M3. Thobias da Vai Vai “Festa da Vinda”
まずは毎月恒例のニュー・リリース・コーナーから。
M1: サウンドは幾分たおやかに、表現は変わらず尖ったレニーニの新作『LABIATA』から。
M2: 先月<さよならコンサート盤>をオンエアしたばかりのロス・エルマーノス。そのフロントマンの一人、マルセロ・カメーロのソロ・アルバムが登場。マリア・ヒタが彼の曲を好んで取り上げることでも有名ですが、フックのあるメロディ・センスがクセになります。
M3: 今年生誕100周年を迎えたサンバ作曲家、カルトーラへのトリビュート・アルバム『Cartola para Todos』からの1曲です。
サンパウロの名門サンバ・エスコーラ、ヴァイ・ヴァイのシンガー<トビアス・ダ・ヴァイ・ヴァイ>が捧げるカルトーラの名曲です。
M4. “Até Amanhã” V.A.『BGM13』より
M5. TENSAIS MC’S “侍Malandro”
M6. Pato Fu “Made in Japan” V.A.『Brazilian Music 100』より
M7. Maria Rita “Recado”
M8. Gilberto Gil “Geixa no Tatame”
M9. Adriana Calcanhotto “Maré”
M10. Pedro Moraes “Samblefe”
M11. Moinho “Saudade da Bahia”
ここからは中原仁さんをお迎えして、2008年のブラジル音楽シーンを早足で振り返ります。
日本ブラジル移民100周年を象徴する2アーティストの曲に、今年来日を果たしたビッグネーム、2009年以降が楽しみな注目株まで。
番組の最後に重大発表も…
毎月60分お楽しみに!!
■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROSE
■放送日時:
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net
2008.10.18
2008.12.6 A Festa “Samba-Nova” vol.31
4ヶ月ぶりのイベント “Samba-Nova”。次回はCayでやります!
Samba-Nova vol.31
Samba, Baile Funk, Hip-Hop Brasileiro, Reggae, Eletronica...
ブラジル音楽の新しい流れを紹介するDJイベント“Samba-Nova”。
シティ・オブ・ゴッドの喧騒から未来都市サンパウロの混沌、
地方音楽の熱気までを体感する一夜。
2008.12.6 (Sat)
OPEN: 17:00~23:00
DOOR: 3,000yen / 1Drink
★ フライヤー現物持参で500円OFF!
★★
※各種ディスカウントの併用はできませんのでご了承ください。
【DJs】
成田佳洋 (NRT/文化放送UNIQue! ≪radio Samba-Nova≫)
KTa★brasil (excite公式ケイタブラジルblog/NHK テレビでスペイン語)
高木慶太
大島忠智 (IDEE Records/IDÉE Records Channel ≪USEN D/H-46≫)
宿口豪 (Bar Blen blen blen)
石亀政宏 (disk union)
稲葉昌太 (Rip Curl Recordings)
haraguchic (communication!)
【Guest DJ】
中村智昭 (MUSICAÄNOSSA/Café Après-midi)
【Brasilian Foods】
CASA VERDE
EATS and MEETS Cay
東京都港区南青山5-6-23(スパイラルB1F)
03-3498-5790
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前
もしくはB3出口より渋谷方向へ1分
■Samba-Nova meets SPIRAL RECORDS
ジャンルや年代の枠を超え、新鮮な音楽をワールドワイドにセレクトするCD&レコードショップSPIRAL RECORDSと、Samba-Novaがコラボレーション。
11/23~12/6までSamba-Nova関連タイトルがSPIRAL RECORDS店頭にて、コーナー展開されます。
SPIRAL RECORDS
スパイラル1F
03-3498-1224
2008.10.06
“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年10月放送回)
10月O.A.回は、サンバの偉大なシンボル、カルトーラの生誕100周年特集をお届けします!
ジルベルト・ジルの独占インタビューもあります!!
10/9(木)19:00より再放送されます。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

「radio Samba-Nova」 vol.7
(2008年10月5日更新)
■オンエア予定楽曲
M1. Mart’nália “Deu Ruim”
M2. Dadi “Passando”
M3. Renato Motha & Patricia Lobato “A Roda (No Meio do Redemoinho...)”
M4. Tom Zé “Acum-Mahá - Revolta Jege-Mina-Fon”
まずは恒例の最新リリース紹介から。
(1) 新世代サンバの先陣を行く女性シンガー/作曲家、マルチナーリアの新作から。アルトゥール・マイアとセルソ・フォンセカのプロデュースで、曲によってAORサンバ的なアプローチも。メロウな佳曲揃いのアルバムです。
(2) ノヴォス・バイアノス、ジョルジ・ベン、カエターノ・ヴェローゾのバンド<オウトラ・バンダ・ダ・テーハ>などのキャリアを経て、近年はマリーザ・モンチの片腕としても活躍するマルチ・プレイヤー。<+2>メンバーも参加した印象的な1曲です。
(3) 現代最高峰の作曲センスを持つシンガー・ソングライター・デュオ。マリア・ヒタのサウンドを支えるチアゴ・コスタ(piano)、シルヴィーニョ・マズッカ(acoustic bass)が全面参加して、彼らの音楽に新たな風景をもたらしています。(※詳細は近日アップ予定)
(4) 年齢のことばかりを言うのもなんですが…現在72才にしてこの尖り具合!スタジオ・ライブ作品『Danç-Êh-Sã Ao Vivo』より。
M5. Cartola “Verde Que Te Quero Rosa”
M6. Cartola “Ensaboa”
M7. Cartola “Preciso me Encontrar”
M8. Cartola “Minha”
M9. Cartola “Pranto de Poeta”
ここからはカルトーラ特集。
カルトーラことAngenor de Oliveira は、1908年10月11日リオ生まれ。サンバの数々の名曲を生み、その歴史を体現してきた偉大なシンボルです。
1974年、66歳にして初めて本人名義のアルバムを発表、その生涯でわずか4枚のスタジオ・アルバムを残して、1980年11月30日に72歳で亡くなりました。
生誕100周年の今年は、カルトーラにちなんだ様々なアルバムがリリースされていますが、今回の特集では、彼自身の歌と演奏で、その名曲を振り返ります。
M10. Gilberto Gil “Gueixa no Tatame”
続いては、9月に来日したジルベルト・ジルの独占インタビュー!
