2016.06.08

ACA SECA TRIO Japan Tour 2016

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アカ・セカ・トリオ ジャパン・ツアー2016
ACA SECA TRIO Japan Tour 2016

現代アルゼンチン音楽を代表するグループにして、
これまで最も来日が望まれてきたスーパー・バンド、アカ・セカ・トリオの初来日ツアーが実現。
メンバーのピアニスト/作曲家、アンドレス・ベエウサエルトによる唯一の東京ソロ公演も追加決定。

招聘・主催: スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド実行委員会/NRT(maritmo株式会社)
愛知公演共催: PaPiTaMuSiCa
岡山公演制作: moderado music


※5/25追記: 岡山・名古屋・東京公演詳細を追記しました
※7/29追記: アンドレス・ベエウサエルト東京公演詳細を追記しました

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ANDRÉS BEEUWSAERT 東京公演
8/20(sat) 根津教会
 

開場16:30 開演17:30
予約 5,000円 当日5,500円(全席自由/入場整理番号付)

出演:
Andrés Beeuwsaert (piano, voice)

会場:
根津教会
文京区根津1-19-6
http://nezuchurch.sakura.ne.jp/

東京メトロ千代田線根津駅1番口より徒歩4分
※会場への直接のお問い合せはご遠慮下さい。

チケット予約:(7月31日開始)
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999(Pコード: 306-594)
ローソンチケット l-tike.com 0570-084-004(Lコード: 73514)
イープラス http://eplus.jp
ディスクガレージ 050-5533-0888

音響: 株式会社Flysound
調律: 内田輝
喫茶: Hummingbird coffee

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ACA SECA TRIO 岡山公演
8/24(wed) 蔭凉寺(いんりょうじ)
 ※予約満席/現在キャンセル待ち

開場19:00 開演20:00
予約 6,000円 当日6500円(限定95名/全席自由)

出演:
ACA SECA TRIO
Juan Quintero (voice, guitar)
Andrés Beeuwsaert (piano, voice)
Mariano Cantero (ds/perc, voice)

会場:
蔭凉寺
岡山市北区中央町10-28
※会場への直接のお問い合せはご遠慮下さい。

予約・問い合わせ:
メール予約 moderado music (moderadomusic@gmail.com)

6/4より予約開始
※公演名・お名前・人数・連絡先をご明記のうえお申し込み下さい

チケット取扱店:
グリーンハウス倉敷店、グリーンハウス岡山店、レコード屋、城下公会堂

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ACA SECA TRIO 名古屋公演
8/25(thu) THE BOTTOM LINE NAGOYA

開場19:00 開演19:30
予約4,500円 当日5,000円(全席自由/入場時にDrink代¥500別途必要)

※学割:入場前に学生証提示で¥1,500キャッシュバック。
※未就学児童:座席使用される場合は学割料金に準じます。
なお、他のお客様やホール等のご迷惑になる状況が生じた際は退場をお願いいたします。

出演:
ACA SECA TRIO
Juan Quintero (voice, guitar)
Andrés Beeuwsaert (piano, voice)
Mariano Cantero (ds/perc, voice)

会場:
THE BOTTOM LINE NAGOYA
名古屋市千種区今池4丁目7番11号
地下鉄今池駅3番出口前
052-741-1620
www.bottomline.co.jp/

チケット予約:
<特典付き予約/6月4日10時より受付開始>
PaPiTaMuSiCa
papitamusica@gmail.com

※特典はポストカードを予定。数が終了するまで随時メールにて受付
※公演名・お名前・人数・連絡先をご明記のうえお申し込み下さい

<一般発売/6月4日開始>
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999(Pコード: 300-186)
ローソンチケット l-tike.com 0570-084-004(Lコード: 43494)
イープラス http://eplus.jp
ボトムライン 052-741-1620

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8/28(sun) 富山 円形劇場ヘリオス
~フェスティバル<SUKIYAKI MEETS THE WORLD2016>

会場:
福野文化創造センター ヘリオス

SUKIYAKI MEETS THE WORLD official site:
http://sukiyakifes.jp/

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8/31(wed) 渋谷WWW 
~フェスティバル<SUKIYAKI TOKYO 2016>

開場18:30 開演19:30
前売5,000円 当日5,500円
(単日券/オールスタンディング/入場整理番号付/入場時+1drink ¥500)

会場:
WWW
03-5458-7685

チケット予約:
一般販売 6月4日(土)10:00〜
チケットぴあ t.pia.jp 電話予約:0570-02-9999 [Pコード 297-458]
ローソンチケット l-tike.com ※電話予約なし [Lコード 71501]
イープラス eplus.jp
WWW店頭

※高校生以下無料(入場時に写真付き学生証の提示が必要。高校生以下も別途ドリンク代500円必要)
※学生割引&富山スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2016半券提示割引
当日券のみ。会場受付にて富山スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2016の半券提示、もしくは学生は写真付き学生証提示で当日券が1,000円OFF。
※前売り売切の際は当日券販売を行なわない場合もございます/両方の割引を同時に適用はできません

SUKIYAKI TOKYO official site:
www.sukiyakitokyo.com/

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【ACA SECA TRIO プロフィール】
現代アルゼンチン音楽界を牽引し、南米音楽の新時代を担うグループ。結成以来、アルゼンチン伝統音楽をベースにジャズ、クラシック、 ロック、ブラジル音楽などをミックスし、洗練されたコンテンポラリー・フォルクローレを追求する。 優しく伸びのある歌声に正統派ギターが魅力のフアン・キンテーロ、静寂さえ音符として表現する希有なピアノストのアンドレス・ベエウサエルト、アルゼンチン各地のリズムを武器に様々なプロジェクトに引っ張りだこのパーカッションのマリアーノ・カンテーロ。3人が奏でる洒脱で壮大なスケール観を持ったアンサンブルと澄んだ唄声のハーモニーは、心が震えるほど美しい。
正真正銘アルゼンチンのトップグループ待望の初来日!

【Andrés Beeuwsaert プロフィール】
1978年、アルゼンチン・ブエノスアイレス州生まれの鍵盤奏者・作曲家。国立ラプラタ大学にて作曲を学ぶ。
1999年、フアン・キンテーロ、マリアノ・カンテーロとともにアカ・セカ・トリオを結成。その優れた音楽性、高い演奏性と対位法を駆使したヴォーカル・ワークによって、現代アルゼンチン音楽を代表するグループとしての人気と評価を確立。
ソロ名義では、2009年にファースト・アルバム『Dos Rios』、2012年にセカンド・アルバム『Cruces』をリリース。2010年から2012年にかけて、現代ブラジル随一の実力派女性歌手、タチアナ・パーハとデュオとして活動。アルバム『Aquí』をリリースしている。
鍵盤奏者として、世界的マルチ奏者ペドロ・アスナールのグループに2004年より参加。南米およびヨーロッパ・ツアーに参加、10カ国以上を回り、4枚のアルバムと3枚のライヴDVD作品を録音。他、チャーリー・ガルシア、モノ・フォンタナ等のライヴや録音に参加、イヴァン・リンス、アントニオ・ロウレイロ、ウーゴ・ファットルーソ、ジョー・ロヴァーノなど海外のトップ・アーティストとの共演も多い。
ソロ作ならびにアカ・セカ・トリオの諸作は『Jazz The New Chapter』『クワイエット・コーナー』『アルゼンチン音楽手帖』『TOKYO MOON』などのディスクガイド本や、複数のコンピレーションCDで取り上げられるなど、南米音楽の枠を超えて注目を集めている。21世紀の新しい器楽系シーンをリードする存在として信奉者も多い。2015年、ピアノ音楽フェスティバル<THE PIANO ERA>の招聘により初来日。全国4ヶ所での単独ツアーも行った。




2015.09.06

ANDRÉS BEEUWSAERT & JUAN PABLO DI LEONE Japan Tour 2015

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アンドレス・ベエウサエルト&フアン・パブロ・ディ・レオーネ ジャパン・ツアー2015
ANDRÉS BEEUWSAERT & JUAN PABLO DI LEONE Japan Tour 2015

街から自然へ、旅と風景を喚起する新しい室内楽。
現代アルゼンチンを代表するグループ<Aca Seca Trio>のメンバーであり、
21世紀の器楽系シーンをリードするピアニスト、アンドレス・ベエウサエルトの初来日ツアーが決定。
フルートの名手フアン・パブロ・ディ・レオーネとのデュオ編成による全5公演。

出演:
Andrés Beeuwsaert (piano, voice)
Juan Pablo Di Leone (flute, voice)

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11/29(日) 東京 めぐろパーシモンホール 大ホール
            ~フェスティバル<THE PIANO ERA 2015>

開場15:45 / 開演16:30
前売6,800円 / 当日7,800円 (全席指定/未就学児入場不可)

出演:
Andrés Beeuwsaert (Argentina)
Henning Schmiedt (Germany)
Tatiana Parra/Vardan Ovsepian (Brazil/Armenia)

会場:
めぐろパーシモンホール 大ホール
東京都東京都目黒区八雲1-1-1
03-5701-2924
東急東横線【都立大学駅】より徒歩7分

チケット予約:
イープラス http://eplus.jp
ローソンチケット http://l-tike.com 0570-084-003
チケットぴあ http://t.pia.jp 0570-02-9999
めぐろパーシモンホール www.persimmon.or.jp (24時間受付) 03-5701-2904 (10:00-19:00)
※フェスティバル2日通し券(13,000円/前売りのみ)取扱あり。
※めぐろパーシモンホールでは各日券のみの販売です。

問い合わせ:
ディスクガレージ 050-5533-0888 (平日12:00-19:00)
ノーヴァスアクシス 03-6310-9553

フェスティバル詳細:
www.thepianoera.com

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12/1(火) 岡山 蔭凉寺(いんりょうじ)
開場19:00 / 開演 20:00
予約4,000円 / 当日4,500円(全席自由)

会場:
蔭凉寺(岡山市北区中央町10-28)  
※会場への直接のお問い合せはご遠慮下さい。

予約・問い合わせ:
メール予約 moderado music(moderadomusic@gmail.com)
※公演名・お名前・人数・連絡先をご明記のうえお申し込み下さい

チケット取扱店:
グリーンハウス倉敷店、グリーンハウス岡山店、レコード屋、城下公会堂、Deco’s Kitchen、Dindi、shuri

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12/2(水) 姫路 HUMMOCK Cafe
開場18:30 / 開演19:30
予約4,000円 / 当日4,500円(共に1ドリンク別途 / 全席自由)

メール予約:
ticket.info.hummock@gmail.com(24hs受付)

会場・お問い合わせ:
HUMMOCK Cafe
兵庫県姫路市的形町的形 磯1864
TEL 079-254-1400(定休日・臨時休業日を除く12:00~22:00)
http://hummock.blogspot.jp/

※9/19より予約開始
※ご予約時に①公演名②お名前③人数④ご連絡先電話番号の4点をお伝えくださいませ。
(未就学児童の入場は事前にご相談下さいませ)
※メール予約の方は送信後24時間以内に返信いたします。
※本公演ではライヴ当日ご来店の順番に好きな席をお選びいただけます。
※当日受付での会計となります。

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12/3 (木) 福岡 papparayray
開場19:00 / 開演20:00
予約4,000円 / 当日4,500円(共に1ドリンク別途/全席自由)

会場:
papparayray – パッパライライ
福岡市中央区赤坂 2-2-22
phone. 092-406-9361
http://papparayray.petit.cc/

予約方法:
オンライン予約 (推奨・24h): http://republik.jp/reservation
メール予約 (24h): reservation@republik.jp
電話予約: パッパライライ 092-406-9361 (受付時間 11:30-18:00、木・金休)
● メールあるいは電話でのご予約:
公演名・公演日・代表者お名前・電話番号・人数をお知らせください。
● 公演当日ご来場時に、会場受付にて前売り料金でのご精算/ご入場とさせていただきます。

お問い合わせ:
Republik:
http://republik.jp/
info@republik.jp
090-7291-9112 (河崎)

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12/5 (土) 山形大学文化ホール
開場16:30 / 開演17:30
前売4,000円 / 当日4,500円 (全席自由)

会場:
山形大学文化ホール
山形市小白川町1丁目4-12 (山形大学小白川キャンパス内)

チケット販売: ※9/7より販売開始
新星堂山形駅ビル店、Espresso、Bar Saudade、Rough roLL、そば吉里吉里、台湾你好、亜細庵Syun
※遠方の方、チケットを購入できない方は、チケットを郵送致しますので下記メールまでお申し込み下さい。9月7日午前10時よりお申込み開始します。yama-bra(bossacur@ma.catvy.ne.jp
※メールには以下を必ず記載してください。①件名「アンドレス・ベエウサエルト山形公演」②お名前③人数④ご住所⑤電話番号
※前売りで完売した場合当日券はありません。
※未就学児童のご入場はお断りいたします。予めご了承下さい。
※チケットの払い戻しは出来ません。予めご了承下さい。

お問い合わせ:
yama-bra
bossacur@ma.catvy.ne.jp

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【プロフィール】
Andrés Beeuwsaert アンドレス・ベエウサエルト
1978年、アルゼンチン・ブエノスアイレス州生まれの鍵盤奏者・作曲家。国立ラプラタ大学にて作曲を学ぶ。
1999年、フアン・キンテーロマリアノ・カンテーロとともにアカ・セカ・トリオを結成。その優れた音楽性、高い演奏性と対位法を駆使したヴォーカル・ワークによって、現代アルゼンチン音楽を代表するグループとしての人気と評価を確立。2009年までに3枚のオリジナル・アルバムと1枚のDVDをリリースし、2014年にはディエゴ・スキッシ・キンテートとの8人編成によるライブ録音作『Hermanos』を発表。

ソロ名義では、2009年にファースト・アルバム『Dos Rios』、2012年にセカンド・アルバム『Cruces』をリリース。2010年から2012年にかけて、現代ブラジル随一の実力派女性歌手、タチアナ・パーハとデュオとして活動。アルバム『Aquí』をリリースしている。

また鍵盤奏者として、世界的マルチ奏者ペドロ・アスナールのグループに2004年より参加。南米およびヨーロッパ・ツアーに参加、10カ国以上を回り、4枚のアルバムと3枚のライヴDVD作品を録音。他、チャーリー・ガルシアモノ・フォンタナ等のライヴや録音に参加したほか、イヴァン・リンスアントニオ・ロウレイロウーゴ・ファットルーソジョー・ロヴァーノなど海外のトップ・アーティストとの共演も多い。

ソロ作ならびにアカ・セカ・トリオの諸作は『Jazz The New Chapter』『クワイエット・コーナー』『アルゼンチン音楽手帖』などのディスクガイド本や、複数のコンピレーションCDで取り上げられるなど、南米音楽の枠を超えて注目を集めている。21世紀の新しい器楽系シーンをリードする存在として信奉者も多く、まさに待望の初来日といえる。


Juan Pablo di Leone フアン・パブロ・ディ・レオーネ
フルート/クロマティック・ハーモニカ/ピアノ演奏家、歌手。
主に木管楽器奏者として、現代アルゼンチン・フォルクローレにおけるファースト・コールの音楽家。
これまでフォルクローレ界の大御所チャンゴ・ファリアス・ゴメスと12年に渡って演奏してきたほか、アカ・セカ・トリオカルロス・アギーレら国内のトップ・ミュージシャン、さらにはアンドレ・メマーリデボラ・グルジェルウーゴ・ファットルーソルベーン・ラダ等、海外アーティストとも共演を重ねる。
2011年、ファースト・ソロ・アルバム『Sin Palo』を発表。新感覚のフォルクローレ作品として、日本でも大型輸入CDショップを中心に話題となる。





2015.07.06

ANTONIO LOUREIRO Japan Tour 2015

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アントニオ・ロウレイロ ジャパン・ツアー2015
ANTONIO LOUREIRO Japan Tour 2015

ブラジル最注目のシンガーソングライター、アントニオ・ロウレイロの2年ぶりとなる来日ツアーが決定。
野生とインテリジェンス、<ソング>と<インストゥルメンタル>が不可思議に同居した、21世紀のミナス・サウンド。

※ご予約については各会場/プレイガイド/予約窓口までお問合せ下さい。

※9/30東京公演に林正樹(pf)のゲスト参加が急遽決定しました。(9/27追記)
※名古屋公演詳細が変更になりました。(9/10追記)
※熊本公演詳細を追記しました。(7/16追記)

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9/19(土) 姫路 HUMMOCK Cafe
19:00開場 / 20:00開演
4,000円/当日4,500円(全席自由 /共に1ドリンク付)

出演:
Antonio Loureiro (piano, vocal)

メール予約:
ticket.info.hummock@gmail.com(24hs受付)

会場・お問い合わせ:
HUMMOCK Cafe
兵庫県姫路市的形町的形 磯1864
TEL 079-254-1400(定休日・臨時休業日を除く12:00~22:00)

※8/1より予約開始
※ご予約時に①公演名②お名前③人数④ご連絡先電話番号の4点をお伝えくださいませ。
(未就学児童の入場は事前にご相談下さいませ)
※メール予約の方は送信後24時間以内に返信いたします。
※本公演ではライヴ当日ご来店の順番に好きな席をお選びいただけます。
※当日受付での会計となります。

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9/20(日) 京都 梅小路公園
~フェスティバル<京都音楽博覧会2015>

10:30開場 12:00開演予定
前売8,888円 当日券9,999円(税込/全自由)

出演:
Antonio Loureiro (piano, vocal)

会場:
梅小路公園
京都府京都市下京区観喜寺町56−3
京都駅(JR東海道本線<京都駅>、地下鉄烏丸線、近鉄京都線)から西に徒歩約15分。

予約・フェスティバル詳細:
京都音楽博覧会公式ホームページ http://kyotoonpaku.net/

※チケット一般発売:7月25日(土)より

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9/21(月・祝) 岡山 蔭凉寺
開場 19:00 / 開演 20:00
予約4,000円 当日4,500円(全席自由)

出演:
Antonio Loureiro (piano, vocal)

会場:
蔭凉寺(いんりょうじ)
岡山市北区中央町10-28
※会場への直接のお問い合せはご遠慮下さい。

メール予約・問い合わせ:
moderado music moderadomusic@gmail.com
※8/1より予約開始
※公演名・お名前・人数・連絡先をご明記のうえお申し込み下さい

チケット取扱店:
グリーンハウス倉敷店、グリーンハウス岡山店、レコード屋、城下公会堂、Deco’s Kitchen、Dindi、shuri

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9/22(火・祝) 熊本 時計の大橋 新館ラウンジ
開場 18:00 / 開演 19:00
予約5,500円 当日6,000円 (1ドリンク付き/未就学児入場不可)

出演:
Antonio Loureiro (piano, vocal)

会場:
時計の大橋 新館ラウンジ
熊本市中央区上通 9-5 時計の大橋 新館 3F

問い合わせ・WEB予約:
LONGSIXBRIDGE
http://www.longsixbridge.com/
096-342-4976
※チケット販売/予約開始日:7月24日(金)

チケット取扱店:
時計の大橋、TSUTAYA書店熊本三年坂チケットカウンター 他

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9/27(日) 名古屋ブルーノート
開場 4:00p.m. 開演 5:00p.m.(1ショー公演)
一般:6,900円/名古屋BNメンバーズ:6,600円

出演:
Antonio Loureiro (piano, vocal)

会場:
名古屋ブルーノート
名古屋市中区錦3-22-20 ダイテックサカエ B2F

予約・チケット購入:
電話予約センター 052-961-6311(平日11:00~20:00/土日祝休業)
インターネット予約 http://www.nagoya-bluenote.com (24時間受付)

※都合により1stステージのみの開催に変更とさせて頂きます。
2ndステージをご予約いただいておりました皆様には、会場より順次お電話にてご連絡を差し上げて参ります。ご迷惑をお掛けしまして誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解・ご了承の程よろしくお願い申し上げます。

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9/30(水) 渋谷WWW
18:30開場 19:30開演
前売5,500円/当日6,000円(ドリンク代別/オールスタンディング)

出演:
Antonio Loureiro (piano, key, vocal)
with 芳垣安洋 (dr)、鈴木正人 (b)、藤本一馬 (g)、林正樹(pf)

チケット販売:
一般発売:7/11(土)10:00〜
ローソンチケット 【L:77985】 ※電話予約なし
チケットぴあ 【P:270-627】 電話予約:0570-02-9999
e+
WWW・シネマライズ店頭

会場:
WWW
東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル地下
03-5458-7685

公演お問合せ:
WWW 03-5458-7685 
NRT(maritmo株式会社) info@nrt.jp

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【プロフィール】
Antonio Loureiro アントニオ・ロウレイロ

ブラジル・サンパウロ生まれ。ミナス・ジェライス連邦大学にて作曲と鍵盤打楽器を学ぶ。
2000年よりプロとしてのキャリアを開始。トニーニョ・オルタヘナート・モタ&パトリシア・ロバートをはじめとした多数の作品やライブに参加、キャリアを重ねる。グループ「Ramo」のメンバー等を経て、2010年に初のソロ・アルバム『Antonio Loureiro』を発表。この作品が日本でもミュージックマガジン誌「ベストアルバム2010」にて高橋健太郎氏(音楽評論家)によって1位に選出されるなど、話題となる。
2012年に2ndアルバム『ソー』(NRT, NKCD-1005)を発表。自身で10種類近くの楽器を演奏し、<ソング>と<インストゥルメンタル>の垣根を取り払う革新的なサウンドで、ジャンルを超えて話題に。ジャズやロック・リスナーからも大きな注目を集め、ブラジル音楽シーンにおける近年最大のヒット作のひとつともなった。
2013年8月、フェスティバル「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」の招聘により初来日、全国4箇所でツアーを行う。なかでもメンバーに芳垣安洋(drums)、鈴木正人(bass)、佐藤芳明(accordion)を迎えたバンド編成での東京公演は大きな評判を呼び、同ライブ録音は2014年にアルバム『In Tokyo』(NRT, NKCD-1010)としてリリース、さらなる話題を呼んだ。
2014年にはヴィブラフォン奏者・作曲家としての器楽曲アルバム『Herz e Loureiro』をリリース(バイオリン奏者、ヒカルド・ヘルスとの共作名義)。ポスト・クラシック的な世界的潮流における傑作として本国でも高い評価を受ける。
その他、アート・リンゼイとのライブ共演、現代ブラジル最高峰ピアニストであるアンドレ・メマーリとのデュオ・プロジェクトなど、さまざまなプロジェクトを同時進行。隣国アルゼンチンのアーティストとの交流も盛んで、アカ・セカ・トリオディエゴ・スキッシといった注目アーティストたちとも共演するなど、ミナス=サンパウロ=アルゼンチンを核とした南米器楽系ルネッサンスの中核的存在となりつつある。また米ニューヨーク公演ではマイク・モレーノら現地ジャズ・シーンの精鋭とも共演し、交流を深めている。現代ブラジルでその将来をもっとも嘱望される音楽家のひとりである。



Antonio Loureiro『In Tokyo』(※アルバムより3曲フル試聴できます)


Antonio Loureiro『Só』試聴プレイヤー (※アルバムより3曲フル試聴できます)



2013.10.11

NORA SARMORIA Japan Tour 2013

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ノラ・サルモリア ジャパン・ツアー2013
NORA SARMORIA Japan Tour 2013

現代アルゼンチン音楽を代表するピアニスト/シンガー/作曲家ノラ・サルモリアによる、実質初となる日本ツアーが決定。
広汎な音楽的背景と、最高にユニークな作風で知られる、不可思議なアーティストの謎が明らかに。
ピアノ弾き語りによるソロ・パフォーマンスでの3公演、東京でのワークショップで創造の源泉へ。

主催・企画・制作: NRT
招聘: DUM DUM LLP
協力: novus axis、HUMMOCK Cafe、moderado music、Rainbow Fam、ほか


※追記: 11/27 ワークショップへのケペル木村、栗本斉 両氏の出演が決定しました。

※チケットのご予約・当日券情報などについては、各会場/プレイガイド/予約窓口までお問合せ下さい。

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11/25(月) 岡山 城下公会堂
19:30 開場 / 20:00 開演
3,800円 / 当日 4,300円 (要別途1ドリンク)

会場:
城下公会堂
岡山市北区天神町10-16城下ビル1F
www.saudade-ent.com/

チケット取扱:
城下公会堂 086-234-5260
moderado music info@moderadomusic.com

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11/26(火) 姫路 HUMMOCK Cafe
19:00開場 / 20:00開演
予約3,800円 / 当日4,300円 (先着順自由席/共に1ドリンク付)

ご予約・会場info:
HUMMOCK Cafe
兵庫県姫路市的形町的形 磯1864
TEL 079-254-1400(12:00~22:00/毎火曜・第1月曜定休日除く)
メール: hummockcafe0525@yahoo.co.jp (24hs受付)
※予約受付中
※ご予約時に①公演名②お名前③人数④ご連絡先電話番号の4点をお伝えくださいませ。
(未就学児童の入場は事前にご相談下さいませ)
※メール予約の方は送信後24時間以内に返信いたします。
※本公演ではライヴ当日ご来店の順番に好きな席をお選びいただけます。
※当日受付での会計となります。

衣装協力:
Rainbow Fam

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11/27(水) 東京 UPLINK FACTORY
ノラ・サルモリア 「アルゼンチン音楽のリズム・ワークショップ」

19:00 開場 / 19:30 開演
3,000円 (ドリンク別) "THE PIANO ERA" 11/30公演のチケットをご持参の方は500円OFF

現代アルゼンチン音楽を代表するピアニスト/シンガー/作曲家、ノラ・サルモリアによる、アルゼンチン音楽のリズム・ワークショップ。
アルゼンチンのさまざまなリズムを実演を交えつつ解説するほか、
トークゲストにケペル木村、栗本斉 の両名を迎えて、
自身の創造の源泉を探るインタビュー、隆盛するアルゼンチン音楽シーンについてのトークも行います。

会場・予約:
UPLINK FACTORY
渋谷区宇田川町37-18 トツネビル
TEL 03-6825-5503
www.uplink.co.jp

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11/30 (土) 東京 めぐろパーシモンホール 大ホール
sense of quiet presents “THE PIANO ERA” 2013

17:15開場 / 18:00開演
前売6,500円 / 当日7,500円 (全席指定/未就学児入場不可)

出演:
矢野顕子
André Mehmari (Brazil)
Nora Sarmoria (Argentina)

会場:
めぐろパーシモンホール 大ホール
東京都東京都目黒区八雲1-1-1
03-5701-2924
東急東横線【都立大学駅】より徒歩7分

チケット予約:
イープラス http://eplus.jp
ローソンチケット 0570-084-003 [Lコード:各日券 74312 / 二日通し券 74321]
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード:各日券 211-298 / 二日通し券 780-684]
めぐろパーシモンホール 03-5701-2904 (10:00-19:00) www.persimmon.or.jp (24時間受付)
※めぐろパーシモンホールでは各日券のみの販売です。
※座席選択ができるプレイガイドは「イープラス」「チケットぴあ(コンビニを除く)」「めぐろパーシモンホール(電話/窓口)」です。

イベント情報:
ノーヴァスアクシス
http://www.novusaxis.com/
twitter.com/PIANOERA

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【プロフィール】
Nora Sarmoria (ノラ・サルモリア)
1968年生まれ。現代アルゼンチン音楽を代表するピアニスト、シンガー、作曲家のひとり。
ジャズピアノをEdgardo Beilínに師事、アルゼンチンカトリック大学にて作曲を学び、ブエノスアイレス芸術学校(El Conservatorio Municipal de Buenos Aires)にてクラシック・ピアノを学ぶ。95年に初作となるアルバム『Vulevo Uno』を発表、現在までに11枚のリーダー作をリリース(12枚目となる新作『Silencio Intenso』を年末に発表予定)。ピアニストのリリアン・サバ、そして鍵盤打楽器奏者のマルコス・カベサスとのデュオ・アルバムや、南米の名曲を含むレパートリーを独自にアレンジした小オーケストラ=オルケスタ・スダメリカナ名義としても作品をリリースするなど、その活動は幅広い。
フォルクローレ、ジャズ、ポップ、クラシック、ウルグアイ音楽に至る広汎な音楽的背景をのぞかせつつも、個性あふれる作風で日本の音楽家にもファンが多い。<アルゼンチン音響派>のリスナーと、コンテンポラリー・フォルクローレのファンを繋ぐ、この国が誇るパフォーマーの一人にして、最高にユニークな作曲家でもある。2000年の初来日以来となる、まさに待望の再来日。
www.norasarmoria.com.ar/

Nora Sarmoria "Isleña"

Nora Sarmoria新作 『Silencio Intenso』 4曲抜粋



2013.10.06

ANDRÉ MEHMARI Japan Tour 2013

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アンドレ・メマーリ ジャパン・ツアー2013
ANDRÉ MEHMARI Japan Tour 2013

ブラジルを代表する若きピアニスト/作曲家、アンドレ・メマーリのソロピアノ・ツアーが決定。
南米音楽、ジャズ、クラシック... ジャンルを越え、いま幅広く注目を集めるヴィルトゥオーゾの実像へ。

主催・企画・制作: NRT
招聘: DUM DUM LLP
協力: novus axis、pianohouse.mmg、Republik:、山形ブラジル音楽普及協会、株式会社インパートメント、ほか


※チケットのご予約・当日券情報などについては、各会場/プレイガイド/予約窓口までお問合せ下さい。

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11/30 (土) 東京 めぐろパーシモンホール 大ホール
sense of quiet presents “THE PIANO ERA” 2013

17:15開場 / 18:00開演
前売6,500円 / 当日7,500円 (全席指定/未就学児入場不可)

出演:
矢野顕子
André Mehmari (Brazil)
Nora Sarmoria (Argentina)

会場:
めぐろパーシモンホール 大ホール
東京都東京都目黒区八雲1-1-1
03-5701-2924
東急東横線【都立大学駅】より徒歩7分

チケット予約:
イープラス http://eplus.jp
ローソンチケット 0570-084-003 [Lコード:各日券 74312 / 二日通し券 74321]
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード:各日券 211-298 / 二日通し券 780-684]
めぐろパーシモンホール 03-5701-2904 (10:00-19:00) www.persimmon.or.jp (24時間受付)
※めぐろパーシモンホールでは各日券のみの販売です。
※座席選択ができるプレイガイドは「イープラス」「チケットぴあ(コンビニを除く)」「めぐろパーシモンホール(電話/窓口)」です。

イベント情報:
ノーヴァスアクシス
http://www.novusaxis.com/
twitter.com/PIANOERA

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12/2(月) 福岡 日本福音ルーテル博多教会
18:00開場 / 19:00開演
予約4,000円 / 当日4,500円 (全席自由)

会場:
日本福音ルーテル博多教会
福岡市博多区須崎町 3-9
(地下鉄「中洲川端駅」より徒歩5分)

予約・お問い合わせ:
Republik:
オンライン予約: http://republik.jp/reservation
メール予約: reservation@republik.jp
電話予約: 090-7291-9112 (河崎)

※料金のお支払は、当日ご来場時に受付にて承ります。
※駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
※会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
※メール予約 及 電話予約の際は、以下をお知らせください。
・ 公演名/公演日
・ お名前
・ ご人数
・ ご連絡先

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12/3(火) 名古屋 広小路ヤマハホール
18:30開場 / 19:00開演
予約3,500円 / 当日4,000円 (全席自由)

会場:
広小路ヤマハホール(ヤマハリテイリング名古屋店7階)
愛知県名古屋市中区錦1−18−28
http://www.yamahamusic.jp/shop/nagoya

予約・お問い合わせ:
pianohouse.mmg
メール予約: pianohouse.mmg@gmail.com
電話予約: 052-806-3023 (pianohouse.mmg ミカタ)
※メール予約 及 電話予約の際は、以下をお知らせください。
・ お名前
・ ご人数
・ ご連絡先

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12/4 (水) 神戸 旧グッゲンハイム邸
19:00開場 / 20:00開演
前売4,000円 / 当日4,500円 (全席自由)

会場・予約:
旧グッゲンハイム邸
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17 (JR/山陽塩屋駅徒歩5分)
078-220-3924
guggenheim2007@gmail.com
http://www.nedogu.com

※ メール予約・電話予約の際は、以下をお知らせください。
①件名「アンドレ・メマーリ神戸公演」②お名前③人数④ご住所⑤電話番号
※予約のキャンセル・払い戻しはお断りしております。
※予定人数になり次第受付を終了いたします。
※座席数には限りがあります。立ち見となる可能性もありますがご了承ください。

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12/7 (土) 山形 山寺風雅の国「馳走舎」
17:00開場 / 18:00開演
前売4,000円 / 当日4,500円 (全席自由)

会場:
山寺風雅の国「馳走舎」 
山形県山形市山寺4224

チケット販売所: ※10/10より販売開始
新星堂山形駅ビル店、Espresso、Bar Saudade、Rough roLL、そば吉里吉里、台湾你好、亜細庵Syun、えんどう本店
※遠方の方、チケットを購入できない方は、チケットを郵送致しますので下記メールまでお申し込み下さい。10/6よりお申込み開始します。 山形ブラジル音楽普及協会 (bossacur@ma.catvy.ne.jp
※メールには以下を必ず記載してください。①件名「アンドレ・メマーリ山形公演」②お名前③人数④ご住所⑤電話番号
※前売りで完売した場合当日券はありません。
※未就学児童のご入場はお断りいたします。予めご了承下さい。
※チケットの払い戻しは出来ません。予めご了承下さい。

お問い合わせ:
山形ブラジル音楽普及協会
bossacur@ma.catvy.ne.jp

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【プロフィール】
André Mehmari (アンドレ・メマーリ)
1977年ブラジル、リオ・デ・ジャネイロで生まれる。
5歳より音楽を専門的に学び、10歳より独学でジャズ、即興音楽を学び作曲も始める。
その頃からプロとしてピアノ、オルガンのコンサートに出演。15歳の頃には音楽院でオルガン、ピアノを教えるようになる。
95年サンパウロ州立大学に入学。同年、大学の音楽コンクールBrazilian Popular Music (MPB)部門で優勝。97年にはクラシック部門でも優勝。
98年ブラジルで最も有名なMPBコンペティションで優勝し、その報酬としてデビューCDを録音する機会を得る。
99年自宅のスタジオで、全26の楽器を演奏、多重録音によるソロアルバム『Canto』を制作、2002年にリリース。
05年7月ブラジル人歌手のジョイスと共に初来日。2011年Piano solo Japan Tour (名古屋、東京、岡山)来日。同年10月ガブリエル・ミラバッシとのDUOコンサートを東京で2日間行う。
2011年多数の豪華ゲストを迎えた全30曲の大作2枚組『Canteiro』日本盤を発売。その他、グループ<Triz>でのアルバムなど多数の作品がある。
現在は自宅スタジオで録音、ミックス、マスタリング、リリースまで全てを自身で行って創作活動をしている。
www.andremehmari.com.br



ラジオ版 「sense of quiet」 アンドレ・メマーリ特集
※12/11の番組更新まで下記楽曲をお聞きになれます。
M2 Um Anjo Nasce / André Mehmari from the album "...De Árvores E Valsas"
M3 Choro Da Contínua Amizade / Hamilton De Holanda & André Mehmari "Contínua Amizade"
M4 Tresbordante / André Mehmari, Chico Pinheiro, Sérgio Santos "Triz"
M5 O Espelho / André Mehmari "...De Árvores E Valsas"
M6 Ná! / André Mehmari "...De Árvores E Valsas"
M7 Ninguém Compreende / André Mehmari "Canteiro"
M8 Seo Geraldo / Orquestra Á Base De Sopro De Critiba E André Mehmari "Ao Vivo"
M9 Baião De Reza / André Mehmari "Canteiro"


アンドレ・メマーリ近作リリース:
André Mehmari 『Canteiro』 (ESTUDIO MONTEVERDI)
André Mehmari - Chico Pinheiro - Sergio Santos 『Triz』 (Rip Curl Recordings)


2013.07.05

ANTONIO LOUREIRO Japan Tour 2013

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アントニオ・ロウレイロ ジャパン・ツアー2013
ANTONIO LOUREIRO Japan Tour 2013

野生とインテリジェンスの不可思議な同居。
<ソング>と<インストゥルメンタル>のあいだに広がる、都市の音楽。
ブラジル最注目のシンガーソングライター、アントニオ・ロウレイロの初来日ツアーが決定。

※チケットのご予約・当日券情報などについては、各会場/プレイガイド/予約窓口までお問合せ下さい。

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8/25(日) 富山 円形劇場ヘリオス
~フェスティバル<SUKIYAKI MEETS THE WORLD 2013>

14:00開場 14:30開演
前売3,500円/当日4,000円
※高校生以下無料(但し、中高生とも要・学生証)

出演:
Antonio Loureiro (piano, vocal)

チケット販売:
ローソンチケット [Lコード 53522]
チケットぴあ [Pコード 196-263]
アーツナビ(県立文化施設窓口でも販売)、ディスクビート、TSUTAYA砺波店、ア・ミュー、福野文化創造センター、井波総合文化センター、じょうはな座、福光福祉会館、レコードジャングル

会場・お問合せ:
福野文化創造センターヘリオス
富山県南砺市やかた100 
TEL 0763-22-1125 (スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド実行委員会

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8/29(木) 渋谷WWW 
~フェスティバル<SUKIYAKI TOKYO 2013>

18:00開場 19:00開演
前売5,250円/二日公演券 9,975円/三日通し券 13,650円
(オールスタンディング/整理番号付/入場時+1drink ¥500)

出演:
Antonio Loureiro (piano, vocal)
芳垣安洋 (dr)
鈴木正人 (b)
佐藤芳明 (accordion)

チケット販売:
チケットぴあ 0570.02.9999 [Pコード 202-667]
ローソンチケット [Lコード 71314] ※電話予約なし
イープラス
WWW店頭
シネマライズチケットボックス
※二日公演券・三日通し券はイープラスのみで販売

会場:
WWW
03-5458-7685

公演お問合せ:
WWW 03-5458-7685 
ノーヴァスアクシス 03-6310-9553

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8/30(金) 熊本 セカンドサイト
19:00開場 / 20:00開演
3,500円/当日4,000円(入場時に別途ドリンク代をいただきます)

出演:
Antonio Loureiro (piano, vocal)

チケット販売: ※7/13より販売開始
セカンドサイト/蔦屋書店熊本三年坂1Fチケットカウンター 他
LONGSIXBRIDGE (web予約のみ)

会場:
セカンドサイト
熊本県熊本市花畑町13-10

公演お問合せ:
LONGSIXBRIDGE
096-342-4976

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8/31(土) 姫路 HUMMOCK Cafe ※予約満席/現在キャンセル待ち
18:00開場 / 19:00開演
3,800円/当日4,300円(先着順自由席/共に1ドリンク付)

出演:
Antonio Loureiro (piano, vocal)

ご予約・会場info:
HUMMOCK Cafe
兵庫県姫路市的形町的形 磯1864
TEL 079-254-1400(12:00~22:00/毎火曜・第1月曜定休日除く)
メール: hummockcafe0525@yahoo.co.jp (24hs受付)

※7/7より予約開始
※ご予約時に①公演名②お名前③人数④ご連絡先電話番号の4点をお伝えくださいませ。
(未就学児童の入場は事前にご相談下さいませ)
※メール予約の方は送信後24時間以内に返信いたします。
※本公演ではライヴ当日ご来店の順番に好きな席をお選びいただけます。
※当日受付での会計となります。

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【プロフィール】
Antonio Loureiro アントニオ・ロウレイロ
ブラジル・サンパウロ生まれ、現在27才。ミナス・ジェライス連邦大学にて作曲と鍵盤打楽器を学ぶ。2000年よりプロとしてのキャリアを開始、トニーニョ・オルタ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートをはじめとした多数の作品やライブに参加、キャリアを重ねる。グループ「A Outra Cidade」「Ramo」のメンバーを経て、2010年に初のソロ・アルバム『Antonio Loureiro』を発表。この作品が日本でもミュージックマガジン誌「ベストアルバム2010」にて高橋健太郎氏(音楽評論家)に1位選出されるなど、話題となる。
2012年に2ndアルバム『ソー』(NRT/quiet border)を発表、<ソング>と<インストゥルメンタル>の境界を揺さぶるサウンドへとさらに進化を遂げ、ジェイムス・ブレイクやコーネリアスなどとも比較される最先端の音楽家として脱ジャンル的に注目される存在に。隣国アルゼンチンでの活動や主要アーテイストとの共演も活発化させており、ミナス=サンパウロ=アルゼンチンを核とした南米の器楽系ルネッサンスにおける中核的存在ともなりつつある。2013年秋にはUSツアーも予定している。
現代ブラジルでその将来をもっとも嘱望されるマルチ奏者、作曲家、シンガーソングライターである。

「Lindeza」スタジオ・ライブ映像

試聴プレイヤー (※アルバム『Só』より3曲フル試聴できます)

Antonio Loureiro 『Só』


2012.11.12

新シリーズ発足のお知らせ

NRTの新しいCDシリーズ<quiet border>が今月よりスタートします。

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最初にリリースされる2枚の素晴らしい作品を簡単にご紹介します。

一つ目は、ブラジル・ミナスのシーンから登場した天才マルチ奏者/シンガーソングライター、アントニオ・ロウレイロの2ndアルバム『ソー』。
「ソング」と「インスト音楽」という<ボーダー>を飛び越えた、10年に一度の傑作といえます。

そしてもう一枚は、ギタリスト/コンポーザー、藤本一馬の2ndアルバム『Dialogues』。
カルロス・アギーレ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート、北村聡らをゲストに招いた録音で、ジャズや南米音楽といった垣根(ボーダー)の先に広がる美しい作品集となっています。

Antonio Loureiro 『Só』
藤本一馬 『Dialogues』

この後もリリースが続きます。お楽しみに。

2012.10.03

雑誌「ERIS」に寄稿しました

本日ローンチした電子書籍版の音楽雑誌『エリス』誌上にて、連載「クワイエット・ボーダー」を執筆しています。
第一回目のテーマは「南米音楽の静かなる首都、ミナス」。

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「エリス」は編集長に高橋健太郎さん、他の執筆陣に磯部涼、北中正和、国分純平、ピーター・バラカン、藤川毅、安冨 歩各氏という豪華さで、しかも無料。
季刊での発行を予定しているようです。
http://eris.jp

ぼくが今回書いたのは、ミナス音楽の内省的な美しさ、独特の浮遊感、複雑なハーモニーはどこから来ているのか、というお話。その音楽を知らない方にも読めるように書きました(そのつもり)。ある種の紀行文のような感じで、気軽に読んでいただければ。

2012.09.25

sense of "Quiet" Minas

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sense of “Quiet” Minas

静かなる音楽を紹介するフェスティバル<sense of "Quiet">。
第二回目は2012年10月18日、ブラジル、ミナス・ジェライス州都のベロ・オリゾンチでの開催です。

2012年5月に東京および鎌倉にて第一回目を開催した当フェスティバルは、静かなる音楽を紹介することを目的にスタートしました。
第一回目は日本・ブラジル・アルゼンチンより計6組を招聘しての開催でしたが、その第二回目・ミナス版となる今回は、内省的で高度な音楽家を輩出する土地として名高いミナスの地で、地元出身の優れたアーティストたちに焦点を当てた内容です。7組のアーティストが3つの大きなパーティーとして集結/出入りして、どの瞬間をとってもここでしか聴くことのできないプログラムに結実します。

ローカル・プロデューサーを務めるのは、現代ミナス・シーンの中心的存在でもあるヘナート・モタ。フェスティバル全体の企画プロデュースはNRTが行っています。
いずれも静寂を表現するにふさわしい表現者揃いで、その多くはここ10年ほどの交流がもとになり、今回の出演へと繋がったものです。

出演者のなかからいくつか動画をピックアップしてご紹介します(徐々に追加していく予定)。


●Renato Motha & Patricia Lobato
名実ともに<クワイエット>を代表するアーティスト。
ともに2012年5月の<sense of "Quiet">東京公演の映像で、新作『スニエ』収録曲です。


●Rafael Martini
強者揃いのミナス新世代のなかでも、中核的な存在がこのハファエル・マルチニ。アルバム『Motivo』も素晴らしかったです。
下の動画では、ドラムスにアントニオ・ロウレイロ、フルートにアレシャンドリ・アンドレス、クラリネットにジョアナ・ケイロス…という若き天才たちを従えています。
今世紀ブラジルのインスト系音楽を牽引していくのは、間違いなく彼らでしょう。


●Sérgio Pererê

●Regina Souza

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イベント概要はこちら

2012.09.12

radio program 【sense of "Quiet"】 #3

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時代の静寂と寄り添う「静かなる音楽」を紹介するラジオ番組<sense of "Quiet">。9月放送回が本日アップされました。
インターネット・ミュージック・ステーション「JJazz.Net」にて、PCやスマートフォンで、いつでも好きなときに、無料で聞くことができます。
番組内容の更新は一ヶ月おきです。9月のプレイリストはこちら。


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【sense of "Quiet" #3】
1. Music By William Eaton - 01 / William Eaton アルバム『Music By William Eaton』より
2. McPhee: Balinese Ceremonial Music - Gambangan / Benjamin Britten, Colin McPhee アルバム『Prince of the Pagodas Suite』より
3. McPhee: Balinese Ceremonial Music - Taboeh Teloe / Benjamin Britten, Colin McPhee アルバム『Prince of the Pagodas Suite』より
4. Rideaux Lunaires / Chilly Gonzales アルバム『Solo Piano II』より
5. Contramarea / Quique Sinesi アルバム『Cuentos De Un Pueblo Escondido』より
6. La Flor De La Luna / 笹久保伸 アルバム『翼の種子』より
7. Luz do Sertão / Yuri Popoff アルバム『Lua no Céu Congadeiro』より

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8.圏内の歌 / 七尾旅人 アルバム『リトルメロディ』より
9. Olha O Que Ela Fêz Participação de Jane Morais / Eduardo Gudin アルバム『Eduardo Gudin』より

JJazz.Net
JJazz.Net > sense of "Quiet" #3

2012.08.08

radio program 【sense of "Quiet"】 #2

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時代の静寂と寄り添う「静かなる音楽」を紹介するラジオ番組<sense of "Quiet">。8月放送回が本日アップされました。
インターネット・ミュージック・ステーション「JJazz.Net」にて、PCやスマートフォンで、いつでも好きなときに、無料で聞くことができます。
番組内容の更新は一ヶ月おきです。8月のプレイリストはこちら。


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【sense of "Quiet" #2】
1. Music By William Eaton - 01 / William Eaton アルバム『Music By William Eaton』より
2. Y Que Hay De Ti / Guyun Y Su Grupo アルバム『Canta Elisa Portal』より
3. Y Se Escucha El Rio / Guillermo Rizzotto アルバム『Sólo Guitarra』より
4. 君に / 世武裕子 アルバム『アデュー世界戦争』より
5. 私は知らない / 寺尾紗穂 アルバム『青い夜のさよなら』より
6. Promise feat. Renato Motha & Patricia Lobato, 東野珠実 / NO NUKES JAZZ ORCHESTRA アルバム『NO NUKES JAZZ ORCHESTRA』より
7. カナリアの鳥かご / Hugo Fattoruso アルバム『Acorde On』より

JJazz.Net
JJazz.Net > sense of "Quiet" #2

2012.07.12

radio program 【sense of "Quiet"】 #1

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静かなるフェスティバル<sense of "Quiet">の世界観が、ラジオ番組になりました。
インターネット・ミュージック・ステーション「JJazz.Net」にて、PCやスマートフォンで、いつでも好きなときに、無料で聞くことができます。
番組内容の更新は一ヶ月おきです。7月のプレイリストはこちら。


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【sense of "Quiet" #1】
1. Music By William Eaton - 01 / William Eaton アルバム『Music By William Eaton』より
2. The Need To Be feat. 坂本龍一 / DBR アルバム『etudes4violin&electronix』より
3. Mar Adentro feat. Carlos Aguirre / Sinesi-Moguilevsky アルバム『Soltando Amarras』より
4. Ra Ma Da Sa / Renato Motha & Patricia Lobato アルバム『Sunni-e』より
5. Weather / Me'Shell Ndegéocello アルバム『Weather』より

JJazz.Net
JJazz.Net > sense of "Quiet" #1

今後はライブやインタビューなども交えて、クワイエットの世界をより膨らませていく予定です。お楽しみに!