新作『バンダ・ラルガ・コルデル』の裏話を聞いてきました。
アルバムで一番気に入っているという曲「ゲイシャ・ノ・タタミ」をはじめ、ほんとに名曲揃いの作品です。
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M11. Maria Rita “Tá Perdoado”
さて、次はこの人、マリア・ヒタも来日決定です!
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群馬県民会館 前橋市
2008/11/7 (金) 19:00開演
S席-6,000円 / A席-4,000円
中野サンプラザ 東京
2008/11/10 (月) 19:00開演
S席-7,000円 / A席-6,000円
公演詳細・最新情報はこちら
『2008 VIVA BRASIL! マリア・ヒタ in Japan』 (※リンク http://www.vivabrasiljapan.com/)
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■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROSE
※リンク
http://www.nrt.jp
http://www.inpartmaint.com/tensais/
■放送日時:
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net
2008.10.06
HMV the music&movie master に寄稿しました。
2008.09.04
“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年9月放送回)
ブラジル音楽の最新情報をお届けするプログラム「radio Samba-Nova」。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをアップ・トゥ・デートにお届けします。
9月O.A.回は、ジルベルト・ジル来日特集第3回目・最終回をお届けします。
招聘元のラティーナより、花田勝暁さんをゲストにお迎えして、来日公演の見どころについて聴いていきます。
9月第一回目の放送は、9/7(日)21:00からです。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

「radio Samba-Nova」 vol.6
(2008年9月7日更新)
■オンエア予定楽曲
M1. Pedro Moraes “Samblefe”
M2. Manu Lafer “Ta Shemá”
M3. Roberta Sá “Tudo Que Você Podia Ser”
M4. Jackson Conti “Nao Tem Nada Nao”
まずは恒例の最新リリース紹介から。
(1) リオのライブ・シーンのメッカ<ラパ地区>から、またまた気になるアーティストが登場。サンバを基調に、独特のカオスな世界観を爆発させる男性シンガー・ソングライター。サンバ・サイケデリコなミニ・アルバム『CLAROESCURO』から。
(2) こちらも鬼才。サンパウロを根城にハイペースで作品を発表しつづける男性シンガー・ソングライターの新作から。ジョアン・ジルベルトの宇宙に通じる小品があるかと思えば、アラブ風なこんな曲も。
(3) 今年すでに4作(もっと?)のコンピに楽曲提供している女性シンガー、ホベルタ・サーによる新録カヴァー。ミルトン・ナシメントやトニーニョ・オルタなど、ミナス・ジェライス州のアーティストを中心とした音楽共同体<クルビ・ダ・エスキーナ>をトリビュートしたオムニバス『Flores do Clube da Esquina』からの1曲です。
(4) ブラジリアン・フュージョンの名グループ<アジムス>のドラマー、イヴァン・コンチと、USヒップホップ・シーンの人気プロデューサー<マッドリブ>のコラボレーション作品から。
M5. Gilberto Gil “Aquele Abraço” アルバム『アコースティック』より
M6. Gilberto Gil “Toda Menina Baiana” アルバム『ライブ・イン・ジャパン』より
M7. Gilberto Gil “Banda Larga Cordel” アルバム『バンダ・ラルガ・コルデル』より
M8. Gilberto Gil “Palco” アルバム『Em Concerto』より
続いては3ヶ月にわたってお送りしてきたジルベルト・ジル特集、いよいよ最終回です。
ラティーナ・花田さんの選曲で、ライブ録音を中心にお届けします。
10年ぶりの来日公演もお見逃しなく!
公演詳細・最新情報はこちら
「ジルベルト・ジル&ブロードバンド・バンド ジャパン・ツアー 2008」特設サイト
M9. Pato Fu “Made in Japan”
ここでもう一つ来日情報を。
「ブラジル・ポップ・カルチャー・ナウ」と題して、ポップ・シーンで活躍する3組のアーティスト、<Pato Fu>、<フェルナンダ・タカイ>、<TP4>の来日が急遽決定、複数の会場で公演を行います。
こうしたロック/ポップス系のグループはなかなか日本では見る機会が少ないので、貴重な数日間ですね。
M10. Dorival Caymmi “...das Rosas”
最後にもう一つニュースを。
ブラジル北東部・バイーアの風土に根差した歌を多く残し、ボサノヴァ以降のあらゆる世代に影響を与えたシンガー・ソングライター、ドリヴァル・カイミが、先日8月16日に94才で亡くなりました。
個人的に格別思い入れのあるアルバム『Caymmi Tambem é de Rancho』から、追悼の意をこめて。
9月放送回は、カルトーラ特集をお届けします。
毎月60分お聴きのがしなく!
■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROSE
■放送日時:
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net
2008.08.21
ARTIFICIAL 『FREE U.S.A.』 ライナーノーツを執筆しました。
+2, ORQUESTRA IMPERIALでの活動や、カエターノ・ヴェローゾ&ジョルジ・マウチネル、レニーニなどのプロデューサーとしてもお馴染みのカシンによる、“ARTIFICIAL”名義の2004年作が日本盤としてリリースされました。
ワールドミュージック・コーナーに置いているお店も見かけますが、基本的にはクラブ・ミュージック・コーナーで好評発売中。
ほぼゲームボーイのみで制作されたこのアルバムは、エレクトロ/オルタナティヴ/音響アーティストとしてカシンの尖った側面が爆発していて、かなり面白い内容。ラジカルなだけでなく、ポップな、というかファニーな感覚もちゃんとあるところは、やはりカシンならでは(屈折した形ではありますが)。感性の自由な方に。
ARTIFICIAL 『FREE U.S.A.』
¥2,400
DDCB-12004
スーパージュエル・ケース仕様
発売元:AWDR/LR2
販売元:バウンディ
メイド・イン・ア・ゲームボーイ。バウンシーでプリミティヴなエレクトロ・サウンドを基本ラインにエフェクター/ヴォコーダーを駆使したソウルフルなヴォーカル, ハードロック(早弾風), カット&ペースト, ダブ, そしてサウダージ感覚に溢れる哀愁漂うメランコリックなメロディ,,,ニッポンのウラガワ, リオで突然生まれたブラジリアン・プリミティヴ・エレクトロ・メイド・イン・ア・ゲームボーイ!正体は,,,
2008.08.21
“radio Samba-Nova” オンデマンド版更新しました。
お知らせが遅れてしまいましたが、“radio Samba-Nova” 8月放送回から、TENSAIS MC'S出演部分の一部がオンデマンドで聴けるようになりました。
ぜひぜひ本編も聴いてください!
2008.08.19
2008.8.24 イベント“Terça” @逗子海岸
先週のイベントSamba-Novaはご来場ありがとうございました!
「シティ・オブ・メン」の世界観や、リオの音楽をたくさんの人と共有できた楽しい一日でした。
そして次の日曜日は、逗子海岸で「テルサ」開催です!成田佳洋もゲストで参加させていただきます。
<BRASILIAN BLACK MUSIC>というイベントのコンセプトに添って、ビシっといきます!
最近、海で泳ぐ!っていう意欲のある人をあまり見ないんですが、
波に浮きつつ、青空とビーチを見つつ、音楽が聞こえてくるのって最高です。
ということで水着着用でどうぞっ。
![]()
Terça apresenta Soul Brasileiro na Praia
2008.8.24(sun) at 逗子海岸・海の家<ピレキーニョ>
15:00~20:00 ¥2000(1drink)
Guest DJ
中原仁 ( J-Wave SAUDE! SAUDADE... )
成田佳洋 (NRT / 文化放送UNIQUE! “radio Samba-Nova”)
haraguchic (communication!)
DJ
堀内隆志 (cafe vivement dimanche)
伏黒新二(Musica LocoMundo)
大島忠智(IDÉE Records)
中村智昭(MUSICAANOSSA)
高橋稔(GO Temba)
JR横須賀線・逗子駅より徒歩15分
京浜急行線・新逗子駅より徒歩15分
お問い合わせ
Tel 090-5193-7326
※イベントは店内で行います。雨天でも開催予定ですが、台風等、その他やむを得ない事情でイベントが中止になる場合もあります。ご了承ください。
2008.07.31
“Samba-Nova meets CITY OF MEN” 続報
フライヤーが完成しましたので、詳細と併せてアップします。
こちらの現物、もしくは映画チケット/サントラCDジャケットでディスカウントになります!
渋谷近辺のCDショップ、ブラジルBARなどで探してみてください。
“Samba-Nova meets CITY OF MEN”
DJイベント「Samba-Nova」と、話題の映画「シティ・オブ・メン」がコラボレーション。
リオデジャネイロの空気感を、真夏の東京で体感!!
BAILE FUNK, SAMBA, HIPHOP... sounds of Rio de Janeiro!!
2008.8.16 (Sat)
@SECO
OPEN: 22:00~
DOOR: 3,000yen / 1Drink
★ フライヤー現物持参で500円OFF!
★★「シティ・オブ・メン」映画チケット(半券も可)、またはオリジナル・サウンドトラック『シティ・オブ・メン』CDジャケット持参で1000円OFF!
※各種ディスカウントの併用はできませんのでご了承ください。
DJs:
成田佳洋 (NRT/文化放送UNIQue! “radio Samba-Nova”)
KTa★brasil (excite公式ケイタブラジルblog/NHK テレビでスペイン語)
高木慶太
大島忠智 (IDÉE Records/IDÉE Records Channel ≪USEN D/H-46≫)
宿口豪 (Bar Blen blen blen)
石亀政宏 (disk union)
伊藤亮介 (大洋レコード)
稲葉昌太 (Rip Curl Recordings)
haraguchic
Guest DJs:
中原仁 (J-WAVE SAUDE! SAUDADE...)
堀内隆志 (café vivement dimanche)
露骨キット (YumYumMummy!)
MCs:
MC BETO (TENSAIS MC's)
ROSE (TENSAIS MC's/文化放送UNIQue! “radio Samba-Nova”)
Brasilian Foods:
CASA VERDE
SUS <SHIBUYA UNIVERSAL SOCIETY>
B1F SECO
東京都渋谷区渋谷1-11-1-B1F
03-6418-8141
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※入場時にIDチェックを行います、ご来店の際は顔写真つき身分証明書をお持ちください。
20歳未満の方は入場できません。
2008.07.31
アドリアーナ・カルカニョットへのインタビュー
2008.07.31
“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年8月放送回)
ブラジル音楽の最新情報をお届けするプログラム「radio Samba-Nova」。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをアップ・トゥ・デートにお届けします。
8月O.A.回は、TENSAIS MC’Sのゲスト出演、ジルベルト・ジル来日特集など、盛りだくさんでお伝えします。
映画「シティ・オブ・メン」特別鑑賞券のプレゼント情報もありますのでお聴き逃しなく。
8月第一回目の放送は、8/3(日)21:00からです。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

「radio Samba-Nova」 vol.5
(2008年8月3日更新)
■オンエア予定楽曲
M1. Marcos Lima & Luciane Menezes “Dona da Noite”
M2. Cida Moreira “O Silencio Do Cipreste”
まずは最新のリリースから。
(1) ここ数年見直されてきているマルシャ(マーチ)のコンピレーションから。モイゼイス・マルケス、ペドロ・ミランダなどの新世代サンビスタも多く参加した1枚です。
(2) ベテラン女性シンガー、シダ・モレイラによるカルトーラへのトリビュート・アルバム『アンジェノール』から。中性的な歌声が美しいです。
M3. Gilberto Gil “Tempo Rei” アルバム『Acoustic』より
M4. Gilberto Gil “O Mar E O Lago” アルバム『It’s Good To Be Alive - Anos 90』より
M5. Gilberto Gil “Buda Nagô” アルバム『It’s Good To Be Alive - Anos 90』より
M6. Gilberto Gil “Se Eu Quiser Falar Com Deus” アルバム『Eletracústico』より
続いてはジルベルト・ジル特集、3回連続の第2回目です。
ジルの過去に10枚以上発表されているライブ・アルバムの中から、名曲・名演を4曲、厳選して聴いていただきました。どんなサウンドでも自分の音楽にしてしまう身体能力はさすがですね。
この4曲は全てジルが作曲した曲ですが、静かな曲の哲学的な世界観にも注目してもらいたいです。
LIVE TENSAIS MC’s “MestiSoul”
M7. TENSAIS MC’s “マイクロフォン戦士”
ここからは、日本とブラジルの血を含むヒップホップ・ユニット、TENSAIS MC’Sを迎えたゲスト・コーナー。
番組オープニング曲でもある“MestiSoul”をライブ・パフォーマンスで披露してもらいました。
8/5全国リリースのニュ-・マキシ・シングル『MestiSoul』も要チェックです!