2012.06.19

sense of "Quiet" 5/13 Setlist @鎌倉 光明寺

sense of "Quiet" 3日間のセットリストがようやく判明しましたので、日付ごとにアップします。
改めてご来場くださった皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
スタッフ・関係各位にも多大な感謝を。


5/13(日) @鎌倉・光明寺

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【東野珠実】
1. 雅楽古典曲 "調子"
2. "Two3 for sho and conc shell"
3. "Möbius link 1.1 〜そしてあらゆる躍動を慈しむように静寂はそこにたゆたっている〜"
4. 雅楽古典曲 "調子"

まずは笙奏者・東野珠実から演奏スタート。
古典曲、オリジナル(M3)、ジョン・ケージ曲(M2)とヴァリエーションのある演目。
この第一部では、基本的にマイクを通さず生音での演奏(2曲目の法螺貝演奏のみPAを通した)。
最後の笙のトリオ演奏では、演奏者が客席のなかに移動し、正三角形に取り囲むかたちでの演奏を繰り広げた。


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【Renato Motha & Patricia Lobato】
1. Ong Namo 2
2. Ong Sohong
3. Guru Ram Das
4. Chattra Chakkra
5. Pingo D'agua
6. A Terra E Verde
7. Planos
8. Flor De Mim
9. As Bolas De Sabao
10. Sunni-e
11. Sat Narayan
12. Suite Kundalini Mantras

Encore (with 東野珠実):
1. Sat Num
2. Wahe Guru


第二部のヘナート・モタ&パトリシア・ロバートは、
既におなじみとなったマントラ演奏に、彼らの元々のスタイルであるMPB(ブラジリアン・ポップス)曲を挟む構成。

千数百年前の古典曲を演奏する東野珠実。
古いものでは紀元前一千年由来、つまりは三千年前のマントラを演奏するヘナート&パトリシア。
アンコールではこの二組によるマントラ・セッションも実現した。

雄大な時の流れを一瞬にして遡るような強烈なトリップ感覚のなかで、二組の音色が交流したまさにそのとき。光明寺の鐘の音が静かに重なる奇跡をみた。
場内が声にならない驚きで満たされたあの瞬間。今後どれだけイベントを重ねていったとしても、決して忘れることはないだろうと思う。


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※photo1-3, 8-9 by Rai Shizuno
※photo4-7 by Ryo Mitamura

2012.06.19

sense of "Quiet" 5/15 Setlist @東京 草月ホール

5/15(火) @東京・草月ホール

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【青葉市子】
1. 灰色の日
2. レースのむこう
3. パッチワーク
4. 私の盗人
5. 日時計
6. 機械仕掛ノ宇宙
7. 奇跡はいつでも


東京・草月ホールに舞台を移しての二日目は、青葉市子による第一部からスタート。
極度の緊張により、手元も口元もずっと震えていたという後日談が信じられない、ほとんど神憑りのパフォーマンス。
集大成的な選曲、唯一のカヴァーM6(山田庵巳作)まで、ギターも歌も、独自としか言いようのない個性と才能で、アギーレ&シネシ、ヘナート&パトリシアの海外組全員を驚嘆させた。この日場内で観覧していたヘナート&パトリシアが即座にスタンディング・オベイションしたことも、今や語り草。


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【Carlos Aguirre with Quique Sinesi】
1. La Tarka
2. A Beto
3. Con Los Primeiros Pájaros De La Mañana
4. Pasarero
5. ¿Serás Verdad?
6. Caracol
7. Un Pueblo De Paso
8. Milonga Gris
9. Druida
10. Los Tres Deseos De Siempre
11. Hiroshi
12. Danza Sin Fin

Encore:
1. El Hechizo De Tu Nombre
2. Andando


第二部は、カルロス・アギーレによるリーダー名義のコンサート。6曲目から8曲目までの3曲でソロ演奏パートを挟みつつ、あとは全てキケ・シネシを帯同するかたちでの演奏。

何しろあんなふうに息のあったピアノとギターのデュオ演奏を見たことがない。二人の音が重なる瞬間ごとに、さまざまな風景や色彩、匂いまでが波のように次々と押し寄せて、胸を締めつけるメロディの世界へと連れ去っていってくれる。
アギーレのパフォーマンスは、2010年、初来日時のソロ演奏とは全く別次元を思わせるもので、その演奏性の高さ、自由度、表現の開放されたさまに、誰もが心地良い驚きと、熱狂を覚えたことと思う。
満場のスタンディング・オベイションとともに終演。


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※photo1-11, 15-17 by Rai Shizuno
※photo12-14 by Ryo Mitamura

2012.06.19

sense of "Quiet" 5/16 Setlist @東京 草月ホール

5/16(水) @東京・草月ホール

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【Quique Sinesi guest: Carlos Aguirre】
1. La Magia Está Dentro Tuyo - Candombe - Cancion Hacia Vos
2. Alta Paz
3. Otro Día
4. La Solitalia
5. Danza Sin Fin
6. Compañero de Ruta
7. Donde Quiera Que Estés
8. De-Fa-Ra


最終日の三日目は、キケ・シネシ名義での本邦初コンサートを第一部に。
南米ギター界の巨匠たりとも、さすがに開演前は少し落ち着かない様子だったものの、蓋をあけてみれば完璧のパフォーマンス。名盤『Danza Sin Fin』収録曲を中心とした演目に息をのむばかり。
前日もそうだが、一音一音の粒の安定感、そして即興時の無尽蔵に溢れ出るフレージングの数々に、いつまでも続くような高揚感をおぼえる。しかもというか、それにもまして曲が良い。演奏技術の高さ、手数と相反するような、静謐で深みのある美しい曲を書く人だと思う。よくいわれるように、フォルクローレ、タンゴ、ジャズ、クラシックといった多岐にわたるジャンルで活動する演奏家としての諸要素が結晶化したようなコンポーザーで、そうした魅力を十二分に伝えるセットだったと思う。後半からはカルロス・アギーレが加わり、そうなるともうどちらがリーダーであるとか、どちらが作曲者かなんてことを超えた、二人の音楽としかいいようのない世界が展開されていた。このデュオ名義でのレコーディングもスタートしているとのこと、リリースされる日が本当に楽しみだ。


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【Renato Motha & Patricia Lobato】
1. Encantado João
2. Planos
3. Pingo D'agua
4. Alegre Ou Triste?
5. A Terra E Verde
6. Flor De Mim
7. As Bolas De Sabao
8. Ong Namo
9. Ong Sohong
10. Sunni-e
11. Suite Kundalini Mantras

Encore:
1. Los Tres Deseos De Siempre (with Carlos Aguirre & Quique Sinesi)
2. Sat Narayan (with Carlos Aguirre, Quique Sinesi & 青葉市子)


そして大トリがヘナート&パトリシア。沢田穣治、Mayaとの演奏もさらに歯車が噛み合い、グループらしい一体感によってスケールの大きい音を鳴らしていたと思う。マントラとMPBを一つのコンサートで融合するというアイデアを無理なく成立できたのも、単なるサポートを超えた二人とのコラボレーションによるものだ。
アンコールにはアギーレ&シネシも交えて、アギーレの代表曲「Los Tres Deseos De Siempre」を6人で演奏。ヘナート&パトリシアの歌にアギーレも感涙していた、という証言もいくつか聞いた。
さらに最後は青葉市子も加わり、ヘナート&パトリシアのマントラ名曲「Sat Narayan」を全員で。音楽は国や言語、ジャンルを超えるとはよく聞く常套句だが、それぞれのボーダーを超えた先に新しい言語、音楽を獲得した瞬間に立ち会えることはなかなかないと思う。この日もまたスタンディング・オベイションで見送ってくださった皆様と、これからもこういう機会を重ねていければと思う。

カルロス・アギーレ、キケ・シネシ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート、青葉市子、東野珠実。この5組の音楽家に、今後もぜひご注目ください。
そしていつかきっと、また。

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※photo1-9, 11-14, 16-21 by Rai Shizuno
※photo10, 15 by Ryo Mitamura

2012.05.29

sense of "Quiet" 紹介記事一覧

sense of "Quiet"の紹介記事が、下記の雑誌等でご覧になれます。
リリースされたものから順に追記していく予定です。

発行日 誌名

【雑誌等】
3/20 LATINA 出演アーティスト紹介記事(4ページ) ※松山晋也さん執筆。必読です!
3/20 ecocolo カルロス・アギーレ インタビュー ※アルゼンチン取材!
4/20 MUSIC MAGAZINE カルロス・アギーレ インタビュー(4ページ)
4/20 FIGARO japon イベント紹介記事(1/2ページ) ※橋本徹さん執筆
4/20 intoxicate カルロス・アギーレ インタビュー(1ページ)
4/20 LATINA キケ・シネシ 表紙&インタビュー(4ページ)
4/21 日本経済新聞夕刊 イベント紹介記事
4/23 朝日新聞夕刊 イベント紹介記事
4/23 現代ギター イベント告知
5/04 ソトコト イベント紹介記事
5/20 MUSIC MAGAZINE 特集 ヘナート&パトリシア、カルロス・アギーレ 南米各地から聞こえてくるプログレッシヴな音楽(8ページ)
5/28 朝日新聞夕刊 5/16公演コンサート評
5/29 日本経済新聞夕刊 5/16公演コンサート評
6/20 LATINA カルロス・アギーレ、キケ・シネシ、ヘナート&パトリシア 表紙&インタビュー
6/20 MUSIC MAGAZINE ヘナート&パトリシア インタビュー&コンサート評
6/20 intoxicate ヘナート&パトリシア、キケ・シネシ インタビュー


【WEB/ラジオ等】
2/20 @oops! ミュージック ニュース
3/04 J-WAVE SAUDE! SAUDADE... blog
3/15 BRISA Topics
3/27 International Press ※ポルトガル語版
3/29 dacapo カルロス・アギーレ&キケ・シネシ そして「クワイエット」な祝祭
4/04 International Press ※スペイン語版
4/13 JJAZZ.Net blog
4/29 webDICE 「独力でフェスを成功させる方法」sense of "Quiet"の成田氏に聞く
5/08 DOMMUNE sense of "Quiet"の世界 ※カルロス・アギーレ&キケ・シネシ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートのスタジオ・ライブも!
5/11 TOWER RECORDS ONLINE カルロス・アギーレ インタビュー
5/12 J-WAVE 360°東野珠実 トーク出演
5/14 NHK-BS 「エル・ムンド」 カルロス・アギーレ&キケ・シネシ LIVE&インタビュー ※期間限定で有料視聴できます!
6/10 J-WAVE 「Saude! Saudade」 ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート スタジオライヴ
6/17 J-WAVE 「Saude! Saudade」 カルロス・アギーレ スタジオライヴ
6/24 J-WAVE 「Saude! Saudade」 キケ・シネシ スタジオライヴ

2012.02.18

sense of "Quiet" チケットご予約について

5/13以降のご予約は、下記ディスクガレージ、チケット取扱各店、または当日会場受付までお問合せ下さい。


当日券予約
●5月16日公演分 → ①12:00からディスクガレージにて予約受付開始 ②当日17:00より会場にて発売予定

ディスクガレージ受付電話番号 03-5436-9700 (受付時間 12:00~16:00)

※当日券料金での予約となります。
※予定枚数になり次第受付を終了いたします。


チケット取扱店 ※チケットの在庫については各店舗まで直接お問合せください。
【5/15・16 東京公演】
SPIRAL RECORDS(販売終了)、BEAMS RECORDS(販売終了)、Bar Blen blen blen(販売終了)、bar music(販売終了)、bar bossa(5/16のみ在庫)、diskunion新宿本館ラテン・ブラジルフロア(販売終了)、diskunion渋谷ジャズ/レアグルーヴ館(販売終了)、diskunionJazzTOKYO(販売終了)


NRT予約
終了しました。


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【ご来場に際しての注意事項】
●撮影/録音は固くお断りいたします。
●車いすでのご来場については事前にお問い合わせください。対応できない場合もございますので、ご了承ください。

特定商取引法に基づく表示

2012.02.18

sense of "Quiet" 出演アーティスト紹介

クワイエットな熱狂、心静かなフェスティバル。
時代の静寂に寄り添う新しい作曲のかたち、新しい音楽家を紹介する3日間。

【出演アーティスト/下記に紹介コメントがあります】
Carlos Aguirre
Renato Motha & Patricia Lobato
Quique Sinesi
青葉市子
東野珠実


<クワイエット><静かなる音楽>というキーワードのもと、国やジャンルをこえて注目を集める音楽家たち。
いずれも新奇さよりは普遍性に関心を寄せているようにみえながら、その時空を越えた時間感覚に、21世紀の音楽ならではの表現を見出すことができます。
共通してみられるのは、アコースティックな響きと、その土地の風土を反映した作曲の在り方をかたちにしていること。第一回目となる今回では、このシーンを代表するアーティストが一堂に集い、一日ニ組ずつ、三日間にわたって開催します。

時代の静寂と寄り添う、新しい音楽の息吹が聞こえてきます。

以下に出演アーティストを紹介します。
まずは豪華な海外アーティスト陣。
現代アルゼンチン最高の音楽家と称されるカルロス・アギーレ
<静かなる音楽>ムーブメントの真の発火点であり、高貴な文学性と圧倒的なパフォーマンスで過去2回の来日公演を沸かせたブラジルのデュオ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート
ジャズ~クラシカルからタンゴやフォルクローレまでの音楽言語を自在にあやつる演奏力と、作曲家としての自由な感性が高度に結晶化したギタリスト、キケ・シネシ。5月16日の公演はリーダー名義としてのコンサートで、日本で初めてその全貌を現します。

続いてどちらも個性派の邦人アーティスト2組。
弱冠21才、クラシックギターの弾き語りでナチュラルかつ独創的なオリジナル曲をうたい、細野晴臣、Cornelius、七尾旅人などからも寵愛をうける天才シンガーソングライター、青葉市子
坂本龍一プロデュースのアルバム『ブリージング・メディア ~調子~』の発表で注目を集める笙奏者、東野珠実。雅楽団体伶楽舎に所属しながら、ジョン・ケージ作品の演奏やコンピューターミュージックへの取り組み、またYo-Yo Maの招聘に代表される、国際的な活動で知られる異色の楽人で、鎌倉公演では今年生誕100周年を迎えるジョン・ケージによる笙曲「two3」、1000年以上前の古典曲「調子」などを予定。新旧の<クワイエット>な演目といえる。

ジャンルも国もこえて、それぞれ独自の道をすすみながら、いつかどこかの街ですれ違っていたかもしれない。そんな音楽家たちが一堂に会する出会いの場でもあります。

この5月、そんな場面を多くの音楽ファンの方々と共有できれば幸いです。

公演情報詳細はこちら
ご予約詳細はこちら

2012.02.18

Renato Motha & Patricia Lobato 【sense of "Quiet" profile①】

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Renato Motha & Patricia Lobato (ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート)
今もっとも良質で、洗練されたブラジル音楽を奏でる男女デュオ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート。1999年にデュオ名義初となるアルバム『アンチーガス・カンチーガス』を発表、以来2011年までに6枚のアルバムをリリース(いずれもNRTより発売)。ミナス音楽特有の透明な空気感を湛えながら、ジョアン・ジルベルトの系譜を感じさせる正統派MPBアーティストとして現代屈指の人気・実力を誇る。
近年はオリジナル作品と並行して、インドのマントラを演奏するプロジェクトも同時進行。2007年作『サウンズ:平和のための揺らぎ』は「東京のほとんどのヨガ・スタジオに置かれる定番」(ソトコト誌)となり、東京のヨガ・シーンでもっともポピュラーなアーティストの一組でもある。と同時に、2010年作『イン・マントラ』はJ-WAVE/月刊ラティーナ共催の<2010年ブラジル・ディスク大賞>関係者投票第2位に選出されるなど、幅広い支持を集める。2009年、2010年の来日公演は下記のような絶賛を受け、話題となる。

「天上の音楽と呼ぶものがあるとしたら、今、聞いているのがそれかもしれない。(中略)予備知識なしに聞いても、この音楽の美しさはたやすく伝わるものではないかとも思う。どこにも属さないがゆえに、誰でも、何かしら感じるものがある。そんな音楽があるとしたら、彼らのこの音楽こそ、それではないかと思う」
(高橋健太郎氏)

「頭のてっぺんから天空へとまっすぐに上ってゆくような透き通ったハイトーンボイスに、会場の誰もが陶然とし、浄化されてゆくように見える。(中略)サポート陣3人の抑制された演奏も、好ましい。ひとつひとつの楽器音、声がよく響き、混交して作りだす、甘美な宇宙的ハーモニーである。インドの哲学との出会いによって一層”ミナス性”があぶりだされた、見事なパフォーマンスだった。」
(朝日新聞コンサート評/松山晋也氏)

主に作曲を担当するヘナート・モタは、デビュー作の100万枚を超えるヒットでブラジルを代表するシンガーとなったマリア・ヒタにも楽曲を取り上げられるなど、コンポーザー/プロデューサーとしても数多くの仕事がある。日本のブラジル音楽シーンを代表するシンガー、chieの3rdアルバム『フロール・ヂ・ミン』(2010年)のプロデュースも手掛けている。
2012年には新作も予定している。

2009年4月26日、浄土宗大本山 光明寺 大殿でのダイジェスト映像

2012.02.18

Carlos Aguirre 【sense of "Quiet" profile②】

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Carlos Aguirre(カルロス・アギーレ)
アルゼンチン音楽を代表する孤高の存在にして生ける伝説。現代フォルクローレ・ムーヴメントの精神的な支柱として、厚い信頼と幅広い支持を得るコンポーザー/ピアニスト/シンガーそして詩人。フォルクローレなど自らの郷土の音楽に深く親しみながらも、キース・ジャレットやパット・メセニーなどのジャズにも影響を受け、80年代後半より音楽活動を始める。セッション・ピアニストとして頭角を現した後、2000年代に入り、自身のグループでの活動を開始。
現在は自然豊かなパラナを拠点に、都会の喧噪とコマーシャリズムから遠く離れ、河のほとりで創作活動を続ける傍ら、自身が主宰するレーベル「シャグラダ・メドラ」より「カルロス・アギーレ・グルーポ」名義で3枚、ソロ名義でピアノ作品を1枚リリースし、どれもが名作として大きな評価を得ている。特にグルーポ名義での作品は、全てに1つ1つ手描きの水彩画を封入するなど強い美意識とこだわりを感じさせ、もはや音楽を超えたアート作品の域に達している。
遂に2010年に待望の初来日を果たし、その人気に一気に火がついた。今年5年振りとなる新作『オリジャニア』をソロ名義でリリース。

http://carlosaguirre.com.ar/
myspace

※お薦めの動画はありません。

2012.02.18

青葉市子 【sense of "Quiet" profile③】

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青葉市子(あおばいちこ)
1990年 生まれる。
2007年 クラシックギターを弾き始める。
2008年 作品が生まれる。
2009年2月 青葉市子として初演奏。
2010年1月 1stアルバム「剃刀乙女」発売。
2010年7月 FUJI ROCK FESTIVAL '10に出演。
2011年1月 2ndアルバム「檻髪」発売。
2011年8月 SUMMER SONIC 2011に出演。
2012年1月 3rdアルバム「うたびこ」発売。
現在は東京都内を中心に精力的にライブ活動中です。
http://www.ichikoaoba.info/

2012.02.18

東野珠実 【sense of "Quiet" profile④】

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photo by kayoko asai

東野珠実(笙・竽(う))
Tamami Tono, sho, u

1989年より国立劇場主催公演に参加。雅楽古典から現代音楽にいたる様々なジャンルの創作・演奏に携わる異色の楽人。Yo-Yo MA主宰The Silk Road Project、CCMIX (Centre de Creation Musicale Iannis Xenakis in Paris)に招聘されるなど、国内外で活動。ISCM、ICMC、国立劇場作曲コンクール第一位・文化庁舞台芸術創作奨励特別賞、日本文化芸術奨励賞等、作曲および笙の演奏を通じ国内外にて受賞多数。HERMES Tokyo Opening、JAXA宇宙ダンスプロジェクト『HITEN』等で音楽担当。1999年より坂本龍一氏の作品録音に参加。その他参加CDはJohn Cage『Two3, Two4』全曲録音、『Scenes of Spirits』など。"Breathing Media Arts"、"From The Eurasian Edge”を展開。雅楽団体伶楽舎に所属。2011年に本人名義でのファーストアルバムとなる『ブリージング・メディア ~調子~』(坂本龍一プロデュース)をcommmonsよりリリース。

鎌倉公演では、今年生誕100周年を迎えるジョン・ケージの笙曲「two3」、1000年以上前の古典曲「調子」などを予定。新旧の<クワイエット>な演目といえます。

東野珠実『ブリージング・メディア ~調子~』 on iTunes Store ※各曲90秒試聴できます

※お薦めの動画はありません。

2012.02.18

Quique Sinesi 【sense of "Quiet" profile⑤】

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Quique Sinesi (キケ・シネシ)
「どれも驚くべきクオリティー(&技巧)の作品ばかりであり、フォルクローレ、タンゴ、ジャズ、クラシック等々が一体化した魔術的とも言うべき世界は、いわば "アルゼンチンのジスモンチ"といった趣」(松山晋也氏/ラティーナ2012年4月号)

1960年ブエノス・アイレス生まれ。アルゼンチンでもっとも重要なギタリストの1人と称され、タンゴとフォルクローレをベースに、ジャズ、即興、クラシック、ワールド・ミュージックなどの意匠を取り入れた演奏スタイルは唯一無二。7弦ギターをメインに、チャランゴ、ピッコロ・ギター、そしてアコースティック・ギターを自在に弾き、豊かなイマジネーションと、確かなテクニックに裏付けられたその音色は、瑞々しい情感と精緻な表現を併せ持つ。
14歳でプロとしての活動を始め、20代前半でバンドネオン奏者ディノ・サルーシ・カルテットのギタリストとしてヨーロッパ・ツアーに抜擢されて以降、アストル・ピアソラ・バンドのピアニストだったパブロ・シーグレル、そしてもちろんカルロス・アギーレなど、アルゼンチンから欧米まで多数の音楽家と共演し、作品を吹き込んできた。
ソロイストとしても、数々の大きな国際ギター・フェスティバルに参加。1989年発表の初ソロ・アルバム『Cielo Abierto』、98年の名作セカンド『Danza Sin Fin』を始め、これまでに5枚の作品を発表している。リーダー名義のコンサートとなる5月16日の公演で、日本で初めてその全貌が明らかになる。

『Danza Sin Fin』 on iTunes Store ※各曲90秒試聴できます

※お薦めの動画はありません。

2012.02.18

Renato Motha & Patricia Lobato 大阪公演

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート、単独公演のお知らせです。
これまで何度も問い合わせをいただいておりました、関西地方での初公演となります。
今回の来日中、唯一のデュオ編成で、より親密なライブをご期待ください。

公演詳細はこちら

2012.01.24

マリーザ・モンチ 『あなたが本当に知りたいこと』 ディスクレビュー

イントキシケイト誌に寄稿した、マリーザ・モンチ『あなたが本当に知りたいこと』のディスクレビューがTOWER RECORDS ONLINEでもお読みいただけるようになりました。

TOWER RECORDS ONLINE > Marisa Monte 『あなたが本当に知りたいこと』

マリーザ・モンチのサウンドの秘密は、その楽器の組み合わせの妙にある。
2ヶ月ぶりぐらいにこの新作を聴き直してみて、改めてそのように思った次第です。
ライブでもまた体験したいものですね。

2012.01.22

An interview with Kip Hanrahan

現在発売中のラティーナ2月号にて、キップ・ハンラハンに行ったインタビュー記事が掲載されています。

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昨年末の来日時に行った取材記事で、5年ぶりの新作『At home in anger』の話題を中心に色んな話を訊くことができた。
以前のエントリーにも書いたけれども、この人の話は脱線の類いが何しろ面白く、泣く泣く削った逸話もたくさんあって……そういう意味では書き手として完全に満足とはいかないものの、それでも一般的なライナーノーツの倍近く、5600字のボリュームで掲載してもらうことができた。
キップが語るシコ・ブアルキ、そして幻に終わったアストル・ピアソラとシコのレコーディングについての逸話もあり、彼の音楽に特別の興味がない方もお目通しいただければ。キップ本人名義の全作品ガイドも紹介しています。他ページではカルロス・ヌニェス&ジョゼ・ミゲルヴィズニッキの快(怪)作『Sem mim』のディスクレビューも執筆しています。

2012.01.17

2012.1.19 Ustreamイベント "Elis, para sempre!"

没後30年をまもなく迎えるブラジルの国民的歌手、エリス・レジーナ。そのメモリアル・イベントに成田佳洋が出演します。
トークに参加するほか、DJは21:35からを予定。
DJといっても、アッパーなものは他の出演陣におまかせして、この日はミディアム~スロウな曲をかけたいと思います。私の好きなエリス、ということで。
来日公演(79年)を原体験されているのは中原仁さんのみ、あとはほぼ30歳代の出演陣に、エリスはどう響いているのでしょうか。ホスト役、オレンジペコーのライブもあります。
画像以下、公式インフォです。

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Ustream special event
『Elis, para sempre!』
2012年1月19日(木)21:00~24:00
http://www.ustream.tv/channel/elis-para-sempre

ブラジルの国民的大歌手であるElis Regina。
36歳という若さでこの世を去ったその後も、ブラジルだけに留まらず遠く離れたここ日本でも、
愛好家のスピーカーから、カフェやショップのBGMに、クラブのダンスミュージックとして…たくさんの人々に愛され続けています。
そんな彼女の没後30年の命日である2012年1月19日に、
エリスとブラジル音楽を愛する豪華なゲストと共にお送りするUstreamスペシャルイベント、Elis, para sempre!。
orange pekoeをホストとして、
中原仁(J-WAVE , Saude! Saudade...)、成田佳洋(NRT)、KTa☆brasil、松岡matzz高廣(quasimode)、
櫻井喜次郎、斉藤良&サプライズゲスト!
それぞれがエリスへの想いを語り、さらにDJや生演奏で彼女を讃えます!
エリスを愛する方はもちろんのこと、まだ彼女を知らないという方も、エリスの魅力をたっぷりと楽しめる一夜です。

ナガシマトモコ(orange pekoe)
藤本一馬(orange pekoe)
中原仁(J-WAVE , Saude! Saudade...)
成田佳洋(NRT)
櫻井喜次郎(Milford Sound)
KTa☆brasil
松岡"Matzz"高広(quasimode)
斉藤良  …and Special Surprise Guest!!

2012.01.04

2012年の、静かなる。

ここ2年ぐらいになるだろうか。クワイエット、とか、静かなる、というキーワードで語られはじめた一群の音楽がある。
誰がそう呼び始めたかわからない。
メディアで華々しく取り上げられているというわけでもない。


その形容詞からストレートに連想されるのは、クラシックの室内楽だろうか。音楽的にはどこかでつながっているように思えるけれど、そのものずばり、ではないらしい。
なのになぜかそのひとことで、どのような音楽のことをさしているかわかる。
ざっと数百~数千人ぐらいのサークルのなかで、現在それは共有されている。


ぼくの周囲で代表的なものとして話題にのぼるアーティストは、こんな感じだ。

アルゼンチンのピアニスト/シンガー・ソングライター、カルロス・アギーレ。ギタリストのキケ・シネシ。
ブラジルのシンガーソングライター・デュオ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート。ピアニストのアンドレ・メマーリ
日本のピアニスト、中島ノブユキ。ギタリストの藤本一馬


国もカテゴリーもばらばらだけれど、それまでになかったある空気、ムードをまとった音楽家たち。
個人的には北米のミュージシャンたち、たとえばジョアンナ・ニューサムやアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズの音楽もそこに連なるものがあると思う。欧州にもそうした音楽が数多くあるし、人によってさまざまなものがここから足し引きされるに違いない。



ところであの去年の3月以降、ぼくもなかなか音楽を聴く気分になれずにいた。
そもそも朝から晩までレコードを流し続ける習慣からはなれて、けっこうな時間が経っていることもあった。音楽は死なない、という合言葉のもと、テレビや街頭のスピーカーから、隣人の携帯電話から、あらゆる時間と場所にまでそれら音楽が押し寄せてくることにも、いいかげん辟易していた。
だからあの事故の後、あの悪しき計画停電によって静まりかえった街のようす、ほかに何も照らすもののない夜空の素朴な美しさに、自分でも意外なほどほっとしたのだ。スピーカーから響いてくる音楽よりもこどもたちの話し声に耳を傾けていたかったし、自分がその時間をどう過ごすべきかに耳を貸したかった。数日後にも関東全域が死の灰につつまれて滅びてしまうかもしれないのだから。

ぼくが「クワイエット」なるひとつの傾向を、はじめて自分のものとして、いちリスナーとして意識するようになったのは、その3月以降だ。もちろんこれまで何年もヘナートとパトリシアのレコードをつくって、紹介しつづけてきたのだし、一昨年前からは藤本一馬のアルバム制作と宣伝に取り組んできたから、もとより自分のなかでの矛盾はない。2010年ごろから、身近なところでその不思議な符合が話題になる機会も多くあった。ただぼくのなかでそれは、単に自分や、自分と近しい一部のひとびとの趣向のひとつ、共通点の一端であり、それ以上の何かであるとまでは受けとめていなかった。けれど去年はそれまで以上に、行く先々、会う人ごとに、それらがひとつの同じ音楽の仲間であり、またそのように紹介されてしかるべきものと考えられていること、またそうした音楽の視点、聴き方が定着してきていることに気づかされた。そして地震以降、さらに放射能汚染のさなかにあって、これらの音楽がひとかたまりのものとして、自分のなかに残った。浮き彫りになったのは、むしろその他多数の、集中して聴くことのできなくなったもののほうで、たとえば何が難しいといって、いまの状況と本質的なつながりのない音のなかに身をひたすということが、なかなかできない。「音楽は死なない」はその最たるものであるように思う(以降はこれを<死なない音楽>と名づけることにしよう。それらはほんとうに次から次へと出続けることをやめず、消費されることじたいを目的化して生み出されているのだ)。



あるいはいっそ、音楽なんて、一度ぜんぶ死に絶えてしまったほうがいいのかもしれない。
そうしてその後に立ち上ってくる、ひとつひとつの顔をもった静かな声が、
<死なない音楽>に掻き消されることなく、それを必要としている誰かの耳に届けばいい。
そのような時代観にありながら、それでもなお寄り添うことのできるものがあるとしたら、それはどんな音楽だろう。


それは少なからず、数十年、あるいは数百年の時を超えたスケールをもつものになるはずだ。
自然のいとなみをテーマとしたものかもしれないし、
あるときは街に刻まれたひとびとの息吹のようなものかもしれない。
いずれにしてもいま生きている時代にありながら、
その背景として横たわる時間の流れを汲み取ることでうまれた、もしくはその俯瞰自体を描いたものではないだろうか。
10万年後の未来に遺恨を残したわれわれにふさわしい音楽があるとすれば、そのような音楽だけなのだから。
クワイエットと聞いて真っ先にうかぶ「静寂」の意味は、音楽そのものというよりむしろ、それを求める聴きての内に宿るものであり、そうした時間感覚への心の動き、だと思う。


2011年はそれらが顕わになった。そして彼ら音楽家どうしの交流がそれまで以上に進行した年でもあった。
2012年には彼らの新譜が数多く予定されている。そのいくつかは、来日公演も実現するかもしれない。
そうした音楽と、音楽家との出会いを今年は何よりも楽しみにしている。

今年もまた、コンサート会場で会いましょう。


――― 補足: 「静かなる音楽」、その紹介例 ―――

●ライター栗本斉さんのブログ記事 「2010年の終わりに。静かなる音楽」
...旅とリズム...旅の日記 by 栗本斉... > 「2010年の終わりに。静かなる音楽」
ミュージック・マガジン2011年1月号の記事補足。おそらく初めて雑誌媒体に掲載された、「静かなる」についての考察。
●「クワイエット」な音を紹介するフリーペーパー“Quiet Corner”。発行はHMV。web上でも読むことができる。
HMV > Quiet Corner
●上記の編集人、山本勇樹さんも参加する選曲チーム "bar buenos aires"のhp。
bar buenos aires

2011.12.31

【Best Disc 2011】 Kip Hanrahan "At home in anger"

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●Kip Hanrahan "At home in anger"

キップ・ハンラハンは、ペシミスティックであることに実はほとほと嫌気がさしているのかもしれない。
アルバム1曲目、歌詞には相変わらずの重さを含みつつ、諦念だけでない気楽さが漂う「Vida sin miel」。キップの長年にわたる盟友でもあるアルフレード・トリフのヴァイオリン演奏を聴いてみてほしい。かつてそこにあった闇、その霧散を思わせる名演である。これまでなら候補からあえて外すような明るい曲調では、との問いに「その通りだが、逆にそれが面白いと思った」などと答えるキップの天邪鬼ぶりは変わらないけれど。
続いてブランドン・ロスのスウィートネスが際立つ2曲目、さらに半ばむりやり編集によってメドレーとしてつなげられたとおぼしき3曲目の、今度はフェルナンド・ソンダースのファルセット・ソウルへの流れなど、まるでマーヴィン・ゲイ『What's going on』のようにメロウな輝きを誇っている。(そういえば、キップの初期の作品にはスモーキー・ロビンソン的なポップスをめざしたというアルバムもあった。今作とは対照的に、あれは彼にとってほとんど唯一の迷走したアルバムではないかと思っているのだが、それはともかく。)
それにしても、オラシオとアミーンのダブル・ドラムスは無敵の奔放さである。ラテン音楽の基本となるクラーベのリズムと四つ打ちとを合体させるこのリズムによって、あらゆる音楽の断片を、同時的に共存させることを可能にした。いまやそこに、楽曲らしさまでが備わりつつある。キップ・ハンラハンはおそろしく多弁な人だが、自分の音楽に対するそのような分析にだけにはのってこようとせず、そういうわけで余談話の比重が多い感はあるものの、それにしてもさんざん面白いを本人から訊くことにもなった。そのインタビューをまとめることから、2012年最初の仕事がスタートする。来年も、よき音楽生活を。よいお年を。

ewe > american clave > KIP HANRAHAN 『AT HOME IN ANGER』

2011.12.31

【Best Disc 2011】 André Mehmari "Canteiro"

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●André Mehmari "Canteiro"

※あまりにも圧倒されていて、音楽そのものとはあまり関係ない話かもしれません(世の中にはこういう文章がたくさんあるのでご注意を)。こちらのサンプルを聴きながら、どうぞ。

André Mehmari - CANTEIRO CD 1 (samples) on SoundCloud
André Mehmari - CANTEIRO CD 2 (trechos/samples) on SoundCloud


21世紀ブラジルにおける、最高のピアニスト、最高のアレンジャーということになるのではないか、この人は。
ここ100年にわたるこの国の遺産、名前を挙げるなら――ヴィラ=ロボス、ピシンギーニャ、ハダメス・ニャッタリ、エギベルト・ジスモンチにいたる音楽を継承しつつ、更新する勢いすら感じさせる。その勢いを紐解くべく、耳をこらしてみればみるほどに、すくなくともここ5世紀ぶんほどのクラシック音楽のあれこれが飛びだしてくる。しかもその一瞬ごとに、ブラジル音楽らしい瑞々しさがしっかりと刻まれているのだから。20数種類におよぶ楽器をこなし、素晴らしいコンポーザーでもあり、録音にミックス、マスタリングまでを行なう天才が、自分でもマイクに向かいつつ、10人近くの歌手をゲストに招いて作った「歌もの」アルバム。
完璧すぎるところが唯一の欠点、という表現があるけれど、まさにそんな感じで、綻びのなさがつまらないという意見もわかる。そういう人には、演奏者としての個性がよりわかりやすく出ている他のアルバムをおすすめするべきかもしれない。ピアニストとしても一聴して「この人」とわかる個性、サウンドの持ち主で、そういう面では今年同じくリリースされたバンドリン奏者のアミルトン・ヂ・オランダとのデュオ作『gismontipascoal』を。ただしこちらも、文句の付けどころは微塵もないのだけれど。

2011.12.31

【Best Disc 2011】 Fleet Foxes "Helplessness Blues"

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●Fleet Foxes "Helplessness Blues"

年末気分、冬気分。たしかビルボード・チャートの1位にもなったとか。いつも遠くの誰かに向かって歌っているようなヴォーカルだと思う。それにしてもこういうフォーキーな音楽性でコーラスを多用するバンドが、いまのアメリカにけっこう多いようにみえるのは、気のせいだろうか。

2011.12.31

【Best Disc 2011】 Brad Mehldau, Kevin Hays & Patrick Zimmerli "Modern Music"

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●Brad Mehldau, Kevin Hays & Patrick Zimmerli "Modern Music"

ブラッド・メルドーとケヴィン・ヘイズのピアノ・デュオ作品なのだけど、本当にこの二人だけでやってるのだろうか、これって。アーティスト名義としても二人と同等にクレジットされている作曲家、パトリック・ジンマーリの楽曲を中心に、スティーヴ・ライヒやフィリップ・グラスのカヴァーなども交えたアルバムで、オーネット・コールマンの「ロンリー・ウーマン」などではベースや弦の音すら聞こえてきて、思わずブックレットを端々まで見やってしまった。ジンマーリのことはぼくはよく知らないけれど、ここでの楽曲を聴くかぎりでは、まさにライヒやグラスなどミニマリスト以降の現代音楽作曲家。どの曲もジンマーリがヘッド・アレンジをほどこして、そこに二人の即興演奏が化学反応を加えるという構造らしく、ヘッド・アレンジがあるということは即興パートの指示もあったに違いないのだけれど、実際はそこを大きくはみだして演奏した経緯がライナーにある。右chがメルドー、左chがヘイズで、それぞれのアプローチの個性、二台と曲との関係性は聴き応え充分。ライヒの「Music for 18 musicians」とか、おもしろい。

NONESUCH > Modern Music (試聴)

2011.12.30

【Best Disc 2011】 Dos Orientales "Orienta"

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●Dos Orientales "Orienta"

ウルグアイの、というより、南米トップクラスの鍵盤奏者ウーゴ・ファットルーソと、日本のパーカッション奏者ヤヒロトモヒロによるユニットの2作目。ウーゴはミルトン・ナシメントのサポートなどでブラジル音楽ファンにはおなじみだし、矢野顕子のサポートで名前を知った人も多いかもしれない。鍵盤奏者にはめずらしく、グルーヴ重視のプレイヤーで、朴訥とした歌もなかなか味わい深い。そしてなにより彼は最高のコンポーザーでもある。曲想は壮大な大地を思わせるものが多く、リリカルな旋律と野趣が交差する映像性の高いもので、ウルグアイと国境を接するアルゼンチンのパンパやパラナ、そしてブラジル・ミナスの音楽にも相通ずるところがある。それらがときにプログレッシヴな変調、緩急めまぐるしい展開をへて、爽快な疾走感とともに聴き手の前にあらわれる。
ヤヒロのパーカッションはグルーヴ面を支える役割であり、なんとなればソロピアノでも成立する世界かと思っていたのだけど、むしろそのパーカッションこそが楽曲に奥行きを与えているのだということがライブをみてよくわかった。カホンやジャンベ、ツボの低音からシンバルやベル、シェイカーの高音までの空間処理センスとバランスに卓越した個性があって、それらが一音一音の精度の高さ、確かな音程感とあいまって、さながらもう一台のピアノのように美しく、スリリング。いつもあっという間に聴き終わってしまうアルバム。

Ahora Corporation (販売元/試聴)

2011.12.30

【Best Disc 2011】 Laura Veirs "Tumble Bee"

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●Laura Veirs "Tumble Bee"

“Sings folk songs for children” と副題にあるとおり、こども向けのアメリカン・フォーク曲を集めたアルバム。ピート・シーガーの2曲にウディ・ガスリー、ハリー・ベラフォンテ「Jump down spin around」などもありつつ、半分は作者不肖のトラディショナル。アメリカン・フォークのこうした企画アルバムは昔からいろいろあるわけだし、まあ、これが特段あたらしい何かってわけでもないかもしれないけど、3月以降なかなか音楽を聴く気分になれなかったりする今、リラックスして楽しめた1枚。口承で伝わってきたこういう曲を譜割りに置こうとすると、えてしてたいへん複雑に、もしくは極度に単調なものになったりするのだけど、あくまで自然に、でもけっこう隅々にまで耳がいくアレンジと演奏に、レベルの高さがうかがえる。
下のメイキングにもあるとおり、自宅のリビングで録音していて、音も柔らく、かつクリア。そんなところもよかったのかな。震災以降しばらく、分厚い防音扉で何重にも囲われたレコーディングスタジオなんて一番怖い場所だったし、その密閉された緊張感の高い空気にこそ、今年はあまり触れる気にならなかったのかもしれない。

2011.12.30

【Best Disc 2011】 Meshell Ndegeocello "Weather"

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●Meshell Ndegeocello "Weather"

以下、12/9のツイートより転載。


いつになくアーシー、というかレイドバックしたサウンド。ドラムとベースが安定的にボトムにあって、寡黙なピアノとエレクトリックギターがミニマムに鳴っている。いつもの惑星事故みたいな混沌ではなく、裸足で天体見上げているような。静けさ到来。
posted at 10:41:45, 9 Dec.

クレジットをみると、ベースを弾いているのは彼女ではなく、ほとんどが別の演奏者。あの異物感あふれる蠢きがサウンドの中心に置かれていたから生まれていた混沌だったのだな、これまでは。メンバーはジョー・ヘンリー・バンドの面々だろうか。「J」の棚で確認したい気もするけれど、もう少し待つ。
posted at 10:43:31, 9 Dec.

結局見に行くはめになったではないですか。笑 ピアノのKeefusもですね。いいバンドですね。RT @dubbrock @YoshihiroNarita ギターのクリスは、ジョー・ヘンリー他、ジョン・レジェンドやアラニス・モリセットでも弾いてました。書かないほうが良かったかな 苦笑
posted at 11:03:03, 9 Dec.

Meshell Ndegeocello on Facebook (試聴)

2011.12.30

【Best Disc 2011】 Andrew Bird "Norman" (OST)

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●Andrew Bird "Norman" (OST)

ヴァイオリンとギターを弾き語りするシンガー・ソングライターとしての活動が有名な人みたいだけれど、これはインスト中心のサントラ作品。もともとチャイコフスキー弾きとして活躍していたようで、そのスコアの静謐で、美しいこと。空間的な作曲センス、曲の中盤でぽろんとピアノが重なり、気配だけを残して消えていくあたりなど、ジョン・ケージのビューティフル・サイドを思わせたりもする。そしてギターを持つと一変、郊外のしなびた光景が広がる。フォークともブルースともつかないギターと歌の世界、こちらはまるでジョン・フェイヒイのアメリカである。同じひとつの国にあって、背景も手触りもまったく異なるそれらの要素が交互に顔を出し、交わりもする、とてもユニークな作り手だと思う。

2011.12.30

【Best Disc 2011】 Monteverdi: A Trace Of Grace / Michel Godard

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●Monteverdi: A Trace Of Grace / Michel Godard

セルパン奏者、ミシェル・ゴダールがリーダーのモンテヴェルディ。
歌、セルパン、リュート系の弦楽器テオルボ、そしてヴァイオリンという古くからある楽器に混じって、サックスとエレキベース(しかも奏者はスティーヴ・スワロウ)が入っていたりもするこの編成はかなり珍しいけれど、意欲作ではあっても奇をてらった作品というわけではない。インプロヴァイザーが多くの場合作曲者でもある状況は16世紀~17世紀初期にとても似ている、モーダル音楽と和声をつなげる蝶番(ちょうつがい)というべきモンテヴェルディの音楽に、ジャズのインプロヴァイザーと楽曲、クラシックの楽曲を共存させたかった、とはライナーのゴダール談。
モンテヴェルディの楽曲をはさんで演奏されるゴダールの楽曲とセルパン演奏がすばらしい。約半数をしめる彼のオリジナル曲はやたらとアラビックだが、それもこのアルバムのなかで違和感なく収まっている。素朴なうつくしさを湛えるメロディ、のびのびとした演奏だけがここにはあって、歌と伴奏、歌曲とインスト曲、古典とオリジナル曲とが形式ばらずに、同列に存在している。いま現在そのような音楽家をポピュラー・ミュージックの系譜に生み出せるのはブラジルとアルゼンチンぐらいかもしれない、そしてそれらの音楽にぼくが普遍を感じるのは、そこに共通する音楽的背景があるからかもしれない――そんなことをここ最近感じている。(ちなみにここで普遍という言葉を使って悪ければ、100年とか、死ぬまで飽きない、とかに読みかえてもらっても構わない。)
さらに余談を続けると、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートが歌い奏でるクラシック歌曲のアルバム、というアイデアを以前からもっていて……それは彼らの拠点であり故郷でもあるミナスの音楽の、あの素朴なうつくしさが凝縮されたアルバムになりうるのではないか、そして同時にブラジル歌謡の大きな源流を指ししめすものになるのではないかと、そんな案を温めてもいる(彼らもこのアイデアはまんざらでもないようなので、きっといつの日か)。ゴダールのこのアルバムを聞いて、音楽における「素朴さ」も「新しさ」も、<曲>というかたち以上に、<響き>そのものに含まれるのではないかと思ったりもした。とすればここで試みるべきことは、史実や数世紀前のある時代の楽曲にこだわるのではなく、楽器自体のもつ響き、ときにほぼ失われつつある古楽器などもまじえつつ、奏者と奏者の音の組み合わせに注目することだろうか。そうすることで、普遍さえも飲み込む<現在の音楽>が生まれるかもしれない。

Carpe Diem Records (試聴)

2011.12.29

【Best Disc 2011】 Tatiana Parra & Andrés Beeuwsaert "Aqui"

2011年のベスト・ディスク10枚、その1。

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●Tatiana Parra & Andrés Beeuwsaert "Aqui"

文章で比喩のかぎりを尽くして、あげく最後にyoutubeの動画とかmyspaceのリンクを貼る。
これがなかなかつらい行為だったりもする。
ならば先にみてもらおうではないか。


ブラジルの歌手とアルゼンチンのピアニストの邂逅、だとか、ミロンガとかショーロの水脈が、とかいう分析的な事柄から遠く隔たったところにある美しさ。

2011.12.20

ブラジル・ディスク大賞10選、そして<3.11と音楽>について

本日、12月20日発売の月刊ラティーナ1月号にて。

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ブラジル・ディスク大賞での10選&コメント。
マリーザ・モンチ過去作レビュー。
季刊『アルテス』書評。
ゼー・ミゲル・ヴィズニッキの新作『Indivisível』レビュー。

と、いずれも重量級の対象について寄稿しているので、ぜひご一読いただければと思います。
(マリーザの新作についてはintoxicate誌にも文章を書いたので、そちらもぜひ。)

ちなみに、ブラジル・ディスク大賞でぼくが挙げた順位はこちら。

①Adriana Calcanhotto / O Micróbio Do Samba [Sony]
②Seu Jorge / Músicas Para Churrasco [Universal]
③Hamilton De Holanda & André Mehmari / Gismontipascoal [Estúdio Monteverdi]
④Naná Vasconcelos / Sinfonia & Batuques [Azul Music]
⑤Milton Nascimento / …E A Gente Sonhando [EMI]
⑥Toninho Horta / Harmonia & Vozes [Minas Records]
⑦Aleh / + Samba [Nossa Música]
⑧Chico Buarque / Chico [Rip Curl Recordings]
⑨Marcelo Camelo / Toque Dela [Zé Pereira]
⑩Eduardo Gudin / Eduardo Gudin [THINK! RECORDS]

10月末までにリリースされたもの、という選考基準があり、12月までのものを入れると半数ほどは入れ替わりそうだけど(余裕があれば後日ご紹介します)、それにしても豊作だったと今年もまた思う。

で、その稿のごく短いコメントにも書いたのだけれど(買って、読んでね)、やはりあの3月の、明日にも世界が終わってしまうのではないかと思った余韻のなかに、今もずっと生きている。
たぶん色んな人がそうであったのと同じように、自分がどんな音楽を必要としているのか、そもそも音楽はこういうとき人々の役に立つのか、もし必要とされるのであれば、音楽を介して自分にも何かができるのだろうか……といった問いに直面せざるをえなかった。いままでそうしたことについては無自覚だったし、むしろ自覚的であることこそを、それこそ無自覚に避けてきたのだと思う。

ところで、<3.11と音楽>という特集をもって創刊した季刊『アルテス』は、これらの問いに真正面から取り組んだ価値ある一冊で、関心のあるかたにはぜひ目を通しいただきたい労作だ。ラティーナでその書評をするにあたって、読みはじめたその日から、ぼくにとっては3月以来の大きな余震に見舞われたようであった(そんな物言いは今どき不謹慎なのかもしれないけれど)。こんな感想を抱くのはぼくだけかもしれないのだが、それはなんとも壮絶な読書体験で、原稿を仕上げるまでの2-3週間、ほとんど口もきけないほどだった。この期間は打ち合わせなども少なかったので、ほぼ外出もせず、ひたすらその問いが指し示すものの意味をみつめた。そしてできあがった原稿を送信した。いつものように締め切りがきたからそうしたわけではない。その問いに、初めて解を見出したからである。その内容については、ラティーナの書評と、来年かたちにできる予定の音楽に、その成果を見ていただきたいと思っている。

それにしても、書評とはむずかしい。レコード評やライブ評を書くのであれば、それを作った人物ではなく、その著作物だけを対象にしていられる。いや、ほんらい書評もそれは同じはずなのだが、書評の場合には、評者もまた、同じく批評にさらされる書き手であるとつねに決まっている。例えばあるレコードを「つまらない」と評したときに、「じゃあお前、もっと上手に歌ってみろ」とは、ふつう言われないのとちがって、書評の場合にそれは、より強い論旨を、あるいは別の視点を、評者もまた提示せねばということに突き当たる。もちろんそれをしない文章もありえるし、そんな風に力む必要などそもそもないのだが、それにしてもたんなる要約か紹介文で終えるには、これはあまりにも切実な本であり、テーマなのだ。評者は後攻めである代わりに、300ページにわたって書かれた本にも、場合によっては1000字で意見をしめさなければならない。そのように他者を評することの矛先を自分にも同時に向けていられるものだけが、批評家たりえる。そして読み応えのある評とはそうしたものだと、ぼくはそう思う。まったくタフな職業で、自分がそれに向いているとは露とも思えず、長年これを続けてきた人々を敬うばかりだ。(まあ、実際には、そんな自覚の欠落している人もいて…自分の書く文章の闇に目をつぶり、自己正当化の固まりとなっているような尊大な人をみるにつけ、ほんとうに、文章とはおそろしいと思う。)
ともかく音楽ファンがこの年末にゆっくり読む本として、今年こんなにふさわしいものもないかもしれない。特集以外のページも、面白いし。毎号購読するであろう雑誌(雑誌なのだ、この量で!)が、またひとつ増えてしまった。

アルテス VOL.01 2011 WINTER 特集〈3.11と音楽〉

2011.11.19

藤本一馬の山形公演にゲストが決定!