M8. Guilherme de Brito “A Flor E O Espinho”
次は映画の話題です。
2003年に日本公開されてヒットしたブラジル映画、『シティ・オブ・ゴッド』。
その姉妹編であり、シリーズ完結となる『シティ・オブ・マン』が8月から劇場公開スタートになります。
TENSAIS MC’SのMC BETOも加わって、ファヴェーラの実情と音楽についてのトークを。
パウロ・モレッリ監督からの番組へのコメントも!
公開情報はこちら
9月放送回は、ジルベルト・ジル特集最終回をお届けします。
毎月60分お聴きのがしなく!
■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROSE
■放送日時:
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net
2008.07.05
“Samba-Nova meets シティ・オブ・メン”イベント速報
30回目の開催となるイベント “Samba-Nova”、久々の開催です!
映画『シティ・オブ・ゴッド』の姉妹編で、この夏日本公開が決定している映画『シティ・オブ・メン』公開記念イベントでもあります。
詳細やフライヤー画像など出来上がりしだいUPしますが、まずは速報です。
なにしろ、ブラジル・イベント史上、例を見ない豪華DJ陣が大集結!
リオ・デ・ジャネイロの空気感を真夏の東京に再現します!
<日時>
8/16(土)22:00 OPEN / START
<会場>
渋谷 SECO
<出演>
【DJs】
成田佳洋 (NRT/文化放送UNIQue! “radio Samba-Nova”)
KTa★brasil (excite公式ケイタブラジルblog/NHK テレビでスペイン語)
高木慶太
大島忠智 (IDÉE Records)
宿口豪 (Bar Blen blen blen)
石亀政宏 (disk union)
伊藤亮介 (大洋レコード)
稲葉昌太 (Rip Curl Recordings)
haraguchic
【Guest DJs】
中原仁 (J-WAVE SAUDE! SAUDADE...)
堀内隆志 (café vivement dimanche)
露骨キット (YumYumMummy!)
【MC】
MC BETO (TENSAIS MC's)
ROSE (TENSAIS MC's/文化放送UNIQue! “radio Samba-Nova”)
【Brasilian Foods】
CASA VERDE
2008.07.05
ジルベルト・ジル来日決定!
radio Samba-Novaのオンエア・リスト内で先にお知らせしましたが、ジルベルト・ジル来日公演の情報が発表になりました!
日伯移民100周年の記念事業としての一環でもあり、また渾身の力作『Banda Larga Cordel』をリリースしたばかりという最高のタイミングでの来日です。
(追加情報が予想されるため別記しました。)
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「ジルベルト・ジル&ブロードバンド・バンド ジャパン・ツアー 2008 」
![]()
ジルベルト・ジルの10年ぶりとなる、来日公演。
単独公演は現在、東京公演が決定!
ブラジル音楽の歴史を作り出してきた音楽家「ジルベルト・ジル」。
歌い続ける彼は、ブラジル共和国の現文化大臣でもある。
* 9.11(木)東京国際フォーラム・ホールC
開場18:30 開演19:00
チケット前売 S席8,000円 A席7,000円
チケット当日 S席9,000円 A席8,000円
問い合わせ:ラティーナ(03-5768-5588)
*7.4(金)12時よりラティーナ・サイト上で先行予約を
開始します
◆来日バンド・メンバー
ジルベルト・ジル(歌、ギター)
アルトゥール・マイア(ベース)
アレックス・フォンセカ(ドラムス)
ベン・ジル(ギター)
クラウヂオ・アンドラーヂ(キーボード)
グスターヴォ・ヂ・ダルヴァ(パーカッション)
セルジオ・シアヴァゾーリ(ギター)
公演詳細・最新情報はこちら
「ジルベルト・ジル&ブロードバンド・バンド ジャパン・ツアー 2008」特設サイト
NRTからのリリース作品
ジルベルト・ジル『声とギター ジル・ルミノーゾ』
2008.07.03
"radio Samba-Nova" O.A.リスト(08年7月放送回)
7月O.A.回では、現代ブラジルを代表するアーティスト、ジルベルト・ジルのニュー・アルバム『Banda Larga Cordel』を特集します。
7月第一回目の放送は、7/6(日)21:00からです。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

「radio Samba-Nova」 vol.4
(2008年7月6日更新)
■オンエア予定楽曲
M1. Roberta Sá “Amor Blue”
M2. Curumin featuring Blackalicious & Latteef the Truthspeaker “Kyoto”
M3. Sonantes “Carimbó”
M4. Wilson Simoninha “Navegador de Estrelas”
M5. Alexia Bomtempo “Mais”
M6. Trash Pour 4 “Lithium”
ここまでは最新のリリースから。
(1) 新世代サンバを代表する女性シンガー、ホベルタ・サーの新曲です。
テレビ・ドラマのサウンドトラック『CIRANDA DE PEDRA』からの1曲です。
(2) クルミンことルシアーノ・ナカタは、DJ SHADOWのレーベルQuannumからのリリースでも知られるサンパウロのアーティストです。
日本人とスペイン人の両親を持つ日系3世のアーティストで、このアルバム『JAPAN POP SHOW』でも日本語曲を披露しています。
(3) 先月オンエアした3namassaの3人組(デンギ、プピーロ、ヒカ・アマービス)にグイ・アマービス、そしてデビュー・アルバムがラテン・グラミーとグラミー両方にノミネートされた話題の女性シンガー、セウによるプロジェクトです。
(4) ジョルジ・ベンジョール(祝・来日!)やセウ・ジョルジも参加した新作『MELHOR』からの1曲です。
(5) リオ在住の女性シンガーによる話題作『Astrolábio』からの1曲。ダヂproduceのポップ・アルバムで、彼やピエール・アデルニの楽曲を多くとりあげています。(ピエール夫人とのこと。)
(6) サンパウロで活動するカヴァー・ユニットの2nd作が日本盤発売。USオルタナティヴ・ロックの代名詞、ニルヴァーナをショーロ仕立てにカヴァーした痛快な1曲!
M7. Gilberto Gil “Formosa”
M8. Gilberto Gil “Despedida De Solteira”
M9. Gilberto Gil “Despedida De Solteira”
渾身のニュー・アルバム『Banda Larga Cordel』から、続けて3曲。
ボサっぽい曲もあれば北東部風~レゲエっぽい曲があったり、バイーアのリズム<イジェシャー>の曲もあったりと、これまでの活動を総括したような力作となっています。
公演詳細・最新情報はこちら
「ジルベルト・ジル&ブロードバンド・バンド ジャパン・ツアー 2008」特設サイト
M10 CSS “Left Behind”
続いてはこのグループも日本にやってきます。
サンパウロ出身のディスコ・パンク・バンドCSSの、フジロックフェスティヴァル'08 最終日7/27(日)への出演が決定。
デビュー作『カンセイ・ヂ・セール・セクシー』がワールドワイドにヒット、「iPod touch」などのテレビCMにも起用されて話題になりました。
7/9にリリースされるニュ-・アルバム『Donkey』からの1曲です。
M11. Antonio Pinto & Rappin Hood “Vietnam A Brasileira”
次は映画の話題です。
2003年に日本公開されてヒットしたブラジル映画、『シティ・オブ・ゴッド』。
その姉妹編であり、シリーズ完結となる、
『シティ・オブ・マン』が8月から劇場公開スタートになります。
© 2007 O2 Cinema Ltda. All rights reserved.
前作シティ・オブ・ゴッドは、リオ・デ・ジャネイロの実在のスラム街「シダーヂ・ヂ・デウス」を舞台に、麻薬ギャングの抗争や、そこでの日常を描いた衝撃作として話題になりました。
音楽ファンにとっても、劇中で使用されたバイリ・ファンキやサンバ、ブラジリアン・ソウルなどのサウンドが注目されて、サントラ盤もヒットしました。
新作『シティ・オブ・マン』も、舞台になっているのはリオのファヴェーラ。リオのストリートの雰囲気がたっぷり味わえる、素晴らしい内容です。
気になる音楽のほうも、ファンキのパーティー・シーンも登場するなど見逃せません。
先日来日したパウロ・モレッリ監督から、番組へのコメントもいただいているので、来月の放送回でご紹介したいと思います。
タイトル:『シティ・オブ・メン』
公開表記:8月9日より、
渋谷シネ・アミューズほか全国ロードショー
配給:アスミック・エース
◎さらにもう一つお知らせです。
この映画『シティ・オブ・メン』公開を記念して、Samba-NovaのDJイベントを開催します!
日時は8月16日土曜日、夜10時から。
場所などの詳細はブログのほうにアップしますが、
ブラジル音楽イベント史上、最も豪華なメンバーが大集結。
リオデジャネイロの夜の雰囲気を、真夏の東京に再現します!
もちろん僕やROSEも出演するので、見かけたらぜひ声をかけて下さい。
M12 G.R.E.S. Estação Primeira de Mangueira“Mangueira Redescobre A Estrada Real... E Deste Eldorado Faz Seu Carnaval”
最後に、リオ現存最古のサンバ・エスコーラ、マンゲイラの曲をO.A.してお別れです。
今年6月14日。
このマンゲイラで半世紀以上にわたって歌手をつとめてきたジャメラォンが、
95才で亡くなりました。
リオのカーニヴァルで最も象徴的な存在だったジャメラォンの葬儀は、マンゲイラの打楽器隊によって送り出されたということです。
曲は2004年のテーマ曲で、歌っているのはもちろん、晩年のジャメラォンです。
7月・8月・9月と3ヶ月連続してジルベルト・ジルを特集予定です。
毎月60分お聴きのがしなく!
■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROSE
■放送日時:
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net
2008.06.06
“radio Samba-Nova” オンデマンド放送スタート
“radio Samba-Nova” 6月放送回から、ベト・カレッティ出演部分がオンデマンドで聴けるようになりました!
ぜひぜひ本編も聴いてください!
2008.05.28
“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年6月放送回)
ブラジル音楽の最新情報をお届けするプログラム「radio Samba-Nova」。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをアップ・トゥ・デートにお届けします。
6月放送回は、アルゼンチン出身ながら、ブラジル音楽シーンでの人気も定着しているシンガー・ソングライター、ベト・カレッティの独占スタジオ・ライブをフィーチャー!
6月第一回目の放送は、6/1(日)21:00からです。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

radio Samba-Nova vol.3
◆オンエア予定楽曲
1. 3namassa “O Seu Lugar”
2. Samba de Fato e Cristina Buarque “Mineiro Pau”
3. Velha-Guarda da Mangueira “Exaltação Á Mangueira”
4. Turibio Santos “Junto a Tu Corazón”
5. Elizeth Rosa “Reduto de Sambista”
まずはいつもどおり、ここ最近のリリースから数曲お届けしました。
M1: ナサォン・ズンビのメンバー、デンギとプピーロ、そしてヒカ・アマービスによるユニット<トレス・ナ・マッサ>の1stアルバムから、“O Seu Lugar”。話題のビッグ・バンド<オルケストラ・インペリアル>の看板シンガー、<タルマ・ヂ・フレイタス>が参加した1曲です。
M2: テレーザ・クリスチーナのバンド<グルーポ・セメンチ>のメンバーとも重複するサンバ・ヂ・ファトと、サンバにこだわった活動を続けるベテラン女性シンガー、クリスチーナ・ブアルキのアルバムから。名作曲家、マウロ・ドゥアルチに捧げた作品集です。
M3: リオ・デ・ジャネイロ現存最古のサンバ・エスコーラ「マンゲイラ」の長老たち、「ヴェーリャ・グアルダ・ダ・マンゲイラ」の最新作から。2005年のライブ録音です。ジャメラォンが歌ったこの曲以外にも、ベッチ・カルヴァーリョやアルシオーネなどの常連組に加えて、レニーニ、ホベルタ・サー、レイラ・ピニェイロなどの豪華ゲストが参加しています。
M4: ブラジルを代表するガット・ギター奏者、トゥリビオ・サントスのアルバム『Interpreta Agustín Barrios』から。
M5: サンパウロのベテラン女性サンバ歌手/作曲家、エリゼッチ・ホーザのアルバム『Negro Luz』より。
6. Beto Caletti “Mil Vezes” (LIVE)
7. Beto Caletti “Descompanhia”
続いてお待ちかね、ベト・カレッティの独占スタジオ・ライブは、最新アルバム『テス』の冒頭を飾る“Mil Vezes”。
簡単なサウンド・チェックのみで、リハなし、ワン・テイクでばっちり決めてくれました!