いよいよ来週に迫った藤本一馬の山形公演に嬉しいお知らせです!
アルゼンチンより現在来日中のシンガー・ソングライター/バンドネオン奏者、トミ・レブレロの出演が決定しました。

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今から2週間前、それぞれのツアーで訪れた福岡で意気投合、さらにこちらも福岡で出張開催となった選曲イベント「bar buenos aires」にてセッションした二人でしたが、
その後東京に戻ってからも少しづつ交流を深め、急遽今回の参加となりました(トミ・レブレロはフロントアクトとしての出演です)。
藤本一馬にとって初めてとなる山形でのライブですが、さらにトミ・レブレロも初の東北ということで、千載一遇のチャンスです。東京駅から山形駅まで新幹線で2時間50分、東京からも問い合わせを頂いているようですが、この機会をお見逃しなく。

Tomi Lebrero トミ・レブレロ :
ハイティーンの頃にバンドネオンを学び始め、その後はタンゴ楽団の一員としてヨーロッパにも演奏旅行に出掛けたり、オルケスタ・ティピカ・フェルナンデス・フィエーロの創成期に参加したり。現在は文教地区パレルモを中心とした音楽シーンでシンガー・ソングライターとして活躍。人間らしさとポルテーニョ(ブエノスアイレスっ子)のエッセンスを知識ある若者の言葉で、叙情を感じさせる音楽に仕立ててアウトプット。'11年の最新作「Me Arre Piento de Todo」をプロデュースしたリサンドロ・アリスティムーニョら多くの同世代ミュージシャンたちのアルバムへも客演しています。日本盤でリリースした16曲入傑作選「新観世音 - ヌエバ・カンゼオン」(TAIYO 0009) に収録の”7日間”、"グアレグアイ”、そして映像作家ヴィンセント・ムーンのTHE TAKE AWAY SHOW #104 にても撮影された"馬に乗って”など、シングアロングを巻き起こす名曲たちと、アイディアを満載した劇場形パフォーマンス。昨年に続いて2回目の来日ツアー、初めて訪れる場所で、お気に入りの場所で、何が起きるかは観てのお楽しみ。

2011.11.26 藤本一馬 “SUN DANCE” live in Yamagata 詳細

2011.10.26

アドリアーナ・カルカニョット、海のリズム

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昨日のモレーノ・ヴェローゾの、ゆるく楽しく、ときに意外なほどの熱さも見せるライブの余韻が醒めやらぬなか…今度はアドリアーナ・カルカニョットの東京公演が二日後に迫っている。
いつもお世話になっているラティーナのF編集長から、そのアドリアーナのアーティスト写真が大量に送られてきた。告知に協力せよ、という結構なプレッシャーである。そんなわけで、たまには提灯記事でも。

…というのが半分冗談のようで本気に思えるようなプロジェクト、最高の招聘である。何しろわが社名の「maritmo」というのも、このアドリアーナの名盤タイトルが由来の一つとなっているぐらいで、思い入れはこちらも深い。“mar” と “ritmo”、つまり「海」と「リズム」が合わさった造語のようだが、調べてみると、これはこれで時折使われることもある言葉らしいことがわかった。彼女のアルバムが念頭にあったわけではなく、好きな言葉を並べ替えてはこねくり回しているうちに、まあ、なんと詩的な組み合わせでしょう、という具合にくっついてしまったのだ。

海とリズム、海のリズム。じっさい、アドリアーナの作風には海の気配がしばしば、濃厚に感じられる。彼女を代表する傑作のひとつ『Marê(潮流)』リリース時のインタビューでも、海に関するトリロジー、つまり3部作の2枚目の作品で、海の雰囲気を持つ曲が集まったと語ってくれたことを思い出す。リオに転居して、物理的な海に接するうちに、海に関する文学や詩、歌に感心を持つようになったとも。そんなコメントがごく自然に受け入れられるような、歌とサウンドである。

ところでよくよく考えてみると、海の香りがする音楽、とは一体どういうことだろうか。海の音、これならわかる。波打ち際にマイクを向けて録音し、第三者に聞かせたならば、誰であろうと疑いなく、それが山ではなく海のものだとわかる。聴く人が彼女の歌詞を全く解さないとしても、ギターやベースや打楽器や歌から漏れ伝わってくる世界が、それを感じさせるとは。船が港を離れ、街が少しづつ遠ざかっていく様子を静かに見守っているような、そんなイメージ。決して急に遠ざかるのではなく、徐々に、確実に、何かを置き去りにしていく。様々な感情が去来しながら、孤独なまでに自由でいる。

アドリアーナの最新作であり、今回の来日ツアーの編成をなす『サンバの微生物』にも、その感覚はしっかり刻まれているように思う。インタビューの類いを全く読んでいない(避けている、なんとなく)ので定かなことはわからないけれど、三部作の最終作として位置づけられた作品ではないだろう。タイトルどおり、サンバという音楽の瞬間を顕微鏡で切り取り、ミニマルに再構築したかのごときサウンドで、音響的にも凄みのある作品なのだが、「漕ぎ出す」感覚はここにもある。波の音に分断され、乱反射しながら、陸上から響いてくるサンバ。
思えば会場の「よみうりホール」が入っているあのビルも、海上船にも似たかたちをしているではないか。

ということで、お席にまだ余裕があるようです。ご予約はお早めに!

来日公演詳細はこちら
Blog Latina

『Moreno Veloso Solo in Tokyo』 ※来日記念盤/限定1,000枚

2011.10.19

Tomoko Miyata 『Begin Anywhere』本日発売!

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Tomoko Miyataの2ndアルバム『Begin Anywhere』
10月19日の本日、BounDEE by SSNWより発売となった本作のディレクションを、成田佳洋が担当しました。

ここでもう一度改めて紹介すると、Tomoko Miyataはニューヨーク在住のシンガー。同じくNY在住のブラジル人ギタリスト、ホメロ・ルバンボの「秘蔵っ子」で、彼からの紹介と尽力によって、前作『Secret Of Life』を制作した経緯がある。ジャズをキャリアの出発点としながら、より自由な感性で、シンガーとしての個性、歌とサウンドの関係性をこれまで作り上げてきた。第二の母国語でもある英語をメインに、ポルトガル語、そしてときに日本語でも歌い、サウンドにもやはりジャズとブラジル、フォーキーな要素が混在している。これは彼女がホメロという唯一無二のギタリストをバックアップに開拓したオリジナルなものだが、それらの要素一つ一つが、今のNYの空気を介して立ち上がってくる瞬間の瑞々しさ。そんな音楽のマジックに立ち会えた素晴らしいレコーディングだった。

本作のバックググラウンドについて言うとそんな感じなのだが、まずは試聴をしてみていただければと思う。まだ2ndアルバムだけれども、彼女にしかできない、そしてその後も一つの雛形として取り上げられていくような可能性を、このアルバムで切り拓いたのではないだろうか。

Tomoko Miyata 『Begin Anywhere』 詳細

iTunes Storeで購入する ※各曲90秒試聴できます
amazonで購入する
HMVで購入する
TOWER RECORDSで購入する

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2011.10.13

2011.11.26 藤本一馬 “SUN DANCE” live in Yamagata

藤本一馬の山形公演が決定しました。
会場は、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの初来日時にもライブを行った、山寺のこちら
モレーノ・ヴェローゾの来日公演も近々予定されています。
自然の真っ只中に浮かび上がったような空間で、彼の音楽にここほどふさわしい会場もまたとないのでは。

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静寂から歓喜へ。アーシーな躍動感とメロウな感覚の交差。自然からインスパイアさ
れた独創的なオリジナル曲を携え、orange pekoeのギタリスト/作曲家 藤本一馬、山
形初登場。

出演: 藤本一馬(g.)、岡部洋一(perc.)、工藤精(b.)
日時: 2011.11.26(sat.)  open 18:30 / start 19:00
場所: 山寺風雅の国「馳走舎」(山形市大字山寺南院4224)
チケット: 前売り 4,000円 当日 4,500円 110席限定 全席自由
チケット販売所: VigoFM、新星堂山形駅ビル店、Espresso、Bar Saudade、Rough roLL、
そば吉里吉里、えんどう本店(山寺)、台湾你好
主催: 山形ブラジル音楽普及協会(http://www.catvy.ne.jp/~bossacur/
後援:VigoFM(78.8MHz)

※遠方の方は下記までメールでお申し込み下さい。
山形ブラジル音楽普及協会:bossacur@ma.catvy.ne.jp
メールのタイトルは必ず「藤本一馬チケット」として下さい。それ以外はジャンクメールに紛れる可能性があり、お受けできない場合があります。

※お問い合わせ: 山形ブラジル音楽普及協会(MAIL: bossacur@ma.catvy.ne.jp)または
 VigoFM(TEL. 023-625-0788)
注:会場風雅の国「馳走舎」にはお問い合わせをしないで下さい。

※ご注意:
1)チケットの取り置き、予約等はできません。またチケットの払い戻しも出来ません。
予めご了承下さい。
2)チケットの番号は入場整理番号ではありません。 入場整理券発行の予定はありませ
ん。
3)未就学児童の入場はおことわり致します。あらかじめご了承ください。


2011.10.05

2011.10.10 藤本一馬 『SUN DANCE』発売記念コンサート @めぐろパーシモンホール 小ホール

CDリリース~ツアーまでの集大成、一つの区切りとなりそうな、10/10のパーシモンホール公演まであと5日。
回を重ねるごとに大きく成長しているこのトリオ、最近では新曲も多く演奏していますが、改めてアルバム『SUN DANCE』収録曲を中心に、じっくりとお聴きいただけるコンサートです。
まだ残席があるようなので、お早めにご予約を!

おかげさまで好評をいただいている、藤本一馬の初ソロ・アルバム『SUN DANCE』。
このアルバムの発売を記念して、東京初のホール公演を行います。(パーシモンホールの人気企画<ゆったりライブの旅>シリーズとしての公演でもあります。)
全編アコースティックギターで録音した本作の収録曲を、アルバムと同メンバーのトリオにて、
響きの美しさにとても定評があるこちらのホールでたっぷりと演奏します。

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2011年10月10日(月/祝)
藤本一馬「SUN DANCE」 〈ゆったりライヴの旅vol.9〉

時間/16:30(開場)/17:00(開演)
料金/全指定席:3,500円 ※未就学児の入場はご遠慮ください ※車椅子席:同料金
会場/めぐろパーシモンホール小ホール

〈ゆったりライヴの旅〉シリーズ第9弾としてお届けするのは、日本のオーガニック・ミュージックシーンをリードしてきた人気ユニットorange pekoe〈オレンジペコー〉のギタリスト/作曲家の藤本一馬。

アーシーな躍動感、ときに抒情的でメロウな感覚まで。
ジャズ~ワールドミュージック~各種インストミュージックのエッセンスを滲ませた独創的な楽曲を収録した初のソロ・アルバム「SUN DANCE」もシーンで大きな話題となっています。ギター、パーカッション、ベースの強力なトリオ編成による藤本一馬のライヴをお楽しみください。

■チケットの取扱い
めぐろパーシモンホール 03-5701-2904 (10:00~19:00)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード140-981)
※チケット発売中

■出演
藤本一馬 kazuma fujimoto/guitar
岡部洋一 yoichi okabe/percussion
工藤精  show kudo/bass

2011.08.31

Eduardo Gudin / エドゥアルド・グヂン

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Eduardo Gudin / エドゥアルド・グヂン (THCD159/THINK!) (2,520円/税込)

ライナーノーツという名の駄文を提供しました。

秋の夜長に、一人きりで、もしくは大切な誰かと聴くのに最高のレコード。3曲で歌っているジャニ・モライスの歌声に、聴けばいつでも恋した気分になります。ブラジルの好きなレコード100枚には間違いなく入るはず。
9/7発売、ぜひ買ってください。

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Eduardo Gudin hp ※こちらでフル試聴できます。

2011.08.25

2011.8.28 イベント "afrontier" @Motion Blue yokohama

先週末からの3日連続イベント出演をはじめ、怒濤のライブ月間となった8月を締めくくるにふさわしいパーティーが、いよいよ3日後に迫ってきました。月曜の対ニジェール戦に続いて、今回はサンバ・オーケストラも出演ということで、対ブラジル戦という雰囲気が濃厚になってきました。私もDJとして、ブラジル・メインで盛り上げますのでぜひ!

Motion Blue yokohamaの名物イベント「afrontier」に藤本一馬が出演。
昨年に続き、成田佳洋もゲストDJで呼んでいただきました。
本会場でも屈指の人気イベントで、DJ、ライブともに毎回豪華で濃い内容です。
今回特にブラジル色が強くて楽しみ!

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afrontier 「真夏の夜のアフロンティア Vol.3」 @Motion Blue yokohama
2011年8月28日(日) 16:00~22:30

開催場所/Motion Blue yokohama
〒231-0001 横浜市中区新港一丁目1番2号 横浜赤レンガ倉庫2号館3F
http://www.motionblue.co.jp/

入場料/前売・当日共に各 3,800円(1drink/消費税込み)

DJ (Motion Blue yokohama):
Jun Morita [afrontier]
Takeshita [afrontier]
佐藤章
haraguchic [communication!]

Guest DJ (Motion Blue yokohama):
成田佳洋 [NRT]

LIVE (Motion Blue yokohama):
[ ORQUESTRA SAMBADOR Oriente ]
塩川光二(as)、Gustavo
Anacleto(as)、堤智恵子(ts)、鈴木雅之(ts)、武田和大(bs)、石井慎太郎(tp)、鈴木正晃(tp)、城谷雄策(tp)、筒井政明(tp)、佐野聡(tb)、上杉優(tb)、山下定英(tb)、堂本雅樹(tb)、小畑和彦(g)、大森輝作(b)、Francis Silva (vo,per)、ジーン重村(ds)

[ 藤本一馬 ]
藤本一馬(g)[orange pekoe]、岡部洋一(per)、工藤 精(b)

DJ (TUNE):
TOJO [afrontier]
木村勝好 [in the mix]
大塚広子 [CHAMP,Key Of Life+]
日向さやか [横濱ジャズ研]
SIGHT [Martinica]
小浜雅胤
Tomi the jazzy monk

LIVE (TUNE):
[ Laranja ]
Yoko Yamazaki(key)[Laranja]、Chihiro(vo)、Mari(vo)、姫野朋久(fl)、Quengo(b)、Soeji(ds)

[ I Three ]
石川雅道(p)、小畔潤(b)、根本恵司(ds)

VJ: TASUKE

Organizer: isao osada


「真夏の夜のアフロンティアvol.3」開催決定!

アフロンティア恒例の夏のプレミアムイベント「真夏の夜のアフロンティアvol.3」がモーション・ブルー・ヨコハマにて開催される。今年はブラジル色の強い、正に夏のカーニバルと言える内容だ!

実力・名声共に日本の音楽シーンの第一線で活躍中のミュージシャン達による、日本初となる本格的なブラジル音楽のビッグバンド「ORQUESTRA SAMBADOR Oriente(オルケストラ・サンバドール・オリエンチ)」が初登場!迫力満点のビッグバンド・サウンドがフロアに鳴り響く。

さらにファーストアルバム『SUN DANCE』(バウンディ)が既に各方面から高い評価を得ているオレンジペコ―のギタリスト、藤本一馬ソロプロジェクトによるライブも必見!

ゲストDJには21世紀現在進行形のブラジル音楽を紹介してきた"Samba-Nova"主催の成田佳洋、TUNEフロアのライブにはダンスジャズシーンで人気のI Three、ブラジリアン・フュージョンの進化系音楽を表現するラランジャが参加!
都内クラブジャズイベントで活躍中の個性豊かなDJ達も見逃せない。
豪華ラインナップで真夏のモーション・ブルー・ヨコハマをカラフルに彩り、熱いグルーブで盛り上げる!

※ご予約・お問い合わせ
モーション・ブルー・ヨコハマ tel/045(226)1919 午前11時~午後10時

※前売 チケットぴあ tel/0570(02)9999

※ご来場される際は事前のご予約をおすすめします。また、御予約頂き、来場された方にはアフロンティアノベルティをプレゼント致します。

※イベント詳細はafrontier Webでご確認ください。
http://afrontier.com/

2011.08.16

2011.8.22 イベント "SUKIYAKI TOKYO 2011" @渋谷クラブクアトロ

こちらもライブ当日まで1週間をきりましたので再告知します。
ワールドミュージック・ファン、そして現代ギターミュージックの在り方に触れることのできる、絶好のショーケースではないでしょうか。ご予約はお早めに!

ニジェール vs 日本。
いわゆる「砂漠のブルース」系のギタリストで、初来日となるオマラ・モクタル “ボンビーノ”と、藤本一馬の対バン・ライブ!これはちょっと凄い組み合わせでしょう。このブッキングを決められたのは嬉しかった!
20年以上にわたり富山県南栃市で開催されてきたワールドミュージック・フェスティヴァル「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」の連動企画ということで、さすがに毎年コアなラインナップで話題のフェスだけあります。必見!



2011年08月22日 (mon) @渋谷クラブクアトロ
18:00 open ▶ 19:00 start
前売¥3,800/当日¥4,300 (オールスタンディング/整理番号付/入場時+1drink ¥500)
チケットぴあ 0570.02.9999 [Pコード143-959]
ローソンチケット 0570.08.4003 [Lコード73927]
イープラス
渋谷クラブクアトロ 03.3477.8750

info: 渋谷クラブクアトロ 03.3477.8750

【主催・制作】novus axis 【共催】SUKIYAKI MEETS THE WORLD実行委員会/富山県南砺市
【招聘】SUKIYAKI MEETS THE WORLD実行委員会 【協力】オフィス・サンビーニャ/エピファニーワークス/パルコ/NRT

アフリカ・ニジェールからトゥアレグ族の新世代を代表する砂漠ブルースロッカー、オマラ・モクタル “ボンビーノ”初来日。
ロックやブルースにトゥアレグ族の伝統的な音を組み合わせたオリジナルサウンドをギターで響かせ歌う。
対する日本からはorange pekoeのギタリスト・藤本一馬が強力トリオで迎え撃ち。
ニジェール×日本の同世代ギタリストが今奏でるサウンドとは?

詳細: novus axis

2011.08.09

2011.8.14 藤本一馬ライブ @鎌倉 cafe vivement dimanche

藤本一馬の鎌倉・ディモンシュ公演がいよいよ5日後に迫ってきました。
ということで再度の告知です。
くれぐれもご予約はお早めに!

藤本一馬、ディモンシュ初登場!
マスター堀内隆志さんとオレンジペコーの二人とは、ブラジル・サルヴァドールでのカーニヴァルに一緒に参加した経験もあるそうで、かねてより念願の企画が実現しました。
個人的にもディモンシュでのライブやイベントへは過去何度も足を運び、弊社企画でも数回お世話になってきたけれど、ディモンシュのお客さんは毎回熱いので、今回も期待十分!

藤本一馬 ライヴ
2011年8月14日(SUN) @鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
OPEN 19:00  START 19:30

出演:
藤本一馬 guitar
岡部洋一 percussion
工藤精 bass

料金:前売り、当日ともに ¥3,000(1ドリンク込み)

チケットのご予約は電話かメールにて。
電話: 0467−23−9952(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)
e-mail: shop@dimanche.shop-pro.jp
http://cvdois.exblog.jp/

e-mailで予約される方は以下の項目をお知らせ下さい。
1.ご希望のイベント名
2.参加人数
3.代表者のお名前
4.連絡先のお電話番号

定員に達し次第、予約受付を終了します。ご了承下さい。

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2011.08.01

発信者と流通者

普段こちらではなかなか紹介する機会もないけれど、他社の宣伝や営業などの仕事を頼まれる機会が結構あって、そうした場面で出会った人たちからも、時にたくさんのインスピレーションを分けてもらえる。音楽と直接関係あるような、ないような、今回はそんなお話。

かれこれ7年以上請け負ってきた、バウンディ社と弊社間の販売促進における業務委託契約が、さる7月末日で満了となり、昨日をもって一区切りとなった。
バウンディはいわゆるディストリビューター、アグリゲーターと呼ばれる業態をメインとしている会社である。ディストリビューターとは、CDやLPなどの物流を取り扱う業種をいい、全国のCDショップへの販路を提供し、現物の商品をメーカーからお店に納品、その対価として販売手数料などを徴収する。アグリゲーターは平たくいえばその音楽配信版で、iTunes Storeに代表される音楽配信事業者とレーベル間のハブとなり、データの営業や納品、管理を行っている。日本の同業界シェアのトップを占めるのがこのバウンディという会社で、その膨大な取扱タイトルの中から、ワールドミュージックとジャズのマーケティング、および営業というミッションのもと、ざっと800枚以上のタイトルに関わってきた計算になる。
これらのCDがどんな人たちによって世に送りだされ、どのように宣伝されて、どんなお店や地方で売れていくかという一連の流れを間近にすることができて、大変勉強になった。バウンディのスタッフや契約レーベル、お店の方など、関係各位にはお世話になりっぱなしで、この場を借りてお礼を申し上げます。

ところでこのディストリビューターやアグリゲーターという職種、一般の音楽ファンの話題に登場する機会さえほとんどないけれど、洋楽・邦楽問わずインディーズの世界では欠かすことのできない業種である。
どちらもお店とメーカーとの間に立つことで、市場にとってスムーズかつ効率的な流通を確保することがその存在意義だ。特に小さなレーベル会社にとっては、数千店といわれる日本全国のCDショップや、前述のiTSなどと直接契約を結ぶことは現実的に不可能であり、それらのお店にCDやデータを取り扱ってもらうために、これらの会社との契約が不可欠となるのである。NRTとしても、今のところその全タイトルの流通を、バウンディの販売網を通じて実現してきた。

流通会社におけるマーケティング、販売促進とは一体どんな仕事なのか、もう少し説明してみる。
①各レーベルより新譜リリースの説明を受け、②音や企画内容をもとに、同アーティストの前作タイトルの販売実績や、類似タイトルの販売データなどを調査・分析し、③それに伴う目標受注数や各店舗ごとの販売プランなどを策定、④地区ごとの担当セールスに③を伝え、場合によっては自身でも直接営業セールスを行う。
というのがだいたいの流れだ(自分の場合)。
販売データの調査についてはいくつか方法がある。お店のバイヤーや、前作リリース時のレコード会社にこっそり聞いたり、サウンドスキャンのような調査会社と契約して入手すればいいので、パイプさえあれば特に難しいことはない。それに対して、販売経験を通して培ったノウハウについては、担当者ひとりひとりに個性がある。ある人から見れば売れる見込みのほとんどない、伸びしろのない商品に見えるものが、別の人にとっては意外な注目株であったりする。正直に言えば、好みの問題も多分に関係してくる。自分が気に入る音楽であれば、少なくとも地球上に一人はファンが存在することを実感できるし、プレゼンの熱も自然に入る。またその担当者が好きなジャンルであれば、そこにまつわる情報もたくさん持っているから、戦略上有利なデータを提供しやすい。担当者の腕の見せ所としては、作った本人ですら知らない過去の成功例や可能性、新しい宣伝方法などを提示してみせることにつきる。そしてもちろん、その戦略を注文数という現実に落としこむ術を持たなければ、担当者として、会社としての価値を認められない。
だから実際に、レーベルに対して「これは売れます」などと大口をたたいたものが、実際に注文が集まらなかったりすると、目も当てられないことになる。「お宅の言ったとおり予算をかけて宣伝したのにこの注文数では、うちはつぶれる。一体どうしてくれるのか」と、そこまでストレートにクレームを投げてくる人は少ないけれど、伝わってくる気迫は同じ内容を語っている。だいたい、ワールドミュージックやジャズのレーベルというのは、その音楽が好き、という純粋なところから出発して、オーナーの企画を実現するための会社であることが多いので、概して本気度にブレが少ない上に、一枚一枚に社運がかかっていることも珍しくないのだ。
そういうわけで、時に胃が痛む思いもするけれど、発火点でもあるレーベルオーナーの人たちがどのような哲学で音楽を発信し、理想と現実にどんなかたちで折り合いをつけるのか、そこに居合わせた体験は生きた教訓としか言いようがない。聖人君子のように、音楽がもつ力だけを信じて疑わず、全てを天のなりゆきに任せる人。そもそも予算や締切の管理ができないタイプの人。かと思えば、目的のためには多少ダーティーな手段も厭わないという人もやっぱりいて、お金にモノを言わせて雑誌を会社ごと買収しようと目論む豪傑(?)も時折現れたり。何が正しく、またはそうでないか、参考にする、しないという価値判断よりも、とにかくその人が持つ熱量に当てられて、好きになってしまった音楽も少なからずある。一人の人間が成し遂げられることの大きさ。業界やシステムの不備ばかりが目についたそれまでの自分に、もっと広い物の見方を教えてくれたのも、この人たちだ。はっきり言って、経営センス的なことはほとんど参考にならなかったりするのだけれど(苦笑)、とにかく楽しそうに生きている先達の姿を見ているうちに、どうやら自分も道を踏み外してしまったのかもしれない。
まだまだ世の多くの音楽家たちも、愛憎まみえつつ、どうやら彼らのことが嫌いになれないようでもある。同じアーティストを長く紹介しつづけているレーベルをみると、ことさらそんな想いを強くする。

2011.07.27

イベント “FOR座REST trip” 寄付額のご報告

さる6月18・19日に鎌倉・光明寺で行われたフェスティバル“FOR座REST trip”。
藤本一馬も出演したほか、NRTとして、また地元鎌倉のNPO法人ルートカルチャーの一員として運営の一端に協力しました。

その元来のイベント「FOR座REST」は、福島市で毎年開催されてきたフェスティバル。
今年は震災によりやむなく中止を決定、その後急遽、鎌倉に旅する形で開催されたもの。いわゆる音楽フェスだけに留まらず、福島の現状を知り、現地の方とシェアするワークショップを開いたり、フェスのバンド転換の合間にも福島県在住の方がその暮らしぶりについて語る時間を設けるなど、貴重な交流と、情報共有の場にすることができたと感じています。
福島の現状に文化の面から取り組む非営利のプロジェクトFUKUSHIMA!の関連イベントとして位置づけ、イベントの収益はプロジェクトFUKUSHIMA!へ寄付する目的もあり、出演者・スタッフ全員が一部経費を除きボランティアで参加、多くの寄付金を集めることができました。以下、ルートカルチャーのサイトより転載します(リンク先で収支報告の詳細も見ることができます)。
多数のご来場、またドネーションでのご寄付、ありがとうございました。今後も継続的に福島と鎌倉の交流を図っていく機会があると思うので、またこちらのブログでもご紹介したいと思います。


【収入】1,636,300円
チケット料、各会場でのドネーション等の収入

【支出】544,300円
福島からのゲスト招待に関わる交通費、機材費等

【寄付】1,092,000円

収支報告詳細はこちら
ROOT CULTURE

2011.07.27

2011.9.18 野外音楽祭 "大宴会in南会津" @会津山村道場うさぎの森オートキャンプ場

野外音楽祭「大宴会in南会津」に藤本一馬が出演します。
岡部洋一(percussion)とのデュオ編成での出演予定。
会場最寄りの会津山村道場駅まで、新宿から3時間半程度とアクセスも比較的良好です。
近くに温泉もあるとのこと。

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大宴会in南会津2011
http://www.daienkai.org/

〈日時〉 9月18日(日) 開場10:00 開演11:00 終演予定20:00
〈会場〉 福島県南会津町 会津山村道場うさぎの森オートキャンプ場
〈料金〉 前売り5000円 当日6000円 ※小学生以下、70歳以上無料
〈プレイガイド〉イープラスにて発売予定

〈出演・音楽〉
高野寛
中山うり
comugi
藤本一馬
Yoshie Ebihara

〈出演・トーク〉
池谷純仁 ほか

〈ワークショップ〉
薪わりワークショップ、火起こしワークショップ、駒回し体験、ターザンロープ遊びなど企画中。

〈出店〉
ももりなキッチン(南会津) -マトンコロッケ、ビール
南会津日本酒バー(南会津) -地酒
cafesavai(会津若松) -カレー
PLAYTIMECAFE(郡山) -珈琲
CAFE JI*MAMA(南会津) -珈琲、スコーン
DORONKO(会津下郷) -ハンバーガー
只見マトンケバブ(只見) -マトンケバブ
はいっと(南会津) -しんごろう
bel fonte(南会津) -せっけん
アーティジャングル -洋服

〈店頭チケット取扱店〉※8月1日より発売予定です
CAFE JI*MAMA(南会津)  TEL 0241-62-8001
cafesavai(会津若松) TEL 024-22-23434
cafe三番山下(会津若松) TEL 0242-26-1330
DORONKO(会津下郷) TEL 0241-69-1065
よいやれいや(只見) TEL 0241-82-2683
UNICO(那須) TEL 0287-64-1508

〈お問い合わせ〉 大宴会in南会津2011事務局
TEL 0241-62-8001 (CAFE JI*MAMA内)
e-mail dsk8dsk8@yahoo.co.jp (五十嵐)
お気軽にお問い合わせください。

〈大宴会in南会津ホームページ〉
http://www.daienkai.org/

〈主催〉南会津ハッピーカンパニー

2011.07.23

藤本一馬 “SUN DANCE” 関西・中国ツアー2011

藤本一馬の関西・中国3会場でのツアーが決定しました!
アルバム『SUN DANCE』に参加のレギュラートリオで、3日間続けての公演です。
いずれも、息吹までも感じられるような親密さが特徴の会場ばかり。小規模の会場でのトリオツアーはなかなか実現が難しいため、お近くにお住まいの方はお見逃しなく。



藤本一馬 “SUN DANCE” 関西・中国ツアー2011

静寂から歓喜へ。アーシーな躍動感とメロウな感覚の交差。
orange pekoeのギタリスト/作曲家、藤本一馬 初の関西・中国ツアーが決定。
1stソロアルバム『SUN DANCE』と同メンバーでの、独創的なトリオによる3公演。


9月9日(金) 岡山 城下公会堂
19:30 開場 / 20:00 開演
3,500円 / 当日 4,000円 (要別途1ドリンク)
アクセス:岡山市北区天神町10-16城下ビル1F www.saudade-ent.com/
チケット取扱:
城下公会堂 086-234-5260
moderado music info@moderadomusic.com
※8/9より予約開始


9月10日(土) 大阪 ダイニングカフェ+雑貨 martha
18:00 開場 / 19:15 開演
3,500円 / 当日 4,000円 (要別途飲食費)
アクセス:大阪府大阪市西区江戸堀3-8-16 TEL 06-6446-2314 www.marthanet.com
チケット取扱:
fish for music info@fish-for-music.com
※8/1より予約開始


9月11日(日) 姫路 HUMMOCK Cafe
17:00 開場 / 18:00 開演
3,800円 / 当日 4,000円 (共に1ドリンク付き)
アクセス:兵庫県姫路市的形町的形磯1864
予約・問い合わせ:
HUMMOCK Cafe
TEL 079-254-1400
hummockcafe0525@yahoo.co.jp
http://hummock.blogspot.com
※8/1より予約開始


主催: NRT
企画協力: fish for music, moderado music, HUMMOCK Cafe
後援: BounDEE

藤本一馬オフィシャルhp
http://kazumafujimoto.com/

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©Ryo Mitamura

2011.07.19

マイナーな音楽を広めるために

好きな音楽を「マイナーである」と認めることは、なにかやるせない。
自分の趣味がよっぽど特異なものだという自覚のある人ならともかく、出会った何かに心奪われて、周囲の友人にもそれを奨めずにいられない、というか、自分ひとりで楽しむだけではどうにも満足できず、色んな人に吹聴して回ることに使命感を抱いてしまう気持ちは、音楽ファンに限らず身に覚えがあると思う。
最初はきっと、これだけ素晴らしい音楽がこんなにも無名だなんて不思議だなあ、ぐらいの感慨だったのが、知られていないのはおかしい、いや、こんな良質なものが広まらないのはきっと業界に問題があるからだとか、そもそも幼児期からの音楽教育が、なんていう風にエスカレートしていく人をたくさん知っていて、自分もやはりそんな一人だろうと思う。

宣伝する場面、特に音楽専門以外の、一般誌などの編集者にアプローチする場面でよく実感するのだが、時に初対面の(しかも校了前でテンパッたりしている)相手にようやく時間をもらえても、「30秒で話をまとめてください」なんてゾンザイに言われたりすると、急にバケツで水を浴びさせられたような気分になって、マイナーであること、無名性ゆえのハードルの高さを思い知らされる(何しろこちらは世界一の逸材を売り込む勢いなのである)。しかし考えてみれば、付き合う相手は四六時中このような宣伝攻勢に遭っているわけで、もちろん相手を責めるわけにもいかない。結局のところ、自身の影響力のなさを噛み締め、でも現状やれることからスタートするしかない、そんな開き直りの精神が唯一の立ち返るべき場所だったりする。プロジェクトごとに、いつも100回ぐらい自分に言い聞かせる。ローリング・ストーンズだったら、U2だったらこんな処遇はないだろう、なんて理不尽かつ無意味な憤りを覚えたりもしつつ、また振り出しに戻る。そんな彼らだって、最初は無名の新人に過ぎず、誰かの尽力があって今の地位があるのだから。

有名であること、人気があることが必ずしもゴールであるとは全く思わないけれど、そもそも名前も知らないアーティストについての話を、自分の時間を割いてまで積極的に聞こうという人は稀であって、それはメディアの人だろうと、お客さんであろうと同じだ。だから何はともあれ、興味を持ってもらうことが、とりあえずの目標として定められる。そして有名なアーティストというのはやはり、そこに至るまでに尽力した「誰か」の人数がケタ違いであるというのとほぼ同義だ。媒介者もまたある面ではお客さんであり、お客さんもまた媒介者となって新たな顧客を生んでいく。そのスパイラルがきれいな弧を描き、偶然がまたいくつもの偶然を呼び寄せて、アーティストはブレイクする。規模の大小はともあれ、成功したプロジェクトに携わったことのある人なら、そこに運命じみた不思議な流れを感じて、あの時の私の直感、この音楽が広く受け入れられるはずだという確信は正しかったのだ、そんな感慨に浸ったことがあるに違いない。プロデューサーという仕事はいわば、その本来は神の手によるマスタープランを不遜にも自らの手で設計し、実行していくという、ある意味では思い上がった発想を必要とする(そういう人物のほうが概ね向いているように見える)。もちろん現実はそのように単純ではなく、というか、往々にして予想外の出来事にチャンスが眠っていたりするので、事が走りだしてからは、その不慮の出来事、その時点ではチャンスかどうかもわからず、ひょっとすると予算や時間資源を食いつぶすだけのアクシデントかもしれない物事の連続に翻弄されつつ、瞬発力で対応するというのが実際のところだろう。

ここで自分がやってきたことをひとつ例にさせてもらえば、「現在進行形のブラジル音楽を紹介する」ということがひとつの大きな柱であり、2004年のレーベル立ち上げ当初から目指してきたことなのだけれど、ただ良質なリリースさえ続けていれば、自然にそれらがこの日本で広まっていく、なんて風には到底思えなかったから、いきおい、イベントやら何やらを始めることになったのだ。そもそも独立以前、バイヤー時代の5年間で、新譜を売ることの難しさは身に染みていた。ブラジル音楽自体はこの20年来安定的な人気を保っていて、なかには10万枚以上のセールスに至るものもあるのだが、その殆どは70年代のいわゆる名盤に集中している。つまりもうずっと30年以上も、同じカタログの魅力ばかりが取り上げられてきた状況なのだ(逆にいえばだからこそ名盤とされるわけだけれど)。けれども自分には、日々生まれている音楽が、それらに劣っているとは思えなかった。60年代や70年代のブラジル音楽の人気を転覆させるとはいわないまでも、それと並ぶぐらいに、今現在のブラジル音楽の楽しさを広められたなら。元より自社だけでどうにかできる問題とも思えず、志を同じくする他のレーベル、お店、ライター、DJの面々にも声をかけて、レーベル越境型のCDシリーズ(*註)を企画したり、DJイベントを始めたり、ブラジルからアーティストを招聘してみたり、後に一時期ラジオ番組として展開したりということを、「Samba-Nova」という名前の元にやってきた。
イベントは回を重ねるごとにお客さんも増えるようになり、CDリリースも初回オーダーが安定的に集まるようになってきた。そもそも内容自体、心から素晴らしいと思えるものばかりだし、もし誰も日本盤を出さなければ、輸入盤で数十枚~100枚程度で終わってしまうものを1000枚単位でセールスしてたりするわけだから、そういう意味で何がしかのことをやってきた自負はあるのだけれど、本当に自分がその音楽を広める上でどこまで役立っているかというのは、正直よくわからない。2004年から続けてきたイベントをこのところお休みしているのも、自分が当初是非とも必要としていた、ブラジル音楽を紹介し、送り出すための地盤、コミュニティのような存在がある程度形になり、その中に居ることが当たり前のものと感じられるようになってきているからである。居心地はすこぶる良い。いいのだが、もはやこうなってくると、今度は自分の目の前の人々(および、そこに象徴される限定されたリスナー)のための仕事が、年々日々、比重を増してのしかかってくる。それはもちろんそれだけで十分意味のあることだとわかっていながら、やっぱりどこか予定調和で、もっと大きな可能性へと賭けきれない自分の所在について思い当たってしまう。外に意識を開きつつ、顔の見える人々を大事に、そして目の前の採算性も確保しながら何かを続けるということは、本当に難しい。

そんなわけで、現在はイベントとしてのSamba-Novaについてはレギュラー開催を封印し、新たな枠組みを模索中。普段あまりこうした舞台裏的なことはなかなか筆が進まないのだけれど、なぜもっとイベントやらないのですか、とか、お宅で◯×の新譜を出さないのはおかしいですよ、などなど、色々声をかけられることも多いので、この機会に記しておこうと思った次第。7/30のイベントは、それぞれが今一番刺激を感じているブラジル音楽を久々に聴く機会なので、自分でも最高に楽しみにしています。
加えて本当は、ある時事ネタがモヤモヤの契機となって書きはじめたのだけれど(それゆえこのエントリー名になった)、それはやっぱり途中でどうでもよくなりました。(完)


*CDシリーズ「Samba-Nova Collection」のカタログは下記のとおり。

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(L→R)
vol.00 Katia B / Só deixo meu coração na mão de quem pode (Inpartmaint/Rip Curl Recirdings)
vol.01 Renato Motha & Patricia Lobato / Dois em Pessoa
vol.02 Miltinho / New Malemolência
vol.03 Bid / Bambas & Biritas vol.1 (Inpartmaint/Rip Curl Recirdings)
vol.04 Renato Motha & Patricia Lobato / Planos
vol.05 Teresa Cristina e Grupo Semente / O mundo é meu lugar
vol.06 Martnália / Menino do Rio (Inpartmaint/Rip Curl Recirdings)
vol.07 Ana Costa / Meu carnaval (Inpartmaint/Rip Curl Recirdings)
vol.08 Bebeto Castilho / Amendoeira
vol.09 Affonsinho / Belê
vol.10 Gabriel Moura / Brasis (Inpartmaint/Rip Curl Recirdings)
vol.11 Mariana Baltar / Uma dama também quer se divertir (Inpartmaint/Rip Curl Recirdings)
vol.12 Paula Lima / Sinceramente
vol.13 Katia B / Espacial (Inpartmaint/Rip Curl Recirdings)
vol.14 Rodrigo Maranhão / Bordado (Inpartmaint/Rip Curl Recirdings)
vol.15 Roberta Sá / Que belo estranho dia pra se ter alegria
vol.16 V.A. / Samba-Nova
vol.17 Ana Costa / Novos Alvos (Inpartmaint/Rip Curl Recirdings)

2011.07.19

2011.7.30 イベント“Samba-Nova” @Bar Music / Bar Blen blen blen

現在進行形のブラジル音楽を紹介するDJイベントSamba-Nova、2年ぶりの開催が急遽決定。
今回の会場は渋谷の2つのバーで、ダブルヘッダー形式でやります!
何しろこれだけのメンツが会する一晩ということで、いま聴いて面白いブラジルの、その色んな面が楽しめると思います。

さらに今回はイベント立ち上げ当初からのDJ、中心メンバーの一人で、ブラジル新譜の聖地ともいえるdiskunion新宿本館で長年バイヤーを努めてきた石亀政宏くんが退職、そして郷土の鳥取に向けて旅立つということで、裏テーマとしてその壮行会を兼ねています。
思えば彼にお店で教わって、後に日本盤としてリリースしたCDもいくつかあり、とても寂しい気持ちもあるのだけど、鳥取に新しい音楽好きの聖地を作っていくに違いなく、その後の展開がとても楽しみ。

1,000円のミュージック・チャージで2店舗の行き来が可能ですので、ぜひお気軽に!


Samba-Nova

7月30日(Sat)

20:00 - 24:00
@Bar Music

24:00 - 5:00(+1)
@Bar Blen blen blen

Music Charge
¥1,000

現在進行形のブラジル音楽を紹介するDJイベントSamba-Nova、
渋谷の坂をめぐる遡上編。
南へ向かうものたちへの、出発の唄、旅立ちの宴。

DJs:
石亀政宏(diskunion)
成田佳洋(NRT)
中原仁(J-WAVE “SAUDE! SAUDADE...”)
高木慶太
大島忠智(IDEE Records)
宿口豪(Bar Blen blen blen)
稲葉昌太(Rip Curl Recordings)
伊藤亮介(大洋レコード)
堀内隆志(cafe vivement dimanche)
中村智昭(MUSICAANOSSA/Bar Music)
船津亮平(月刊ラティーナ)
江利川侑介(diskunion)
&more

*Bar Music, Bar Blen blen blenともに通常どおり18:00より営業開始。
*ミュージック・チャージ1,000円にて二店舗間の行き来が可能です。(Bar Blen blen blenではバー・チャージとして別途400円が必要となります)

Bar Music
渋谷区道玄坂1-6-7-5F
Tel:03-6416-3307
http://barmusic-coffee.blogspot.com/

Bar Blen blen blen
渋谷区道玄坂1-17-12 野々ビル2F
Tel:03-3461-6533
www.blenblenblen.jp/

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2011.06.25

2011.7.3 イベント "SUN DANCE" @逗子CINEMA AMIGO

今年3月に予定していた、逗子のCINEMA AMIGOでのイベント『SUN DANCE』。
震災の影響により、急遽チャリティーキャンドルナイトに変更となり、ご来場予定の方には大変ご迷惑をおかけしましたが…当初どおりのメンバーによる再度の開催を期して、いよいよ7/3にリスタート。藤本一馬もレギュラートリオで参加します!

NRT presents
『SUN DANCE』

7月3日 (日)
Open 17:00 / Live Start 18:00
Charge ¥2,000

Live:
藤本一馬(g)
with 岡部洋一(per), 工藤精(b)

DJs:
成田佳洋 (NRT)
Tommy Returntables
Roki (Radio Progressiva)

Guest DJs:
青野賢一 (BEAMS RECORDS/真っ青)
山崎真央 (gm projects)

@逗子 CINEMA AMIGO
http://www.cinema-amigo.com/
http://cinema-amigo.jugem.jp/


2011.06.24

藤本一馬 『SUN DANCE』掲載誌一覧

藤本一馬 『SUN DANCE』、下記の雑誌で記事評がご覧になれます(弊社でメインの宣伝を担当しました)。まだまだ増えているため、今後もこちらに追記予定です。
ラジオでもたくさんオンエアされていたり、生出演の番組も予定しているのですが、こちらは数も多くてまとめきれないので、よろしければtwitterでチェックを。

※6/28 JAZZ TOKYOを追記
※7/13 MUSICSHELFを追記
※7/27 Lmaga.jpを追記

発行日 誌名

【紙媒体】
4/27 TVブロス レビュー
5/14 ワッツイン ニュース
5/20 LATINA レビュー
6/01 BRUTUS レビュー
6/09 オーディオ・ベーシック
6/12 オズマガジン レビュー
6/13 リズム&ドラムマガジン レビュー
6/13 ギターマガジン レビュー
6/14 ジャズライフ インタビュー + レビュー
6/20 intoxicate インタビュー
6/20 LATINA インタビュー
6/20 MUSIC MAGAZINE 巻頭2P記事 + アルバム・ピックアップ
6/20 CDジャーナル インタビュー + レヴュー
6/20 アヴァンティ レビュー
6/23 SAVVY レヴュー
6/24 Jazz Japan 巻頭4P + レヴュー
6/26 湘南スタイル レビュー
6/30 Lj インタビュー2P
7/01 DIGICAN レビュー
7/13 リズム&ドラムマガジン
8/05 ソトコト インタビュー

7/00 HMVフリーペーパー<QUIET CORNER> 表紙
0/00 EL Magazine レビュー

【WEB】
6/07 ナタリー ニュース
6/07 スペースシャワーTV ニュース
6/07 DrillSpin ニュース
6/07 @peps! ミュージック ニュース
6/10 Rolling Stone日本版 レビュー
6/14 HMV ONLINE 特集/インタビュー
6/15 Time Out Tokyo インタビュー
6/15 ototoy 特集
6/15 CD Journal.com 特集/インタビュー
6/15 web dacapo インタビュー
6/28 JAZZ TOKYO トップレビュー
7/13 MUSIC SHELF インタビュー
7/27 Lmaga.jp インタビュー

2011.06.20

2011.6.22 イベント "INVENTORY" @渋谷 bar music

先日めでたく1周年を迎えたばかりだけれど、音楽業界的には既に渋谷の定番となっている感のある「bar music」。私も週いちペースで打ち合わせに、気分転換にと足繁く通っています。充実の選曲陣によるイベントも多く、自分にとっても大事な遊び場のひとつでもあるわけですが、今回こちらのイベントにDJとして初めて呼んでいただきました。

この日はいわゆるクラブDJ的な感じではなく、選曲会という趣なので、普段紹介できる機会の少ないサンパウロの惑星的な音楽、ブルージーなサンバ、ブラジルのクラシック音楽(フォークロアかつ近未来的で面白いものがいっぱいあります)などを、気分でかけ倒したいと思います。
レコードコンサートのように私語厳禁というものでは全くないので、どうぞお気軽に。ここのサウンドシステムは天井からフロアを照らすような格好なので、会話に夢中でも音楽は大丈夫、ばっちり聴こえます。
終電までのひとときを、ぜひ。

※追記:
成田佳洋の出番は次の二回を予定しています。

20:00~ 「ブラジルのクラシック音楽とその仲間たち」
22:00~ 「惑星サンパウロ -tribute to Zé Miguel Wisnik-」

前半は、20世紀クラシック音楽の大家の一人、ヴィラ=ロボスの音源を中心に。アントニオ・カルロス・ジョビンやエグベルト・ジスモンチの源流であり、現代ショーロ、ひいてはブラジル・ポピュラー音楽全般にも大きく影響を与えた巨匠の作品と、その子孫たちと言えそうな音楽を紹介します。1000曲近い作品のなかから、今聴いてもとても未来的で、同時にフォークロアな響きをもった、珠玉の作品を気分でかけますよ。
後半には、最近また静かに注目を集めつつあるサンパウロ音楽の、都会的で、独特の小宇宙感覚を有するシンガーやコンポーザーの作品を。前半とも緩やかにリンクする感覚を持ちつつ、メガロポリスならではの混沌が美しい音楽たちで、Zé Miguel Wisnikはその最高峰といえるシンガーソングライターです。10年ぐらい前の今となっては貴重な音源が多くなりそうですので、こちらもぜひ。


6/22 Wed.
INVENTORY ~ensemble of brasil~

[DJ]
大島 忠智 (IDEE Records)
中村 智昭 (MUSICAANOSSA)

[Guest DJ]
成田 佳洋 (NRT)

[at]
渋谷 Bar Music

[info]
03.6416.3307

※20:00~25:00の開催です。
※1Drink Order + Music Charge ¥300
http://www.musicaanossa.com/bar_music/
http://barmusic-coffee.blogspot.com/
http://twitter.com/BarMusic_Coffee

2011.06.14

2011.6.18-19 イベント “FOR座REST trip” @鎌倉・浄土宗大本山 光明寺

毎年6月に福島市で開催されている、音楽を中心としたフェスティバル「FOR座REST」。
震災によりやむなく中止の決定をした同フェスティバルが、鎌倉に旅する形で急遽開催!
NRTとして本フェスティバルに協力しているほか、19(日)には藤本一馬も出演します(ベースの工藤精、パーカッション福和誠司とのトリオ)。

fortherest_dm_image.jpg

大枠としては、18(土)がトーク&シェアリング、そして19(日)がライブ。
福島より「FOR座REST」のスタッフや関係者を招き、福島の現状に耳を向ける機会を持つと同時に、
二日目の日曜日には同イベントに縁の深いアーティストを中心とした、いわゆる音楽フェス&福島物産展という二本立てと考えればわかりやすい。

ちなみに19日の会場はヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの来日公演の会場であり、つまりはアルバム『イン・マントラ』のレコーディング現場ともなった、個人的にも思い入れの深い場所だ。19日のほうはさすがにハイペースで予約満了となってしまったものの、当日券の販売も予定しており、時間のある方はぜひ、二日間セットでの参加をしていただけたらと思う。

なお当イベントは、福島の現状に文化の面から取り組む非営利のプロジェクトFUKUSHIMA!の関連イベントとして位置づけ、イベントの収益はプロジェクトFUKUSHIMA!へ寄付いたします。

日時:
2011年6月18日(土)・19日(日)
 トーク&シェアリング:18日 15:00〜17:30(予定)
 ライブ:19日 12:00開場 12:30開演

出演(ライブ):
アン・サリー 細野晴臣 カヒミ・カリィ 大友良英
鶴田真由 藤本一馬 高田漣 ほか
 
出演(トーク):
阿部正恭(FOR座REST),安斎伸也(FOR座REST/あんざい果樹園),藪内義久・ゆき(FOR座REST/オプティカルヤブウチ),小川芳江(プレイタイムカフェ),高橋省吾(ピックアップ),アサノコウタ(BHIStudio),木下真理子(dip),大友良英(音楽家),山岸清之進(ROOT CULTURE)ほか 

福島物産展:
あんざい果樹園,オプティカルヤブウチ,ピックアップ,橘内酒店,飯坂温泉 旅館清山 ほかを予定 

会場:
鎌倉・浄土宗大本山 光明寺
鎌倉市材木座6-17-19
JR横須賀線・江ノ島電鉄 鎌倉駅から材木座海岸方面へ徒歩約20分 または鎌倉駅より京浜急行バス「光明寺」約15分乗車 下車徒歩すぐ  

入場チケット:
 (ライブ)4000円 (小学生以下無料・福島県民割50%オフ)
 (トーク)ドネーション制

主催: NPO法人ルートカルチャー
協力: FOR座REST実行委員会 プロジェクトFUKUSHIMA! taguchi NRT
特別協力: 浄土宗大本山 光明寺

イベント詳細・問い合わせ先:
NPO法人ルートカルチャー

※本イベントは、プロジェクトFUKUSHIMA!の関連イベントとして開催されます。必要経費を除いた収益、および集まった寄付金は、すべてプロジェクトFUKUSHIMA!に寄付いたします。イベント終了後、こちらのサイトでご報告いたします。 →プロジェクトFUKUSHIMA!とは?

2011.06.14

2011.6.17 藤本一馬インストア・ライブ @SPIRAL RECORDS

初のソロアルバム『SUN DANCE』がとても良い評価で受け入れられているなか、これからいよいよ彼のライブ活動も本格化していきます。まずは6/17、つまり今週金曜日のインストア・ライブから。
2部制で、それぞれ違うレパートリーを予定しており、ともに入場無料ですのでぜひお気軽に!
レコーディング・メンバーと同トリオでの演奏です。

kazuma_spiral.jpg

SPIRAL RECORDS presents "夜の演奏会" vol.7 藤本一馬『SUN DANCE』Live

SPIRAL RECORDSがお勧めするアーティストを迎えお送りするインストアライブ・イベント"夜の演奏会"。
vol.7は6/8に1stソロ・アルバム『SUN DANCE』をリリースした若手屈指のギタリスト、藤本一馬を迎えます。
ジャズ/ワールド・ミュージックを豊かな感受性で自らのものとして吸収し、躍動感溢れるストロークで描き出す、藤本一馬の鮮烈な世界をお楽しみください。

バンドメンバー:
藤本一馬(Guitar)
工藤精(Bass)
岡部洋一(Percussion)

【開催概要】
開催日時:2011年6月17日 (金) 1st 19:00~ / 2nd 20:30~(通常営業終了後)
会場:スパイラルレコーズ (SPIRAL 2F)
入場料:無料


2011.06.07

藤本一馬 『SUN DANCE』 本日発売!

本日発売です!発売元はバウンディですが、本作の制作・宣伝を成田佳洋が担当しました。

基本情報はこちらを見ていただきたいのですが、何しろ自由に聴いていただきたいので、ここでは私見は差し控えつつ、代わりに吉本宏さんのこんな素敵な文章を拝借したいと思います。(吉本さん、ありがとうございます。)



藤本一馬の奏でる音楽               文:吉本 宏

人々はその昔から、歓びを表わすために生き生きと音楽を奏で、哀しみを癒すために静かに歌を歌った。

藤本一馬が、ネイティヴ・アメリカンの“太陽に祈りを捧げる儀式”である「サン・ダンス」にインスパイアされて生まれた楽曲は、ざわめく心の喧騒を鎮め、平穏を呼びもどし、音楽による”魂の交歓”を体感させてくれる。

それは偉大なる自然への讃歌であり、心の躍動への前奏曲であり、亡骸への鎮魂歌でもある。

彼の音楽からは広大な大地や風を感じ、その自由な旋律に包まれていると、人は大自然の中にただ生かされているのだということに気づかされる。

人々が立ち止まって、自分と向き合うことを考え始めたいま、彼の音楽がひとりでも多くの人のもとに届けられることを祈っている。

bar buenos aires HPより)

IMG_9860_72dpi.jpg

藤本一馬『SUN DANCE』 アルバム情報詳細


2011.05.16

2011.5.24 イベント "bar buenos aires" @渋谷bar cacoi

期日が迫ってきたため再エントリー。アルバムリリース前、最後のライブ。お待ちしています!

↑クリックすると大きくなります。
orange pekoeのほぼ全ての楽曲で、作曲・アレンジ・プロデュースを手掛けているギタリスト、藤本一馬
その初ソロ・アルバム『SUN DANCE』(バウンディより6月リリース予定)の共同プロデュースを成田佳洋が担当しました。

アルバムの内容についてはまた後日詳しく触れますが、その楽曲とパフォーマンスの素晴らしさ、独自性を兼ね備えた音楽に、深く揺り動かされ続けています。

本作の制作を縁に、彼のコンサート活動についても、当レーベルでお手伝いすることになりました。これから各地へ行く予定ですので、お楽しみに!
まずはリリースに先駆けて、イベント"bar buenos aires"への出演が決まりましたので、こちらでもお知らせします。藤本一馬の世界観に共鳴する三人の選曲も、非常に楽しみ!

bar buenos aires
藤本一馬オフィシャルweb(プレ・オープン中)

2011.05.10

2011.5.15 イベント "て と て" @SYOKU-YABO農園

藤本一馬 出演情報です。

直前のお知らせとなってしまいましたが、
チャリティーフェスティバル 『て と て』に藤本一馬が出演します。

会場は横須賀市にあるSYOKU-YABO農園
本来はこの日開催予定だったフェスCAMPSの、震災の影響による順延を受けてのイベントで、NRTも本イベントに協力しています。

チャリティーフェスティバル 『て と て』 

主催:camps × peacenic × 春の彩音 × Speakers vibes × 流壷 × and more

5.15(sun) @SYOKU-YABO農園 (神奈川県横須賀市芦名)
open 10:00 ~ close21:00
チャージ 2000円

ブログ  http://blog.livedoor.jp/tetote515
ツイッター  http://twitter.com/tetote515

*雨天中止
*会場内に駐車場はございません/
 運転手様は、STAFFの誘導にて別途駐車場にお停めののち、
 徒歩または送迎バスをお待ち頂く形になります。
 公共交通機関をご使用頂けます場合は、下記サイトをご参考にしてください
 http://syoku-yabo.com/access/

~LIVE~
KGM
★マーレーズ★
no.9(DJset)
千尋 with Shun-Shun
藤本一馬(from orange pekoe)
はち
長島源
大塚寛之
ふたりべ
& more 

~DJ~
TOMMY Reterntables
HOMERUN SOUND
jarrin
naruho

★随時更新してまいります


~開催経緯~

この度の東日本大震災の影響により
今回のCAMPSは順延とさせて頂くこととなりました。
ご迷惑お掛けいたしまして大変申し訳有りません。
順延に至っての経緯は、HP上にて心より書かせていただいました。
http://camps.bz/2011/reason.php

CAMPSの順延にあたり、
「なにか今出来る事」を考えた結果、
葉山で活動する[PEACENIC]のメンバーとともに、
5/15(日)に、横須賀市芦名にある[SHOKU-YABO農園]にて、
チャリティイベントを開催する運びとなりました。
笑顔の溢れる意義のあるイベントにしようと思っております。

チャリティとして開催するにあたり、
まず初めに、すでに多くの支援や活動をスタッフも含め個人個人が行っている中、
次にぼくらがやることとして、まわりにいる仲間達の不安も共有していきたいということ。
もちろん被災地への支援として、節約して開催する上での余剰金は、
全て現地への義援金、またはそれにかわる支援活動へと使わせていただきます。
イベント団体としての活動資金、余剰利益としては一切使用いたしません。
ただ、アーティストとともに歩んで来たcampsとしては、
最低限の実費負担は各アーティストにさせて頂きたいと考えております。

いまだ不安をかかえる人、
campsで笑顔になりたかった人、
情報過多のなか、集まって話して共通の認識をもちたい、
多くの笑顔が不安を、前向きな気持ちに変えてくれることを、僕らは知っています。

この日は、となりの人の手をつなぐ、
つないだ手は、さらにそのとなりの手をつなぎ、
つながれた手は、被災地にも繋がるハズ。
優しい気持ち、不安な気持ち、新しい価値観、大事なこと、
手をつなぐことで始めよう。
そうすれば、僕らも、被災地も、同じ気持ちで歩んでゆける。

この日はたくさんの笑顔を共有したいと思います。


CAMPS代表 藤代徹也 屋島裕樹
Peacenic代表 軽沢孝佑

2011.03.22

2011.3.27 イベント"SUN DANCE" 開催中止のお知らせ

2011年3月27日 イベント『SUN DANCE』開催中止のお知らせ

この度の東北関東大震災での影響をかんがみ、
3月27日にCINEMA AMIGOにて開催予定のイベント『SUN DANCE』の開催見送りを決定しましたことをお知らせいたします。
当日の電気や交通状況が現時点で不明なため、事前の中止決定とすることが妥当と判断いたしました。
ご来場予定のお客様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

なお今後、震災等の状況をみて、できる限り早い時期に再度の開催をできればと思っております。
引き続きご期待いただけますようお願い申し上げます。

またCINEMA AMIGOでは当日、「キャンドルナイト」と題して営業を行う予定です。
詳細は順次下記のホームページ等で発表予定ですので、併せてご確認ください。
http://cinema-amigo.com/

2011年3月22日 NRT / maritmo株式会社 代表取締役プロデューサー 成田佳洋

2011.03.20

Message from Renato Motha & Patricia Lobato

東日本大震災にて亡くなられた方々、ご遺族、被災者の方々に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

2回の来日で親日家となったヘナート・モタ&パトリシア・ロバートより、震災をうけてのメッセージを預かりましたので、こちらでご紹介します。(抄訳)


***

日本で起こっている危機についてのニュースを見守っています。そしてその全てから計りしれなさを感じています。
私たち二人の心と祈りは日本の友人たち、すべてあなた方と共にあります。
みなさん一人ひとりのことを思い浮かべています。心よりの慈しみと感謝とともに。
日本の方々はとても力強い人々ですから、この災いを乗り越えていかれるに違いありません。
みなさまの全てが神とともにあらんことを。便りを待っています。


temos acompanhado as notícias sobre a gravidade do que esta
acontecendo no Japão, e sentimos imensamente por tudo isso. Por favor
diga aos nossos amigos japoneses que todos estão nossos corações e
também em nossas orações, lembramos de cada um deles com muito carinho
e gratidão.
O povo japonês é muito forte e vai vencer mais este grande desafio.
Fiquem todos com Deus e nos dê notícias.

Um grande abraço para todos,

Renato e Patricia

2011.03.11

2011.3.27 イベント "SUN DANCE" @逗子CINEMA AMIGO

本イベントは開催中止となりました。申し訳ございません。
詳細は、下記お知らせをご覧下さい。

2011年3月27日 イベント『SUN DANCE』開催中止のお知らせ


こちらでのお知らせが遅くなってしまいましたが…僕の大好きな逗子のCINEMA AMIGOにて、こんなパーティーをやることになりました。
逗子海岸の通り一本山側(というのかな?)にある、小さな映画館。まあ雰囲気的には、今は懐かしの<レストランシネマ>の現代版というか、もっとカフェっぽい感じの場所なんであります。
店内にはお花屋さんや、管理が行き届いているような、いないような(笑)でもとにかくとても居心地のいい庭があり、さらに2階にはフォトスタジオやショップもあって、ここを作った人たちの夢がいっぱいに詰まっている空間。UREIの巨大なスピーカーなんかもあって、建物も内装も格好よく、心地よい。

そして参加してもらうメンバーも下記のとおり豪華!

まずはライブをしてくれるorange pekoeのギタリスト/コンポーザー、藤本一馬。
オレペコでのジャズ~ソウル~ブラジル音楽などをポップスとして昇華したスタイルともまた違って、ギター、ベース、パーカッションによる完全インストゥルメンタルのトリオ演奏を展開しています。twitterをフォローしてくれている方はご存知かと思いますが、今年6月リリース予定のソロアルバム『SUN DANCE』の制作を成田佳洋が担当しております。(この話はまた後日。)

さらにDJ陣も、地元代表そしてGREENROOM FESTIVALなどサーフカルチャーの常連でもあるTommy Returntables、rokiのお二人を迎えます。
ゲストは東京カルチャーを代表して、言わずもがなのこのお二人です。
ライブは二部に分かれて行う予定ですが、全く別のレパートリーを演奏しますので、お越しの際は18時までのご入場をおすすめします!


NRT presents
SUN DANCE

3/27(sun)
Open 17:00 Live Start 18:00
charge 2,000円
@CINEMA AMIGO

LIVE:
藤本一馬(g)
with 岡部洋一(per), 工藤精(b)

DJs:
成田佳洋 (NRT)
Tommy Returntables
roki (Radio Progressiva)

Guest DJs:
青野賢一 (BEAMS RECORDS/真っ青)
山崎真央 (gm projects)


藤本一馬 プロフィール
ギタリスト、作曲家、サウンドクリエイター。
1998年ヴォーカリストのナガシマトモコとorange pekoeを結成、現在までに6枚のオリジナルアルバムをリリース。
並行して2010年よりギタリストとしてのソロ活動を開始、1stアルバム『SUN DANCE』を今年6月にリリース予定。日々の生活や自然からのインスピレーションをもとにした独創的なオリジナル曲と、ジャズ、ワールドミュージックのエッセンスを滲ませつつ、型破りな演奏で既に話題に。
http://kazuma-project.seesaa.net/

2011.02.15

2011.2.25 イベント "MUSICAANOSSA CARNAVAL 2011" に出演します。

2/25(金)、名物イベント「MUSICAANOSSA」にDJ出演します。お祭りです!
下のフライヤー、私の顔が大きく見えるのは、気のせいです。
久々に夜通し遊びます!

MUSICAANOSSA CARNAVAL 2011
ムジカノッサ・カルナヴァル 2011

豪華DJ陣によるムジカノッサのブラジル祭り開催!

2.25.Fri
@Fai, Aoyama
start 22:00 to 5:00
¥2,500 / 1drink
info:03-3486-4910(fai)
http://musicaanossa.com/
http://www.fai-aoyama.com/

[DJ]
中村 智昭(MUSICAANOSSA / Bar Music)
高木 慶太(BEN DEMAIS!)
橋本 徹(SUBURBIA)
小林 径(Routine Jazz)

[Guest DJ]
中原仁(J-WAVE SAUDE! SAUDADE...)
成田佳洋(NRT / Samba-Nova)

[Live]
mocidade samba system

B1 floor "eragu aoyama"
[DJ]
廣瀬 大輔(DMR)
玉井 大
大島 忠智(IDEE Records)
稲葉昌太(Rip Curl Recordings)
haraguchic(communication!)

2011.01.19

文化放送「くにまるジャパン」に出演します

明日ですが、文化放送「くにまるジャパン」という番組に出演します。
各ジャンルのオーソリティーが週替わりのゲストで出演、選曲とトークをする「音楽マスターピース」というコーナーで、12:10-12:30分頃のオンエアです。
現在絶賛レコーディング中の、藤本一馬くんの新譜からも、超早だしで1曲紹介しようかどうか画策中。聞ける方はぜひ!

文化放送

2011.01.10

Best Disc 2010 【All Genre】 Mariana Baraj "Churita"

ダントツの一位、かもしれない。


churita.jpg

●Mariana Baraj /Churita

アルゼンチンの女性シンガーが、初めて全曲を自身の楽曲で構成した傑作アルバム。
チャランゴやパーカッションを演奏し、歌うシンガーで、楽曲はフォルクローレに依拠しているのだが、それまでカヴァー中心でやってきたことが信じがたいほど完成度の高い、優れたソングライティング。伸びのあるボーカルを、より自由に、奔放に表現するべく作られた、自分がよりよく歌うことを目指して作られた楽曲であるようにも聴こえる(そういうの好きだね~)。それまでのアヴァンな、または音響派的なアプローチを通過して、赤や茶を思わせるカラフルな印象、大地を感じさせる力強い歌とサウンドを獲得。深い深い夜の闇を感じさせる曲でのコントラストも、お見事。

Mariana Baraj on myspace

他にも、

Flying Lotus /Cosmogramma
The Chiftains feat. Ry Cooder /San Patricio
Daniel Bernard Roumain /Etudes 4 Violin & Electronix
Antony & The Johnsons /Swanlights
Seeda /Breathe

これらの作品は強く印象に残った。
再発ものでは、
Esteban Jordan /Ahorita
これにつきる。

今年もたくさんのいいレコード、素晴らしいコンサートに出会えますように。
楽しい一年を!

2011.01.10

Best Disc 2010 【All Genre】 Carlos Aguirre Grupo "Carlos Aguirre Grupo"

順不同/本日の2位。


crema.jpg

●Carlos Aguirre Grupo /Carlos Aguirre Grupo

ご存知の方が多いかもしれないけれど、念のため。アルゼンチンのコンテンポラリー・フォルクローレ・シーンを代表する作曲家/シンガー/ピアニスト、カルロス・アギーレの記念すべき1stアルバム。現地での発売は2000年だが、まるで2010年の日本でリリースされるのを待っていたような作品、と言ってみる。
フォルクローレ、と聞いた途端「コンドルは飛んでゆく」が脳内再生された貴方に、真っ先に差し出されるべきアルバムかもしれない。

不思議な揺らぎの感覚があるレコードである。彼の生活拠点に隣接する、パラナ河のせせらぎに影響を受けたサウンドで……常套句のように語られるそんな説明も、あながち間違いでもないように思える。
もし本当にそうであったならどれだけ素敵だろうか、今すぐパラナまで確かめに行きたい、その風景をこの目で確かめに行かない人生なんて、、、聴くたびに、呪文のように、そんな思いが頭をかすめる。

グループを構成している二人のギタリストと、ベースプレイヤーの演奏が素晴らしい。ゆるやかな風、ミナス音楽にも通じる浮遊感、水面にちらちらと反射する光の屈折。そんなイメージを生むサウンドは、この3人の貢献によるところが大きいと思う。秋に実現したソロでの来日公演でも、ギターを手にした時のほうが、この音楽の背景がよく表現されていると感じた。ピアノが本分のアーティストであることは疑いようがなく、ギタリストとしてはつたないところもある演奏だったけれど、それでもなおそのギターは、曲の躍動感をより良く伝えていたのである。
サウンド的には様々な要素が溶け合っていて、クラシック、ECM系のジャズから受けた影響の大きさは本人もたびたび語っている。直接話を伺う機会があり、NRTのCDもいくつかプレゼントしたのだけれど、ヘナート・モタのこともちゃんと知っていたり、ブラジル音楽への造詣も深い。ただ、その楽曲、メロディには、それら外の音楽からの影響を感じる瞬間はほとんどない。では一体それは、何でできているのか。
アルゼンチンに、パラナに旅する理由が、これでまた一つ出来てしまった。

http://www.carlosaguirre.com.ar/

2011.01.09

Best Disc 2010 【All Genre】 Joanna Newsom "Have One On Me"

2010年の印象に残った10枚、残りあと3つ。


haveoneonme.jpg

●Joanna Newsom /Have One On Me

1982年生まれ、カルフォルニア、ネバダ出身の女性シンガー・ソングライター。
5歳のとき両親にハープを弾きたいと頼み、両親もそのことに賛成したものの、地元のハープ教師が年齢的な理由からそれを認めず、代わりにピアノをはじめたそうである(ハープはその後8才から弾きはじめる)。ヴァルドルフ学校で育ったこととか、面白いプロフィールが色々出てくる、なかなかに稀なキャラクター。
フォーキーな自作曲を、ハープを弾きながら歌う20代の女性シンガーで、ヴァン・ダイク・パークスやジム・オルークといったビッグネームの後押しもある、となれば話題にならないほうが不思議なぐらいだが、加えて彼女の場合は、ケイト・ブッシュを引き合いに出される歌声までを持っているのであった。コケティッシュとエキセントリックの間を行き来するような声質で、英語で歌っているのだが、普段耳にする英語の音楽ともどうも様子が違う。音の出所はすごく近くて、耳元で囁かれているように響くのだけど、数秒遅れでようやく意味が頭に入ってくる感じ。猫にテレパシーで語りかけられたとしたらこんな気分だろうか。

ただし本作では、声色のエキセントリックさはやや後退して、あくまで自曲のストーリーテラーに徹している印象。
サウンドもかなり個性的で、ヴァイオリンやチェロ、ヴィオラにヴィオラ・ダ・ガンバを擁する弦楽アレンジをベースに、フルートやクラリネット、オーボエ、バスーンなどの木管、トランペット、トロンボーンの金管も入る。こう書くとゴージャスなサウンドを想像すると思うけれど、実際には音の隙間を大切にした室内楽的アレンジで、特にホーンはかなりピンポイントな配置がなされている。1曲の終盤までじーっとガマンを重ねて、最後の最後にようやく鳴らされる、という具合なのである。
神話的な時間感覚の流れるレコードなのに、見た目も含めたゴシック風味、そしてバンジョー等によってアメリカーナの風も時折もたらされて、ここ10年ぐらいの時流にも符号したマジカルな一枚。
あっ、一枚といいつつ、三枚組なんですけど……。

Drag City > Joanna Newsom

2011.01.08

Best Disc 2010 【All Genre】 Rufus Wainwright "All Days Are Nights"

alldaysarenights.jpg

Rufus Wainwright /All Days Are Nights

声とピアノ、でもこっちはいわゆる弾き語りで、"UTAU"のコンセプトとはまた全く別の世界観。
クラシックの声楽歌手がピアニストのみをバックに歌うのと同じことを、ルーファスが一人二役でやっている、といえばわかりやすいか。けれども、歌と楽曲はポップス/ロックの範疇にあって、ピアノがクラシカルに振れているというバランス。これ以上何が要るのかといわんばかりの、歌詞と楽曲による私小説世界に思える。(そればっか。)

Rufus Wainwright on myspace

2011.01.08

Best Disc 2010 【All Genre】 七尾旅人 "Billion Voices"

残りあと、5枚。

billionvoices.jpg

●七尾旅人 /Billion Voices

希代の歌声、魅力的なメロディーメイカー、さらにこれほど自在なヴォイス・パフォーマーもそういないのでは。そんなふうに改めて思わせられた、七尾史上最高にポップで、アイデアに溢れた名作。どの瞬間を切り取っても、ヒリヒリするような、圧倒的な生への衝動に満ちている。
本当はその過剰なアイデアを、少し整理して見せることさえできれば……例えば忌野清志郎のように、多くの人々に愛される存在になる可能性さえ秘めていると思う。まあ、そうならなくたって別に構わないけれど。ギターの表現力がもっと増しさえすれば、日本最強のシンガーソングライターになる日もそう遠くないかもしれない。

2011.01.08

Best Disc 2010 【All Genre】 大貫妙子&坂本龍一 "UTAU"

utau.jpg

●大貫妙子&坂本龍一 /UTAU

大貫妙子の歌と、坂本龍一のピアノ、それだけ。ただそれだけで、他の楽器、他の音が入る余地はもうない。全く完璧に無いんである。
曲は、多くは坂本龍一のもので、大貫妙子が詞を元々書いていたり、または新たに乗せたりしているものが大半を占めている。

大貫妙子の歌の存在感。抑揚、強弱、声色の使い分けなど、技巧的で、隙のない解釈。加えて、日本語の発声の美しさ。発声と韻、メロディと言葉の相性など、自ら歌詞を書くメリットを最大限に生かしきっている。ちょっと聴き覚えのないぐらい、美しい発声だと思う。

1曲目、これも坂本楽曲の「美貌の青空」。ギクシャクとした、イビツな、鈍い光を放つピアノ。いわゆる<歌もの>作品のピアノ伴奏で、こんなバランスの演奏が他にあるなら、ぜひ聴いてみたい。ほとんど異常な和声感覚と言えないだろうか。不協和音の置き方がどうとか、そういう次元の話ではなく、イマジネーションそのものに猟奇的なものの気配をすら感じる。それはそれは耽美的な世界だけれど、背徳と紙一重の歌詞とも相まって、それを上回る極度の緊張に中毒を起こしてしまう。

2011.01.08

Best Disc 2010 【All Genre】 Natalia Lafourcade "Hu Hu Hu"

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●Natalia Lafourcade /Hu Hu Hu

メキシコの森ガール、なんてキャッチコピーも躍っていたような。2010年には再来日もあった。ビヨーク以降の、広い意味でのオルタナティヴを通過した、ポップな女性シンガー・ソングライターの3作目(オーケストラ盤を除く)。これも色彩感とヴァラエティにあふれた楽しいアルバムで、世代も音楽的背景も全く違うけれど、個人的にはブラジルのマリーザ・モンチとアドリアーナ・カルカニョットの姿を、フリエタ・ヴェネガスと彼女に感じたりもする。

ナタリアはほとんどの作詞作曲を行い、ギターや鍵盤、それにおそらく小型パーカッション類も演奏する。後半の4曲では、管弦オーケストラのアレンジまで手がけたり、とかくマルチな才能の持ち主なんである。
僕が観た2010年4月3日、gm tenでのライブでは、基本的に彼女自身によるギターとヴォーカルのみ、ただしヴォーカルにはマイクを2本使用して、片方のマイクではエフェクト&ループを多用する。ギターもまたサンプラーをリアルタイムに使い倒すスタイル。サポート・ギタリストがわりにこのスタイルを採用するとがっかりさせられることが本当に多いのだが、ナタリアの場合、リアルタイムのギターとそのループ音、ヴォーカルの主従関係が1曲のなかで入れ替わる、このセットならではのパフォーマンスを披露していた。で、そんな風にやりたいことは爆発しているけれど、最終的には曲を聴かせたい衝動が勝っている。そしてその楽曲に、私小説的なイマジネーションを感じるのである。

Natalia Lafourcade on myspace

2011.01.08

Best Disc 2010 【All Genre】 Massive Attack "Heligoland"

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●Massive Attack /Heligoland

ほの暗く、官能的な、いずれもショートフィルムのような世界観を持つ楽曲揃い。エモーショナルな瞬間を、いかにスタイリッシュに響かせるか。ここに賭けている人たちなのだろうと思う。

そんなアーティストの、当然のように面白いPVはこちらから。
http://massiveattack.com/

2011.01.08

Best Disc 2010 【All Genre】 Sara Tavares "Xinti"

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●Sara Tavares /Xinti

カボ・ヴェルデ音楽の若き才能、サラ・タヴァレス。自作自演の女性シンガー・ソングライターだ。生でライブを見た機会はまだないけれど、そのライブDVDを見るだけでも、彼女がいかに優れたパフォーマーか、誰にでもわかると思う。ポルトガル語圏に属するカボ・ヴェルデの音楽は、近年ブラジル音楽ファンからも注目されているけれど、特に彼女の音楽はアフリカン・フィーリングとブラジルの洗練、ポルトガルのサウダーデ感覚を揺るぎなく兼ね備えていて、この国を代表するセザリア・エヴォラ以上に日本の音楽ファンに愛される可能性を秘めている気がする。
いつもいつも大西洋の強い風が吹きつける、ごつごつとした奇景の島々。去っていくことを前提とした港町の音楽。サラ・タヴァレスの出身はリスボンだけれど、移民2世として育った彼女の音楽に、こうした風景が感じられるというのも考えてみれば不思議だ。
特にカボ・ヴェルデに興味がなくても、アコースティック・サウンドによる女性SSWとして、世界のなかでも突出した才能の持ち主だと思う。

Sara Tavares on myspace

2011.01.08

Best Disc 2010 【All Genre】 中島ノブユキ "メランコリア"

ブラジル以外の、2010年ベストの10枚、順不同。

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●中島ノブユキ /メランコリア

たとえば、カルロス・アギーレや、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート。国もジャンルも楽器編成もバラバラだけれど、これらがある共通の感覚を持った音楽として語られ始めて、じわじわと話題を集めた一年。ある人はそれを<メランコリック>と呼んでみたり、誰が言い始めたのか憶えてないけれど<静かなる音楽>と呼びはじめたり。個人的には、それらが自然発生的に顕在化した年として記憶される一年だった。共通しているのは、単に静かであるというより、静寂と寄り添うように存在する音楽であるということ。
どんなかたちであれ、普段は話題として取り上げられる機会が多いとは言えないそうした音楽のリリースが活発化して、コンサートにも人が多く集まった。そういう意味で、それらの音楽を愛する者のひとりとして、こんなに楽しい一年はなかった。

前置きが長くなったけれども、中島ノブユキは、その中心アーティストとされる音楽家のひとりだ。優れたピアニストで、同時に優れた作編曲家による本作をひと言でいうならば、室内楽、というあたりにやはり落ち着くだろうか。マーラーの「アダージェット」、ピシンギーニャの古典的サンバ・カンサォン「カリニョーゾ」、ビックス・バイダーベックの「イン・ア・ミスト」などのカヴァーに加えて、自身のオリジナルが並んだレパートリーによる、十分に抑制がきいた、ひたすら美しい音楽集。ただし室内楽とはいっても、中世のお城やコンサートホールではなく、東京の路上が似合う音楽。都会の喧騒のなかにあって、一瞬の静寂を取り戻すために。

ここからは勝手な想像の世界だけれど、ピアノとバンドネオン、チェロを中心としたこのような編成だけでなく、オーケストラや、もしくは3ピースのロックバンドでもいいのだが、例えばそんなフォーマットのために書かれた音楽があったとしたら……抑制への反動が主題となるような、より過激な音楽を聴けるのではという気がしている。深読みするなら、そんなざわめきの気配もここには漂っているように思う。

中島ノブユキ on myspace

2010.12.31

【Brasil Best Disc 2010】 #1: Roberta Sá "Pra Se Ter Alegria"

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Roberta Sá "Pra Se Ter Alegria"

09年末リリースだったような気もするけれど。やはりDVDのほうが収録曲数は多いものの、CDでも充分楽しさが伝わるライブ・アルバム。

ポップ・ミュージックとしてのサンバを復権させた歌姫で……なんてカタい話は、すでにあちこちに散々書いてきたのでいいとして。楽曲の美しさ、演奏の楽しさと、一緒に歌ったり踊ったりできるポップスとしての強度を、世界のなかのどの音楽に感じるかといえば、僕の場合は他のどれよりも、やはりサンバに感じる。それも例えば、ホベルタ・サーの音楽に。
本作の内容としては、1st、2ndのレパートリーを、その2作のプロデューサーでもあるホドリード・カンペーロの監督のもと具現化したもの。このライブ盤でしか聴けない何かがあるわけではないけれど、ベスト盤代わりに楽しむには最高の内容になっているはず。

今年夏頃リリースされた、弦楽ショーログループ<トリオ・マデイラ・ブラジル>との共作『Quando o canto é reza』も隙のない力作だったけれど、やや表情が硬いというか、表現されている世界観が幾分真面目すぎたところがあるように思う。ホベルタとトリオ・マデイラとの組み合わせで、本作には未収録曲の"Afefé"は静かな幸福感を湛えた最高のサンバで、僕が監修したコンピレーション『Samba-Nova』にも収録したけれど、ここを超える曲は残念ながらなかったと感じている。
ただし想像では、ライブはCDを超える魅力があるような気がしている。今年実現した、ペドロ・ルイスとの連名での来日公演も素晴らしかったし。

Roberta Sá on myspace

というわけで、ここまでがブラジル編でした。皆様よいお年を!
年明けにオールジャンル編をアップ予定です。

2010.12.29

【Brasil Best Disc 2010】 #2: Seu Jorge and Almaz "S.T."

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Seu Jorge and Almaz "Seu Jorge and Almaz"

こちらも声の人、セウ・ジョルジ。そのブラック特有のノドの色ツヤ、理想的な苦みを含んだ歌声を最初に聴いてすぐ思いついたのが、他ならぬギル・スコット・ヘロン(2004年のbounce誌にもそんなことを書いた)。セウ・ジョルジはまた優れたソングライターでもあって、サンバのマランドラージェン、ならず者の空気を宿した曲を書くことのできる貴重な存在、期待の星、代わりのきかない現代ブラジル最高のスターだ。

細かないきさつは知らないけれど、米Stones Throw傘下のNow Againからリリースされたこのアルバム、先行シングルがロイ・エアーズ"Everybody Loves The Sunshine"だったり、マイケル・ジャクソン"Rock With You"のカヴァーも入っていたり……本当はもっと彼のオリジナルを聴きたいという本音もある。でもこのアルバム、何しろバンドが最高。ナサォン・ズンビをはじめ、ストリート系の尖った作品に欠かせないプピーロ(ドラムス)とルシオ・マイア(ギター)。さらに「シティ・オブ・ゴッド」など、サウンドトラック制作で最も多忙を極めるアントニオ・ピント(ベース)。ダブ/レゲエやファンク、サンバを消化した、重心の低い、オリジナリティあふれるサウンド。ストレートにロックぽさが表に出ている曲はさほど多くないけれど、全体に手ざわりとしてのロック、ほとんど古今東西のロックンロールのクールな部分だけを抽出したかのような感触もあって、クセになる。2・3年ほど前からまた北米のロックをよく聴くようになったけれど、サウンド面での面白さとしては、このAlmazや、カエターノ・ヴェローゾの<セー・バンド>に敵うものはないぐらいだ。
リリース時、全曲フリーダウンロードできて話題になった作品でもありました。このアルバムをベースにしたショートフィルムなんかもあって、面白い。
Now Again / Seu Jorge and Almaz

2010.12.28

【Brasil Best Disc 2010】 #3: Milton Nascimento "... E a gente sonhando"

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Milton Nascimento "... E a gente sonhando"

ミルトン・ナシメントは可哀想だ。などと言ってしまうと、その筋のファンから集中砲火を浴びるに決まっているのだが。アーティストとしての一時代を、その声の魅力で築きあげたが故の苦しみ、とでも言うべきものが確実にあるような気がしてならない。実際、この20年以上、どんな力作を送り出したとしても、全盛期とされる1970年代当時と比べて声の状態がどれだけひどいか、またはマシであるかといったことしか、ほとんど語られていないようにも思える。

"A voz do brasil"、「ブラジルの声」と呼ばれるミルトンの声にまだ何の陰りもなかった70年代当時の作品に感涙し続けてきた人たちの気持ちもわからなくはない(僕だっててもちろんそうだ)。だけど、じゃあ、ミルトンの魅力ってそれだけなの?コンポーザーとしてのミルトン、唯一無二の音楽性と芸術性を高いレベルで具現化してきたプロデューサーとしてのミルトンはどうだろう。そうした、まだほとんど明らかにされていないアーティストとしての底力が、トレードマークの声が枯れてきたぶんだけ、十二分に聴き手に迫ってくるような充実作。
教会音楽とインディオ、またはアフリカ性やミナス特有のフォルクローレ感覚の混合に、はたまたボサノヴァ、ジャズ、ビートルズの影響、etc, etc......よく引き合いに出されるフレーズをここでいくら挙げてみても、その魔力からかえって遠ざかってしまうような計り知れなさ。けれども、その謎に惹かれて旅に出た者には、一瞬掠めとることのできるような親しみもちゃんとある。

ちなみにこの作品、試聴することをオススメしません。代わりにといってはなんですが、彼のオフィシャルhpでも。なかなか楽しいサイトです。
http://www.miltonnascimento.com.br/

2010.12.28

【Brasil Best Disc 2010】 #4: Antonia Adnet "Discreta"

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Antonia Adnet "Discreta"

あの底抜けに楽しいホベルタ・サーのライブDVDでも、まるで人形かと疑うほどに直立不動のプレイ・スタイルを貫き、かえって異彩を放っていた7弦ギタリストのデビュー作。マリオ・アヂネーの娘さんらしく、父君も連名でプロデュースを担当しています。

サンバやボサノヴァを下敷きにした、すこぶる感じのよい小品ばかりを集めたMPB作品で、ショーロ風のインスト3曲をのぞいて彼女自身がヴォーカルも務めた歌ものアルバム。ボサノヴァ以降、いい意味でアマチュアっぽさを残しつつ、かつ上質な女性シンガーの作品を多く産みだしてきたブラジル音楽界だけど、近頃はなかなかそうした作品に出会う機会も少なく、今年最もよく聴いたアルバムのひとつになった。

半数ほどでカヴァーも交えつつ、残り半分を占めるオリジナル曲がまた良い。2010年の時代性とか気分とか、そんなものに嫌気がさした久々の晴れ間に、ただただ気分を良くしたい時に、あたま空っぽにしてかけておきたい。絶世の美女にもそろそろ飽きてきた今日(こんにち)、思い出のあの日の君に、時計の針を戻してもう一度だけ……あっすいません、音楽はこちらでお試しください。

Antonia Adnet on myspace

2010.12.27

【Brasil Best Disc 2010】 #5: Delia Fischer "Presente"

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2010年のベストディスク、まずはブラジル編です。さくさく行きます!

Delia Fischer "Presente"

ピアニスト、アレンジャー、コンポーザーのデリア・フィシェル(ポルトガル語読み)。1999年にエグベルト・ジスモンチのレーベルCARMOからもアルバムをリリースしていた、というのは最近知った話だけれど、そのジスモンチやエルメート・パスコアルなどもゲスト参加した、なかなか豪華でヴァリエーション豊かなアルバム。

ピアノだけを聴いていると、まさに(ピアニストとしての)ジスモンチの影響下にある、プログレッシヴかつ耽美的な、独特の小宇宙を感じさせるサウンド。ただしそこから受ける印象は、アマゾンや、広大な大地の深遠さを前人未到のスケールで表現しているジスモンチのそれとは違って、ひとりの女性性が内包している宇宙とでも言えばいいだろうか。
大部分の曲で聴くことのできる彼女のヴォーカルの、少し素っ気無い感じの歌も、そんな印象を引き出しているような気がする。
美しく、演奏も最上級で、音楽的な冒険もそこかしこにあるけれど……どことなく、さくら色の親しみやすさ。

Delia Fischer on myspace

2010.12.26

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート『イン・マントラ』 
2010年ブラジル・ディスク大賞

現在発売中の月刊ラティーナ2010年1月号。
その表紙を、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートが飾っています。

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まずは、高橋健太郎さんによる、ヘナート&パトリシアの素晴らしいインタビュー記事。

そして、本誌とJ-WAVE「サウージ!サウダージ..」共催の年末恒例企画<ブラジル・ディスク大賞>。
弊社リリースのヘナート・モタ&パトリシア・ロバート『イン・マントラ』が、一般投票で4位、関係者投票(ライター各氏ほかによる)で2位に選ばれています。

このブログを読んでくださっている方の多くがご存知だとは思うけれども、この『イン・マントラ』は、ブラジル内陸部のミナス・ジェライスで活動しているヘナートとパトリシアが、インドやさまざまな音楽の要素を取り入れ、サンスクリット語でマントラを歌ったアルバム。そんな内容の作品が、日本のブラジル音楽界の由緒ある、ほとんど唯一のアウォードに、ここまで上位に食い込むとは。日本のブラジル音楽リスナー、関係各位の多大な好奇心と公平明大さに、大いなる感謝を。

2011年も、皆様が良き音楽生活と共にありますように。


ちなみにこのラティーナ1月号、拙文によるホベルタ・サー&ペドロ・ルイスのインタビューも掲載されています。ぜひご一読を!

2010.11.26

ROBERTA SÁ & PEDRO LUIS in Japan

今週火曜日から来日中のホベルタ・サー&ペドロ・ルイス。
昨日11/25、まる一日を取材日にあて、招聘元のラティーナ社とともに、弊社も取材コーディネートを行う。さらにラティーナ誌の取材では急遽、インタビュアーとして取材もすることに(汗)。
ただし、intoxicate誌のインタビュアー麻生雅人さんが、直前の取材で本質的かつディープな質問を十分にされていたので、こちらはややリラックスして、会話の自然な流れにまかせつつ楽しいインタビューとすることができた。
(all photos by DJ El Gordo)

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ネタバレになるのでここで詳しく書くことは控えるけれど、ペドロ・ルイスがただいま準備中という初ソロ・アルバムについて、ホベルタにその場でインタビュアー役をつとめてもらったり(彼女は元々ジャーナリストを専攻していた才女でもある)、今このタイミングでしか訊けない話を聞くことができたはず。12/20発売のラティーナ誌をお楽しみに!

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先日のヘナート&パトリシアもそうだけれど、プライベートでも夫婦のこのお二人、本当に仲が良い!
タクシーの中で、取材の合間で、まあ~絡む絡む。笑 ホベルタ・ファンの男性はひいてしまいそうなエピソードですが…。
彼らを見ていて強く感じたのは、公私を共にすることで、それぞれが本当に大きな影響をシェアしているらしきところ。
選曲ひとつとってみても、元々どちらが発案したものかわからなくなることも多いのだそう。

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(最後はJ-WAVEのスタジオにて、中原仁さんと)
それにしても、このホベルタの美しさは本物です。
ステージ最前列に野郎ども(失礼)が食いつく姿が浮かびます!
日本だけのスペシャル・プログラムとなるこの公演、ぜひ目撃を!!