途中インタビューを挟んで、CDからもう1曲O.A.して、またの再会を誓いました。
ここでの模様はオンデマンド版でもお聴きいただけます。
8. Egberto Gismonti “Alegrinho #2”
9. Egberto Gismonti “Frevo”
続いてはこのアーティストも日本にやってきます。
ブラジルを代表する演奏家にして、現代音楽シーンの世界に名だたるコンポーザー、エグベルト・ジスモンチ。
以下は公演情報です。
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photo by uga
【ジスモンチ・オーケストラ・コンサート】
■日時: 7/3(木)19:00
■会場: 紀尾井ホール
■出演:
エグベルト・ジスモンチ(ピアノ、ギター/作曲)
沼尻竜典(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団
【ジスモンチ・ソロ・コンサート】
■日時: 7/7(月)19:00
■会場: 浜離宮朝日ホール
■出演:
エグベルト・ジスモンチ(ピアノ、ギター)
【ジスモンチ・ソロ・コンサート *追加公演】
■日時: 7/5(土)18:00開演
■会場: 第一生命ホール
■出演:
エグベルト・ジスモンチ(ピアノ、ギター)
※公演詳細・最新情報はこちら
<東京の夏>音楽祭2008
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10. Afro Reggae “Quero só você”
最後に、リスナーの方から届いた、映画『ファヴェーラの丘』感想をご紹介。
この映画でスポットを浴びたアフロレゲエの爽快なレゲエ・チューンをお届けしました。
次回7月O.A.分では、来日が決定したジルベルト・ジルの特集を予定しています。
毎月60分お聴きのがしなく!
■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROSE
■放送日時:
日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net
2008.05.06
Beto Caletti meets Samba-Nova
ベト・カレッティの来日公演初日、いよいよ明後日です!とにかく環境という面だけでもクラブ・イクスピアリおすすめです!
(以下再告知)
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ベト・カレッティが今年も来日します。
公演初日の5/8(木)、Samba-Nova DJsより、大島忠智さんと成田佳洋の出演が決まりましたのでお知らせします。
ゴールデン・ウィーク(って言っちゃまずいの?…もう終わり??)のご予定にぜひ!
“Essential Brasileira” Beto Caletti + Samba-Nova
2008年5月8日(木)
18:30-22:30
DJ hour + ライブ2ステージ(入替えなし)
Live:
Beto Caletti
DJs:
成田佳洋 Yoshihiro Narita / NRT
大島忠智 Tadatomo Oshima / IDÉE Records
会場: 舞浜 Club Iksupiari
問合せ: 047-305-2525
予約: 047-305-5700
チャージ: 3,500円(当日4,000円)
2008.05.01
“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年5月放送回)
4月からスタートした現在進行形のブラジル音楽情報をお届けするラジオ・プログラム「radio Samba-Nova」。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをお届けしています。
今回は月刊ラティーナより編集チーフの船津亮平さんをお迎えして、番組名の元ともなっている「新しいサンバ」を特集します。
5月第一回目の放送は、5/4(日)21:00からです。お楽しみに!!
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

■「radio Samba-Nova」 vol.2
(2008年5月4日更新)
◆オンエア予定楽曲
1. Adriana Calcanhotto “Marê”
2. Milton Nascimento e Jobim Trio “Tudo Que Você Podia Ser”
3. Francis Hime e Zélia Duncan “Sem Saudades”
ここまでは最新のリリースから。
1曲目はモレーノ、ドメニコ、カシンらを中心に制作されたアドリアーナ・カルカニョットの新作『Marê』より。
次に、「ブラジルの声」と言われるミルトン・ナシメントと、晩年のアントニオ・カルロス・ジョビンを支えたメンバーで、実の息子でもあるパウロ、孫のダニエル、ドラムスのパウロ・ブラーガからなる<ジョビン・トリオ>が共演したアルバム『Novas Bossas』から、“Tudo Que Você Podia Ser”。
3曲目は、今年生誕100周年を迎える偉大なサンバ・シンボル、カルトーラのトリビュート・アルバム“Viva Cartola! 100 anos”から、Francis HimeとZélia Duncanのデュエットでした。
このカルトーラについては、この番組でも機会をあらためて特集を組みたいと思っています。
4. Monobloco “Rap do Cartão Postal”
5. Orquestra Imperial “Me Deixa Em Paz”
6. Marcelo D2 “Dor de Verdade”
7. Marisa Monte “Meu Canário”
8. Maria Rita “O que é o amor”
9. Roberta Sá “Alô Febereiro”
10. Teresa Cristina e Grupo Semente “Gorjear da passarada / A vida me fez assim”
ここからはラティーナ編集部より船津亮平さんをお迎えして、「新しいサンバ」を特集していきます。
6ページに渡って「新しいサンバ」を特集した、月刊ラティーナ2008年2月号(下の表紙です)が最高の副読本となりますのでぜひ!
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11. Beto Caletti “Mil Vezes”
来日公演が決定したベト・カレッティ。新作『テス』からの1曲です。
次回6月O.A.分では独占スタジオ・ライブも予定しています。
毎月60分お聴きのがしなく!
■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROSE
■放送日時:
日曜日 午後9時~10時
木曜日 午後7時~8時
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net
2008.04.27
LATINA08年5月号に寄稿しました。
現在発売中の月刊ラティーナ5月号にて、
●V.A. / Viva! Cartola 100 anos
●Arranco de Varsovia/Samba e Progresso
ディスクレビューを執筆しました。
特に写真の“Viva! Cartola...”は、1曲を除き既出音源で構成されているものの、選曲の流れも良くオススメです。
今年生誕100周年を迎えるカルトーラ。
原稿にも書きましたが、ボサノヴァ50年と同じくらい注目されてほしい人です。
きっと多くのブラジル音楽ファンと同じく、ぼくもまたブラジル行きを決意するきっかけとなった大きな存在です。
秋頃にはradio Samba-Novaでも特集するつもり。
V.A. / Viva! Cartola 100 anos
01 Basta De Clamares Inocencia - Mart'Nália
02 Todo Tempo Que Eu Viver - Paulinho Da Viola, Cartola & As Meninas da Mangueira
03 Festa Da Penha - Marcos Sacramento
04 Tive Sim - Luiz Melodia
05 Sem Saudades - Francis Hime E Zélia Duncan
06 Nao Quero Mais Amar A Ninguem - Olivia Byington
07 Sofreguidao - Elton Medeiros
08 Amor Proibido - Zé Paulo Becker
09 Partiu - Elton Medeiros
10 Camarim - Elizeth Cardoso
11 As Rosas Nao falam - Marco Pereira / Gabriel Grossi
12 O Mundo E Um Moinho - Tira Poeira E Pedro Miranda
2008.04.27
グルーポ・コルポ2日目
グルーポ・コルポの来日2日目、4/25の公演に行ってきました。
個人的には特に「Onqotô」、これは生涯見るチャンスがあれば何度でも見たいほどハマった。
野暮ったい感想など書けそうにないけれど、とにかくあの異様な高揚感、音楽だけでも視覚だけでも刺激されたことのない脳内回路にビリビリくる感じが…
これとか

見た人はきっと印象に残るこの辺のシーンとか

で、終演後、即売CD/DVD/Tシャツに人が殺到してました。
カエターノのここ数作にあまりピンとこない僕ですが、「Onqotô」はかなり気に入ってます。
共作者のゼ・ミゲル・ヴィズニッキも、個人的にはカエターノと同じぐらい好きなアーティストで、これを機会にもっと注目されてほしいです。
Photos: José Luiz Pederneiras
2008.04.25
Hanako最新号で紹介されました。
2008.04.13
グルーポ・コルポ来日公演
Photos: José Luiz Pederneiras

すでに各方面で話題のダンス・カンパニー「グルーポ・コルポ」来日公演。上の写真は今回の演目から「Parabelo」のもので、音楽はトン・ゼーとジョゼ・ミゲル・ヴィズニッキが手がけています。



そして番組でもオンエアした、カエターノ・ヴェローゾとジョゼ・ミゲル・ヴィズニッキが音楽を手がける演目「Onqotô」。写真だけでも伝わるこのテンション!
公演情報をこちらにも再度告知しておきます。
★GRUPO CORPO グルーポ・コルポ来日公演★
■公演日程:2008年4月24日[木]19:00開演 / 4月25日[金]19:00開演
■会場:Bunkamura オーチャードホール
■上演プログラム:『Parabelo』『Onqotô』
(※音楽は両プログラムともテープを使用します。)
■料金:S席6,500円 A席5,500円(全席指定・税込) ※未就学児童の入場不可
■お問い合わせ:Bunkamura 03-3477-3244(10:00-19:00)
2008.04.11
"radio Samba-Nova" 放送スタート!
以前から折に触れてお伝えしてきた「radio Samba-Nova」がスタートします!
文化放送のデジタル/インターネット・ラジオ・チャンネル"UNIQue the RADIO"にて、
日曜21:00~22:00、木曜19:00~20:00放送です。
(更新は毎月第一日曜日)
インターネット・ラジオなので、日本全国どこからでも聴取可能です。
第一回目の放送は、4月13日(日) 午後9時~10時です。
番組パーソナリティは成田佳洋、ROSE(TENSAIS MC'S)の二人。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをアップ・トゥ・デートにお届けします。来日アーティストのゲスト出演なども決定中!ここでしか聴けないスタジオ・ライブなども予定していますのでお楽しみに。
第一回目から、話題のブラジル映画「ファヴェーラの丘」特別鑑賞券のプレゼント情報もあるので要チェック!
※聴取方法は下をクリック

radio Samba-Nova vol.1
◆オンエア予定楽曲
1. Celso Fonseca "Feriado"
2. Sergio Mendes feat. Will.i.am & Siedah Garrett "Funky Bahia"
3. Vinicius Cantuaria "Galope"
4. DJ Dolores "Wakaru"
5. Daniela Mercury "O mais belo dos belos (a verdade do ilê)"
6. TENSAIS MC’s "侍malandro"
7. Motirô "Senhorita"
8. Caetano Veloso e Jose Miguel Wisnik "Big bang bang"
9. Afro Reggae "Nenhum motivo explica a guerra"
10. Beto Caletti "Chegaste"
今月はここ最近のリリースから5曲と、現在ネット通販にて先行発売中のTENSAIS MC'Sマキシ・シングルからのM6、来日公演(Beto Caletti、Cabalが参加したMotirô)やこちらも日本での公演が決定したダンス・カンパニー“GRUPO CORPO”のサントラM8、映画「ファヴェーラの丘」にまつわる話題の楽曲M9などなど、話題満載でお届けします。
次回5月O.A.分では素敵なゲストをお迎えして、「新しいサンバ」を特集します。
毎月60分間お楽しみに!
2008.04.10
Ivor e Domenico Lancellotti
さっきドメニコ(OS RITMISTAS, Orquestra Imperial, Domenico+2, etc...)から届いたフライヤー画像です。今日、リオ・ニテロイ付近にいる方はぜひ!
こうしてときどき、親子でパフォーマンスしているようで、まったくもってうらやましい縦と血のつながりです。ドメニコの兄弟、AlvinhoはFino Coletivoのメンバーで、このバンドもまたロック~ヒップホップ世代の感覚でサンバを演奏するユニークなグループです。

2008.04.03
新 "blog Samba-Nova" こちらに移転しました。
2008年4月より、blog Samba-Novaはこちらに移転しました!