ホベルタ・サー & ペドロ・ルイス ジャパン・ツアー
 
11/27(土)@名古屋 BOTTOM LINE
open 17:30 / start 18:30
前売 5,000円 / 当日 6,000円(全自由席・ドリンク代別途)

11/29(月)11/30(火)
@東京・恵比寿 LIQUID ROOM
open 18:30 / start 19:30
前売 6,500円 / 当日 7,500円(ALL STANDING・ドリンク代別途)
   
主催:LATINA、J-WAVE(東京公演)
協力:NRT、オフィス・サンビーニャ、USEN、ARTENIA
   URUBANA(名古屋)、SAMBATOWN(名古屋)
   G.R.B.P. mocidade vagabunda(東京)、Bar Blen blen blen(東京)

チケット予約、最新情報などはこちら:
ホベルタ・サー & ペドロ・ルイス ジャパン・ツアー オフィシャルサイト

ホベルタ・サー&ペドロ・ルイス 前回の記事はこちら

2010.11.12

2010.11.21 イベント“Comigo” @青山 蜂

東京/神奈川エリアのブラジル系有名DJが(ほぼ)全員集合したイベント「Comigo」。
250人近くが来場して盛り上がった前回に続いて、今年も出演させてもらいます。
ライブやフードもあるし、日曜日の早めの時間帯ですので、ぜひお気軽に!
カジュアル&カオスなパーティーです。

【comigo vol.2 - so musica brasileira-】

Date:
2010.11.21.sun 16:00-23:30
Location:
青山蜂
Charge:
DOOR: 2,500yen(w/1drink) / with Flyer: 2,000yen (w/1drink)

DJs:
石亀政宏(diskunion/perolas brasileiras)
稲葉昌太(Rip Curl Recordings)
Willie Whopper(Aparecida)
DJ江利川(diskunion)
大島忠智(IDEE Records)
加賀知行(communication!)
KTa☆brasil(G.R.E.S.IMPERIO SERRANO/C.R.VASCO DA GAMA)
五代目(Sangue Bom!!)
宿口豪(Bar Blen blen blen)
高木慶太
高橋稔(GO Temba)
Tatz(mocidade vagabunda)
doB(mocidade vagabunda)
中原仁(J-WAVE “SAUDE! SAUDADE...”)
中村智昭(MUSICAANOSSA/Bar Music)
成田佳洋(NRT/Samba-Nova)
nori(mocidade vagabunda)
haraguchic(Samba-Nova/communication!)
船津亮平(月刊ラティーナ)
伏黒新二(Musica Locomundo)
堀内隆志(cafe vivement dimanche)

Live act:
ryosuke itoh e shiho(大洋レコード)
Zamba Ben
mocidade north ground
Banda Uva
pagode de mesa(brasilian acostic samba)

VJ:
gsk(mocidade vagabunda)

Brasilian Foods:
Bar Blen blen blen(Shibuya)

「comigo」=「TOGETHER」。
昨年11月に開催され250名近くが来場、青山蜂の3フロアを熱狂の渦に巻き込んだcomigoが今年もさらにパワーアップして帰ってきた!
場所はもちろん青山蜂!全フロアから縦横無尽に溢れ出すグルーヴの大洪水が脳天からつま先まで全身を揺らすスペシャル・ナイト!!!
ブラジル音楽フリークだけでなく全ての音楽を愛する人達に青山で繰り広げられるこのカオスな夜を見届けて欲しい!!!!!

2010.11.09

Renato Motha & Patricia Lobato JAPAN TOUR 2010 終了しました。

無事、全公演を終了しました。
ご来場いただいた方、関係者各位にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

写真は10/31、マントラ・セッションを行った光明寺公演のものです。
(all photos by rai)


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またいつの日か会えることを願って。Boa viagem!

2010.10.24

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート来日公演 2会場にて予約完売!

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの鎌倉 光明寺公演(10月31日)、鎌倉 cafe vivement dimanche公演のご予約分は、ご好評につき完売となりました。
ご予約いただいた皆様、ありがとうございました。

当日券などの情報は以下のとおりです。

【10/31(土)鎌倉 光明寺公演】
当日券の販売を予定しています。
詳細は、本公演を主催しているNPO法人ルートカルチャーのホームページをご覧ください。

【11/3(水・祝)鎌倉 cafe vivement dimanche公演】
キャンセル待ちの受付のみ行います。お問い合わせは下記会場まで。
cafe vivement dimanche
0467-23-9952
shop@dimanche.shop-pro.jp

山形、福岡、東京公演でのご予約も、お早めにお待ちしております!
ツアー全体の詳細はこちら

2010.10.11

ホベルタ・サー&ペドロ・ルイス ジャパン・ツアー 決定!

怒涛の来日ラッシュに沸く今秋、そのトリを飾るべく、ホベルタ・サーの初来日が決定!

ホベルタ・サー & ペドロ・ルイス ジャパン・ツアー
 
11/27(土)@名古屋 BOTTOM LINE
open 17:30 / start 18:30
前売 5,000円 / 当日 6,000円(全自由席・ドリンク代別途)

11/29(月)11/30(火)
@東京・恵比寿 LIQUID ROOM
open 18:30 / start 19:30
前売 6,500円 / 当日 7,500円(ALL STANDING・ドリンク代別途)
   
主催:LATINA、J-WAVE(東京公演)
協力:NRT、オフィス・サンビーニャ、USEN、ARTENIA
   URUBANA(名古屋)、SAMBATOWN(名古屋)
   G.R.B.P. mocidade vagabunda(東京)、Bar Blen blen blen(東京)

チケット予約方法、最新情報などはこちら:
ホベルタ・サー & ペドロ・ルイス ジャパン・ツアー オフィシャルサイト


コンサート内容の詳細は今のところ不明ながら、おそらくホベルタが演出の中心となるのではないか、とはラティーナさんの談。
メンバーも、最新作『Quando O Canto É Reza』で共演した三人組<トリオ・マデイラ・ブラジル>ではなく、ライブ盤を含むそれまでの3作をプロデュースしたホドリーゴ・カンペーロが参加するとのことで、NRTでリリースしている2nd『なんて奇妙で 素敵な一日』の雰囲気に近いショウになることが期待されます。
贔屓目を差し引いても、いまブラジルで最も勢いのあるシンガーの一人で、さらに言えば「新世紀のサンバを象徴する存在」であることは間違いなく、その意味でもこのタイミングでライブを体験できることは本当に貴重な機会となるはず。
ところで、上で括弧でくくったことを、以前『なんて奇妙で~』のライナーノーツに書いているのだけれど、いい機会なのでその一部を抜粋してみたい。


――ポップ・シーンにサンバが帰ってきた――
(前略)
「Alô Fevereiro」に見られるように、プログラミングやスクラッチ音をフィーチャーしたり、ヒップホップ以降を感じさせるビートをミックスしてみたりと、豊富なアイデアと遊び心がポップな印象を与える本作だが、ヴィオラゥンやカヴァキーニョを伴奏に、7弦ギターやサックス、フルート等が対旋律的にメロディを取るアンサンブルは、最もクラシカルなサンバのスタイルであり、ショーロに根差した「サンバ・カリオカ」そのもの。現在のサンバの原型であり、ノエル・ホーザやアリ・バホーゾを筆頭に、サンバの名曲が最も多く生みだされた1930年代を彷彿とさせる曲も少なくない。
 ここがホベルタ・サーの音楽と、他のコンテンポラリー・サンバ作品との一線を画すところだ。話題作につきものではあるが、実は前作リリース時、サンバをポップに解釈しているのがいい・悪いという声も耳にした。しかしこれは、サンバという音楽の成り立ちを振り返ってみれば、本質的に的外れな見方ではないかと思う。彼らの意見によれば、ホベルタがブラジル北東部ナタル生まれで、リオに移り住んだのが9才からだという点、つまり生粋のカリオカではないということや、また彼女のCDデビューの大きなきっかけの一つが、大手TV局グローボの人気音楽プログラム「FAMA」だったことを論拠にしている。要するにこれは、伝統とコミュニティに根差した、ルーツ・ミュージックとしてのサンバを継承する出自ではないということらしい。
 だがすでに述べたとおり、現在ひとくくりに「サンバ」と呼ばれる音楽の雛形が出来上がった1930年代当時、この音楽はラジオやレコードというメディアを背景に急発展をとげた、文字通りの「ポップ・ミュージック」だったことは明白だ。もちろん、サンバがその後エスコーラ・ヂ・サンバを通してコミュニティと結びつき、今日に至る発展を支えてきたことを忘れるわけにはいかない。一世紀近くの歴史の中で、どこに重きを置くかによって色んな見方も可能だろう。だがいつの時代も、良質なサンバ、リオの下町風情と粋をたたえたサンバには、自由で洒脱な雰囲気と、ある種の軽妙さがこめられている。ホベルタ・サーの音楽は、サンバが最も華やかだった時代の息吹と、現代のサンバのあるべき進取性を同時に内包しているのだ。
 つまるところ、サンバをとりまく世界でこの数年起こっていることとは、若い世代のミュージシャンやポップ・アーティストによって、もともとサンバが持っていた自由さを現代に取り戻そうとする動きだと言えるのではないだろうか。その潮流にありながら、シンガーとしての華、キュートな容姿までを持ち合わせ、シーンそのものをリードしているのが、ホベルタ・サーその人である。
(後略)


他のアーティストや現地シーンの動きについても書いているので、機会があればライナー全体も読んでくださいね。
というか、持っていない方、買えるうちにぜひ買ってください。

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ホベルタ・サー『なんて奇妙で 素敵な一日』
定価¥2,500 (税込) DDCN-3011
ライナーノーツ:成田佳洋
発売元:NRT
販売元:バウンディ株式会社

amazonで購入する
HMVで購入する

2010.10.02

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート 鎌倉 光明寺公演のご予約について

本hpの「Topics」にも追記いたしましたが、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート 10/31鎌倉・光明寺公演のご予約について、受付アドレス「renato2010@rootculture.jp」に送信できない、とのお問い合わせを一部いただいているようです。

万が一送信できない際は、大変お手数ですが、下記のアドレスに再送信いただければ幸いです。

rootculture.renato2010@gmail.com


原因は調査中ですが、「@を半角に直したら送れました」とのご連絡もいただいております。
またご予約の際は、ルートカルチャーのホームページにて、詳細をご確認下さい。
ご来場、心よりお待ちしております。

2010.09.17

ヘナート・モタ プロデュース作品/chie umezawa 『Flor de mim』

ヘナート・モタ関連の話題が続きますが、こちらもビッグ・ニュースのお知らせです。

RCIP0147_flor_de_mim_cover.jpg

小野リサ以降、数多く登場した邦人によるブラジル音楽。その頂点として誰もが認める女性シンガー、chie 改め "chie umezawa" による3rdアルバムが、10/7に発売されます。

今回そのプロデュースを務めたのが、他ならぬヘナート・モタ。
セルソ・フォンセカprod.による1stアルバム、アレックス・フォンセカらのprod.による2ndアルバムに続き、こちらも堂々の全編ブラジル録音で、ヘナートの拠点とするミナスで今年1月にレコーディングされたもの。
このアルバムのセールス・ポイントはいくつかあるけれども、特筆すべきは、マリア・ヒタのサウンドの要となるピアニスト(チアゴ・コスタ)&ベーシスト(シルヴィーニョ・マズッカ)が参加していることはその筆頭。ヘナート・モタも、全世界で100万枚以上を売り上げたマリア・ヒタのデビュー作に自作の「Menina da lua」(本作にも収録)を提供して話題を集めていたから、今回のアルバムはいわば、マリア・ヒタのポジションにchie umezawaがそのまま収まったともいえる内容。

chie umezawa、ヘナート・モタ、マリア・ヒタ。
この三者のうち、いずれかにでも興味のあるリスナーにとっては、ほとんど「まったなし」の話題作であることは間違いない。けれどもアルバムはそんなこととは関係なく、1曲目の“carinhoso”から、ごくシンプルに歌と楽曲を響かせる作品として結実している。
ヘナートといえば最近でこそ、マントラの印象を強く持っている方もいると思うけれども、今作のサウンドは、ヘナートの「正統派MPBアーティスト」としての側面がくっきりと出たプロデュース・ワーク。編成的にも、ピアノ・トリオにギターが補佐的に加わった内容で、例えばCDショップのジャズ・コーナーでかかっていても全く違和感のない、間口の広い作品となっています。
さらに『Flor de mim』発売記念コンサートには、チアゴ・コスタ、そしてヘナート・モタの参加も決定しています!10-11月は何かと話題の来日コンサートが多いですが……こちらもぜひ!

chie umezawa 『Flor de mim』
2010.10.7 release

01. Carinhoso (Pixinguinha)
02. Lugar Comum (João Donato/Gilberto Gil)
03. O Samba da Minha Terra (Dorival Caymmi)
04. Acontece (Cartola)
05. Beatriz (Chico Buarque/Edú Lobo)
06. Amor de Indio (Ronaldo Bastos/Beto Guedes)
07. Vou Onde o Vento Me Leva (Renato Motha/Patricia Lobato)
08. Flor de Mim (Renato Motha)
09. Menina da Lua (Renato Motha)
10. Farolito (Agustín Lara)

chie umezawa 『Flor de mim』CD&コンサートの詳細はこちら
Rip Curl Recordings

2010.09.08

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート「イン・マントラ」 コメント集

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの新作「イン・マントラ」が、いよいよ本日、発売になりました!録音から1年4ヶ月以上、長かった…。笑
素敵な方々から本作へのコメントをいただきましたので、以下にご紹介します。(敬称略・順不同)


こんなに優しいブラジル音楽があるなんて!!
素晴らしい朝日や、嵐の後の輝かしい夕日を見たときの
感動を音で表現したような、心に響く音楽です。
SHIHO(モデル)


例えば、教会で聴く賛美歌に心動かされるように、この音楽には魔術的な美しさが宿っている。
ひとことで表すなら「呼吸にもっとも近い音楽」とでも言おうか。
耳を澄ませば、多くの人たちの息づかいも、そこにはある。
青野賢一(BEAMS RECORDS ディレクター)


マントラの持つ力は時空を超えて人の心に作用する。
優しい歌に風が吹き抜けるようなハーモニー。
様々な文化と思想が混ざり合って産まれた、癒しのエネルギー。
藤本一馬(orange pekoe)


"鎌倉のお寺でブラジル人がマントラを歌う"という貴重なライヴを体験できた上に、こうしてCDで再び聴けることを喜びたい。
アジア、バルカン、ケルトなどのさまざまな風景がオーヴァーラップしながら、最終的にはヘナート&パトリシアの土地、ミナスへと導かれる。雄大な音楽の旅、その足元を支えた沢田穣治のサポートにもリスペクトを!
中原仁(J-WAVE SAUDE! SAUDADE...プロデューサー)

昼間にふと聴いた。「夜に聴いたらまた違った形で心にスッと染みこむだろうな」と思った。
ある晩に聴いていたら「これは昼間まどろみながらまた聴きたいなぁ」と思った…。
そんなわけで今では一日中聴いています。
中島ノブユキ(音楽家)


心地よいメロディーにココロに響く歌声!
前作同様、ヨガクラスに欠かせない1枚になりそうです。
小林愛(モデル/愛花ヨガ主宰)

今だから正直に言おう。3年前に初めて『サウンズ:平和のための揺らぎ』を聴いた時は、どのように解釈していいのか戸惑ってしまった。ヘナート&パトリシアは、どこへ向かって行くのかと。『ドイス・エン・ペソア』からの作品群のファンで、ぼくと同じような感想を持った人は少なくないだろう。しかし、今はどうだろう。昨年、鎌倉の光明寺でライブレコーディングされた『イン・マントラ』は、何の抵抗もなくスッと耳に入ってくる。繰り返し繰り返し聴きたくなるのはどうしてだろう。美しい音楽に耳が満たされる。この時間が永遠に続いてほしいと願うからかもしれない。『サウンズ』から『イン・マントラ』へ、彼らでしかできない世界を確立した。
堀内隆志(cafe vivement dimanche)


あのとき 光明寺の本堂で
やわらかな 音の濃淡の向こうがわ
すりぬけすりぬけ 微笑する二人がみえました
青柳拓次(アーティスト)


ブラジルの二人組がインドのマントラ(お経)をブラジルのメロディーにのせた曲の日本のお寺で行われたライブ版。
サンスクリット語は音節自体がそれを唱えることで精神の中枢に刺激を与えると云われる。
当然ライブで聴くことはその観客にメンタルな変容をもたらすし、ライブ版はその場の雰囲気や空気の振動がリスナーに気づきをもたらすでしょう。
 聖書には”はじめに言葉あり”とあるが言葉と音は不可分でありその根本は響きである。
量子力学では物質の最小単位は粒子と波が確立的に表れるというが科学的にもそのように宇宙の根源は波=即ち音である。
またナダブラフマという言葉があるがこれは”宇宙の音”という意味。空気のない宇宙は音に満ちておりその音をそう呼ぶという。やはり世界は音に始まるのだ。
そのような音が文節化される原初の言葉は種字とよばれる。OUMやHUM等。
そのような種字が散りばめられたのがマントラでありその効用はこのような理由に自明であろう。
 マントラとは実は何回唱えるどころか日常の全てにおいて潜在的レベルの意識で唱え続けることで無意識のうちに意識の奥に流れ出し、やがてはナダブラフマと一体になるという。
個人の意識が宇宙の意識と一体になるのだ。
 リスナーにはそのような神聖な場の空気の振動を体感することで自分の心の奥の振動が宇宙の響きと一体になる瞬間を是非感じて頂きたい。
 また彼らの曲中のマントラには、なかでもグル(師)への愛を謳ったものもあるが、それはバクティヨガ=親愛のヨガとも云われる。
そのサーダナ=修行の目的または結果とは、一つの対象へ究極的に意識を向けると、あるとき私という主体が神やグルという対象に消え入り2元性を超えることだといわれる。
ブラジルのメロディーとは恋人への愛のメロディーだがマントラは神への愛の言葉。マントラがブラジルのメロディーにのるとは個人的愛と普遍的な愛が一つになるということ。
同様のことをダライラマ法王は極めて洗練された表現でこうおっしゃりました。

 “煩悩の薪が多い程悟りの炎はよく燃えます。男女の出会いの喜びを瞑想の喜びに変えて下さい。”
彼らの楽曲を通じ是非そのような意識の変容を体験して頂きたい。
信國太志(TAISHI NOBUKUNI / BOTANIKAデザイナー)

2010.08.06

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2010決定!

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当サイトのトップ(Topics)でもお伝えしましたが、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの新作『イン・マントラ』の発売が決定、
加えて、そのレコード発売記念という位置づけのジャパン・ツアーが実現します。
こちらのblogでも、その最新情報をアップしていきます。(速報は主にtwitterから)

ツアー2010の概要はこちら
ツアー2009の過去ログはこちら

前回のツアーでは初来日ということもあり、その時点で5枚リリースしてきた彼らのアルバムから、概ねまんべんなく演奏するコンサートを行った。
ただし、07年作『サウンズ:平和のための揺らぎ』の楽曲だけは、通常公演のレパートリーには組み込まなかった。マントラをモチーフにした作品で、サンスクリット語で歌っていて、楽器編成の違いもあるコンセプチュアルなものだったからだ。ところでこのアルバム、旧来のファンには当然ながら賛否両論ある作品で、全ての作品が好きだけれど、これだけは未だに手が伸びない、そんな声すら聞こえてきたものだった。ただその一方では、ヨガ愛好家を中心にあれよあれよと浸透して、ブラジル音楽中心だった彼らのファン層を思わぬかたちで広げることにもなったアルバムだったりもする。ヘナート&パトリシアといえば「マントラを歌うデュオ」で、ブラジル音楽を演奏したアルバムも他に存在するらしい…。そんな順序で認識しているファンにも、僕はたくさん出会った。

そうしたファンにも足を運んでもらえるように企画した一日限りのライブが、新作『イン・マントラ』に収録した、2009年4月26日の光明寺公演だ。メンバーも選曲も、この日のためだけに準備したもので、マントラのみを取り上げた内容。『サウンズ~』の世界観を忠実に再現することを目指すよりは、このメンバーにしかできないセッションを念頭においていたのだが、リハーサルでのアンサンブルが自分の想像を遥かに超える出来だったので、急遽ライブ・レコーディングの手筈を進めた。主役の二人とほとんど同格といっていいほどに縦横無尽、イマジネーション豊かな演奏を披露したコントラバスの沢田穣治、シタールの音色を活かしたヨシダダイキチの煌びやかなバッキング(この楽器は転調を前提に作られていない)、この二人の貢献も巨大だ。
新曲が5曲もあり、そのどれもが進化したスケール感を備えていたのも大きかった。

光明寺公演は、フタを開けてみると200枚の予約数が2週間で一杯になり、当日券を合わせると250人近くのお客さんで会場が埋まった。予約打ち切り後、僕のところに個人的に連絡をくれたものの、泣く泣くお断りした知人も50人近くいたから、当日並ぶのをあきらめた方も多かったはずだけど、そんな方にもこのマントラ・セッション、今年はぜひとも見ていただきたい。メンバーも前回よりさらにパワーアップ、先の沢田穣治、ヨシダダイキチに加えて、ハルモニウム奏者のMaya(テイトウワと共に『大日本人』サウンドトラックを手掛けたりもしている才人です)、そして東京公演では、今もっとも旬なミュージシャンの一人U-zhaan!この会場規模で、このブッキングは二度と実現できないと思います。
ライブの前には、木下阿貴さんによるマントラもフィーチャーするのですが、その美しいチャンティングも必見、必聴です。

山形公演、そして今回初めて訪れる福岡の公演ではデュオ編成ということもあり、彼らのオリジナル曲が中心のレパートリー。前回の山形公演では、東京から訪れたファンの顔もちらほら。首都圏や東名阪などのファンには遠くなってしまうけれど、観光ついでに遊びに行ったり、数人で車を相乗りして向かってもまた楽しいのではないでしょうか。
どの会場も近日中に予約受付が開始しますので、早めのご予約をオススメいたします。

この秋、各会場でお会いしましょう!!


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2010.07.29

2010.8.7 イベント "afrontier" @Motion Blue yokohama

この夏のお楽しみ、その2。
Motion Blue yokohamaの名物イベント「afrontier」に、ゲストDJで呼んでいただきました。
これでもか、ってぐらい盛りだくさんな内容です。祭!

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真夏の夜のアフロンティアVol.2!!

コンピレーションアルバムをリリースし、益々勢いを増したアフロンティアが、本拠地モーション・ブルー・ヨコハマにて約1年半振りにイベントを開催する。

豪快なブロウが定評のサックス奏者Issei Masatomiが2010年新たに結成した「Soul Bag
Union」が初出演!ゲストにはロックギターリスト長田進を迎える。また、日本のクラブジャズシーンを牽引してきたキーボード奏者、堀越昭宏のリーダーバンド「XS」がFrances Maya, YURAIら歌姫と共にフューチャーリスティックなジャズを披露する。

ゲストDJに21世紀現在進行形のブラジル音楽を紹介してきた“Samba-Nova”主催の成田佳洋、TUNEにはダンスジャズシーンで人気の高い「I THREE」、近年活躍が目覚ましい「Namy」からヴォーカリストのMedbyが登場。
豪華メンバーでお届けする今回のアフロンティアは、サンバ、ラテン、ジャズと、真夏の夜を熱いグルーブで盛り上げる!


タイトル:「afrontier」
サブタイトル:「真夏の夜のアフロンティアVol.2」

DJ: (Motion Blue yokohama)
Jun Morita(afrontier)、TOJO(afrontier)、Takeshita(afrontier)、木村勝好(in the mix)

Guest DJ: (Motion Blue yokohama)
成田佳洋(NRT/Samba-Nova)

DJ: (TUNE)
大塚広子(CHAMP, Key Of Life+)、高波由多加(Namy/BOSCA)、
Tomi the jazzy monk、小浜雅胤(Routine Jazz)、君嶋麻里江(BOSCA)

Live: (Motion Blue yokohama)
XS 「堀越昭宏(key)、松田博之(b)、今村慎太郎(dr)、Yurai(vo)、Frances Maya(vo)」
ゲスト: isao osada(tp)

Issei Masatomi Soul Bug Union 「正富一成(sax)、江草啓太(p)、清水玲(b)、平井直樹(dr)、
津島周平(per)」
ゲスト: 長田進(g)

Live: (TUNE)
Medby 「Medby(vo)、Daisuke Toi(b)、Yoko Yamazaki(Laranja)(key)」

I Three 「中元雄介(p)、小畔潤(b)、佐野大介(dr)」

VJ : Tasuke

Organizer : isao osada


開催日時: 2010年8月7日(土)
開催時間: 4:00p.m~10:30p.m

Special Live @ Motion Blue yokohama
[6:40pm/XS] [8:30pm/Issei Masatomi Soul Bug Union]

Special Live @ TUNE
[5:40pm/Medby] [7:50pm/I Three」

開催場所: Motion Blue yokohama
〒231-0001横浜市中区新港一丁目1番2号横浜赤レンガ倉庫2号館3F

入場料: 前売・当日共に各3,800円(1drink/消費税込み)
予約開始日: 2010年5月22日(土)
予約先:モーション・ブルー・ヨコハマ(045-226-1919)※11:00a.m.~10:00p.m.
WEB予約※公演前日の22:00まで

チケットぴあ(0570-02-9999) イープラス※公演当日の14:00まで
ローソンチケット 店頭2日前まで(他3日前まで予約可)

イベント詳細はafrontier Webでご確認ください。

2010.07.21

輸入盤 vs 日本盤

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『カルロス・アギーレ・グルーポ』ジャケット写真。一枚一枚が手書きのイラストで、絵柄も違う、というオリジナル版のコンセプトが日本版でも再現されている。)

半年ほど前からtwitterを始めてみて良かったことの一つに、誰か第三者の思いもよらない意見に出会える、ということがある。
とりわけ僕の場合は、音楽と消費にまつわる話題となると、これはもう、どうしても敏感に反応してしまう。一般の方とプロとを問わず、いやむしろ、普段なかなか話を聞けないユーザーの意見、その一端が垣間見れるのは勉強になるし、色々身につまされたりもする。
自分はリアルタイムで参加できなかったけれど、つい昨日、洋楽ファンの間で輸入版と日本版のどちらを選ぶか、そんな話題が盛り上がっていた。日本版を制作したり発売している立場として、常日頃思うところのある話題で、一般に知られていない事実も多いことがわかったので、以下にまとめてみる。


プロ・アマ問わず、洋楽ファンの購買様式としてあがっていた意見を見ると、大まかにいってこの二つに大別されるみたいだ。

①とにかくオリジナル重視の輸入版派
②解説を読みたいので、できる限り日本版派


だけどそもそも、いわゆる洋楽における輸入版と日本版は、どう違うのか。
端的にいって、発売元が国内か海外か、という定義になるのだが、実際の商品としてはこの三つに大別される。

①輸入版: 海外で制作・製造されたレコードが、既製品として輸入されたもの
②日本版: 海外で制作された音源マスターをもとに、日本でレコードを製造したもの
③輸入版国内仕様: 既製品として輸入された商品に、オビ、解説等を封入し、定価設定して売り出されたもの


この他にも例外は色々あって、盤だけを輸入して、ジャケットは日本で作られたものや、その逆のケースなどもあるけれど、おおまかにいって上記の3種類が存在する。ユーザーとして賢い買い物をするには、まずこのことを知っておくことが肝要だ。

①と②では、ジャケットは別ものと思っていたほうがいい。
そして盤のプレスも、製造している工場が違うので、同じマスターを使用していた場合でも、厳密にいえばその音質には違いがある(もっともこれは、同じ工場の同じライン、同じスタンパーで作られたものであっても、1枚目と5000枚目にプレスされたものでは差異があるわけだけれど)。
とすれば、オリジナルを尊重したい輸入版派としては「それみたことか」となりそうなものだが、実際には日本版のほうが<優れた>商品である場合も少なくない。日本版制作者にとって、輸入版との競合は「宿命」なので、意識的な制作者であればあるほど、輸入版にはないアドバンテージを創出して、ユーザーに選ばれる努力をする。具体的には、日本盤のみのボーナストラックを収録したり、リマスタリングを行ったり、紙ジャケットなどの豪華仕様、歌詞、解説、手に取りやすい価格設定、または世界初CD化など、そもそも日本版でしか入手できない企画の場合もある。

つまるところ、海外版と日本版のどちらが優れているということはなく、オリジナル版を改悪したものも、逆にオリジナルを凌駕する優れた仕事もあるというわけだ。

ところで、いちユーザーとしての自分が商品を選ぶ際には、オリジナル版のリリース元であるレーベルのクオリティと、日本版のライセンシー会社の仕事ぶりをみて、どちらを買うか判断している。
例えば、音の良さに定評があって、アートワークも一貫した美意識を打ち出しているECMやNonesuchといったレーベルの商品なら、迷わずオリジナル版を選ぶことが多い気がする(どうしても解説や歌詞が気になる場合は、日本版を買い足す)。
日本版でも、例えばセレストが発売するタイトルなどは、ジャケットのデザインや、ブックレットに記載されているデータへの信頼があり、なおかつオリジナルの良さを改悪しない確信が個人的にあるので、輸入盤よりも日本版のほうを率先して選ぶことにしている。
そして悲しいことに、ここの日本版だけは絶対買いたくない、というレーベルもいくつか。

NRTでは独自企画による原盤制作も行っているので、全ての例に当てはまるわけではないけれど、ライセンス商品を発売する際は、当然ながら輸入盤よりも総合的に優れた作品として世に送り出せるよう努めています。タイトルによってその長所は違うけれども、いちユーザーとしての視点に立脚しつつ、色んなニーズを盛り込み、出来るかぎり良心的なリリースを心がけています。
当たり前の話だけど、海外の原盤元やアーティストと相談の上、製造を行っているので、オリジナル版を超える商品を作ることは相手先の信用にもつながる。またユーザーにそのことが評価されれば、結果的にいいセールスを生み、ますます海外の音楽を紹介できる(発売できる)という循環を生みやすくする。
実績も信用もほとんど全くのゼロからスタートした当レーベルが、ジルベルト・ジルやアントニオ・カルロス・ジョビンといった世界的巨匠の日本版を発売できるようになったのも、こうした積み重ねがあったりするのである。


考えてみれば、どんなにいいジャケットを作ったとしても、ネット上では質感までは伝わらない。だからこれも時代にそぐわない作り方かもしれない(輸入版が10円でも安ければ、何も考えずにそちらをポチッとしてしまう経験は、自分にも覚えがある)。けれどきっと、お客さんの手に届いたときには、何か感じてもらえるのではないか。報われるかどうかわからない、そんな一線を守りつづけられるかどうか、つまるところそれも制作者の意地みたいなものに依っている。だから自分も、そんな気概が感じられるレーベルのものは、ついつい買ってしまったりする。
個人的にはデジタルで買うこともあるので、その良さも知っているつもりだけれど、物づくりのストーリーを大事にする制作者がいる限りは、パッケージ商品を買い続けるに違いない。
リアル店舗とパッケージ制作者が一蓮托生だという一因も、ここにある。

2010.07.07

「ブラジルかぶれのカナ表記」、または知られざる命名プロセスについて


今まで「できるだけ関わらないように」気をつけてきた、ブラジル・ポルトガル語のカナ表記について、一言。
つまらなそうな話と思った方は、どんどん読みとばしてくださいね。


事の発端は、萩原和也さんのブログの記事「ブラジルかぶれのカナ表記」。
詳しくはそちらの記事を読んでいただきたいけれど、このブラジル・ポルトガル語の問題については、かねてから日本のブラジル音楽ファン、関係者周辺でよく話題に上ってきた。
例えば、Maria Rita。日本人には「マリア・リタ」ではなく、「ヒタ」が発音上・聴感上近い表記として一般化していると思うが、それへの苦言といった内容が、本記事で展開されている。
萩原さんの説を要約すると、ブラジル音楽(というよりポルトガル語)ビギナーにとって、この表記だと「スペルの綴りから大きく外れるのでは、カナ表記の持つ大事な特性を奪うことになるんじゃないでしょうか」と書かれている。引用を続けると、「外来語をカタカナに置き換えること事態が無理なのに、正確さにこだわればこだわるほど、もとの発音を知らない人にはますます伝わらなくなる」との主張。
主流派の一角を占める「ローマ字特性主義」(いま勝手に名づけただけですが)とでもいえる説で、個人的には必ずしも同意見ではないとしても、別の見方もあるということは納得できるし、それ自体を否定をするつもりにはならない。

そのまま半分ぐらい読み進めると、こんな一文も出てくる。
「(発音原理主義的な)表記が不快なのは、要するに、キザったらしいからなんですよ。」
それまでのロジカルな論理を覆すこのフレーズをみて、結局、個人の趣向に基づく一意見だったことがわかって、しかもそれがツイッター上で多くの賛同を得られているのを見たもんだから、なんだかがっくりきてしまった。
それでも普段の自分であれば素通りを決め込むに違いないのだが、なにせ、弊社でリリースしているRoberta Sá、「ホベルタ・サー」までが俎上にあがっているので、こうして書くつもりになった次第。

萩原さんも認めているとおり、「外来語をカタカナに置き換えること事態が無理」なのだから、カナ表記を厳密に定義すること、しようとすること自体が、ナンセンスだ。これに異論のある人はおそらくいないだろう(うーん?いるかもしれないねえ)。だから基本的には、「R」をラ行に訳すべきか、それともハ行にすべきか、そういう「ほとんどどうでもいいような」微小な差について、それぞれが自説を戦わせているだけにすぎない。音楽ファンは特に「自分が一番わかっている」と言いたい傾向が強いからか、こうでなければならない、との論調が自然と多くなってしまいがちなので、そういう議論自体もまあそんなに嫌な気はしない。(第三者からみれば、ほんと、どうでもいいような問題にしか見えないと思うけれども。)

ただし、弊社のリリースしているアーティスト名についてであれば、これははっきり言わせていただきたい。
「ホベルタ・サー」は、Roberta Sáの抄訳ではない。これは日本におけるアーティスト名、つまり芸名であり、他の表記はありえないのだと。

Roberta Sáだけでなく、例えば、Renato Motha。彼のアーティスト名は、弊社では「ヘナート・モタ」と表記して、CDを発売したり、公演を興行したりしている。
ネット上で「レナート・モタ」とか、「ヘナート・モッタ」という表記を稀に見かけるけれど、NRTでリリースしているアーティストとしての“Renato Motha”作品においては誤記であり、ヘタをすると全く違う商品をさしていると認識されることになりかねないということに、その発言者は留意しているだろうか。少なくとも、あえて故意にそのリスクを犯しているということは認識していただきたい、と切に願うものである。

他のレコード会社がどうしているかはよく知らないけれど、弊社では、それが弊社の原盤を保有しているアーティストか否かに関わらず、可能な限り本人やマネージャーとも会って、アーティスト活動全体を見据えたプランニングをしている。繰り返すけれど、「ヘナート・モタ」は訳ではなく、日本語の「芸名」を「命名」したものなのだ。なので、ここで誰かが、いや、彼の名はレナートさんだ、といった瞬間に、その人は誰か別のアーティストについて語っていることになる。
日本名を命名するときには、自分の感覚だけでなく、考えつくあらゆる意見を並べて、そのメリット・デメリットを推し量る。可能であれば、本人にも日本語風の読みを伝えて、これでいきますよという話をする。当然カタカナについての語感がない人が相手なので、厳密なニュアンスを理解できるわけではないけれど、少なくとも本人が「発音されたくない」表記にしてしまうことは、これで防げる。


そうしたプロセスを経ているという事実を知らない人が多いと思うので、思いきって書いてみました(それにもちろん、一方的にキザと言われっぱなしなのも嬉しくないし)。

でも、とにかく書いてみて良かったことが一つ。
今後は同様の論争に巻き込まれそうになったときにも、「ブログの記事を読んでくださいね」という逃げ口上が、これでどうやらできたというわけで…。

2010.07.02

2010.7.17 イベント "Ensaio Geral vol.3" @横浜関内Dragon Club

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成田佳洋がDJで参加するイベントのお知らせです。

Summer Sonic 2009にも出演した横浜オリエンテッドなサンバ集団「mocidade vagabunda bateria nota 1000」。
かたや、今年のフジロックにも出演が決まった「カンタス村田とサンバマシーンズ」。
サンバを骨組みとしつつ、日本のグループならではのサウンドを展開する話題の二組を同時に体験できる、注目のイベントです。後者は僕も初めてライブを見るのですが、ブラジル系ではこの夏いちばん楽しみなパーティーになりそうです。
モシダーヂ・ヴァガブンダがプロデュースするブラジリアン・バール、「barracão da mocidade」によるフードもあります!


『Ensaio Geral Vol.3』
Date: 2010.07.17.sat 16:00 - 21:00
Location: 関内Dragon Club
Charge:
DOOR 2,500yen + 1 order
ADV. 2,000yen + 1 order
     with Bate Forte Badge 1,000yen + 1 order
Main Event: mocidade vagabunda samba showcase
Opening act: mocidade vagabunda bateria nota 1000
Live act: カンタス村田とサンバマシーンズ
Guest DJs:
     成田 佳洋(NRT / Samba-Nova)
     コクブ(Bar MOVE)
     EN(横浜レアグルー部 )
     MRKSK(Electronic Massage)
     haraguchic(communication!)
Drink&Food: barracão da mocidade

リオ・デ・ジャネイロ流儀のナイトライフを日本のクラブシーンにプロットすべく結成されたサンバ小集団G.R.B.P. mocidade vagabunda。その大本命とも言うべき大人数爆音サンバグルーヴを中心としたクラブイベント「Ensaio Geral <エンサイオ・ジェラウ>」。2009年11月に開催されたVOL.2に続き、VOL.3の開催が遂に決定!
 G.R.B.P. mocidade vagabunda結成以来、様々なイベント/パーティで競演した豪華DJ陣を迎え、サンバ、ソウル、ファンク、ヒップホップから最新のハウスチューンまで、バイリ・トゥードなダンスミュージックがフロアを直撃。さらに、メインフロアのオープニングアクトには、Summer Sonic 2009にも出演したmvのフラッグシップ・ユニット mocidade vagabunda bateria nota 1000、ゲストライブには爽快なブラジリアン・ファンキー・ミュージックを奏でるカンタス村田とサンバマシーンズ、そして打楽器練習会を標榜したイベント「Ensaio Tecnico」で認定された者だけに与えられる「Bate Forte Badge」を持つG.R.B.P. mocidade vagabundaのメンバーによるリズムの大洪水まで、様々なグルーヴを体感できるスペシャルなヌーンパーティ。
 2010年7月17日、横浜にリオ・デ・ジャネイロの熱い風が吹く。

2010.06.27

Hermeto Pascoal見聞録/2010.6.27@Pleasure Presure

ポリリズム、変拍子の応酬で、次の展開をまったく予想できない音楽。
にもかかわらず、高尚さとは無縁の、いたってカラフルで、大地や密林の香りがする音楽。
印象としてのエルメート・パスコアルを語れば、ほとんどどのアルバムの、どの曲を聴いても、こんなイメージが浮かんでくる。
エルメート・パスコアル来日公演、2日目(2010年6月27日)1stセット見聞録。


メンバーはエルメートを含め全7人。各ミュージシャンのクレジットはとうとう発表されなかったため不明だが(プロモーターのみなさん、どんなに直前になったとしてもこれだけは発表してほしい)、ベース、ドラムス、パーカッション、エレクトリック・ピアノ、サックス、ヴォーカルの6人に、エルメート自身による様々な楽器が加わる。これを列挙すると、シンセサイザー、ピアニカ、パイプ、フルート、アコーディオン、ヴォーカル、やかん、がこのセットで使用された。他のメンバーも曲によって楽器を持ち替えたり、パートを交換したり、せわしなくステージを出たり入ったりする。1時間強、まったく息もつかせぬめくるめく時間であった。

そもそも、エルメート・パスコアルという音楽家は、一体どのように紹介されているだろうか。
「ブラジルの鬼才マルチ奏者」、「マイルス・デイヴィス・グループに参加した伝説的プレイヤー」、そして、鳥や豚をステージ楽器として使用したり、といったエピソードの数々がすぐに浮かび上がる。僕も数誌の編集者の方たちに本公演を取り上げてもらうため、これらのフレーズを使ってきた。事実その通りだし、高い確立で興味を持ってもらえるのでいいのだけれど、でもその度に何とも言えずもどかしい気分になるのだ。真にオリジナルな音楽を目の前にして、それを職業的に説明せざるを得ない場面で襲われる、あのいつもの無力感。


前回、前々回の来日公演を見ていないので比較はできないけれど、今回のライブを見て、このエルメートにについてまわる「もどかしさ」がいくらか氷解した気がするので、そのことを書いておく。(これまでの来日公演については、中原仁さんのレポートをご参照ください。)
エルメート・パスコアルは、何よりもまず作曲家であり、その<作曲>という行為には、アレンジやサウンドそのものまでを含めたかたちで、リスナーに聴かれるよう意図された音楽なのではないか。そんな印象を持ったコンサートだった。全くの想像だけれど、かなり厳密に記譜された音楽かもしれない、そんなことを思ったショウでもあった。
第一に、彼のグループには、スター・プレイヤーというものがいない。一人ひとりは超絶的なテクニックを持ったミュージシャンだが、曲想がこうも転調やリズム・パターンの変化を繰り返すようでは、ジャズにおけるインプロヴィゼーション、即興演奏の余地はほとんどない。各メンバーは終始、それぞれが主旋律とも副旋律ともつかないフレーズを、まるでちゃぶ台でもひっくりかえすかのようにちらかし続ける。一曲一曲は完全に独立しているが、ほとんど曲間もない。曲の終わりに、次の曲のイントロが鳴らされるように周到にリハーサルされている。何しろ、一つの楽器、一つの楽曲に焦点を絞ることを拒絶するかのような音楽なんである。通常はどんなコンポーザーでも、一曲一曲の陰影が浮き立つような演出を望むのだろうが、その点エルメートは、恐らく、一曲や、5分や10分や30分では足りないに違いないのだ。ショウの間じゅう、リスナーは、あんぐりと口を開けて音の洪水に身を委ねるしかない。つまるところ彼は、そういう「体験」として、観衆に自らの音楽を聴かれることを望んでいるに違いないのではないか。
「フリーキー」という表現で語られることも多いエルメートだけれども、それはあくまで音楽ジャンルとしてのカテゴリー、属性からの自由さであって、演奏形態としてのフリーではないのだなあ、というのがこの日の感想。アンサンブルそのものを聴かせようとする、そのこと自体の強迫観念にも近い執念を感じた。

ではその作曲の源泉がどこにあるかというと、その答えがジャズにないことは自明だが、ブラジル音楽を幅広く聴き込んでいるリスナーであれば、北東部の様々な音楽にそれがあるだろうことは容易に察しがつくだろう。彼が生まれたアラゴアスには行ったことがないので、不勉強にしてよく知らないのだが、フォホーやバイアォンといった彼の地を代表する音楽とも違う、それぞれに独自色をもった音楽が豊富にある。現在74歳のエルメートも、この時代のブラジル人ミュージシャンの例に漏れず、その後ペルナンブーコ~リオ~サンパウロと転居を繰り返すなかで、ルーツとしての北東部性と、ユニヴァーサル・ランゲージとしてのジャズやブラジル南部の音楽を獲得していったのかもしれない。今回のコンサートで最も盛り上がった瞬間のいくつかは、パーカッションがトリアングロ(トライアングル)やパンデイロを叩いている瞬間であり、ベースがスルドの二拍目を強調しているときであり、ヴォーカルのアリーニ・モレーナ(エルメート夫人でもある)がヴィオラ・カイピーラをかき鳴らし、タップのように足音を踏み鳴らした瞬間であったこと、これだけは何をさておき強調しておきたい。

エルメートの音楽はパフォーマンスとしての面白さも充分あるが、レコードにおいてもその魅力が損なわれるものでは決してないので、この来日公演を見逃した向きにも、彼の音楽に向き合ううえで決して遅くないことを記しておきたい。かくいう僕も、彼の全ディスコグラフィ中10枚しか持っていないので偉そうなことは何も言えないのだが、現在比較的手に入り易そうなものとして、『Slaves Mass』『Célebro magnético』『Mundo Verde Esperança』あたりは入門編としてオススメしておきたい。未聴だけれど、折りよく新譜も出たみたいだし。

とかく世界には色んな音楽があるものだなあ、という素朴な感想こそが、日々の活力になるような好奇心旺盛な人たちに聞いて欲しい音楽。
ブラジル音楽ファンにおいては、エグベルト・ジスモンチやウアクチや、はたまたモノブロコのような「規格外」の音楽に耐性のある人が多いので、むしろそれ以外のファンこそ発見の多い音楽ではないか。フェスやレイヴにばっかり通っていそうな当日の客層も、そのことを明示していたようで興味深い。なんだかんだいっても、こんな実験的音楽で1000人あまりが集まる東京・渋谷は、今この瞬間も刺激的な音楽と、人々が交差する場所として機能している。そんなことを感じつつ、鎌倉行きの湘南新宿ラインに乗り込むのであった。

2010.06.16

2010.6.20 イベント 「diskunion apresenta ブラジル新譜試聴会」@渋谷 Bar Blen blen blen

ディスクユニオン新宿本館ラテン・ブラジルフロアのみなさんが企画している「ブラジル新譜試聴会」。
毎月大量に入荷している新譜を、まとめて試聴できる、こんな会のアフターパーティーにDJで呼んでいただきました。場所は名物ブラジリアン・バール、Bar Blen blen blen。(以前の内容はこちら。)
渋谷近辺の方、ぜひ気軽に飲みにきてください!

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2010年6月20日(sun) 19:00~23:00
diskunion apresenta 「ブラジル新譜試聴会」
@渋谷Bar Blen blen blen

DJ
宿口豪(Bar Blen blen blen)
石亀(diskunion)
アンナ(diskunion)

SPECIAL GUEST DJ
成田佳洋(NRT/Samba-Nova)

charge 400yen (=bar charge)
19:00-21:00 新譜試聴会 (進行:diskunion)
21:00-23:00 DJ time

2010.06.09

もうひとつの「音楽の現場」 渋谷篇

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※追記(6/10):数店のリンクがうまく貼れておりませんでした。お詫びして訂正いたします。

昨晩このブログで書いたHMV渋谷の閉店に関する記事の反響を色々と頂いていて、メールやtwitter上で寄せられる返信の波がしばらくやみそうにない。
今現在、お店で働いている方の真に迫ったコメントから、CD終焉を象徴するニュースとして捉えようとするものまで実に色んな意見があったけれど、個人的に気になったのは「渋谷に行く理由がなくなった」、そんな意見がちらほらと見受けられたことだった。どんなかたちであれ<現場>というフレーズに触れたコメントが多かったことは、音楽と、音楽を介したコミュニケーションへの渇望感を、みんな持ち続けているのだなあ、という感想を僕にもたらした。

音楽の現場の大きな一角を担ってきたレコード店がこうなってしまうと、この後どんな時代になっていくのだろう……集約すると、そういった不安感が大勢を占めているように思う。
とはいえ、現場はレコード店だけでなく、例えばミュージック・フレンドリーなバーにもあるのでは?
というわけで、何を今更、な名店揃いですが、個人的に足を運ぶことの多いお店を以下に列挙してみます。東京以外に在住の方も参考にしていただければ。

まずは「B+2」としても知られるブラジル系3店:

Bar Blen blen blen
クロい選曲が光ってます。週末のクラブのバーカウンターのような賑わいがあるお店。ご飯もおいしい!
bar bossa
ボサノヴァ好きなら誰もが一度は足を運ぶ名店。林マスターには弊社リリースのジョビンのライナーでもお世話になりました。業界人率も高いワイン・バーです。
barquinho
ヒガシノリュウイチロウさんのお店。実はbar bossa以上にボサノヴァ純度の高いお店。ライブも時々。

Bar Music
今月正式にオープンしたばかり、musicaanossa主催のDJで、元cafe apres-midi店長の中村智昭くんのお店です。午後5時オープンで、コーヒーだけもOKだそうです。
MILLIBAR
基本レゲエ~ニューオリンズなお店です。ここも業界人率高い。スタッフのみなさんも最高!
et sona
元musee~intoxicate編集部の岡崎さんが始めたdining & barです。飲み物はワインが中心、フードもどれもおいしい。ここも隠れ家的で、業界率高いです。予約を入れたほうが無難かも。
NEWPORT
ちょっと代々木八幡方面に足を伸ばせばこんな素敵なお店も。ビオワインでおなじみです。

というわけで、週一度はこれらのお店のどこかで飲んでます。
お店のスタッフもお客さんも面白い人ばかりなので、ぜひ行ってみてくださいね。

2010.06.08

HMV渋谷 閉店のニュースに寄せて

HMV渋谷が今年の8/22をもって閉店する、というニュースは前々から関係者より聞いていたが、今日正式にそのリリースが出たので、思ったことを記しておきたい。

2002年までの約5年間、ぼくはHMVで働いていた。一番長かったのが渋谷店で、このお店にワールドミュージック売り場のスタッフとして入社したのが98年。そんなわけで、閉店のニュースを聞いたその時は、ショックというのか、とにかく二の句がつげない、そんな状態だったことを覚えている。
退社してからもう8年経ったけれども、今でも本社には当時の同僚や先輩がたくさんいるし、渋谷店にも少ないながら、当時からの旧友と呼べる人たちがいる。CDをひたすら触り続ける仕事の合間、ほんのわずかな休憩時間にもレコードの話ばかりしているようなそんな人に限って、CD不況が騒がれようがなんだろうが、今日もショップの店頭に立ち、好きでもない売れ線タイトルの対応に追われながらも、それ以外の地味なタイトルの啓蒙活動に尽力している。

HMV渋谷に限らず、多くの店舗が苦境に立たされている主原因はもちろん、お店の売り上げを支えるヒット作が極端に減ったこと。外資系のメガストアはもちろん、ほとんどのCDショップは、構造的にはいわゆる量販店といえる。その他のカタログ商品をどこまで充実させることができるかについても、結局、ごく一部の売れ筋アイテムの利益が鍵となるのだ。ゆえに、ヒット作が減ったことで、まず最初にニッチなアイテムの在庫が削られて、マニア層の店離れが起こり…という悪循環。
「ワールドミュージックみたいにそもそも限られた数のコミュニティが支えている音楽は、ヒット作の減少がもたらすCD不況の影響はあまり受けないのでは」という質問を業界の内外からよく訊かれるけれど、実情は決してそうではない。これまでお情けで1枚だけ在庫してくれたお店の数がとにかく減ってしまった。レコード会社にとっては、最初の1枚がなければ次の2枚目もないわけで、いまどき在庫がなかったと言って客注してくれるお客さんもいない(だってその場で携帯からポチったほうが数倍早い)。ロングテイルという現象は、これらリアル店舗においては死語と化してしまった。これまで単店で初回100枚注文のあったアイテムが30枚に減ってしまったことはレコード会社・アーティストにとってもちろん痛手だが、最低でも1枚仕入れてくれるお店が100店から30店に減ってしまったことのほうが、長い目でみればより致命的といえるのではないか。ニッチな音楽との出会いのチャンス、その芽とも言うべき現場が、ものすごいスピードで摘まれつつある。

では、リアル店舗はこの先いったいどうすればいいのか。ひとつの答えは、量販店をあきらめて、専門店に回帰することだ。単店で100人を超えるスタッフを擁し、一等地の利便性と、価格競争にこだわるのは止めにして、知識豊富なホンモノのスタッフがいて、買い物以外でもそこに行くと何がしかの出会いが得られるような、そんなお店を目指すのだ。一人ひとりの趣向を嗅ぎ分けて、その時々のオススメを教えてくれる、そういうサービスを求めている人は、自分のまわりにも結構多い。かつてのWAVE六本木店や渋谷クアトロ店のように、中古盤LPのコーナーを併設してもいい。そのための人材は、社内だけでもすでに確保できるのだから。とはいえ、この規模の会社が社員のためのものでなく、株主のものである以上、そんな転換を望むのは難しいのだろうが、マンハッタンにメガストアが一店残らず消えてもOther Musicが生き残っているように、専門店の意義というものはますます貴重なものになっていくのではないだろうか。渋谷という街の求心力、情報発信力の低下が語られて久しいけれど、個人商店が比較的健在な街、例えば首都圏なら谷根千地区や鎌倉といった地域がこの不況下でも人を集めていることを思えば、答えはそこにしかない気がしてならないのである。
お店も会社も無くなったとしても、人材は残る。だからこれまでこの業界を見捨てずにきた人たちには、お店に限らず、色んな場面で活躍し続けていただきたいと思う。レコード店が情報の発信基地となり、そこから色んなシーンが形成されていった時代。少なくともこの2~30年ほどは、レコード店はそんな現場のひとつであったに違いない。<現場感の喪失>ということが言われる音楽シーンにあって、次の現場作りを担う人材の多くは、何より多種多様なお客さんと接してきた、これらのお店にあるはずだと、おこがましくもそう思ってやまないのである。

ありがとう、HMV渋谷。またいつの日か!