「音楽を紹介する」ということが好きで―レーベル運営(4年)、音楽ライター(5年)、DJ(15年)というチャンネルを通してこれまでやってきたけれど、他にもまだまだ選択肢がある気がしています。
個人として共感したものや出来事について、よりダイレクトに、できるかぎりダイナミズムを失わないかたちで紹介するいくつかの方法について、今年度はあらたにチャレンジしようと思っています。
というわけで本年度からは色々とこまめにアップしていきますので、よろしくお願いします。
※過去ログは右のBOOKMARKからどうぞ。
2008.03.21
ニュー・パーティー始動!"Fruits or die" 2008.4.4@AIR
"radio Samba-Nova"の準備にいろいろと追われている今日この頃ですが、
4/4にはこんなパーティーをやります。この組み合わせ、ちょっと他にない!
NRT presents "Fruits or die"
Baile Funk / East Harlem Sound / Samba-Nova / Hiphop around the world / Electro Kingston / Barcelona Underground / Celtic Rebel / Turkish House / etc...
04/04(Fri) @AIR
open : 23:00〜
charge : door/3000yen with flyer/2500yen AIR MEMBERS/2500yen
DJS:
大島忠智 (IDEE Records/balanca nova discos)
KTa☆brasil (excite公式ブログ)
HAJIME OISHI
知久豊 (night of nomad)
SHIGE (RE:WIND)
haraguchic
成田佳洋 (NRT/Samba-Nova)
※20歳未満の方、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂きます。 You must be over 20 with ID (passport, driving license) required to enter.
【B2F】
“groundrhythm”
HOUSE / TECHNO
DJS:
Kaoru Inoue (seedsandground)
Hajime Murayama
Live:
Satoshi Fumi (sequent:recordings / urbantorque)
2008.03.05
V.A. "Samba-Nova" 掲載誌一覧
下記の雑誌で記事評をご覧になれます。
発売日 誌名
1/12 FUDGE
1/20 LATINA (「新しいサンバ」6ページ特集 + レビュー)
1/20 MUSIC MAGAZINE (「サンバの新潮流」4ページ特集 + レビュー)
1/20 CDジャーナル (「今月の注目盤」)
1/24 Safari
1/25 HMV the music master
1/25 bounce
1/29 remix
1/00 virginフリーペーパー
2/06 STUDIO VOICE(「CUT UP」Samba-Nova特集1ページ)
2/13 TVブロス
2/14 jazzLife
2/20 MUSIC MAGAZINE (「アルバム・ピックアップ」1〜1/2ページ)
2/20 intoxicate
2/20 SWING JOURNAL
2/24 monthly m
2/24 GQ
2008.02.19
文化放送UNIQue the RADIO “ORIENT EXPRESS” ゲスト出演
サラーム海上さんがMCを務める、デジタル/インターネット・ラジオ番組“ORIENT EXPRESS”に出演しました。TENSAIS MC'sの新曲も先行プレイ!
お題としては “V.A. / Samba-Nova”を中心に、新旧のサンバ音源を選曲して「サンバの新しい姿」「その新しさの核心」について紹介してほしい、とのことで挑みましたが、結果のほうはさてはて…。。
下記日程で再放送もオンエアされますのでチェックしてみてください!
◆オンエア楽曲
1. Macapaba - Equinocio Solar, Viagens Fantasticas ao Meio do Mundo
/ G.R.E.S. Beija-Flor
2. ペキニーズとブルドッグ / Seu Jorge
3. サンバ・ジ・ブレッキ / Beatchoro
4. Radio Patrulha / Os Ritmistas
5. 愛するマンゲイラ / Cartola
6. ヴィラの魅惑 / Joao Petra de Barros
7. マンゲイラのピアノ / Antonio Carlos Jobim
8. Cansei De Esperar Voce / Roberta Sa
9. ナゥン・フォイ・エン・ヴァゥン / Orquestra Imperial
10. ゴルジェアール・ダ・パッサラーダ/ア・ヴィダ・ミ・フェス・アシン
/ Teresa Cristina E Grupo Semente
11. 私のまわりの宇宙 / Marisa Monte
12. Samurai Malandro / TENSAIS MC's
ちなみにこの番組、文化放送UNIQue the RADIOの看板番組なんですが、「ワールド・ミュージック」をコンセプトに据えた楽しいプログラムが満載です。
昭和世代の古き良きAM放送、というイメージの強い同局がこうした取り組みを始めたことに、未来を感じますね。
UNIQue the RADIO
※試聴方法はこちら
再放送日時:
2月20日水曜日
午前 8時~10時再放送
午後 2時~ 4時再放送
午後10時~12時再放送
2008.01.24
月刊ラティーナ2月号に寄稿しました。

現在発売中、月刊ラティーナ2月号の表紙です。
ここ1・2年ぐらい?ブラジルの記事がそれまで以上に増えてきて、個人的にもますます面白さを感じている本誌ですが、この2月号では「新しいサンバ」特集が6ページで展開されています。
そのうち2ページで、disk union石亀氏、ラティーナ船津氏とともに24枚のディスク・レビューを選盤・執筆しました。アップ・トゥ・デイトなかたちでこれら新世代サンバ(とその周辺部)が本格的に紹介されるのは、おそらく初めてではないでしょうか。永久保存版!
そのラティーナや、同じく1/20発売の「ミュージック・マガジン」最新号と時を同じくして、HMVインターネットでも新世代サンバ・ディスク・ガイドが展開中。
OFFセール対象商品もあります!!
1枚のCDとの出会いが、ブラジルへと繋がる第一歩です。
HMV 新世代サンバ・ディスク・ガイド
2007.08.29
フリーペーパーDICTIONARY/選曲リスト
フリーペーパーDICTIONARY誌面およびWEBと、SHIBUYA-FM同名番組の連動企画「ANY MUSIC, BUT GOOD」の成田佳洋による選曲がアップされましたのでご報告。
DICTIONARYで選曲させていただくのはこれで2度目ですが、
今回は「バイク(自転車)乗りの選曲」というお題を与えられたので、移動中にiPodで聴いているものをひねらずセレクトしました。
スコットランド/メキシコ/ブラジル/ブラジリアン・レゲエ/アイリッシュ/NY/沖縄/東京/鎌倉/etc…文字にするとおかしく感じるものですが。
http://dictionary.clubking.com/画像:dic0117_0040-0041.jpg
こんな風にラジオでも、色んな音楽を直接聴ける機会をもっと作っていきたいです。