2010.05.15

2010.5.15 イベント“Breathe” @JICOO The Floating Bar

※本エントリーはイベント当日まで最上部に表示されます。


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近頃めっきり暖かくなってパーティー日和ですね。
ということで、こんなクルージング・パーティーに参加します。
東京のパーティーシーンでお馴染みのDJたちとの再会も楽しみ!


- Breathe -
2010.5.15 Sat 19:30~23:00

-DJ-
Cyril Coppini
成田佳洋(NRT/Samba-Nova)
Nagumo(Moodstock)
haraguchic(communication!/Samba-Nova)
高橋雄太(PRIMO)
*各DJのプロフィールは上記リンクをご参照下さい。

■JICOO The Floating Bar (ジクー フローティング バー)
毎週木曜日、金曜日、土曜日に現れる船上バー。
日の出桟橋~お台場海浜公園を30分毎に行き来しており、
船内では、海抜0メートルの動く東京湾の夜景と、上質のドリンク、
様々なアーティストによるエンターテインメントショーがお楽しみいただけます。
毎週木曜日、金曜日は生バンドによるLIVE演奏をお楽しみいただけるバー営業、
毎週土曜日は、DJによるダンスミュージックを中心としたイベント営業を行っております。
http://www.jicoofloatingbar.com

*JICOO The Floating Barは、漫画・アニメ界の巨匠である松本零士氏が、「ティアドロップ(涙滴)」をイメージ・コンセプトにデザインした船です。

■出港時刻(どの時間からでもご乗船いただけます)
*日の出桟橋発着所
20:00
21:00
22:00

*お台場海浜公園発着所
20:30
21:30
22:30
※最終便は23:00に日の出桟橋帰港となります

■料金
floating pass 2,500円
フローティングパスは船から降りない限り乗り放題です。料金には乗船料とエンターテインメント料が含まれます。

■アクセス
*日の出桟橋発着所
・JR山手線・京浜東北線 浜松町駅南口から徒歩10分。
南口改札口から東芝ビル方面へ進み、日の出桟橋出口を出て、海岸通りを横断し右折した左となります。
・臨海新交通ゆりかもめ 日の出駅から徒歩3分
・都営大江戸線・浅草線 大門駅から徒歩15分

*お台場海浜公園発着所
臨海新交通ゆりかもめ お台場海浜公園駅・台場駅から徒歩5分。
※お台場海浜公園発着所にはJICOO The Floating Barのご案内、受付等を出しておりません。出港時刻の10分程前に船員が発着所のゲートを空けに参ります。

■ご注意
※船は定刻で出港します。出港時刻の20分前には発着所にお越し下さい。
※全席自由席となります。(お席のご予約は行っておりません)
※アルコールを販売しているため、ドライバーの方や20歳未満の方はご乗船できません。
※ドレスコードがございます。男性のサンダルやショートパンツでのご入店をご遠慮いただいております。
※台風等の悪天候時や機関点検等で、営業を取りやめる場合がございます。

2010.04.30

Arthur & Sabrina

東京のブラジル音楽シーンで活動しているデュオ、Arthur & Sabrina。
デビュー作となる彼らのアルバムが、今年6月にランブリング・レコーズよりリリースされます。
正式なプレス・リリースは未確認ですが、この作品のPVも撮影している映像作家のRoberto Maxwellより告知希望とのことなので、一足先にご紹介します。

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photo: Roberto Maxwell

今までに彼らのライブは色んな形で見ているのだが、実はこの“Arthur & Sabrina”名義のライブを見たことは、まだない。先日お伝えしたDoces Cariocasのウェルカム・パーティーのようなカジュアルな場での演奏を除けば、彼らと数名のメンバーによるバンド“Zamba bem”に、サブリナのソロ名義を体験しているだけだ。しかも、この原稿を書いている時点では、まだアルバムにも耳を通していない始末。にもかかわらずこのエントリーを書く気になったのは、彼らの音楽に、デビュー前の今だからこそ残しておきたい何かを感じているからに他ならない。

Arthur & Sabrinaは、男性ヴォーカル&ギターのアルトゥールと、女性ヴォーカルのサブリナからなるデュオである。
彼らのようにブラジルから日本にやってきて、プロアマ問わず演奏活動をしている人たちは、水面下にいっぱいいる。けれども、その中で比較的良質だとか、本国でも充分に通用するかも、ということぐらいであれば、毎月のようにブラジルのアーティストが来日する今の時代に聴かれるべき理由にはならない筈だ。

では彼らの何が注目に値するのか?ここでは、まだ若干20才のアルトゥールの声と、楽曲の魅力を挙げておきたい。音質が悪くて気が引けるが、まずは一見を。

この“EDO”という曲、歌詞に渋谷や浅草、六本木というフレーズも登場する、アルトゥールのオリジナル曲。アーティスト写真に反して、彼らの音楽は、しごく真っ当なMPB、ブラジリアン・ポップスの系譜を現代に引き継ぐものだが、彼らの音楽がユニークなのは、そうした楽曲とサウンドを通して、今の東京を生きる生活者としての視点が綴られている点だ。
個人的には、個々のアーティストの作品は、その音楽自体によってのみ評価されるべきで、その出自や逸話などのストーリーとは切り離されて語られるべきものだと思っている。その上で、それでも私たちが現在進行形の音楽を、限りなくリアルタイムで享受したいと望む理由はなんだろう。

いささか告白めいた私見を述べれば、いまこの世界に少なくとも誰か一人は、孤独や悲しみと対峙しながら、それでもヒリヒリとした今を存分に生きている。そんな手応えを、音楽を通して知らず知らずのうちに求めているということはないだろうか。アルトゥールの音楽に含まれる孤独に、国籍や出自を超えた接点を感じつつ、同じ都市に暮らしているという幸運を感じるのだ。

と、ここまで書いておいて、全然つまらないアルバムだったら困っちゃいますが。とにかく一度、ライブを体験してもらいたいアーティストです。
アルトゥールの記述に終始してしまいましたが、サブリナについては、また後日。
とりあえず二人のmyspaceでも覗いてください。

Arthur Vital on myspace
Sabrina Hellmeister on myspace

2010.04.16

monobloco Japan Tour 2010

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文章はとっくに書いていたのだけど、ドーシス・カリオカスのツアーも終了したのでようやく紹介。

結成から10年。リオのカーニバル期、ストリートの風物詩として知られるモノブロコ(モノブロッコ)の初来日が決定。

のっけからミもフタもないことを言ってしまうと、実はこのモノブロコに関しては、これまであまり積極的に追いかけてこなかった。もちろん作品は出るたびに買ってきた(でないと「聴いてないんですか?」と何度も言われるはめになる)。それにもちろん、サンバ・バツカーダ(バトゥカーダ)編成で、サンバ・ヂ・エンヘードからファンキ、ソウル、北東部音楽にニルヴァーナのカヴァーまで、リオのストリートの気分をその時々で表現して支持されてきたそのストーリーには、日本に住むヨソものとしても何かしらの共感を抱いてきた(勝手に)。では、なにがピンとこなかったのか、という点については、必要が生じないかぎりほうっておくようにしているので、ここでは追求しないけれど。


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そこへきて、この新作『monobloco 10』、なかなか良いではないですか。
グループの看板だった巨漢シンガー、セルジャォン・ロローザが脱退して、強烈なフロントマンがいなくなったぶん、より市井の雰囲気というか、いい意味でのアマチュアリズムが浸透して、サウンドにも影響を与えている気がする。ヴォーカルを頂点としたアタックの強さ、勢いで一点突破してきたことが通用しなくなり、結果としてレパートリーやアレンジにも、聴衆とのコミュニケーションを通して獲得されたグルーヴが反映されてきた気がするのだ。これまでの出音が「どうだこれがモノブロコだ!Faz barulho! 踊れ踊れ!」というものだったとしたら、今回は「モノブロコっていいますけど、どうぞ遊んでってね。よしじゃ次の曲、こんな感じ!」というように。そもそもが「カーニヴァル・バンド」である彼らを評してこんなことを言うのも妙といえば妙だし、単純に10年の活動でこなれてきたという理由もあるだろうが、表現としての優劣はともかく、ダンス・ミュージックとしては、後者がいつも前者を凌駕する。ダンス・クラシックの名フレーズをリフに取り入れたりするアイデアも、けっこう気がきいている。
そんなわけでこの初来日、とても楽しみにしています。
本当はグループのリーダー、ペドロ・ルイス夫人でもあるホベルタ・サーも一緒に呼べればよかったのだが、またの機会に。

それでは以下に公演情報を。
ワークショップも開催されるとのことなので、詳細はオフィシャル・サイトをclique!


リオデジャネイロの音楽シーンにおいて絶大な人気を誇るストリート・パーカッション軍団、モノブロッコが、結成10周年記念CD/DVD「Monobloco10」(UNIVERSAL MUSIC)を2010年3月にブラジルにてリリースしました。この新作を携えて、遂に初来日!!
ブラジル音楽に造詣の深い宮沢和史(The Boom)をスペシャル・ゲストに迎え、今までに見た事のない超ド級スペシャルライブが、恵比寿リキッドルームにて、遂にその全貌をあらわにします!

東京公演
2010年6月3日(木)&4日(金)
会場:リキッドルーム恵比寿
¥7,000(当日)
¥6,000(前売)
MC: KTa☆brasil

名古屋公演
2010年6月6日(日)
会場:Samba Brazil Japan
入場料(ドリンク別)
¥5,000(当日)
¥4,000(前売)

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2010.04.14

Doces Cariocas Japan Tour 2010 / Tour Report (still in progress)

先日このブログでもお伝えしたとおり、それぞれソロ・アルバムを出しているミュージシャン夫婦で、
<ドーシス・カリオカス>名義でも共に作品を発表しているアレクシア・ボンテンポ&ピエール・アデルニが現在来日中。

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Photo: Ryo Mitamura

まずは4/10(土)、カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでの公演初日。
この日のライブは、ピエール・アデルニがソロで自作曲を披露する前半と、
アレクシア・ボンテンポが登場して、彼女のソロ・アルバム『アストロラビオ』のレパートリーを中心とした後半部との二部構成。

名前の通りフランス系のルーツを持つピエールの音楽には、ボサノヴァ・シンガーの多くが持つクルーナー感ともまた違う繊細さがある。典型的なパリの男性シンガー・ソングライターたち、例えばマチュー・ボガートあたりを思わせる歌い口は、実はありそうでない個性。でももちろんカリオカだけに、パリジャンたちのそれと比べれば、圧倒的にカラっとしている。色気はあるが、気難しさはない。センシティヴだけれど、内気というのではない。「ブラジルのジャック・ジョンソン」というキャッチ・コピーで知られるピエールだけど、たしかに陽性で、潮の香りがするフォーキーな魅力がある。

一方のアレクシア・ボンテンポも、アメリカ系とブラジル人のハーフで、7才までをワシントンDCに暮らし、その後もブラジルとアメリカを行き来する生活を経てきた。まだ20代前半の彼女が登場して歌い始めると、その場がグッと華やかになる。場内に満たされる「いい女」オーラ。ブラジルの、リオの、現代のイパネマに生きる娘の佇まいを、なめらかな美声が加速させる。彼女の歌声は女性的なふくよかさに溢れているけれど、余韻はとてもすっきりとして、ベタつくことがない。彼女が歌うどんな曲も、まるで彼女の私小説のように聴こえるのだが、それでいて聴き飽きることがないのはそのせいだ。ちなみにアレクシアの2ndアルバムとなる次作は、カエターノ・ヴェローゾの英語詞曲を取り上げる内容で、プロデュースにはアドリアーナ・カルカニョットの別名プロジェクト「アドリアーナ・パルチンピン」のプロデューサー、デー・パルメイラが担当することが決まっているというから、ブラジルでもさらに注目のシンガーになることは間違いないだろう。

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Photo: Ryo Mitamura

こちらは日付変わって4/13、渋谷カフェ・アプレミディでのウェルカム・パーティー。
実は今回のツアーでは、日本酒や寿司好き二人の「オフ担当」として、ライブ後の打ち上げ、鎌倉観光&拙宅でのランチ・パーティー、そしてこの東京でのパーティーの幹事を仰せつかったのだが、ショウ本番はもちろん、こうしたパーソナルな場で聴く二人の音楽はまた格別な味わいがある。
ソファに寄り添い、マイクを通さずにつむがれる静かな音楽。集まった人々がそっと耳をそばだてるなか、音楽が生まれた瞬間のよろこびを多くの友人たちと共有できる、濃密で幸せな時間。二人が三曲ほど演奏してくれたこの後も、6月にアルバム発売が決まったサブリナ&アルトゥール、昨年のヘナート・モタ&パトリシア・ロバート来日時のパーティーにも参加してくれた日野良一くんにも歌ってもらったが、この二組の音楽にはピエールも驚きを隠せない様子。最後にヒロチカーノ氏の先導で「サンバ・サラヴァ」をみんなで歌ったり。ボサノヴァ好きなら誰もがタイムスリップして見てみたい、ナラ・レオンのアパートを思わせる光景だね、との声があちこちで上がっていた。ピエールにそのことを伝えると、本当にその通りだ、でも我が家もいつもこんな風だよ。いつでもたくさんの仲間たち、料理とお酒と音楽であふれてる、お前もウチに泊まりに来い、と。ピエールは共作の多いコンポーザーで、ホドリーゴ・マラニャォンやダヂをはじめ、セウ・ジョルジ、ドメニコ、ガブリエル・モウラらと曲を書いているのだけど、いつもこんな場が発端になっているのだろう。20代前半のときに立ち合わせたら、一発で音楽に対する価値観が、もっと言えば人生が大きく変わっただろう、そんなことを思わせる、静かでゆるぎない音楽と、賑やかなパーティーだった。
したたかに酔っ払っていたため記憶があやふやなのだが、この日来ていただいた中原仁さんも「こういう雰囲気をそのまま、一般のファンにも見せられる場があればいい」ということを言われていた。うん、本当にそういう場を作れれば最高だなと、このことは宿題としてまた考えてみることにしよう。
残り2公演、4/17(金)青山EATS and MEETS Cay、そして翌18(土)の山形・山寺 風雅の国 馳走舍(リンク先は公演主催の山形ブラジル音楽普及協会)は、どちらもインティメイトな雰囲気を味わえる素敵な空間です。(山形は桜も?)
間近で楽しめるこのチャンスにぜひ!

ツアー詳細はこちら(CD試聴のリンクもあります)
制作・企画:Rip Curl Recordings / インパートメント


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2010.03.16

Alexia Bomtempo & Pierre Aderne ~Doces Cariocas Japan Tour 2010

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それぞれソロ・アルバムを出しているミュージシャン夫婦でもあり、
<ドーシス・カリオカス>名義でも作品を発表しているアレクシア・ボンテンポ&ピエール・アデルニの公演が、
4月9日から17日まで、全国4箇所で行われます。

ダヂがプロデュースしたアレクシアのアルバム『アストロラビオ』は、ネオアコMPBの好盤で、爽やかなこの時期のおすすめです。07年のピエール・アデルニ来日公演もよかったので、私もどこかの公演に顔を出すつもり。
詳細はこちらでチェックを。

制作・企画:Rip Curl Recordings / インパートメント

2010.03.04

intoxicate 最新号(#84)に寄稿しました/Caetano Veloso "Coração Vagabundo"

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ご紹介が遅れましたが、カエターノ・ヴェローゾのドキュメンタリー+ポケット・ショウを収録した2枚組DVD『コラサォン・ヴァガブンド』の記事をintoxicate誌に寄稿しました。
全国のタワーレコード店頭などで配布されています。

詳しくは記事を読んでいただきたいのだけれど、04年作『A Foreign Sound(異国の香り~アメリカン・ソングス)』発表前後のカエターノに、まだ20代というフェルナンド・アンドラーヂ監督が密着したドキュメンタリーがこのDVDの主題になっている。どんな経緯でこの若き監督が、ブラジルのみならず、世界を代表する“知性派アーティスト”、カエターノ・ヴェローゾを撮影する運びになったかわからない。ただ、おそらくこの人選は正解だったに違いない。設定としてはそのほとんどがカエターノの一人語りで、ブラジル、NY、日本での前述作ツアーに同行して撮影されたものだが、カメラに向かって語るカエターノが、何だかすごく「素」なのだ。これが例えばカエターノと同世代の監督が撮っていたとしたら、40数年もの間ブラジル音楽界の最前線で活動してきたカエターノの、過去の話題に大半を費やしたに違いない。カエターノ歴20年にも満たない筆者から見ても、「ここで当時のあのエピソードについて突っ込んでくれ~」と、画面に向かって呟かずにいられない瞬間もある。ただ、そこで余計なあれこれを聞き返したりせず、カエターノが現在興味を持っている事柄について素朴に語る姿を捉えたことが、このドキュメンタリーの価値という気がする。ここでのカエターノは、まるで成人した子供に対して胸のうちを語るような率直さで、何かとミステリアスなイメージがつきまとう自身の意外な側面を覗かせてくれる。

パーソナリティーはともかく、演奏シーンを見たいというファンにとっても、03年12月にサンパウロで行われたポケット・ショウ(17曲)を収めたDisc2は必見だ。ペドロ・サー(ギター)、モレーノ・ヴェローゾ(チェロ&パンデイロ)、ドメニコ(ドラムス&MPC)、ジョルジ・エルデル(ベース)をバックに、『A Foreign Sound』で取り上げたアメリカ産ポップスのカヴァーが中心。アレンジはやや過渡期を思わせるけれど、ピクシーズがサンバをやったような近作を思わせる瞬間もあって、見逃せない。

2010.02.20

Tomoko Miyata 『Secret Of Life』 プロデュースを担当しました。

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以前このblogでもレコーディング情報をお知らせしましたが、
成田佳洋がプロデュース(共同)、ライナーノーツを担当したアルバム、
Tomoko Miyata 『Secret Of Life』がバウンディより2010年3月3日に発売されます。

Tomoko Miyataはニューヨーク在住のシンガーで、自主盤を除けばこれがデビュー作。
NY在住のブラジル人ギタリスト、ホメロ・ルバンボのいわゆる「秘蔵っ子」で、ホメロには全曲のギターを演奏してもらっただけでなく、アレンジの多くも手がけてもらった。
念のため申し添えると、このホメロという人は、ダイアナ・クラール、ダイアン・リーヴス、ルシアーナ・ソウザなど、現代ジャズ・シーンのトップ・シンガーとの共演で知られる、現在最も活躍しているギタリストの一人。同時に彼はブラジル音楽シーンでも、マリーザ・モンチの数作への参加や、近年はガル・コスタとの共演で知られるトップ・ミュージシャンだ。
ライナーノーツにも書いたのだけど、元々はこのプロジェクト、ホメロのソロ・アルバムを制作するという話から派生したもの。「Tomokoを先にレコーディングするべきだよ」と、ホメロから逆にプレゼンを受けるかたちで耳にしたのが、彼女を知るきっかけだった。

その後09年2月にNYで見たライヴで、ニューヨーカーたち、多くは彼女と同世代の女性たちに受け入れられている様子をみて、不覚にも心を動かされてしまった。場所はマンハッタン・イーストヴィレッジの“Drom”。ジャズクラブほど格式ばってはいないが、ロックバンドがスケジュールの大半を占めるライブハウスほどラフな雰囲気でもない、なかなか感じのいいヴェニューだ。といっても100人も入れば文字通りパンパンになるので、名匠・ホメロを従えるにはプレミア感が高いのだが、それはともかく、Tomoko Miyataのシンガーとしてのポテンシャル、特に英語シンガーとしてネイティヴの心をつかんでいるさまには、本当にびっくりしてしまった。
そんな体験を誰かに伝えると、「日本人が本場に渡って、外国語で向こうの観衆を盛り上げるなんてすごいね」という流れに決まってなるのだが、そうした「外国語・洋楽コンプレックスの克服」というストーリーとは違う理由、もっと根源的な意味での、音楽によって胸のすくような体験として、その時間を楽しんだ。その日のリスナーは、純粋に彼女たちのサウンドと「言葉」に、あきらかに反応していた。ジェイムズ・テイラーやジョニ・ミッチェルの隠れた名曲、この時代には地味ですらあるかもしれないレパートリーが、一人ひとりの共感を呼び、言葉のワンフレーズに反応した歓声が曲間から沸き起こる、というようなことが、現代のニューヨークで体験できるとは夢にも思わなかった。僕はほとんど、この瞬間にこの街を好きになったと言ってもいいほどだ。

そんなこんなで、ほとんど成り行き上からそのままプロデュースを引き受けることになり、09年8月にレコーディング、そしてようやくリリースまで漕ぎ着けたのがこのアルバム。
ミュージック・マガジン、intoxicate、スイング・ジャーナル、CDジャーナルといった音楽誌を中心に、新人としては異例の規模でインタビューや記事が取り上げられているので、詳しくはそちらをご覧ください。特に月刊ラティーナでの宮子和眞さんの記事は読み応えたっぷりでオススメです。

それで一体、どんな音楽なの?と興味を持っていただいた方は、こちらで試聴してみてください。
Tomoko Miyata on myspace


Tomoko Miyata 『Secret Of Life』
2010.03.03 in store (Japan)
¥2,800(tax in) DDCB-13011
Released & Distributed by BounDEE

Track Listing
1. The People That You Never Get To Love (Rupert Holmes)
2. Conversa De Botequim (Noel Rosa)
3. Don't Let The Teardrops Rust Your Shining Heart (Ben Watt)
4. The Shadow Of Love (Yosui Inoue / Koji Tamaki)
5. What My Heart Does (Tomoko Miyata)
6. Tea For Two (Irving Caesar / Vincent Youmans)
7. Medley:
 Caminhos Cruzados (Newton Mendonça / Antonio Carlos Jobim)
  Old Mistake (Susan Werner)
8. Sambadalú (Marco Pereira)
9. Secret O' Life (James Taylor)
10. Rio Dos Deuses (Romero Lubambo)
11. Acaso (Ivan Lins / Abel Silva)

Vocal: Tomoko Miyata
All the Acoustic, Electric, Fretless Guitars and Cavaquinho Played by Romero Lubambo

Scott Colley: Bass (1, 5, 7, 10, 11)
Mark Walker: Drums (7, 10, 11)
Cyro Baptista: Percussion (1, 2, 4, 5, 7, 10)
Helio Alves: Piano (1, 7, 10)
César Camargo Mariano: Piano (6), Synthesizer and Programming (11)
David Kinderson: Piano (9), Accordion (3, 7)
Dana Tateo Leong: Cello (4, 5)
Additional Vocal: Romero Lubambo (2, 10)

2010.02.01

月刊ラティーナ2010年2月号に寄稿しました/Gilberto Gil "Bandadois"

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お知らせが遅くなりましたが、現在発売中の月刊ラティーナ2010年2月号にて、
ジルベルト・ジル "バンダ・ドイス"のディスク・レビューを寄稿しました。
『声とギター ジル・ルミノーゾ』の続編的傑作ライブ盤で、
ギターの弾き語り表現に興味のある音楽ファンなら必聴の傑作です。

本blogにおけるGilberto Gil "Bandadois"のレビューはこちら

2010.01.30

“Twitter” はじめました。

主に新譜情報など、ブラジル音楽に限らず「さえずる」場にしています。興味のある方はぜひ!ご連絡等もお気軽にどうぞ。

https://twitter.com/YoshihiroNarita

twitter_logo_header.png

2010.01.30

Renato Motha & Patricia Lobato “Mantra Session” with orchestra

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートが09年12月20日に行った、弦楽オーケストラとの共演コンサート動画をUPします。
レパートリーはすべて、インドの「マントラ」にオリジナルのメロディを付けた、通称「マントラ・セッション」。
ミナスの州都ベロ・オリゾンチの代表的ホール「チアトロ・セジミナス」で行われたもので、同内容のショウは今年2010年の年末にも予定されているそう。
音声が鮮明でないのが残念だけど、壮大な演奏が展開されていたことは充分に伝わります。



09年来日時のマントラ・セッション(4月26日/鎌倉・光明寺)の動画はこちら

マントラをコンセプトとしたアルバム『サウンズ:平和のための揺らぎ

2010.01.22

ハイチ地震募金 iTunes Storeにて受付中

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紹介が遅くなりましたが、ハイチ地震の募金をiTunes Storeにて受付しています。(こちらのサイトで知りました)

1/23に行われるチャリティーイベントのライブアルバム売上が各機関へ100%寄付されるほか、
今すぐアメリカ赤十字社に募金することも可能。
iTSのアカウントを持つことが必要だが、手続きは簡単で、500円から募金額を選択できる。

ハイチにはまだ行ったことがないけれど、その素晴らしさは、やはり音楽から推し量ることができる。
20才前半の頃、小規模チェーン展開している「cafe HAITI」によく行っていた。ここでいわゆる現地のポピュラー・ミュージック「ヘイシャン」がよくかかっていて、黒くて、まろやかで、びっくりするぐらいファンキーな曲がかかることも度々あった。お店の人に伺うと、
「昔この店にハイチの音楽に詳しいスタッフがいてね、そいつが作ったカセットをずっと流してるだけだから。」
ということで、アーティスト名も何もわからずじまいだった。でもそのうち、あんまりこちらがしつこいからか、奥のほうに放置されっぱなしになっていたらしいLP数枚を譲っていただいたのだった。
この店では、コーヒー豆の仕入れついでに、LPを買い付けしていた時期があるらしい。それが確か70年代末~80年代初頭ぐらいの話で、その大多数は中村とうよう氏が買い占めていったとのこと。
そんなことがあってからというもの、ずっとハイチの音楽が気になっていて、パリやNYに行く際には注意して探すようにしている。後日そんなオススメのアルバムも紹介していければと思うけれど、そこで伝わってくるポルトープランスの風景も、この地震によって一瞬にして変わり果ててしまったに違いない…。犠牲者のご冥福をお祈りします。

2010.01.12

Best Disc 2009 【All Genre】

09年は耳を通す新譜の枚数がさらに増えて、月120~150タイトルにものぼっただろうか。
そのうちブラジルものの割合はせいぜい15%、20枚程度だから、毎月毎月100枚以上、ヒップホップからクラシック、各国のトラッドや民族音楽に至る、様々な国の面白い音楽に出会ったということになる。
このblogや当レーベルに期待されているものがあるとすれば、それはやはりブラジルものに他ならないとは思うけれども、とはいえ元々色んな音楽を経由してブラジルに行きついたリスナーがほとんどだと思うので、ブラジル以外の【オールジャンル・ベスト】も5枚だけご紹介します。
ブラジルにどっぷり一直線、という人も手にとってもらえたら嬉しいです。


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#1: V.A. /DARK WAS THE NIGHT
09年はよく言われるように、いわゆる“ブルックリン勢”を軸に、カナダを含めた北米のオルタナティヴが面白かった。エイズ・チャリティの名物シリーズ最新作は久々にこの界隈のアーティストがメインで、ダーティー・プロジェクターズ(+デヴィッド・バーン)に、ファイスト2曲(それぞれGrizzly Bear, Ben Gibbardとの共演)、クロノス・クァルテット、キャット・パワー&ザ・ダーティー・デルタ・ブルーズ、スフィアン・スティーヴンス、etc, etc...といつもながら聴きどころ満載。サウンドはどれも地味で荒涼としてるけど、その反面、生きた人間のぬくもりが伝わる歌声の持ち主ばかりで、全体に一貫して流れるロードムーヴィー的なストーリー性にも大いに魅了された。
DARK WAS THE NIGHT on Myspace

#2: 坂本龍一 /OUT OF THE NOISE
正直なところ、これまであまり興味が湧くことのなかったアーティストで、お勉強的に5枚ぐらい聴いたアルバムも全くピンとこなかった。あらゆるメディアで展開される露出戦略も、あまりいいイメージを抱けなかった理由の一つという気がするのだけれど、これは掛け値なしに素晴らしい一枚。現代音楽、環境音楽、ミュージック・コンクレート、エレクトロニカ、、、といったバックボーンで語れる音楽には違いないけれど、全然そんな言葉じゃ伝わらない奥行き、音の出どころの深さが感じられる。スピーカーやヘッドフォンから、こんな根源的な音を鳴らせるのか、という驚き。

#3: MOCKY /SASKAMODIE
ファイスト、ゴンザレス、そしてこのモッキーに、近頃もっとも「フレッシュさ」を感じる。これも60'sモータウン的な希望に溢れたレコード。
MOCKY on Myspace

#4: MAXWELL /BLACK SUMMERS' NIGHT
8年ぶりのアルバム、それも、相変わらずの生音ヴィンテージ志向。で、ビルボード初登場1位。それだけセックス・シンボルということなんでしょう。ニュー・クラシック・ソウル、とかいう言葉もありましたが、この人の場合、単に「ニュ-・ソウル」としたほうが雰囲気がよく伝わる(ただし、70'sニュー・ソウルの単なるレプリカではない魅力もちゃんとある)。本質的な甘さ、ほろ苦さが、既に老舗の味わいのように生きている音楽。
The Official Maxwell Youtube Channel

#5: MELODY GARDOT /MY ONE AND ONLY THRILL
語尾が少し震える感じとか、思わず耳を「そばだてて」しまう歌声に、不覚にもやられてしまった。ティン・パン・アレイ(もちろんNYのほう)の名曲みたいなクラシカル感をあらかじめ兼ね備えた楽曲も素晴らしい。交通事故から復帰するため、セラピーのために作曲を始めた、という有名なエピソードも嫌いじゃない。
MELODY GARDOT on Myspace

2010.01.03

【Brasil Best Disc 2009】 #1: Ana Costa "Novos Alvos"

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あくまで自然体、等身大の女性の心情を歌いながら、本物のサンバだけが持つポエジーをものした傑作2ndアルバム。
サンバにも色々あるけど、晴れた日に口笛吹きながら、物憂い日でもとにかく海をめざして歩いていく、これはそういうサンバだ。全体に風通しがよく、伸び伸びと心地よいけれども、陰影はくっきりと深い。何よりまず優れた楽曲が揃っていて、歌声から伝わるたたずまいが美しい、というシンガーソングライター作品に求められる魅力がしっかり備わっている上に、リオの空気、カリオカの生活感が、アルバム全体を通して鮮やかに伝わってくる。
ちなみにプロデュースはアレ・シケイラで、前掲のマリーザ・モンチ、カルロス・ヌニェス作品も手掛けているキーパーソン。音響的にも新味があって、眩いなあ。フリー・ソウル的な雰囲気の1stもオススメです。

2010.01.02

【Brasil Best Disc 2009】 #2: Daniela Mercury "Canibália"

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近年のダニエラ・メルクリ作品の充実度は本当に目を見張るものがあるのだけれど、ある時期にセンセーションを起こしたシンガーの例によくあるように、日本ではデビュー時のイメージが仇となってなかなか理解されていないように思える。ダニエラにとっての“仇”とはもちろん、バイーアのダンサブルなポピュラー音楽としての「アシェー・ミュージック」で、これを狭義で捉えれば「パラパラのラテン風みたいなアレ」ということになる(批判じゃないです、念のため)。このアシェーという言葉、現地ではかなり広い意味で使われる、この国特有の宗教的な言語表現の一つで、手元の辞書を開くと【オリシャ(カンドンブレ、ウンバンダなどの神)の霊力; その力が宿る物】とある。ダニエラ・メルクリの音楽を語る上で、「アシェー」を後者の意味で使うなら、これ以上ふさわしいものはない。

歌に秘められた霊性や念の強さは、まるで70年代のエリス・レジーナ(04年に発表したアコースティック編成のライヴ・アルバム『Clássica』では、エリス直系といっても過言ではないサウンドを展開してみせた)。エリスが霊媒のごとく突き抜けた歌唱の持ち主だとすれば、ダニエラは、もっと地平に近いところから、天を真っ直ぐ見上げて祈るようなストリート感覚がある。サウンド面でも、アフロ・バイーアのエッセンスをワイルドかつグローバル・モダンに昇華した超・力作。このブログをチェックされているような方は、まず全員必聴です。

2010.01.01

【Brasil Best Disc 2009】 #3: Caetano Veloso "Zii e Zie"

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09年は北米のロック・カテゴリーにいい作品が多かったように思うけれども(後述)、まさかカエターノに、3ピースのロック・バンドをバックにしたこんな傑作を作られては、若い世代は出る幕がないじゃないか。
カエターノは元々ニルヴァーナが大好きで、今作ではピクシーズにも強い影響を受けているらしく、一聴すると確かにオルタナティヴ・ロックの手触りなんだけれど、同時に「サンバを超えたサンバ・アルバム」というコンセプトを元にすることで、ピクシーズがサンバをやったような本作が産まれた(いや本当に)。素をさらけ出したカエターノも魅力的だけれど、ギターのペドロ・サーを中心としたこのバンドがなんともスリリングで、ロックにおける3ピース・サウンドの歴史を塗り替える斬新さ。
メンバーは同じだが、よりロックのイディオムに拠っていた前作『Cê』がイマイチだったという人も(私がそうです)、ぜひ一聴することをオススメします。

カエターノ・ヴェローゾ公式hp/zii e zie特設ページ
※こちらで全曲聴けます。(原稿投稿時)

2010.01.01

【Brasil Best Disc 2009】 #4: Egberto Gismonti "Saudações"

あけましておめでとうございます。Happy New Year & Feliz Ano Novo!
今年もみなさまが良き音楽生活を送られますよう。
本当は旧年中に1位までupするつもりだったのだけど、やっぱりだめだったなぁ、、、
まあ、2010年もゆっくりやっていきますので、よろしくお願いします!


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1位にするかどうか最後まで迷った、でも、2位とか3位っていうのは全然似合わない音楽。

ジスモンチが一般にどうイメージされているのか今ひとつ不明なのだが、ギター好きには「現代屈指のギターの巨匠」だろうし、ジャズ・ファンなら「ECMの鬼才」っていう感じだろうか。表現的にも技巧的にも飛びぬけてオリジナルな音楽なので、どう捉えればいいかわからない、というのが大方の意見かもしれない。
持論を述べれば、「現代コンテンポラリー・シーン最高の作曲家」であり、同時に、アルゼンチンでいうところのアストル・ピアソラに匹敵する存在だと、信じて疑わない。
ピアソラは、タンゴ・ファンからの評価が賛否両論激しく分かれるが、そうしたことを含めて、とにもかくにもタンゴを背負った。一方のジスモンチは、ブラジル、とりわけアマゾンの心象風景を負うている。本人がどこまでそんなことを意識しているか不明だが、そう聴こえてしょうがないのだ。クラシックから民族音楽までを横断し、アマゾンから多くのインスピレーションを受けている存在といえば、20世紀音楽の巨匠・ヴィラ=ロボスがすぐ思い浮かぶが、ヴィラ=ロボスの「アマゾン」から感じ取れる雄大さ、野趣溢れるメロディの美しさ・力強さ、といった要素を引き継ぐだけでなく、ある種の切迫した響き、失われつつあるものへの畏敬の念といったものが感じ取れるのが、ジスモンチの音楽の特徴という気がしている。現代資本主義社会への警告、なんてことを念頭に作曲しているわけではないとしても、どこかでそういった時代の空気を反映しているに違いない。

前置きが長くなったが、これはジスモンチ久々の新録作品。キューバの女性のみによる弦楽オーケストラ「Camerata Romeu」が演奏したディスク1と、実の息子アレシャンドリ・ジスモンチとのギター・デュオによるディスク2からなる2枚組。前者は『セルタンへの道 ― 混血礼賛』というサブタイトルがついているが、彼ならではの旋律と色彩感が表現された、いわば「観念としてのジスモンチ」作品。一方のギター・デュオ・サイドは、当然ながら本人の演奏を軸にしていて、より肉体的で、ドライヴ感に溢れる作品集。「Lundú」「Dança dos Escravos」といった代表曲の再演もある。ギターのヴィルトゥオーゾというイメージが強いジスモンチだけど、本人はピアニスト志向のほうがむしろ強いらしく、そのピアノが聴けないという点で最初に手に取るべき一枚かどうかは難しい点だが、傑作であることは間違いない。


2009.12.29

【Brasil Best Disc 2009】 #5: Arlindo Cruz "MTV Ao Vivo"

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一世紀近いサンバの歴史のなかで、おそらく最も多くのアーティストに歌われてきたコンポーザー、アルリンド・クルス。古くはベッチ・カルヴァーリョ、比較的最近ではマリア・ヒタの目下のところの最新アルバム『サンバ・メウ』で6曲、それも新曲ばかりを取り上げられたこともあり、何度目かのピークを迎えています。これは新旧のヒット曲を自演した2枚別売りのライブ・アルバム/1枚組DVDとして発売されたもので、もう、ひたすら美メロのオンパレード。その巨漢から発せられるかん高い声で、人生の機微、泣き笑いが入り混じったメロディを歌われると、ついつい大声で歌いたくなってしまいます。男泣きするメロディ、っていうものがあるとすればこんな感じ。

2009.12.29

【Brasil Best Disc 2009】 #6: Gilberto Gil "Banda Dois"

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声とギター、ふたたび。
年末ぎりぎりに間に合ったジルの新譜は、09年9月のショウを収録したCD/DVDで、自身のギターとヴォーカルに、息子ベン・ジル(ギター、パンデイロ、タンボリン)の二人だけを基本としたごくシンプルな編成。(マリア・ヒタがゲストで、亡き母エリスにジルが提供した名曲「Amor Até o Fim」を歌っているけれど、この作品においてはそれも余興ということで。)
さらに、レパートリーも2曲を除いて全て自作曲、とくれば、ありがたくもこの日本で最もヒットしたジルのアルバム『声とギター ジル・ルミノーゾ』のことが誰でも浮かぶと思うが、まさにその続編と捉えて差し支えない。しかも重複曲は1曲だけ!
サンバ、ボサノヴァ、アフロ・バイーア、レゲエ、フォーク、ブルース…といったパフォーマーとしてのサウンド変遷と、コンポーザーとしての魅力が「声とギター」に集約された、ジルにしか為し得ない弾き語り(+1)表現、心ゆくまで味わってください。
以前もこのブログで書いたけれど、時代ごとにサウンドの振れ幅が広いアーティストの宿命ゆえ、何かと誤解されることの多い代表的アーティストというイメージがある。だからこそ、最初にこうしたシンプルな編成で本質を掴んでおくと、その後の印象が全く変わってくるのでは。マッチョなイメージを持っている人ほど、新たな発見があるのではないでしょうか。
公式hpで「全曲通しで」試聴できるので、じっくり聴いてみてください。

Gilberto Gil オフィシャルHP

2009.12.28

【Brasil Best Disc 2009】 #7: Marisa Monte "Infinito Ao Meu Redor"

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この辺りから、どれが1位でもおかしくない傑作揃い。ちなみに順位は、シンプルにおすすめ順です(開かれた音楽ファンのための)。

マリーザ・モンチの最新ライブDVD+CDというフォーマットのこのアルバムは、2006~07年にわたって行われたツアーを収めたもので、来日公演時にも披露されたレパートリーが収録されている。2006年に発表された2枚のアルバム『私の中の無限』(通称:ポップ盤)、『私のまわりの宇宙』(通称:サンバ盤)のレパートリーが中心で、特に『私の中の無限』は、マイ・ブラディ・ヴァレンタイン『Loveless』以来の革命的ポップ・レコードだと思っている。発売当時、他にそんなことを言う人は一人もいなかったので、自分だけの感想かと思っていたのだけれど、2007年の来日時にintoxicate誌にそのことを書いたら思わぬ反響をいただいた(下記に転載するので、ご興味のある方はご一読ください)。この原稿執筆から4年経とうとしている今も、この『私の中の無限』、さらに2007年の来日公演の風評は全く風化していない。
と、前作のことばかりになってしまったが、名曲「Alta Noite」の素晴らしい再演もあり、ファンは必ず手にして欲しいライブ作品です。マリーザの最初の一枚がこの作品でももちろんOK!



 "It set a new standard for pop. It's the vaguest music ever to have been a hit”―ブライアン・イーノが、マイ・ブラディ・ヴァレンタインの名曲「Soon」について語った有名なセリフである。マリーザ・モンチ6年ぶりの新作『私の中の無限』、通称[ポップ盤]を聴いてすぐに思い起こしたのがこの言葉であり、「Soon」を収録したMBVのアルバム『Loveless』を初めて聴いたときの、得も言われぬ感覚だった。
むろん、この2作に直接的な関係があると言いたいわけではない。だが、なにか新種のポップ・ミュージックが生まれ、シーンにインパクトを与えた例として、ひたすらに審美的な世界観、抽象的な(イーノは“vague”と表現したけれど)サウンドでこれを成し遂げた作品はそう多くない。まさかそのような体験を、ほかならぬマリーザのアルバムですることになると誰が予想しただろう…。けれど、もちろん、布石はちゃんとあった。
 88年のデビュー以来、発売したアルバムは全て50万枚以上のヒットを生み、ブラジル屈指の人気を誇るマリーザ・モンチ。メロディの故か、または声の力か、不思議に判別しがたく存在する音律の美しさが何よりの魅力だが、これと溶け合い、絡み合うような本作のアレンジが凄い。ギター、ベース等のレギュラー・セットに加え、自身のウクレレ、スティール・ギター、タブラといった独創的な編成に、フィリップ・グラス、ジョアン・ドナート、デオダートという3人のマエストロが管弦の指揮を揮ったサウンドは、ヒット・チャートのトップを飾る音楽としてはあまりに幻想的で、浮遊感に溢れたものだ。だが思えば、マリア・カラスのようなオペラ・シンガーを目指していた時代もあったと聞くし、3作目の『ROSE AND CHACOAL』以降は、ストリングスや管のクレジットも増え、シンフォニックな音響を重視する傾向にあった。前作までのプロデュースを務めたアート・リンゼイをはじめ、坂本龍一、ジョン・ゾーン、マーク・リボーといったNY前衛シーンの面々とも常に交流があったし、今振り返ると、ほとんどどんな高度な音楽を具現化してもおかしくないではないか!
一方、同時発売された『私のまわりの宇宙』では[サンバ盤]という通称どおり、一世紀近い歴史を持つサンバにフォーカスした内容。メロディや詩世界にも独特の美学を持つこの音楽を、通常サンバには使われないハープやアナログ・シンセ類、テルミンやヒューマン・ビートボックスまでを導入、斬新だが軽やかに再生してみせた。
さてそんなマリーザの15年ぶりの来日公演だが、ブラジル・ツアーと同メンバーによる10人編成で、管弦カルテットを含む万全の布陣が決定。このメンバーでは上記の2作だけでなく、トリバスタスや初期の作品も演奏しているとのこと。レコード発売時以外はライブをあまり行わず、本国ではチケット入手の難しさで知られる彼女だけに、これを逃すと、次はいつになることやら…?

2009.12.26

【Brasil Best Disc 2009】 #8: V.A. "O Baile Do Simonal"

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1960-70年代に活躍した“サンバ・ソウル・エンターテイナー”、ウィルソン・シモナル。レアグルーヴ以降、この日本でも再評価熱が高まったシンガーの一人でもある。その実の息子たちで、それぞれソロ・アーティストとして活躍するウィルソン・シモニーニャとマックス・ヂ・カストロが中心となり、豪華ゲストを招いて亡き父に捧げたトリビュート・ライヴ・アルバムがこれ。そういえばこのウィルソン・シモニーニャとマックス・ヂ・カストロも、00年代前半頃には渋谷系アーティストからレコメンドされることも度々あった。

日本やイギリスと同じく、いやひょっとするとそれ以上に、サンパウロやリオの人々は70年代のアメリカン・ソウル・ミュージックが好きなようで、現在進行形のポップ・ミュージックの中にもそのエッセンスを感じる機会は多い。歌が好きで、パーティー好きな国民性を考えれば納得のいく話ではある。ピアノを中心としたスウィングするバンド、ホーン・セクションをバックに、気分はSamba SOUL TRAIN!サンバを消化したリズム・アレンジに、優れたソウル・ミュージックだけが持つ、圧倒的にポジティヴなヴァイブが流れてます。この、60年代のモータウンのレコードにあったような希望に溢れた音、これがこのアルバムの一番の魅力かも知れない。パーティーにも重宝しますよ!

01. País Tropical / Seu Jorge
02. Carango / Samuel Rosa
03. Nem Vem que Não Tem / Marcelo D2
04. Mamãe Passou Açúcar em Mim - Mart´Nália
05. Aqui é o País do Futebol / Wilson Simoninha
06. Meia-Volta - Rogério Flausino
07. A Tonga da Mironga do Kabuletê - Fernanda Abreu
08. Meu Limão, Meu Limoeiro - Max de Castro
09. Está Chegando a Hora - Diogo Nogueira
10. Na Galha do Cajueiro - Péricles & Thiaguinho
11. Vesti Azul - Roberto Frejat
12. Que Maravilha - Maria Rita
13. Mustang Cor de Sangue - os Paralamas do Sucesso
14. Balanço Zona Sul - Sandra de Sá
15. Terezinha - Orquestra Imperial
16. Lobo Bobo - Ed Motta
17. Remelexo - Caetano Veloso
18. Sá Marina - Alexandre Pires
19. Zazueira - Lulu Santos

2009.12.25

【Brasil Best Disc 2009】 #9: V.A. "Nego"

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アメリカン・スタンダード、それもジャズのレパートリーとして広く知られるレパートリーを中心に、MPBオールスターズが「ポルトガル語で」カヴァーした作品。
そんな本作のコンセプトを耳にした時点で早くも興味を失ってしまう向きには、こう説明するのがいいかもしれない――これは、この半世紀に渡って大量に生み出されてきた「ボサノヴァ曲の安易な英語カヴァー」に対する意趣返し、反撃なのだ、と。

曲目と参加アーティストは下記を見ていただくとして、何より、これは実質的にジャキス・モレレンバウンのアルバムなんである。プロデュース(Carlos Rennó、Moogie Canazioと共同)、全曲のアレンジを担当しているほか、チェロも演奏している。チェロに関しては、一人オーケストラ状態のダビングで臨んだ曲もいくつかある。
ジャキスといえば言わずもがな、カエターノ・ヴェローゾの音楽監督として、また晩年のアントニオ・カルロス・ジョビンの音楽的パートナーとしての仕事が何といっても有名だが、それら作品群のファンならまず外さない「流麗で」「高貴な」絶品の内容だ。スタンダード集としてリラックスして聴ける作品には違いないけれども、時おりジャキスの演奏に一抹の狂気を感じる瞬間があって、本気度が伝わってくる。
ガル・コスタの歌う“My Romance”、エラズモ・カルロスの“Summertime”あたりだと原曲にすぐ気付くけれども、多くの曲はブラジルの楽曲に聴こえてくるから面白い。
名演揃いだけど、セウ・ジョルジの“Strange Fruit”は鬼才としかいいようのない最高の仕上がり。モレーノ・ヴェローゾの“How Deep Is The Ocean”も美しい。

01. MEU ROMANCE
(MY ROMANCE)
Gal Costa
02. INQUIETA, TONTA E ENCANTADA
(BEWITCHED, BOTHERED AND BEWILDERED)
Maria Rita
03. TÃO FUNDO É O MAR
(HOW DEEP IS THE OCEAN)
Moreno Veloso
04. VERÃO
(SUMMERTIME)
Erasmo Carlos
05. ESTAVA ESCRITO NAS ESTRELAS
(IT WAS WRITTEN IN THE STARS)
Emílio Santiago
06. NEGO
(LOVER)
Paula Morelenbaum
07. SÁBIO RIO
(OL' MAN RIVER)
João Bosco
08. FRUTA ESTRANHA
(STRANGE FRUIT)
Seu Jorge
09. TENHO UM XODÓ POR TI
(I'VE GOT A CRUSH ON YOU)
Elba Ramalho / Dominguinhos / João Donato
10. QUERIA ESTAR AMANDO ALGUÉM
(I WISH I WERE IN LOVE AGAIN)
Ná Ozzetti / Wilson Simoninha
11. O HOMEM QUE PARTIU
(THE MAN THAT GOT AWAY)
Luciana Souza
12. MAIS ALÉM DO ARCO-ÍRIS
(OVER THE RAINBOW)
Zélia Duncan
13. NATAL LINDO
(WHITE CHRISTMAS)
Olivia Hime
14. MEU ROMANCE
(MY ROMANCE)
Gal Costa e Carlinhos Brown


Jacques Morelenbaum on MySpace
★Moreno Veloso "TÃO FUNDO É O MAR (HOW DEEP IS THE OCEAN)" のみ聴けます(投稿時)。

2009.12.23

【Brasil Best Disc 2009】 #10: Carlos Núñez "Alborada do Brasil"

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今年のブラジルはビッグネームの充実作が多かったこともあり、いつにも増して「豊作」との声がよく聞かれた。来日公演もそこそこあったし、ファンにとって記憶に残る一年だったのでは。
でも、現場で聞くそんな声と相反するように、日本盤のCDリリースは激減。ということはこうした音楽が宣伝される機会がかなり減っていることを意味するわけで、これについてはレーベルとしても音楽ライターとしても、もっと頑張ります、というひと言に尽きますが…。会社としても、いち音楽ファンとしても、自分の好きなものがこの世から失われてしまうことのないように尽力していければと思っております。(固っ!)

そんなことを書いたのも、ミュージック・マガジン2010年1月号のベスト・アルバム企画で、「ブラジルの新録にあまり面白いものがなかった」なんて未だに書かれているのを目にしたからでした。当誌は毎年のように、この年末企画で同じ趣旨のことを発表し続けているのだけれど、仮にいちライターの(今号では原田尊志さん)嗜好でそう思ったとしても、音楽ファンの間での高い評判が公に伝わっていれば、編集者だってこうした記事の掲載については考慮せざるを得ないだろう。(それにしても、「ラテン」というカテゴリーを独立させたうえでのこの発言では、雑誌としての編集意図に?が浮かばないだろうか。)
ようするに、認識不足の問題なのだ。その魅力を知る人たちが、こうした風評を吹き飛ばしていくしかない。
 
ということで、前置きが長くなりましたが、2009年のベスト・ディスクです。
みなさまの音楽生活に活力をもたらす、いずれもエモーショナルな作品揃いです!

Carlos Núñez "Alborada do Brasil"

カルロス・ヌニェスはガリシアのパイプ奏者で、ケルト音楽界のスター・プレイヤーの一人。どこがブラジルやねん!とのツッコミが聞こえてくるけれど、これが近年稀に見る超大作で、あえてこちらで紹介したい。

率直に言ってこの人の作品は今までどれもピンとこなかったのだが、プロデュースにアレ・シケイラやマリオ・カルダートJr.を、さらにゲスト・プレイヤーにアドリアーナ・カルカニョット、カルリーニョス・ブラウン、レニーニ、フェルナンダ・タカイ、カシン、ジャキス・モレレンバウン、ヤマンドゥ・コスタ、ドミンギーニョス、etc...を迎えたブラジル録音と聞けば、どうしたって聴かないわけにはいかない。
カルロスはこのアルバムで、ガイタ(ここではハーモニカではなく、ガリシアのバグパイプのほう)だけでなく、フルートやホイッスル、オカリナなど様々な木管を使い分けているのだけれど、それらをあくまでガリシアン・ケルティック節で吹ききっているのがこのアルバムの面白いところ。本人のオリジナルと共に、カルトーラの“Alvorada”、ミルトン・ナシメントの“Ponta de Areia”のように、ブラジルのリオやミナスの風土が連想される曲をカヴァーしているのだが、既知の感覚と未知の色彩感が交差する、何とも摩訶不思議な印象を残すのであった。
ラティーナ11月号のインタビュー記事によると、ガリシアとブラジルは、言語的にも人種的にも類似点が多く、特にバイーアには多くのガリシア移民が住むという。彼の説によれば、ブラジル音楽のメロディにはバグパイプの影響が見られるという。また彼の曾祖父は、サンバの源流のひとつとも言われる舞曲のスタイル「マシーシ」を作り出した人物だった、とも。摩訶不思議、と言ってみたけれど、19世紀のブラジル音楽には、意外とこんな雰囲気があったのかもしれない、そんなことを思わせたりもする。プロデューサーのアレ・シケイラとマリオ・カルダートといえば、マリーザ・モンチの最近作を担当した制作陣で、極めて現代的なポップス作品に仕上がっていることはもちろんなのだが、同時に19世紀の、希望に満ち溢れた、輝かしい響きまでをもパッケージしたかのような仕事ぶりにも、魔力を感じる。

色んな音楽を聴けば聴くほど、やっぱりブラジル音楽は面白い。

2009.11.10

Renato Motha & Patricia Lobato “Mantra Session”

今年(2009年)4月26日、鎌倉・光明寺にて行った、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートのライブ映像(ダイジェスト)をUPします。


浄土宗の大本山であり、徳川家康が定めた関東十八檀林の第一位にして、
国指定重要文化財でもあるこのお寺の本堂で行った「マントラ・セッション」。
このインドの聖句マントラにオリジナルのメロディを乗せ、演奏する――。
そんな彼らのもう一方のライフ・ワークを体験してもらう上で、特別な機会を持てたのでは。
と、ご来場いただいた方はもちろん、関係各位に深く感謝しております。

ライブの前にはマントラ講師の木下阿貴さん(STUDIO JYOTI)によるセレモニーも30分ほどフィーチャー、
簡単なヨガのポーズの実践も交え、それからライブに入る、そんな異色の展開も好評でした。
(当日のレポートはroot cultureのブログもご参照ください。)

共演の沢田穣治(contrabass)、ヨシダダイキチ(sitar)両氏の演奏も素晴らしく、
またこのメンバーでの公演を実現したいと切に願っております!

YouTubeを基準にして「ライブに行くのを躊躇した」アーティストに、
実は当たりがものすごく多い、という経験が個人的にかなりあるので、
あまり知らないアーティストをチェックするのには向かないメディアかな…
と、常々思ってきたのですが。
一目見ていただきたい光景ということで、ご覧下さい。

※関連作
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート 「サウンズ:平和のための揺らぎ」

2009.10.25

2009.11.8 イベント“Comigo” @青山 蜂

東京/神奈川エリアのブラジル系有名DJが(ほぼ)全員集合!ライブやフードもあります。
日曜日の早めの時間帯ですので、オールナイトはちょっと……という方も是非。
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comigo - só música brasileira

Date:
2009.11.8 (sun) 17:00-23:30
Location:
青山蜂

Charge:
door: 2,500yen(w/1drink)
with Flyer: 2,000yen(w/1drink)

DJs:
石亀政宏(disk union)
稲葉昌太(Rip Curl Recordings)
Willie Whopper (Aparecida)
大島忠智(IDEE Records)
onihey! (W.L.A.A/mv)
KTa☆brasil (Bonita Vida/"Carioca Brothers")
五代目(Sangue Bom!!)
宿口豪(Bar Blen blen blen)
高木慶太
高橋稔(GO Temba)
Tatz(mv)
doB(mv)
中原仁(J-WAVE “SAUDE! SAUDADE...”)
中村智昭(MUSICAANOSSA)
成田佳洋(NRT/Samba-Nova)
nori(mv)
haraguchic(Samba-Nova/communication!)
伏黒新二(Musica Locomundo)
pooh(mv)
堀内隆志(cafe vivement dimanche)
松崎展久(communication!)

Live act:
伊藤亮介ソロ(大洋レコード/beakers f.j.)
Zamba bem
pagode de mesa(brasilian acostic samba)
mocidade north ground

VJ:
gsk(mv)

Brasilian Foods:
Bar Blen blen blen (shibuya)

「comigo」=「TOGETHER」。
その名の通り、東京で夜な夜な繰り広げられている
先鋭的なBRASILパーティ、DJ陣、パフォーマー達が遂に集結!
青山蜂の3フロアから縦横無尽に溢れ出すブラジリアン・グルーヴの大洪水が
鋭角に脳天を直撃するスペシャルナイト。
ブラジル音楽フリークも、そうじゃない人もこの夜を見逃すな!

2009.10.15

『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』 intoxicate誌に紹介されました。

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タワーレコード発行の音楽誌“intoxicate”10/10発行号にて、
『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』が記事として取り上げられています。
執筆者はbar bossaの林伸次さん。

先日このblogでも少し書いたけれど、ピアニストの中島ノブユキさんの名盤『エテパルマ』の構想は、このジョビンのアルバムから生まれたのだそう。林さんらしく、バーのお客さんとマスターの会話を通して、この『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』の魅力について語られる楽しい文章です。
他にも色んなメディアがこのアルバムを紹介してくれることになっているけれど、なかでもこの記事はダントツで面白かったです。エピソードを交えた柔らかい文章で、色んな視点を発見できる文章なので、ぜひご一読を。誌面としても日本の音楽誌では1、2を争う充実度ではないでしょうか。

2009.09.29

2009.10.7 Release:
アントニオ・カルロス・ジョビン『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』

blogページを直接bookmarkに登録している方が多いようなので、こちらでもお知らせします。

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1990年、晩年のジョビンがヴィニシウス・ヂ・モライスの没後10年を記念した際のライヴ音源『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』を10月7日にNRTよりリリースします。
もともと2000年に、日本でもユニバーサルから国内盤として発売されていたものの、ここ数年は廃盤になっていた。ブラジル音楽好きの日本人アーティストもよくフェイヴァリットに挙げる一枚で、個人的にもジョビンの全作品中でも3本指に入る名盤だと思っている。
商品の基本情報的なことは重複するのでここには書かないけれど、ジョビンのアルバムの中でも特別の位置を占めるこの作品について、少し触れておきたい。

まず、レパートリー。ほぼ全曲でヴィニシウスの作品を取り上げた、ジョビンにしては珍しい企画盤とも言える作品で、音源を管理している遺族の手により、ジョビンの死後数年を経て発表されたという経緯がある。日本では「ボサノヴァ詩人」としてのイメージが強すぎて、それ以上のことは語られる機会もあまりないヴィニシウスだが、メロディメイカーとしての魅力に光を当てたアルバムでもある。ジョビン=ヴィニシウスのコンビによって量産されたボサノヴァ・スタンダードの多くは、ジョビン=作曲、ヴィニシウス=作詞という分業のイメージで語られることが多いけれども、実は作曲面においてもヴィニシウスによるところが多いのでは、という仮説もあって、「ユリディスのワルツ」を筆頭に、ヴィニシウスが単独で作詞作曲した数曲を聴いていると、それも自明なことと思えてくる。(ちなみに出版社に登録された情報では、ヴィニシウスが作曲者としても登録されたジョビンとの共作曲も結構ある。)

演奏のほうも、晩年のジョビンと公私をともにしたバンド「バンダ・ノヴァ」から選抜された室内楽編成で、特にジョビン自身によるエモーショナルなピアノ、ジャキス・モレレンバウンの官能的なチェロは、ジョビン・ミュージックの最高の瞬間を記録しているはずだ。坂本龍一とジャキス/パウラ・モレレンバウンのユニット「Morelenbaum2/Sakamoto」の作品など、このアルバムをアレンジのベースにしたと推測されるアルバムもチラホラある。ちなみに、現在の日本のポップ・シーンを代表するピアニスト、中島ノブユキさんもこのアルバムを熱烈に支持する一人で、Bar Bossaの林さんから非常~に面白いエピソードを聞いたのだが、この話はまた。
ボサノヴァという言葉のイメージを凌駕した、ジョビンの世界を聴いてください。

アントニオ・カルロス・ジョビン『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』

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2009.09.21

UNIQue the RADIO 放送終了のお知らせ

ラジオの新しい形を実現すべく文化放送が開局、インターネットラジオと携帯端末で聴けるデジタルラジオの同時放送を行ってきたUNIQue the RADIOが、10月5日午前1時をもって放送終了することになった。

特にインターネットでの聴取により、日本全国ネット環境さえあればどこでも高音質で聴ける、というインフラ面でのメリットもさることながら、音楽ファンを唸らす真摯な番組が揃っていただけに残念でならない。
『radio Samba-Nova』というブラジル音楽番組の企画/制作/出演を2008年4月から1年間、そして2009年の4月からは番組『Bar Bossa』の1コーナーとして引越するかたちで半年間お世話になってきたほか、サラーム海上さんの『ORIENT EXPRESS』、雑誌イントキシケイトがプロデュースする『radio intoxicate』など、個人的にも愛聴してきた番組に呼んでもらったり、短い期間だったとはいえ思い出は尽きない。
自分が担当した『radio Samba-Nova』では、ジルベルト・ジルをはじめ、多くの来日アーティストにインタビューやライブ収録で出演してもらったり、また音楽番組にも関わらず、折からの不況で社会問題化したブラジル移民の雇用問題を特集したり、ほんとにいい経験をさせていただきました。企画を自由に受け入れ、共に作り上げてくださった番組・局スタッフのみなさん、ありがとうございました。おつかれさまでした!

そして何より聴いてくださったリスナーのみなさんにお礼を申し上げたいと思います。近いうちにまたお会いしましょう! Até mais!!

ちなみにBar Bossa最終回は特別編、渋谷のリアル店舗に3人のマスター(Bar Bossa, Bar Blen blen blen, barquinho)、長洲あきなさん、成田佳洋が集合してフィナーレを飾ります。ゆるいフィナーレです。。

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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“Bar Bossa”最終回放送日
9/24(木) 12:00~14:00、18:00~20:00
9/26(土) 24:00~26:00

2009.09.08

PARTIDEIROS DO CACIQUE Japan Tour 2009

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フンド・ヂ・キンタルを輩出したサンバ処として知られるカシッキ・ヂ・ハモスから、
今年CDデビューした“パルチデイロス・ド・カシッキ”。
フンドの弟分グループとして注目される6人組の来日公演が決定しました。
ゼカ・パゴジーニョ、アルリンド・クルスらの寵愛を受ける彼らのホーダ・ヂ・サンバが聞ける貴重な機会です。
日程は9月11日~22日、全国6箇所での公演。
9/17の東京公演はバランサがゲスト出演、成田佳洋もDJで参加させていただきます。

パルチデイロス・ド・カシッキ ジャパンツアー2009 東京公演
9月17日(木)@ EATS and MEETS Cay (SPIRAL B1F)
■ 開場 18:30 ~ DJ Time
■ 開演 20:00
■ 入場料 
前売 3,500円 税込
当日 4,500円 税込
※ 1ドリンク別オーダー
※ オールスタンディング
公演詳細はこちら

2009.08.24

Affonsinho & Joyce

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Photos: Paloma Parentoni

さる8月16日、アフォンシーニョとジョイスのジョイント・コンサートが、ミナス・ジェライス州都ベロ・オリゾンチのParque Municipalで行われた。ここはベロ・オリゾンチ市街のいわば「セントラル・パーク」。敷地内にはちょっとした遊園地なんかもある。週末には公園脇に蚤の市がたつので、ベロ・オリゾンチ観光の際は足を伸ばしてみては。
ちなみに今アフォンシーニョは新作のレコーディング真っ最中で、前作『ベレー』の延長線上にあるポップな内容、とは本人の談。前作はブラジル以外で活躍されている識者の方々からも好評で、シンガーソングライターとしての力量の高さが証明された傑作だと思っている。夏の終わり~秋にかけて聴いてもまたいい感じです。

アフォンシーニョ『ベレー』

2009.08.17

Cesar Camargo Mariano × Romero Lubambo × TM

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 NY在住のとある日本人女性シンガーのプロデュース依頼を受け、今年2度目のNY出張中。
 マンハッタン、チェルシーのちょっと北側にあるクリントン・スタジオに籠もって朝から晩までレコーディングしているのだが、このメンバーが面白い。

 まず彼女を発掘した張本人で、演奏はもちろん、アレンジ・選曲を含むミュージック・ディレクションを担当しているギタリスト、ホメロ・ルバンボ。最近ではダイアナ・クラールなど、ジャズ・シーンでも活躍するブラジル有数のテクニシャンだが、個人的にはホメロといえば、マリーザ・モンチ『アモール、アイ・ラブ・ユー』など、シンガーの魅力を引き出す歌伴アプローチが最高のプレイヤーだと思っていて、その資質をいかんなく発揮してくれた。
 他にもジョイスの近作のレコーディングで知られるピアニストのエリオ・アルヴェス、Tzadikからの新譜も面白かった鬼才パーカッショニスト、シロ・バチスタに、1972年以降のエリス・レジーナのほぼ全作品のアレンジを手掛けたセーザル・カマルゴ・マリアーノの参加と、豪華なメンバーが勢揃い。
 写真はセーザル、ホメロ、主役シンガーとのトリオのもの。「ペギー・リーのような美しい声だ」と感激したセーザルが、アメリカン・スタンダードをやりたいと急遽提案し、譜面はもちろん歌詞カードもないなかリハーサルしている場面。今回レコーディングしたどのトラックにも言えることだが、その後2テイクでOKを出してしまったこのシンガーの詳細については、また後日報告します。

2009.06.16

2009.7.20 イベント“MUSIC SPIRAL” @EATS and MEETS Cay

すでにパウラ・リマのライブ会場などで先行告知済みですが、
パーティーとしてのSamba-Novaも参加する、この夏いちばん楽しみなイベントが決定!
7/20の海の日の予定はこちらで!

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SPIRAL RECORDS + NRT presents

MUSIC SPIRAL vol.1 "Brasil 海と音楽"
http://www.spiral.co.jp
http://www.nrt.jp

2009/07/20 (月・祝) 海の日
@EATS and MEETS Cay (南青山 / SPIRAL B1F)

#1 WORKSHOP 16:00~
「この夏、海に連れていきたいブラジル音楽」
ナビゲーター: 中原仁

#2 SPECIAL LIVE
naomi & goro

#3 DJ EVENT 17:30~
「Samba-Nova」
DJs: 成田佳洋(NRT)、宿口豪、haraguchic、中原仁
Guest DJ: 橋本徹(SUBURBIA)
Brasilian Food: Bar Blen blen blen

CHARGE:
WORKSHOP / SPECIAL LIVE / Samba-Nova 共通チケット ¥4000 ※定員あり / 予約可
Samba-Novaのみご入場のお客様 ¥3000

SPIRAL RECORDS今夏のキャンペーン"Brasil 海と音楽"を記念したスペシャル・イベントが開催!
ジャンルや年代の枠を超え、新鮮な音楽をワールドワイドにセレクトするCD&レコードショップ SPIRAL RECORDS。ブラジル音楽を軸に展開する今夏のキャンペーンにあわせ、盛りだくさんのイベントを開催致します。

日程は7月20日(月・祝)海の日、会場は南青山 / SPIRAL B1F Cay。
放送21年目を迎えたブラジル音楽のラジオ・プログラムSAUDE! SAUDADE...(J-WAVE)のプロデューサー、中原仁による"この夏、海に連れていきたいブラジル音楽"をテーマとしたワークショップに、
7月8日に新作をリリースするnaomi & goroのスペシャル・ライブ、
そして東京のブラジル音楽シーンを代表するDJイベントSamba-Novaが同日開催!

共通チケットのお問い合わせ / ご予約
電話でのご予約 : SPIRAL RECORDS 03-3498-1224
メールでのご予約 : sea-brasil@spiral.co.jp

ご予約開始 : 7月1日 AM11:00 ~

● メールでのご予約の際には、来場をご希望なさるお客様のお名前をカタカナ・フルネームでお書き添えください。ご予約が可能であるか、ご返信差し上げます。
● ご予約はお1人様につき、2名までとさせて頂きます。
● 定員に達し次第、ご予約を終了させて頂きますので、ご了承ください。
● 定員に達しますと、当日の共通チケットの販売はございません。確実にご入場をご希望のお客様には、早めのご予約をお勧め致します。


SPIRAL RECORDS "Brasil 海と音楽" キャンペーン
SPIRAL RECORDSでは7月1日から8月8日まで、 "Brasil 海と音楽" キャンペーンと題し、naomi & goroの新作『Bossa Nova Songbook 2』と、関連グッズ(徳島のaalto coffeeが特別に焙煎した『Bossa Nova Songbook 2 Original Brend』コーヒー豆等)を中心に、中原仁、伊藤ゴロー、成田佳洋が"この夏、海に連れていきたいブラジル音楽"テーマにセレクトしたCDや、雑誌+81 VOYAGEブラジル特集に掲載された写真の展示、その他ブラジル関連書籍等を店頭にコーナー展開いたします。

お問い合わせ : 03-3498-1224

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2009.06.15

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ツアー・レポート

本日(6/15)発売の雑誌「BRUTUS」にて、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートのツアー・レポートを寄稿させていただきました。計5名のフォトグラファーによる、10カットの掲載写真もお楽しみください。

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2009.06.01

Paula Lima “SAMBA CHIC in Japan”

パウラ・リマの来日公演まで、気づけばあと2日。

パフォーマーとしての存在感と、「サンバ・ソウル」という一言だけでは語り尽くせぬシンガーとしてのキャパシティを証明したCD&DVD “SAMBA CHIC”のフォーマットでの今回のライブは、本当に楽しみの一言。
一人でふらっと立ち寄ってももちろん楽しめるけど、気になる異性や同性に声をかけて、または大勢で詰め掛けても、相当愉快な一晩(or 二晩)になることでしょう。
今日(正確には昨晩)、渋谷Bar Blen blen blenで行われた、ライブ映像と音源OAによるワークショップ「パウラ・リマ予習会」でも中原仁さんが言われていたとおり、USブラックミュージック・フリークこそ必聴です。
では水曜日に。 Quero ver você no baile...♪

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シンセラメンチ』ライナーノーツを担当したドレッド店主こと宿口豪(左)、
ナビゲーターの中原仁さん(右)

来日情報
スタジオ最新作『シンセラメンチ

2009.05.11

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2009 終了

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撮影: 高橋慎一

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撮影: 三田村亮

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撮影: 高橋慎一

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撮影: 高橋慎一


なんだかまだ、ぜんぜん言葉にできないのですが…。

とにかくみなさん、また、近いうちにお会いしましょう!Obrigado, Gente!!

2009.04.19

Uma Vez em Yamagata

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昨日4月18日、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートによる日本で初めてのコンサートが無事終了した。

会場は山形の景勝地、山寺にある馳走舎。ステージの向こうには満開の桜、そして上部には山寺の史跡が垣間見える、まるで絵画のようなロケーション。
写真はリハーサル時、午後4:00頃のもの。開演少し前から徐々に夜のとばりが下りて、そこから静かにショウが始まった。山寺の夕闇のなかで、ライトアップされた桜が背後に浮かび上がっている…この公演を主催した山形ブラジル音楽普及協会の演出には、アーティスト本人からも「完璧以上」との言葉がもれていた。
音響的にもスピーカーの存在を意識させない最高のセッティングで、耳ではなく、感性に静かに訴えるタイプの彼らの音楽と、オーディエンスの感受力を見事につないでいた。終演後、東京近郊や東海方面のお客さんからも声をかけていただいたが、一様にこのシチュエーションには驚きを隠せない様子。

ちなみに本公演の曲目リストはツアー終了後にアップします。
最新作『ジョアンに花束を』からの曲はもちろん、今でも人気の高い『ドイス・エン・ペソア』『プラーノス』からのあの曲、この曲も!
4/16にこちらにアップした日本到着時の記事は「実物のほうが断然カッコいい」「写真が悪い」との山形のファンからのクレーム(?)を受け、削除しました…。

2009.04.12

予約券/当日券の販売について

いよいよ今週末、4/18(土)からスタートするヘナート・モタ&パトリシア・ロバート来日公演。
各会場とも、予約券が完売/または残り少なくなってきました。
販売状況をこちらにアップしていきます。

ツアー全体の詳細はこちらをご覧下さい。

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4/18(土) 山形 山寺風雅の国 馳走舎
★座席分のチケットは完売しました。立ち見分のみ予約販売中。
★予約詳細/当日券に関するお問合せ:
山形ブラジル音楽普及協会

4/24(金) 舞浜 Club IKSPIARI
★予約券販売中
★ご予約に関するお問合せ:
Club IKSPIARI 
TEL: 047-305-5700 (受付時間10:00~18:00)

4/25(土) 鎌倉 cafe vivement dimanche
★座席分のチケットは完売しました。立ち見分のみ予約販売中。
★予約詳細/当日券に関するお問合せ:cafe vivement dimanche
TEL: 0467-23-9952

4/26(日) 鎌倉 浄土宗大本山 光明寺 大殿(本堂)
ブラジル/インド/鎌倉 
~ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート マントラ・セッション~

★予約券は完売しました。
★当日券は50枚程度販売予定(立ち見となる可能性もございます)
★当日券に関するお問合せ:
NPO法人ルートカルチャー

4/29(水・祝) 東京・表参道 EATS and MEETS Cay
1st 17:30開場 / 18:30開演
2nd 20:30開場 / 21:30開演
(2ステージ・入替制)

★予約券販売中
★チケット販売:
ローソンチケット [Lコード:75911]
Spiral Records Tel: 03-3498-1224

※席数に限りがございます。立見となる可能性もございますので、ご了承下さい。

2009.04.12

オープニングDJ参加決定のお知らせ

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート来日公演中の下記2会場にて、オープニングDJの参加が決定しました。
いずれも以前よりヘナートとパトリシアの音楽をサポートし続けている方ばかり。公演前のひとときを盛り上げてくれるはず!


4/24(金) 舞浜 Club IKSPIARI
中村智昭(MUSICAÄNOSSA)
石亀政宏(disk union/Samba-Nova)

4/29(水・祝) 東京・表参道 EATS and MEETS Cay
山上周平(Spiral Records)
haraguchic(Samba-Nova)


ツアー全体の詳細はこちらをご覧下さい。

2009.04.07

予約完売!ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート/鎌倉・光明寺公演

「ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2009」ツアー全体のイベント詳細を “Topics”のほうに掲載し直しました。(ブログを更新すると見づらくなるため)

先週末から予約ペースが上昇中、一足先に4/26(日)鎌倉・光明寺の公演が予約完売となったほか、4/18(土)の山形公演も、前売チケットは新星堂山形駅ビル店(TEL:023-628-1285)に若干数残るのみ。4/25(土)鎌倉 cafe vivement dimancheでの公演予約もここ数日が勝負どころです。
まだご予約されていない方、急いでください!

鎌倉・光明寺の当日券販売に関してはこちら(NPO法人ルートカルチャー)をご確認ください。
ちなみに画像は、ツアー中唯一のマントラ・セッションとなる本公演のフライヤーです。

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2009.03.31

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート/推薦コメント

いよいよヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの初来日まであと二週間ほど、
刻一刻と迫ってきた。

これまでに色んな方が彼らの推薦コメントを寄せてくださっているのだけれど、
新たに加わる二つのコメントを紹介したい。
勝手な空想だけど、邪心のなさがルックスからも伝わってくるお二人とは、
ヘナート&パトリシアもすぐに共振するはず、そんな気がする。


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こんなに優しいブラジル音楽があるなんて!!
素晴らしい朝日や、嵐の後の輝かしい夕日を見たときの
感動を音で表現したような、心に響く音楽です。

SHIHO(モデル)

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布のくつを洗いながら、流している。
手をうごかすほど、どんどん白くなる。
こころは、きれいにすることだけ。
洗い終えたいま、とても清々しい。

瞑想の時をくれた、お香のかおりがするデュエット。

青柳拓次(アーティスト)

※アルバム『サウンズ:平和のための揺らぎ』に寄せて

2009.03.03

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2009

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―NRT presents―
レーベル設立5周年記念企画

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2009
RENATO MOTHA & PATRICIA LOBATO Japan Tour 2009

ボサノヴァ以来の“詩的体験”。
今もっとも良質で洗練されたブラジル音楽を奏でるデュオ、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートによる初来日公演が決定。

企画・制作: NRT
協力: ラティーナ
後援: 文化放送 UNIQue the RADIO

※チケットのご予約については、各会場/プレイガイド/予約窓口までお問合せ下さい。

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4/18(土) 山形 山寺風雅の国 馳走舎
※座席分のチケットは完売しました。立ち見分のみ予約販売中(4/12現在)

18:00開場 / 18:30開演
4,000円/当日4,500円(共に税込)

出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar
パトリシア・ロバート - vocal, percussion

チケット販売所:
VigoFM、新星堂山形駅ビル店、新星堂カルチェ5仙台店3F、Espresso、Bar Saudade、Rough roLL、cafe kacho-fu-getsu、えんどう本店

会場:
山寺風雅の国 馳走舎
山形市大字山寺南院4224
JR仙山線山寺駅より徒歩10分
TEL 023-695-2011

ご予約・詳細info:
山形ブラジル音楽普及協会

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4/24(金) 舞浜 Club IKSPIARI
18:30開場 / 20:00開演
5,000円(税込)/当日5,500円(税込) ※飲食代別

出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar
パトリシア・ロバート - vocal, percussion
中島ノブユキ - piano
沢田穣治 (Choro Club) - contrabass

ご予約・会場info:
Club IKSPIARI
TEL: 047-305-5700 (受付時間10:00~18:00)

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4/25(土) 鎌倉 cafe vivement dimanche
※座席分のチケットは完売しました。立ち見分のみ予約販売中(4/12現在)

1st 18:30開場 / 19:00開演
2nd 20:30開場 / 21:00開演
(2ステージ・入替制)
3,500円(税込) 1ドリンク付き

出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar, etc
パトリシア・ロバート - vocal, percussion

ご予約・会場info:
cafe vivement dimanche
TEL: 0467-23-9952

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ブラジル/インド/鎌倉 
~ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート マントラ・セッション~

4/26(日) 鎌倉 浄土宗大本山 光明寺 大殿(本堂)
  ※予約分完売/当日券のみ

13:30開場 14:00開演
3,500円/当日4,000円(共に税込/小学生以下無料/中・高・大学生1,000円割引)

出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar, etc
パトリシア・ロバート - vocal, tabla, etc
沢田穣治 (Choro Club) - contrabass
ヨシダダイキチ - sitar

ヴェーディックチャンティング・セレモニー:
木下阿貴(STUDIO JYOTI)

会場:
浄土宗大本山 光明寺
神奈川県鎌倉市材木座6-17-19
JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅から材木座海岸方面へ徒歩30分
または京浜急行バス「光明寺」下車徒歩すぐ

当日券・会場info:
NPO法人ルートカルチャー

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4/29(水・祝) 東京・表参道 EATS and MEETS Cay
1st 17:30開場 / 18:30開演
2nd 20:30開場 / 21:30開演
(2ステージ・入替制)
4,500円/当日5,000円(共に税込/飲食代別途要)

出演:
ヘナート・モタ - vocal, guitar, etc
パトリシア・ロバート - vocal, percussion
中島ノブユキ - piano
沢田穣治 (Choro Club) - contrabass

チケット販売:
ローソンチケット [Lコード:75911]
Spiral Records Tel: 03-3498-1224

※席数に限りがございます。立見となる可能性もございますので、ご了承下さい。

会場info:
EATS and MEETS Cay
東京都港区南青山5-6-23 スパイラルB1F
03-3498-5790
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」
B1出口前もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。

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【プロフィール】
ヘナート・モタ Renato Motha

ブラジル内陸部ミナス・ジェライス出身のシンガー/ギタリスト/作曲家。
92年のアルバム・デビュー以来、現在までに9枚のアルバムを発表。トニーニョ・オルタ、イヴァン・リンスなども参加したこれらの作品で、シンガーソングライターとしての名声を確立。日本盤としてもこれまでに5作品をリリース。近年は自身の作品のみならず、全世界で100万枚を超すヒットで話題となったシンガー、マリア・ヒタへの楽曲提供をはじめ、プロデューサーとしても多数の作品を手がける。

パトリシア・ロバート Patricia Lobato
ブラジル内陸部ミナス・ジェライス出身の女性シンガー/パーカッショニスト。
クラシックの声楽をルーツとし、ブラジル・ポップ・シーン指折りの美声で知られる。ヘナート・モタとのデュオ名義で5枚のアルバムを発表。
音楽活動と並行してクンダリーニ・ヨガの講師資格を持ち、その成果はヨガの聖句<マントラ>にオリジナルのメロディをのせ、演奏した07年作『サウンズ:平和のための揺らぎ』でも聴くことができる。

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【ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート 作品一覧】
『ドイス・エン・ペソア』
『プラーノス』
『アンチーガス・カンチーガス』
『サウンズ:平和のための揺らぎ』
『ジョアンに花束を』

2009.02.28

“radio Samba-Nova” O.A.リスト(09年3月放送回)

■「radio Samba-Nova」 vol.12
(2009年3月1日更新)

2008年4月よりマンスリーでお送りしてきたradio Samba-Nova。
3月O.A.回をもって、しばしの充電期間としてお休みさせていただきます。
一年間ご愛聴ありがとうございました!
なるべく早い時期の復活を誓いつつ、今回も旬の情報をお伝えします!

特集コーナーは、初来日公演が決定したミナス出身のデュオ、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート。
今もっとも良質で、洗練されたブラジル音楽を奏でる彼らの楽曲を、たっぷりお届けします。

3月第一回目の放送は、3/1(日)21:00からです。お楽しみに!!

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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■オンエア予定楽曲

M1. Bangalafumenga ““Barraco Dourado”
M2. Alceu Valença “Pétalas”
M3. Mallu Magalhães “You Know You've Got”

ニュー・リリース特集からまずは3曲。

 (M1)Samba-Nova周辺で現在最も注目されるコンポーザー/シンガー・ソングライターのホドリーゴ・マラニャォンを擁するグループ、バンガラフメンガの新作です。リオでもブロコ、打楽器集団の活動が盛んになっているようですが、このアルバムとモノブロコやペドロ・ルイス・イ・ア・パレージとの違いはズバリ、ホドリーゴの叙情的なソングライティングと、メリハリの利いたアレンジにあります。メイン・ヴォーカルもいかにもSSW然としたホドリーゴがピンでたっています。

 (M2)北東部を代表するシンガー・ソングライター、アルセウ・ヴァレンサの新作から。マラカトゥやフレーヴォなどペルナンブーコの音楽と、欧米のロックを自然にミックスしたような音楽をやってきた人ですけれども、この曲もナイロン弦のギターと口笛、何よりゆるんだ空気感が最高に気持ちよい1曲です。

 (M3)若干16歳のシンガー・ソングライター、マルー・マガリャンイス。マイスペースで話題になってデビューしたという、今どきのサクセスストーリーを持つニュー・カマーです。2000年代アメリカの“フォーキー”と共通するレイドバック感、オルタナ感。ちょっと舌ったらずなヴォーカルも魅力的。いいアルバムです。


M4. Renato Motha & Patricia Lobato “Depois de Amanhã”
M5. Renato Motha & Patricia Lobato “Devagar”
   アルバム『ドイス・エン・ペソア』より
M6. Renato Motha & Patricia Lobato “Alegre ou Triste”
M7. Renato Motha & Patricia Lobato “Uma vez em Paris”
   アルバム『プラーノス』より
M8. Renato Motha & Patricia Lobato “Ad Guru Name”
M9. Renato Motha & Patricia Lobato “Waah Yanti Kar Yanti”
   アルバム『サウンズ:平和のための揺らぎ』より
M10. Renato Motha & Patricia Lobato “俳諧バイアォン”
M11. Renato Motha & Patricia Lobato “輪”
   アルバム『ジョアンに花束を』より

続いて、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの特集です。
ボサノヴァ以降を象徴する、非常に端正で洗練された側面と、
既製の詩やマントラにオリジナルのメロディをのせるなど、
音楽的・文学的な冒険の成果が見てとれると思います。

来日公演の情報はコチラから。
会場でお会いしましょう!

60分お楽しみに!!


■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋ROZA
■放送日時: 
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
■番組宛メール: samba@joqr.net

2009.01.28

“radio Samba-Nova” O.A.リスト(09年2月放送回)

■「radio Samba-Nova」 vol.11
(2009年2月1日更新)

2月O.A.回は、ニュー・リリース特集第2弾!
カシンが手掛ける注目のサウンドトラックに、CSSの未発表リミックス、
そしてサンバ~サンバ周辺曲までのバラエティ豊かな良作を、一気に紹介します。

また番組後半では、在日ブラジル人・コミュニティをとりまく現状レポートをお伝えします。
不況のあおりを受けてさまざまな問題を抱える在日ブラジル人・コミュニティの「いま」について、
ゲストをお迎えして聞いていきます。

2月第一回目の放送は、2/1(日)21:00からです。お楽しみに!!

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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■オンエア予定楽曲

M1.  Garganta Profunda “Sopro do Vento”
M2.  Kassin “Gandorra”
M3.  CSS “Move (Cut Copy Remix)”
M4.  Rubens Nogueira “O samba é o som”
M5.  Marquinhos De Oswaldo Cruz “Portela Canta”
M6.  Márcio Local “Quem Pode Pode”

ニュー・リリース特集からまずは6曲オンエアしました。

 (M1)ガルガンタ・プロフンダは、活動歴20年以上になるベテラン・コーラスグループ。女性2人、男性3人の混成グループで、自らも楽器演奏やアレンジ、作曲を手掛けることも。このアルバムでは、ホドリーゴ・マラニャオン、エドゥ・クリエゲル、ニウジ・カルヴァーリョなど、今注目の新世代サンビスタの作品を多く取り上げています。全員でハモっていても、一人一人の個性がまったく損なわれず、各人の声がはっきり聞き取れる魅惑のグループです。

 (M2)現代のブラジルを代表するプロデューサーの一人、カシンが手掛けたサウンドトラック『ミチコとハッチン』サウンドトラックからの一曲。日本のアニメのサウンドトラックですが、ブラジルをモチーフにした架空の国でのストーリー設定ということもあり、イマジネーションとヴァラエティにとんだ楽曲が並んでいます。

 (M3)欧米やここ日本でも大ブレイクしたサンパウロ出身のグループ、CSSの未発表トラック。オーストラリア出身の3ピースバンド、Cut Copyのリミックスでした。リミックスするほうもされるほうもロック・バンド、なのに音は完全にニュー・レイヴ仕様というのが面白い。

 (M4)サンパウロ出身のサンバ作曲家/ヴィオロニスト、フーベンス・ノゲイラのサード・アルバム『Quando eu canto meu samba』から。ジャズ・ギターの素養もある人らしく、センシティヴな作風のいいアルバムです。サンバといえば、リオで生まれた、実にリオらしい音楽ではありますが、サンパウロのこうした繊細なサンバもなかなか捨てがたいです。

 (M5)毎年12/2の「サンバの日」に開催されるイベント「サンバ列車」の仕掛人として知られるサンビスタ、マルキーニョス・ヂ・オズワルド・クルスのアルバム『Memórias de minh'alma』より。ポルテーラのシンガーです。

 (M6)サンバ・ソウルの新星、マルシオ・ロカウのアルバム『Samba sem nenhum problema』から。クロいサウンドと声はセウ・ジョルジを彷彿とさせ、話題になっています。


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(写真は全て2009年1月18日、在日ブラジル人による日本初のデモ行進。東京にて)

M7.  TENSAIS MC’S “MestiSoul”

番組後半は、在日ブラジル人コミュニティをとりまく現状レポートです。
在日ブラジル人の支援団体「RESTARTコミュニティ」(「SOS Brasil Community」改め)から、
橋本秀吉さん、茂木真二さんをゲストにお迎えして、
雇用や教育など、コミュニティが抱えている問題についてお話を伺います。


毎月60分お楽しみに!!


■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋ROZA
■放送日時: 
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net

2009.01.28

2009.3.8 イベント“shibuya B+2” @SECO LOUNGE

渋谷のブラジリアン・バール3店舗による合同イベント「shibuya B+2」。
豪華な出演陣が揃うこのイベントに、成田佳洋も参加します。東京近郊の方はぜひ!

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shibuya B+2
渋谷にある“B”を頭文字にした“B”rasil系の“B”ar3店舗(bar bossa, BAR blen blen blen, Barquinho)による合同イベント開催!

2009.3.8.sun
at SECO LOUNGE
open 18:00~24:00
Charge: 当日\3000;1d/前売・予約 \2500;1d

DJs
中原仁 堀内隆志 橋本徹 成田佳洋 中村智昭 宿口豪

LIVE
中島ノブユキ(Piano) 北村聡(Bandoneon) 中村潤(Cello) 畠山美由紀(Vocal)
Pecombo(ペコンボ):ペコ りえ わか ハッチャン(Vocal+Chorus)
            with 中西文弘(Guitar) 古尾谷悠子(Percussions) and R.H
小池龍平

会場・問い合わせ: 
SECO LOUNGE
SHIBUYA UNIVERSAL SOCIETY (SUS) B1F
渋谷区渋谷1-11-1
Tel.03-6418-8141

2009.01.03

“radio Samba-Nova” O.A.リスト(09年1月放送回)

■「radio Samba-Nova」 vol.10
(2009年1月4日更新)

2009年一回目のradio Samba-Novaは、年末年始のニュー・リリースを大特集!
毎年膨大なリリースが集中するこの時期の新譜を、
ゲストの大洋レコード・伊藤亮介さんとともに聞いていきます。
今月からROSEのピンチヒッターをつとめるROZAにも注目です。

1月第一回目の放送は、1/4(日)21:00からです。お楽しみに!!

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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■オンエア予定楽曲

M1.  フェルナンダ・タカイ “四葉のクローバー”

まずは大洋レコード名刺がわりの1枚から。
昨年は来日公演も実現して、話題になりましたね。
新年は1/7(水)より営業とのこと、下記HPや店頭で気に入った1枚をゲットしてみては。
http://taiyorecord.com


M2. Marcelo D2 “Desabafo”
M3. Iara Rennó “Macunaíma”
M4. Marisa Monte “Infinito Particular”
M5. Dani Gurgel “Festa de Santo”
M6. Lô Borges “O Trêm Azul”
M7. Nelson Sargento “Nas Asas Da Canção”
M8. Sururu na Roda “Momento de Agradecer”
M9. Anna Luisa “Bailarina do Mar”
M10. Tom Zé “Brazil, Capital Buenos Aires”

そしてニュー・リリース特集から。伊藤さん選曲の(3)(5)(6)(9)(10)は、大洋レコードhpをご参照ください。

 (2)のマルセロD2は、世界で最も知られているブラジルのヒップホップ・アーティスト。新作『A Arte do Barulho』からの一曲です。サンバとヒップホップを掛け合わせたスタイルで成功しましたが、今回はマルコス・ヴァーリ、セウ・ジョルジ、ホベルタ・サーなど多彩なゲストを交えつつ、よりシンプルに、ヒップホップの美学を追求しています。
 マリーザ・モンチの新作『Infinito ao Meu Redor』からの(4)。2006年から2007年にかけて全世界で行われたツアーをロード・ムーヴィー・タッチに編集したDVDと、ライブCDの2枚組です。日本公演と同メンバーというのも嬉しいですね。
 (7)は84歳になるサンビスタ、ネルソン・サルジェントの新録『Versátil』から。佳曲揃いの力作で、個人的には今までで一番好きなアルバムになりそうです。この曲はイヴォニ・ララとの共作で、彼女も参加しています。
 (8)はリオを拠点に活動するグループ<スルル・ナ・ホーダ>のライブ・アルバム『Que Samba Bom』から。男性2人女性2人の若手有望株によって結成されたグループで、それぞれがソロとしてのキャリアもあります。特にこの曲でソロをとっているニウジ・カルヴァーリョは、もともと若干9才でバンドリン奏者としてレコード・デビューした天才肌で、シンガーとしても、曲作りにおいても、別格の存在です。これまではサンバ一辺倒だった曲調も、この曲のようにバイーアのアフォシェーのリズムを取り入れたり、徐々に幅が出てきました。


毎月60分お楽しみに!!


■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋ROZA
■放送日時: 
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net

2009.01.02

【Brasil Best Disc 2008】 選外: V.A. "Samba-Nova"

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選外 V.A. "Samba-Nova" (NRT)


 自分で選曲してリリースしたものなので、順位はちょっと付けられないかと。
 単純にいいメロディ・表現力豊かなサウンドの極致という感じなので、どんな用途でも楽しんでいただけたらこの上ない喜びなのですが、せっかくですからここから色んな方面に手を伸ばしていただけたらなお最高です。
 「アーバン・ポピュラー・ミュージック」であるサンバが、現在いかに多彩に発展し、文化的な洗練を経ているか、おわかりいただけると思います。スタジオ・ボイスやミュージック・マガジンの特集をはじめ、本当に色んな雑誌で取り上げられたのも、新鮮さを感じてもらえたからなのでは。
 ひたすらメロウで、フレッシュな音楽です。

2009.01.02

【Brasil Best Disc 2008】 #1: アドリアーナ・カルカニョット "マレー"

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第1位 アドリアーナ・カルカニョット "マレー" (BMGジャパン)


 月刊ラティーナ08年8月号で書かせてもらったインタビュー記事冒頭で、宮子和眞さんによる「現代におけるマリーザ・モンチとアドリアーナ・カルカニョットは、70年代のキャロル・キングとジョニ・ミッチェルに相当する才能だ」という趣旨の文章を引用させてもらったが、成熟した音楽ファンに対して、この人の音楽を原体験できる幸福をアピールするうえで、有効なフレーズだと改めて思う。
 もちろんアドリアーナの音楽は、カエターノやドリヴァル・カイーミらブラジルのコンポーザーからの影響を受けているし、またその系譜に位置するシンガー・ソングライターであることは間違いない。けれども彼女の場合はそうしたサウンド面での影響云々よりも、表現されているストーリー性や、その詩的な世界観が最大の魅力だろう。
 ある種の絵画や文学がそうであるように、人はそこに描かれた線や色、言葉のフレーズをただ楽しむだけでなく、全体を覆う気配や感情、背後にある物語を体験することができる。この音には風景や色彩があり、ときおり怖くなるほどの孤独の感情と、何にも縛られることのない自由な感覚、いくつもの眩い生の瞬間がある。
 ドメニコ・モレーノ・カシンの「+2」トリオとデー・パルメイラによる、ごく音数を絞った、それでいて独創的なサウンドも、中毒性を一層高めることに貢献している。


2009.01.01

Feliz Ano Novo!



あけましておめでとうございます。
今年も楽しい音楽生活を!

2008.12.31

【Brasil Best Disc 2008】 #2: ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート "ジョアンに花束を"

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第2位 ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート "ジョアンに花束を" (NRT)


 彼らの作品をリリースするのはこれで5枚目になるから、このブログを見てくださっている方には、お馴染みのデュオといっていいかもしれない。メロディメイカーとしての確かな力量とその端正な歌声で、世界中にあまた存在するシンガー・ソングライターの中でも最高の水準に位置するものと思っている。聴く人を選ばぬ親しみやすい音楽だけれど、精神的に澄み切った、邪念のない高みに連れて行ってくれるこんな音楽は、ちょっと他に見当たらない。
 さて、このアルバムで注目されることはと言えば、マリア・ヒタのサウンドの代名詞でもある二人のミュージシャン――チアゴ・コスタ(piano)、シルヴィーニョ・マズッカ(acoustic bass)が全面参加していること。彼らの参加で、これまでにないドライブ感や色彩感がプラスされている。そうしたサウンド面での刺激と、歌声の美しさで、音楽における文学的・詩的表現をさらに深化させた傑作だと思っている。

2008.12.31

【Brasil Best Disc 2008】 #3: Roberto Mendes "Cidade e Rio"

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第3位 Roberto Mendes “Cidade e Rio” (Biscoito Fino)


 ホベルト・メンデスは北東部バイーア州に位置するサント・アマーロ出身の男性シンガー/作曲家。同郷のマリア・ベターニアがよく取り上げることで知られている人だ。バイーア特有「サンバ・ヂ・ホーダ」の王道を往くスタイルで、多くの曲はA-A-B-A*といった構成に朴訥としたヴォーカルが乗るシンプルな音楽だけれど、「バイーアらしい」としか言いようのない風景や匂い、時間感覚を喚起させてくれる。南国のダイナミックな風土にありながら、なお繊細に育まれた感性が、こんな風に飾り気のない表現に結実したときの眩しさといったらない。マイナー・キーを使用せず、オープン・チューニングで演奏されているとおぼしき彼のギターも味わい深く、ハワイのスラック・キー・ギターにも通じる心地よさ。土臭さを損なわず、その実洗練されたアンサンブルも文句なし。カエターノ・ファンも必聴です。

2008.12.30

【Brasil Best Disc 2008】 #4: ジルベルト・ジル "バンダ・ラルガ・コルデル"

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第4位 ジルベルト・ジル“バンダ・ラルガ・コルデル” (ワーナーミュージック)


 「えっ、カエターノよりも?」
 周囲のブラジル音楽リスナーに対して、ジルが自分の一番好きなアーティストであることを告げるとき、かなりの確率で戻ってくる反応がこれだ。そりゃー、両方好きに決まってるんだけどさ。マッチョな音楽性というイメージ、あーあのブラジル人なのにレゲエな人でしょ、という一面的な理解、80年代にLA録音でフュージョンとかディスコティークなサウンドを多く発表してきたこととか、ことどとくマイナスに働いてきたような印象もある。
 まあ、ここでそのイメージ全てを否定しようとは思わないけれども、ジルがブラジル音楽史上、最も思索的、詩的な名曲を生み出してきたポピュラー作曲家であり、同時に身体的に優れたパフォーマーであるということは、重ねて言っておきたい。問題は、その多面的な魅力をバランスよく楽しめるアルバムが、そう多くないことにある。5枚買っても10枚買っても、買う作品や順番によっては、どんなアーティストなのか、ますます掴めない、ということにもなりかねない。
 この新作のいいところは、ジルの今までのサウンド遍歴がバラエティ豊かに収まりつつ、口ずさみたくなるようなメロディにあふれ、しかもフレッシュな躍動感に満ち満ちているところにある。レゲエとフォホーが、シンプルなサンバやアフォシェーのリズムとテクノロジーが、ごく自然に溶け込んでいるこんな音楽はこの人の独壇場だが、気がつけばずいぶんと力が抜けて、ひたすら音楽と人生を楽しんでいる境地にあるようだ。
 
 あえて言えば、個人的にはジルが歌う静かめの曲が大好きなので、弾き語りのパートなどあればなお良かった。そういう向きにはこのアルバムをオススメします。「滋味深さ」と「しなやかな黒さ」の共存した、究極の一枚です。

2008.12.29

【Brasil Best Disc 2008】 #5: Pedro Moraes "Claroescuro"

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第5位 Pedro Moraes “Claroescuro” (independente)


 「新世代サンバ」がどうのこうのと、誰よりも騒ぎ立てておいて何だけど、日本のメディアでSamba-Nova周辺露出が集中した今年前半は、現地シーンにあまり目立った動きがなかったなあ、というのが正直な感想。
 リリースの谷間かな、と思っていたら、今年も秋以降になってから、マルチナーリアやスルル・ナ・ホーダの充実した新作などがリリースされて、改めてこのシーンの層の厚さを見せつけられた。

 なかでも、このペドロ・モラエスという、ブラジル人男性には非常にポピュラーな姓と名を持つシンガー・ソングライターの8曲入りミニアルバム“Claroescuro”の個性は、ちょっとあなどれない。

 経歴等はいまひとつ不明だけれど、現地のマスコミ記事など見ると、ここ数年リオの一大ライブ・スポットとして発展をとげる「ラパ地区」出身のニュー・カマー、ということのようだ。
 完成度という点では荒削りだけれど、「私小説サンバ」と呼びたくなるストーリー性の豊かさ、アレンジの鬼才ぶりは、貴重な個性の持ち主だ。サンバの名曲/オリジナリティ溢れる佳曲を生み出していた70年代中期~後期のシコ・ブアルキあたりに近いフィーリングもある。

2008.12.26

ベストアルバム2008/LATINA09年1月号

月刊LATINAの恒例企画、
「ライター・関係者が選ぶ ベストアルバム2008」に今年も寄稿させていただきました。

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①JULIETA VENEGAS "MTV UNPLUGGED" (NORTE)
②AMADOU & MARIAM "WELCOME TO MALI" (BECAUSE MUSIC)
③BUIKA "NIÑA DE FUEGO" (DRO ATLANTIC)
④TURIBIO SANTOS "INTERPRETA AGUSTÍN BARRIOS" (DELIRA MÚSICA)
⑤V.A. / DEUTSCHE HARMONIA MUNDI 50TH ANIVERSARY EDITION (DEUTSCHE HARMONIA MUNDI)

選出基準は全ジャンルから。
ブラジルとかワールド・ミュージックとか関係なく、感性の開かれた人すべてにオススメいたします。
内容については誌面で触れていただくとして、
順位だけこちらでも発表します。

ブラジルの2008年ベストについては、カウントダウン形式で発表いたします!

2008.12.05

“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年12月放送回)

■「radio Samba-Nova」 vol.9
(2008年12月6日更新)

12月O.A.回は、音楽プロデューサーの中原仁さんをゲストにお迎えして、
2008年のブラジル音楽シーンを振り返ります。
12月第一回目の放送は、12/6(日)21:00からです。お楽しみに!!

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■オンエア予定楽曲

M1. Lenine “A Mancha”
M2. Marcelo Camelo “Vida Doce”
M3. Thobias da Vai Vai “Festa da Vinda”

まずは毎月恒例のニュー・リリース・コーナーから。

M1: サウンドは幾分たおやかに、表現は変わらず尖ったレニーニの新作『LABIATA』から。
M2: 先月<さよならコンサート盤>をオンエアしたばかりのロス・エルマーノス。そのフロントマンの一人、マルセロ・カメーロのソロ・アルバムが登場。マリア・ヒタが彼の曲を好んで取り上げることでも有名ですが、フックのあるメロディ・センスがクセになります。
M3: 今年生誕100周年を迎えたサンバ作曲家、カルトーラへのトリビュート・アルバム『Cartola para Todos』からの1曲です。
サンパウロの名門サンバ・エスコーラ、ヴァイ・ヴァイのシンガー<トビアス・ダ・ヴァイ・ヴァイ>が捧げるカルトーラの名曲です。


M4. “Até Amanhã” V.A.『BGM13』より
M5. TENSAIS MC’S “侍Malandro”
M6. Pato Fu “Made in Japan” V.A.『Brazilian Music 100』より
M7. Maria Rita “Recado”
M8. Gilberto Gil “Geixa no Tatame”
M9. Adriana Calcanhotto “Maré”
M10. Pedro Moraes “Samblefe”
M11. Moinho “Saudade da Bahia”

ここからは中原仁さんをお迎えして、2008年のブラジル音楽シーンを早足で振り返ります。
日本ブラジル移民100周年を象徴する2アーティストの曲に、今年来日を果たしたビッグネーム、2009年以降が楽しみな注目株まで。
番組の最後に重大発表も…

毎月60分お楽しみに!!


■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋ROSE
■放送日時: 
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net

2008.10.18

2008.12.6 A Festa “Samba-Nova” vol.31

4ヶ月ぶりのイベント “Samba-Nova”。次回はCayでやります!

Samba-Nova vol.31

Samba, Baile Funk, Hip-Hop Brasileiro, Reggae, Eletronica...
ブラジル音楽の新しい流れを紹介するDJイベント“Samba-Nova”。
シティ・オブ・ゴッドの喧騒から未来都市サンパウロの混沌、
地方音楽の熱気までを体感する一夜。

2008.12.6 (Sat)
OPEN: 17:00~23:00
DOOR: 3,000yen / 1Drink
★ フライヤー現物持参で500円OFF!
★★ CDジャケット持参で1000円OFF!
※各種ディスカウントの併用はできませんのでご了承ください。


【DJs】
成田佳洋 (NRT/文化放送UNIQue! ≪radio Samba-Nova≫)
KTa★brasil (excite公式ケイタブラジルblog/NHK テレビでスペイン語)
高木慶太
大島忠智 (IDEE Records/IDÉE Records Channel ≪USEN D/H-46≫)
宿口豪 (Bar Blen blen blen)
石亀政宏 (disk union)
稲葉昌太 (Rip Curl Recordings)
haraguchic (communication!)

【Guest DJ】
中村智昭 (MUSICAÄNOSSA/Café Après-midi)

【Brasilian Foods】
CASA VERDE


EATS and MEETS Cay
東京都港区南青山5-6-23(スパイラルB1F)
03-3498-5790


東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前
もしくはB3出口より渋谷方向へ1分

■Samba-Nova meets SPIRAL RECORDS
ジャンルや年代の枠を超え、新鮮な音楽をワールドワイドにセレクトするCD&レコードショップSPIRAL RECORDSと、Samba-Novaがコラボレーション。
11/23~12/6までSamba-Nova関連タイトルがSPIRAL RECORDS店頭にて、コーナー展開されます。

SPIRAL RECORDS
スパイラル1F
03-3498-1224

2008.10.06

“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年10月放送回)

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(C) Ryo Mitamura

10月O.A.回は、サンバの偉大なシンボル、カルトーラの生誕100周年特集をお届けします!
ジルベルト・ジルの独占インタビューもあります!!

10/9(木)19:00より再放送されます。お楽しみに!!

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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「radio Samba-Nova」 vol.7
(2008年10月5日更新)

■オンエア予定楽曲

M1. Mart’nália “Deu Ruim”
M2. Dadi “Passando”
M3. Renato Motha & Patricia Lobato “A Roda (No Meio do Redemoinho...)”
M4. Tom Zé “Acum-Mahá - Revolta Jege-Mina-Fon”

まずは恒例の最新リリース紹介から。

(1) 新世代サンバの先陣を行く女性シンガー/作曲家、マルチナーリアの新作から。アルトゥール・マイアとセルソ・フォンセカのプロデュースで、曲によってAORサンバ的なアプローチも。メロウな佳曲揃いのアルバムです。

(2) ノヴォス・バイアノス、ジョルジ・ベン、カエターノ・ヴェローゾのバンド<オウトラ・バンダ・ダ・テーハ>などのキャリアを経て、近年はマリーザ・モンチの片腕としても活躍するマルチ・プレイヤー。<+2>メンバーも参加した印象的な1曲です。

(3) 現代最高峰の作曲センスを持つシンガー・ソングライター・デュオ。マリア・ヒタのサウンドを支えるチアゴ・コスタ(piano)、シルヴィーニョ・マズッカ(acoustic bass)が全面参加して、彼らの音楽に新たな風景をもたらしています。(※詳細は近日アップ予定)

(4) 年齢のことばかりを言うのもなんですが…現在72才にしてこの尖り具合!スタジオ・ライブ作品『Danç-Êh-Sã Ao Vivo』より。


M5. Cartola “Verde Que Te Quero Rosa”
M6. Cartola “Ensaboa”
M7. Cartola “Preciso me Encontrar”
M8. Cartola “Minha”
M9. Cartola “Pranto de Poeta”

ここからはカルトーラ特集。
カルトーラことAngenor de Oliveira は、1908年10月11日リオ生まれ。サンバの数々の名曲を生み、その歴史を体現してきた偉大なシンボルです。
1974年、66歳にして初めて本人名義のアルバムを発表、その生涯でわずか4枚のスタジオ・アルバムを残して、1980年11月30日に72歳で亡くなりました。
生誕100周年の今年は、カルトーラにちなんだ様々なアルバムがリリースされていますが、今回の特集では、彼自身の歌と演奏で、その名曲を振り返ります。


M10. Gilberto Gil “Gueixa no Tatame”

続いては、9月に来日したジルベルト・ジルの独占インタビュー!
新作『バンダ・ラルガ・コルデル』の裏話を聞いてきました。
アルバムで一番気に入っているという曲「ゲイシャ・ノ・タタミ」をはじめ、ほんとに名曲揃いの作品です。
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(C) Ryo Mitamura


M11. Maria Rita “Tá Perdoado”

さて、次はこの人、マリア・ヒタも来日決定です!
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群馬県民会館 前橋市
2008/11/7 (金) 19:00開演
S席-6,000円 / A席-4,000円

中野サンプラザ 東京
2008/11/10 (月) 19:00開演
S席-7,000円 / A席-6,000円

公演詳細・最新情報はこちら
『2008 VIVA BRASIL! マリア・ヒタ in Japan』 (※リンク http://www.vivabrasiljapan.com/)
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■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋、ROSE
※リンク
http://www.nrt.jp
http://www.inpartmaint.com/tensais/
■放送日時: 
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net

2008.10.06

HMV the music&movie master に寄稿しました。

リオを拠点に活動する期待の女性シンガー、Alexia Bomtempo(アレクシア・ボンテンポ)のアルバム『アストロラビオ』の紹介記事を執筆しました。
マリーザ・モンチの片腕ダヂがプロデュースを務めていることもあって、彼女に近い感覚もある良質のポップス作品です。
フリーペーパーともども、全国のHMVなどで手に入りますのでぜひ。

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2008.09.04

“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年9月放送回)

ブラジル音楽の最新情報をお届けするプログラム「radio Samba-Nova」。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをアップ・トゥ・デートにお届けします。

9月O.A.回は、ジルベルト・ジル来日特集第3回目・最終回をお届けします。
招聘元のラティーナより、花田勝暁さんをゲストにお迎えして、来日公演の見どころについて聴いていきます。

9月第一回目の放送は、9/7(日)21:00からです。お楽しみに!!

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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「radio Samba-Nova」 vol.6
(2008年9月7日更新)

■オンエア予定楽曲

M1. Pedro Moraes “Samblefe”
M2. Manu Lafer “Ta Shemá”
M3. Roberta Sá “Tudo Que Você Podia Ser”
M4. Jackson Conti “Nao Tem Nada Nao”

まずは恒例の最新リリース紹介から。

(1) リオのライブ・シーンのメッカ<ラパ地区>から、またまた気になるアーティストが登場。サンバを基調に、独特のカオスな世界観を爆発させる男性シンガー・ソングライター。サンバ・サイケデリコなミニ・アルバム『CLAROESCURO』から。

(2) こちらも鬼才。サンパウロを根城にハイペースで作品を発表しつづける男性シンガー・ソングライターの新作から。ジョアン・ジルベルトの宇宙に通じる小品があるかと思えば、アラブ風なこんな曲も。

(3) 今年すでに4作(もっと?)のコンピに楽曲提供している女性シンガー、ホベルタ・サーによる新録カヴァー。ミルトン・ナシメントやトニーニョ・オルタなど、ミナス・ジェライス州のアーティストを中心とした音楽共同体<クルビ・ダ・エスキーナ>をトリビュートしたオムニバス『Flores do Clube da Esquina』からの1曲です。

(4) ブラジリアン・フュージョンの名グループ<アジムス>のドラマー、イヴァン・コンチと、USヒップホップ・シーンの人気プロデューサー<マッドリブ>のコラボレーション作品から。


M5. Gilberto Gil “Aquele Abraço” アルバム『アコースティック』より
M6. Gilberto Gil “Toda Menina Baiana” アルバム『ライブ・イン・ジャパン』より
M7. Gilberto Gil “Banda Larga Cordel” アルバム『バンダ・ラルガ・コルデル』より
M8. Gilberto Gil “Palco” アルバム『Em Concerto』より

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続いては3ヶ月にわたってお送りしてきたジルベルト・ジル特集、いよいよ最終回です。
ラティーナ・花田さんの選曲で、ライブ録音を中心にお届けします。
10年ぶりの来日公演もお見逃しなく!

公演詳細・最新情報はこちら
「ジルベルト・ジル&ブロードバンド・バンド ジャパン・ツアー 2008」特設サイト


M9. Pato Fu “Made in Japan”

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ここでもう一つ来日情報を。
「ブラジル・ポップ・カルチャー・ナウ」と題して、ポップ・シーンで活躍する3組のアーティスト、<Pato Fu>、<フェルナンダ・タカイ>、<TP4>の来日が急遽決定、複数の会場で公演を行います。
こうしたロック/ポップス系のグループはなかなか日本では見る機会が少ないので、貴重な数日間ですね。

公演情報・最新情報はこちら


M10. Dorival Caymmi “...das Rosas”

最後にもう一つニュースを。
ブラジル北東部・バイーアの風土に根差した歌を多く残し、ボサノヴァ以降のあらゆる世代に影響を与えたシンガー・ソングライター、ドリヴァル・カイミが、先日8月16日に94才で亡くなりました。
個人的に格別思い入れのあるアルバム『Caymmi Tambem é de Rancho』から、追悼の意をこめて。


9月放送回は、カルトーラ特集をお届けします。
毎月60分お聴きのがしなく!

■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋ROSE
■放送日時: 
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net

2008.08.21

ARTIFICIAL 『FREE U.S.A.』 ライナーノーツを執筆しました。

+2, ORQUESTRA IMPERIALでの活動や、カエターノ・ヴェローゾ&ジョルジ・マウチネル、レニーニなどのプロデューサーとしてもお馴染みのカシンによる、“ARTIFICIAL”名義の2004年作が日本盤としてリリースされました。
ワールドミュージック・コーナーに置いているお店も見かけますが、基本的にはクラブ・ミュージック・コーナーで好評発売中。

ほぼゲームボーイのみで制作されたこのアルバムは、エレクトロ/オルタナティヴ/音響アーティストとしてカシンの尖った側面が爆発していて、かなり面白い内容。ラジカルなだけでなく、ポップな、というかファニーな感覚もちゃんとあるところは、やはりカシンならでは(屈折した形ではありますが)。感性の自由な方に。

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ARTIFICIAL 『FREE U.S.A.』
¥2,400
DDCB-12004
スーパージュエル・ケース仕様
発売元:AWDR/LR2
販売元:バウンディ

メイド・イン・ア・ゲームボーイ。バウンシーでプリミティヴなエレクトロ・サウンドを基本ラインにエフェクター/ヴォコーダーを駆使したソウルフルなヴォーカル, ハードロック(早弾風), カット&ペースト, ダブ, そしてサウダージ感覚に溢れる哀愁漂うメランコリックなメロディ,,,ニッポンのウラガワ, リオで突然生まれたブラジリアン・プリミティヴ・エレクトロ・メイド・イン・ア・ゲームボーイ!正体は,,,

2008.08.21

“radio Samba-Nova” オンデマンド版更新しました。

お知らせが遅れてしまいましたが、“radio Samba-Nova” 8月放送回から、TENSAIS MC'S出演部分の一部がオンデマンドで聴けるようになりました。
ぜひぜひ本編も聴いてください!

Listen To "radio Samba-Nova"

“radio Samba-Nova” 8月放送回オンエア・リスト

2008.08.19

2008.8.24 イベント“Terça” @逗子海岸

先週のイベントSamba-Novaはご来場ありがとうございました!
「シティ・オブ・メン」の世界観や、リオの音楽をたくさんの人と共有できた楽しい一日でした。

そして次の日曜日は、逗子海岸で「テルサ」開催です!成田佳洋もゲストで参加させていただきます。
<BRASILIAN BLACK MUSIC>というイベントのコンセプトに添って、ビシっといきます!
最近、海で泳ぐ!っていう意欲のある人をあまり見ないんですが、
波に浮きつつ、青空とビーチを見つつ、音楽が聞こえてくるのって最高です。
ということで水着着用でどうぞっ。

Terça apresenta Soul Brasileiro na Praia

2008.8.24(sun) at 逗子海岸・海の家<ピレキーニョ>
15:00~20:00 ¥2000(1drink)

Guest DJ
中原仁 ( J-Wave SAUDE! SAUDADE... )
成田佳洋 (NRT / 文化放送UNIQUE! “radio Samba-Nova”)
haraguchic (communication!)

DJ
堀内隆志 (cafe vivement dimanche)
伏黒新二(Musica LocoMundo)
大島忠智(IDÉE Records)
中村智昭(MUSICAANOSSA)
高橋稔(GO Temba)

海の家ピレキーニョ

JR横須賀線・逗子駅より徒歩15分
京浜急行線・新逗子駅より徒歩15分

お問い合わせ
Tel 090-5193-7326

※イベントは店内で行います。雨天でも開催予定ですが、台風等、その他やむを得ない事情でイベントが中止になる場合もあります。ご了承ください。

2008.08.12

特定商取引法に基づく表示

●販売業者: maritmo株式会社(マリチモ)
●運営責任者: 成田佳洋
●所在地: 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷2-19-26
●電話: 0467-73-7179(受付時間11:00-17:00/平日)
●メールアドレス: info@nrt.jp
●消費税: 内税表記
●引渡し時期: チケット代入金日より3週間以内。発送時期が年末年始、GW、お盆休みなどの長期連休や休業日と重なる場合はこの限りではありません。
●お支払い方法: 銀行振込
●配送業者: ヤマト運輸
●交換・返金: 公演チケットについては、弊社の過失により公演が中止となった場合のみ、チケット代金の払戻しを行います。その場合、未使用のチケット本券が必要になります。興行が延期、及び中止になった場合でも、旅費等の払戻しはいたしかねます。戦争、テロ、災害、交通機関の運行事情、お客様のご都合・ご病気等、弊社の責に帰さない事由によるチケットの変更・取消しは一切できません。日程の変更等も承っておりません。
商品に欠陥がある、もしくはご注文いただいた商品と違うものが届いた場合には、お取替えいたします。
●顧客情報厳守(プライバシー・ポリシー)
本サイトを利用されたお客様の個人情報が登録されたデータベースは、弊社内及び弊社が契約する業務委託先が管理しております。お客様のメールアドレスは、弊社の発信するニュース配信及に使用することがあります。この場合、メールアドレス以外の個人情報は開示いたしません。
●以下の場合には、お客様の個人情報を第三者に開示することがあります。
・ウェブサイトおよび顧客情報システムを維持・管理する目的で、守秘義務契約を結んだ業務委託先に情報の共有、開示が必要とされる場合。
・情報開示について、お客様に同意をいただいたとき。
・警察や裁判所等の公的機関から、法令等に基づく正式な照会を受けた場合。
・その他、お客様・弊社・第三者にとって重大かつ緊急の必要がある場合。
●その他ご連絡
その他、弊社がお客様へのご連絡が必要と判断した時、メール・電話・手紙にてご連絡を差し上げることがあります。
●プライバシーポリシーの改訂
当ポリシーに重要な変更がある場合には、本サイト上で告知いたします。
その他の変更については、最新の情報を本サイト上で随時ご確認ください。確認をされていなかったことに起因するトラブルに関しては、弊社は一切責任を負いかねますので予めご了承ください。
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また今後郵便物やメールによるご案内送付を不要とする場合にも、ご連絡頂きたくお願い申し上げます。ご連絡の無い場合は従来通りのお取り扱いとさせていただきます。

2008.07.31

“Samba-Nova meets CITY OF MEN” 続報

フライヤーが完成しましたので、詳細と併せてアップします。
こちらの現物、もしくは映画チケット/サントラCDジャケットでディスカウントになります!
渋谷近辺のCDショップ、ブラジルBARなどで探してみてください。


“Samba-Nova meets CITY OF MEN”

DJイベント「Samba-Nova」と、話題の映画「シティ・オブ・メン」がコラボレーション。
リオデジャネイロの空気感を、真夏の東京で体感!!
BAILE FUNK, SAMBA, HIPHOP... sounds of Rio de Janeiro!!

2008.8.16 (Sat)
@SECO
OPEN: 22:00~
DOOR: 3,000yen / 1Drink
★ フライヤー現物持参で500円OFF!
★★「シティ・オブ・メン」映画チケット(半券も可)、またはオリジナル・サウンドトラック『シティ・オブ・メン』CDジャケット持参で1000円OFF!
※各種ディスカウントの併用はできませんのでご了承ください。

DJs:
成田佳洋 (NRT/文化放送UNIQue! “radio Samba-Nova”)
KTa★brasil (excite公式ケイタブラジルblog/NHK テレビでスペイン語)
高木慶太
大島忠智 (IDÉE Records/IDÉE Records Channel ≪USEN D/H-46≫)
宿口豪 (Bar Blen blen blen)
石亀政宏 (disk union)
伊藤亮介 (大洋レコード)
稲葉昌太 (Rip Curl Recordings)
haraguchic

Guest DJs:
中原仁 (J-WAVE SAUDE! SAUDADE...)
堀内隆志 (café vivement dimanche)
露骨キット (YumYumMummy!)

MCs:
MC BETO (TENSAIS MC's)
ROSE (TENSAIS MC's/文化放送UNIQue! “radio Samba-Nova”)

Brasilian Foods:
CASA VERDE


SUS <SHIBUYA UNIVERSAL SOCIETY>
B1F SECO
東京都渋谷区渋谷1-11-1-B1F
03-6418-8141

※入場時にIDチェックを行います、ご来店の際は顔写真つき身分証明書をお持ちください。
20歳未満の方は入場できません。

2008.07.31

アドリアーナ・カルカニョットへのインタビュー

現代最高の女性SSWのひとり、アドリアーナ・カルカニョットにインタビューを行いました。
日本語で読めるインタビューが少ないアーティストで、また新作『マレー』が久々に日本盤でリリースされたタイミングということで、現時点での代表的な記事にしようと努めました。ぜひご一読を。

発売中の月刊ラティーナ8月号にて掲載されています。
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2008.07.31

“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年8月放送回)

ブラジル音楽の最新情報をお届けするプログラム「radio Samba-Nova」。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをアップ・トゥ・デートにお届けします。

8月O.A.回は、TENSAIS MC’Sのゲスト出演、ジルベルト・ジル来日特集など、盛りだくさんでお伝えします。
映画「シティ・オブ・メン」特別鑑賞券のプレゼント情報もありますのでお聴き逃しなく。

8月第一回目の放送は、8/3(日)21:00からです。お楽しみに!!

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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「radio Samba-Nova」 vol.5
(2008年8月3日更新)

■オンエア予定楽曲
M1. Marcos Lima & Luciane Menezes “Dona da Noite”
M2. Cida Moreira “O Silencio Do Cipreste”

まずは最新のリリースから。

(1) ここ数年見直されてきているマルシャ(マーチ)のコンピレーションから。モイゼイス・マルケス、ペドロ・ミランダなどの新世代サンビスタも多く参加した1枚です。

(2) ベテラン女性シンガー、シダ・モレイラによるカルトーラへのトリビュート・アルバム『アンジェノール』から。中性的な歌声が美しいです。


M3. Gilberto Gil “Tempo Rei” アルバム『Acoustic』より
M4. Gilberto Gil “O Mar E O Lago” アルバム『It’s Good To Be Alive - Anos 90』より
M5. Gilberto Gil “Buda Nagô” アルバム『It’s Good To Be Alive - Anos 90』より
M6. Gilberto Gil “Se Eu Quiser Falar Com Deus” アルバム『Eletracústico』より

続いてはジルベルト・ジル特集、3回連続の第2回目です。
ジルの過去に10枚以上発表されているライブ・アルバムの中から、名曲・名演を4曲、厳選して聴いていただきました。どんなサウンドでも自分の音楽にしてしまう身体能力はさすがですね。
この4曲は全てジルが作曲した曲ですが、静かな曲の哲学的な世界観にも注目してもらいたいです。


LIVE TENSAIS MC’s “MestiSoul”
M7.  TENSAIS MC’s “マイクロフォン戦士”

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ここからは、日本とブラジルの血を含むヒップホップ・ユニット、TENSAIS MC’Sを迎えたゲスト・コーナー。
番組オープニング曲でもある“MestiSoul”をライブ・パフォーマンスで披露してもらいました。
8/5全国リリースのニュ-・マキシ・シングル『MestiSoul』も要チェックです!

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M8. Guilherme de Brito “A Flor E O Espinho”

次は映画の話題です。
2003年に日本公開されてヒットしたブラジル映画、『シティ・オブ・ゴッド』。
その姉妹編であり、シリーズ完結となる『シティ・オブ・マン』が8月から劇場公開スタートになります。
TENSAIS MC’SのMC BETOも加わって、ファヴェーラの実情と音楽についてのトークを。
パウロ・モレッリ監督からの番組へのコメントも!
公開情報はこちら


9月放送回は、ジルベルト・ジル特集最終回をお届けします。
毎月60分お聴きのがしなく!

■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋ROSE
■放送日時:
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net

2008.07.05

“Samba-Nova meets シティ・オブ・メン”イベント速報

30回目の開催となるイベント “Samba-Nova”、久々の開催です!
映画『シティ・オブ・ゴッド』の姉妹編で、この夏日本公開が決定している映画『シティ・オブ・メン』公開記念イベントでもあります。
詳細やフライヤー画像など出来上がりしだいUPしますが、まずは速報です。

なにしろ、ブラジル・イベント史上、例を見ない豪華DJ陣が大集結!
リオ・デ・ジャネイロの空気感を真夏の東京に再現します!

<日時>
8/16(土)22:00 OPEN / START

<会場>
渋谷 SECO

<出演>
【DJs】
成田佳洋 (NRT/文化放送UNIQue! “radio Samba-Nova”)
KTa★brasil (excite公式ケイタブラジルblog/NHK テレビでスペイン語)
高木慶太
大島忠智 (IDÉE Records)
宿口豪 (Bar Blen blen blen)
石亀政宏 (disk union)
伊藤亮介 (大洋レコード)
稲葉昌太 (Rip Curl Recordings)
haraguchic

【Guest DJs】
中原仁 (J-WAVE SAUDE! SAUDADE...)
堀内隆志 (café vivement dimanche)
露骨キット (YumYumMummy!)

【MC】
MC BETO (TENSAIS MC's)
ROSE (TENSAIS MC's/文化放送UNIQue! “radio Samba-Nova”)

【Brasilian Foods】
CASA VERDE

2008.07.05

ジルベルト・ジル来日決定!

radio Samba-Novaのオンエア・リスト内で先にお知らせしましたが、ジルベルト・ジル来日公演の情報が発表になりました!
日伯移民100周年の記念事業としての一環でもあり、また渾身の力作『Banda Larga Cordel』をリリースしたばかりという最高のタイミングでの来日です。
(追加情報が予想されるため別記しました。)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ジルベルト・ジル&ブロードバンド・バンド ジャパン・ツアー 2008 」
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ジルベルト・ジルの10年ぶりとなる、来日公演。
単独公演は現在、東京公演が決定!
ブラジル音楽の歴史を作り出してきた音楽家「ジルベルト・ジル」。
歌い続ける彼は、ブラジル共和国の現文化大臣でもある。

* 9.11(木)東京国際フォーラム・ホールC
開場18:30 開演19:00
チケット前売 S席8,000円 A席7,000円
チケット当日 S席9,000円 A席8,000円
問い合わせ:ラティーナ(03-5768-5588)
*7.4(金)12時よりラティーナ・サイト上で先行予約を
開始します

◆来日バンド・メンバー
ジルベルト・ジル(歌、ギター)
アルトゥール・マイア(ベース)
アレックス・フォンセカ(ドラムス)
ベン・ジル(ギター)
クラウヂオ・アンドラーヂ(キーボード)
グスターヴォ・ヂ・ダルヴァ(パーカッション)
セルジオ・シアヴァゾーリ(ギター)

公演詳細・最新情報はこちら
「ジルベルト・ジル&ブロードバンド・バンド ジャパン・ツアー 2008」特設サイト

NRTからのリリース作品
ジルベルト・ジル『声とギター ジル・ルミノーゾ』

2008.07.03

"radio Samba-Nova" O.A.リスト(08年7月放送回)

7月O.A.回では、現代ブラジルを代表するアーティスト、ジルベルト・ジルのニュー・アルバム『Banda Larga Cordel』を特集します。

7月第一回目の放送は、7/6(日)21:00からです。お楽しみに!!

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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「radio Samba-Nova」 vol.4
(2008年7月6日更新)

■オンエア予定楽曲
M1. Roberta Sá “Amor Blue”
M2. Curumin featuring Blackalicious & Latteef the Truthspeaker “Kyoto”
M3. Sonantes “Carimbó”
M4. Wilson Simoninha “Navegador de Estrelas”
M5. Alexia Bomtempo “Mais”
M6. Trash Pour 4 “Lithium”
 
ここまでは最新のリリースから。

(1) 新世代サンバを代表する女性シンガー、ホベルタ・サーの新曲です。
テレビ・ドラマのサウンドトラック『CIRANDA DE PEDRA』からの1曲です。

(2) クルミンことルシアーノ・ナカタは、DJ SHADOWのレーベルQuannumからのリリースでも知られるサンパウロのアーティストです。
日本人とスペイン人の両親を持つ日系3世のアーティストで、このアルバム『JAPAN POP SHOW』でも日本語曲を披露しています。

(3) 先月オンエアした3namassaの3人組(デンギ、プピーロ、ヒカ・アマービス)にグイ・アマービス、そしてデビュー・アルバムがラテン・グラミーとグラミー両方にノミネートされた話題の女性シンガー、セウによるプロジェクトです。

(4) ジョルジ・ベンジョール(祝・来日!)やセウ・ジョルジも参加した新作『MELHOR』からの1曲です。

(5) リオ在住の女性シンガーによる話題作『Astrolábio』からの1曲。ダヂproduceのポップ・アルバムで、彼やピエール・アデルニの楽曲を多くとりあげています。(ピエール夫人とのこと。)

(6) サンパウロで活動するカヴァー・ユニットの2nd作が日本盤発売。USオルタナティヴ・ロックの代名詞、ニルヴァーナをショーロ仕立てにカヴァーした痛快な1曲!


M7. Gilberto Gil “Formosa”
M8. Gilberto Gil “Despedida De Solteira”
M9. Gilberto Gil “Despedida De Solteira”

渾身のニュー・アルバム『Banda Larga Cordel』から、続けて3曲。
ボサっぽい曲もあれば北東部風~レゲエっぽい曲があったり、バイーアのリズム<イジェシャー>の曲もあったりと、これまでの活動を総括したような力作となっています。

公演詳細・最新情報はこちら
「ジルベルト・ジル&ブロードバンド・バンド ジャパン・ツアー 2008」特設サイト


M10 CSS “Left Behind”

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続いてはこのグループも日本にやってきます。
サンパウロ出身のディスコ・パンク・バンドCSSの、フジロックフェスティヴァル'08 最終日7/27(日)への出演が決定。
デビュー作『カンセイ・ヂ・セール・セクシー』がワールドワイドにヒット、「iPod touch」などのテレビCMにも起用されて話題になりました。
7/9にリリースされるニュ-・アルバム『Donkey』からの1曲です。


M11. Antonio Pinto & Rappin Hood “Vietnam A Brasileira”

次は映画の話題です。
2003年に日本公開されてヒットしたブラジル映画、『シティ・オブ・ゴッド』。
その姉妹編であり、シリーズ完結となる、
『シティ・オブ・マン』が8月から劇場公開スタートになります。

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前作シティ・オブ・ゴッドは、リオ・デ・ジャネイロの実在のスラム街「シダーヂ・ヂ・デウス」を舞台に、麻薬ギャングの抗争や、そこでの日常を描いた衝撃作として話題になりました。
音楽ファンにとっても、劇中で使用されたバイリ・ファンキやサンバ、ブラジリアン・ソウルなどのサウンドが注目されて、サントラ盤もヒットしました。

新作『シティ・オブ・マン』も、舞台になっているのはリオのファヴェーラ。リオのストリートの雰囲気がたっぷり味わえる、素晴らしい内容です。
気になる音楽のほうも、ファンキのパーティー・シーンも登場するなど見逃せません。
先日来日したパウロ・モレッリ監督から、番組へのコメントもいただいているので、来月の放送回でご紹介したいと思います。

タイトル:『シティ・オブ・メン』
公開表記:8月9日より、
渋谷シネ・アミューズほか全国ロードショー
配給:アスミック・エース


◎さらにもう一つお知らせです。
この映画『シティ・オブ・メン』公開を記念して、Samba-NovaのDJイベントを開催します!
日時は8月16日土曜日、夜10時から。

場所などの詳細はブログのほうにアップしますが、
ブラジル音楽イベント史上、最も豪華なメンバーが大集結。
リオデジャネイロの夜の雰囲気を、真夏の東京に再現します!
もちろん僕やROSEも出演するので、見かけたらぜひ声をかけて下さい。


M12 G.R.E.S. Estação Primeira de Mangueira“Mangueira Redescobre A Estrada Real... E Deste Eldorado Faz Seu Carnaval”

最後に、リオ現存最古のサンバ・エスコーラ、マンゲイラの曲をO.A.してお別れです。
今年6月14日。
このマンゲイラで半世紀以上にわたって歌手をつとめてきたジャメラォンが、
95才で亡くなりました。
リオのカーニヴァルで最も象徴的な存在だったジャメラォンの葬儀は、マンゲイラの打楽器隊によって送り出されたということです。
曲は2004年のテーマ曲で、歌っているのはもちろん、晩年のジャメラォンです。


7月・8月・9月と3ヶ月連続してジルベルト・ジルを特集予定です。
毎月60分お聴きのがしなく!

■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋ROSE
■放送日時: 
毎週日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00再放送
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net

2008.06.06

“radio Samba-Nova” オンデマンド放送スタート

“radio Samba-Nova” 6月放送回から、ベト・カレッティ出演部分がオンデマンドで聴けるようになりました!
ぜひぜひ本編も聴いてください!

オンデマンド放送はコチラから!

2008.05.28

“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年6月放送回)

ブラジル音楽の最新情報をお届けするプログラム「radio Samba-Nova」。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをアップ・トゥ・デートにお届けします。
6月放送回は、アルゼンチン出身ながら、ブラジル音楽シーンでの人気も定着しているシンガー・ソングライター、ベト・カレッティの独占スタジオ・ライブをフィーチャー!

6月第一回目の放送は、6/1(日)21:00からです。お楽しみに!!

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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radio Samba-Nova vol.3

◆オンエア予定楽曲
1. 3namassa “O Seu Lugar”
2. Samba de Fato e Cristina Buarque “Mineiro Pau”
3. Velha-Guarda da Mangueira “Exaltação Á Mangueira”
4. Turibio Santos “Junto a Tu Corazón”
5. Elizeth Rosa “Reduto de Sambista”

まずはいつもどおり、ここ最近のリリースから数曲お届けしました。

M1: ナサォン・ズンビのメンバー、デンギとプピーロ、そしてヒカ・アマービスによるユニット<トレス・ナ・マッサ>の1stアルバムから、“O Seu Lugar”。話題のビッグ・バンド<オルケストラ・インペリアル>の看板シンガー、<タルマ・ヂ・フレイタス>が参加した1曲です。

M2: テレーザ・クリスチーナのバンド<グルーポ・セメンチ>のメンバーとも重複するサンバ・ヂ・ファトと、サンバにこだわった活動を続けるベテラン女性シンガー、クリスチーナ・ブアルキのアルバムから。名作曲家、マウロ・ドゥアルチに捧げた作品集です。

M3: リオ・デ・ジャネイロ現存最古のサンバ・エスコーラ「マンゲイラ」の長老たち、「ヴェーリャ・グアルダ・ダ・マンゲイラ」の最新作から。2005年のライブ録音です。ジャメラォンが歌ったこの曲以外にも、ベッチ・カルヴァーリョやアルシオーネなどの常連組に加えて、レニーニ、ホベルタ・サー、レイラ・ピニェイロなどの豪華ゲストが参加しています。

M4: ブラジルを代表するガット・ギター奏者、トゥリビオ・サントスのアルバム『Interpreta Agustín Barrios』から。

M5: サンパウロのベテラン女性サンバ歌手/作曲家、エリゼッチ・ホーザのアルバム『Negro Luz』より。

6. Beto Caletti “Mil Vezes” (LIVE)
7. Beto Caletti “Descompanhia”

続いてお待ちかね、ベト・カレッティの独占スタジオ・ライブは、最新アルバム『テス』の冒頭を飾る“Mil Vezes”。
簡単なサウンド・チェックのみで、リハなし、ワン・テイクでばっちり決めてくれました!
途中インタビューを挟んで、CDからもう1曲O.A.して、またの再会を誓いました。
ここでの模様はオンデマンド版でもお聴きいただけます。


8. Egberto Gismonti “Alegrinho #2”
9. Egberto Gismonti “Frevo”

続いてはこのアーティストも日本にやってきます。
ブラジルを代表する演奏家にして、現代音楽シーンの世界に名だたるコンポーザー、エグベルト・ジスモンチ。
以下は公演情報です。

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photo by uga

【ジスモンチ・オーケストラ・コンサート】
■日時: 7/3(木)19:00
■会場: 紀尾井ホール
■出演:
エグベルト・ジスモンチ(ピアノ、ギター/作曲)
沼尻竜典(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団

【ジスモンチ・ソロ・コンサート】
■日時: 7/7(月)19:00
■会場: 浜離宮朝日ホール
■出演:
エグベルト・ジスモンチ(ピアノ、ギター)

【ジスモンチ・ソロ・コンサート *追加公演】
■日時: 7/5(土)18:00開演
■会場: 第一生命ホール
■出演:
エグベルト・ジスモンチ(ピアノ、ギター)

※公演詳細・最新情報はこちら
<東京の夏>音楽祭2008
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10. Afro Reggae “Quero só você”

最後に、リスナーの方から届いた、映画『ファヴェーラの丘』感想をご紹介。
この映画でスポットを浴びたアフロレゲエの爽快なレゲエ・チューンをお届けしました。


次回7月O.A.分では、来日が決定したジルベルト・ジルの特集を予定しています。
毎月60分お聴きのがしなく!

■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋ROSE
■放送日時: 
日曜日21:00~22:00
木曜日19:00~20:00
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net

2008.05.06

Beto Caletti meets Samba-Nova

ベト・カレッティの来日公演初日、いよいよ明後日です!とにかく環境という面だけでもクラブ・イクスピアリおすすめです!

(以下再告知)
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ベト・カレッティが今年も来日します。
公演初日の5/8(木)、Samba-Nova DJsより、大島忠智さんと成田佳洋の出演が決まりましたのでお知らせします。
ゴールデン・ウィーク(って言っちゃまずいの?…もう終わり??)のご予定にぜひ!

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“Essential Brasileira” Beto Caletti + Samba-Nova

2008年5月8日(木)
18:30-22:30
DJ hour + ライブ2ステージ(入替えなし)

Live:
Beto Caletti

DJs:
成田佳洋 Yoshihiro Narita / NRT
大島忠智 Tadatomo Oshima / IDÉE Records

会場: 舞浜 Club Iksupiari
問合せ: 047-305-2525
予約: 047-305-5700
チャージ: 3,500円(当日4,000円)


Beto Caletti ツアー全体の日程はこちら

2008.05.01

“radio Samba-Nova” O.A.リスト(08年5月放送回)

4月からスタートした現在進行形のブラジル音楽情報をお届けするラジオ・プログラム「radio Samba-Nova」。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをお届けしています。
今回は月刊ラティーナより編集チーフの船津亮平さんをお迎えして、番組名の元ともなっている「新しいサンバ」を特集します。

5月第一回目の放送は、5/4(日)21:00からです。お楽しみに!!

※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!
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■「radio Samba-Nova」 vol.2
(2008年5月4日更新)

◆オンエア予定楽曲
1. Adriana Calcanhotto “Marê”
2. Milton Nascimento e Jobim Trio “Tudo Que Você Podia Ser”
3. Francis Hime e Zélia Duncan “Sem Saudades”

ここまでは最新のリリースから。
1曲目はモレーノ、ドメニコ、カシンらを中心に制作されたアドリアーナ・カルカニョットの新作『Marê』より。

次に、「ブラジルの声」と言われるミルトン・ナシメントと、晩年のアントニオ・カルロス・ジョビンを支えたメンバーで、実の息子でもあるパウロ、孫のダニエル、ドラムスのパウロ・ブラーガからなる<ジョビン・トリオ>が共演したアルバム『Novas Bossas』から、“Tudo Que Você Podia Ser”。

3曲目は、今年生誕100周年を迎える偉大なサンバ・シンボル、カルトーラのトリビュート・アルバム“Viva Cartola! 100 anos”から、Francis HimeとZélia Duncanのデュエットでした。
このカルトーラについては、この番組でも機会をあらためて特集を組みたいと思っています。


4. Monobloco “Rap do Cartão Postal”
5. Orquestra Imperial “Me Deixa Em Paz”
6. Marcelo D2 “Dor de Verdade”
7. Marisa Monte “Meu Canário”
8. Maria Rita “O que é o amor”
9. Roberta Sá “Alô Febereiro”
10. Teresa Cristina e Grupo Semente “Gorjear da passarada / A vida me fez assim”

ここからはラティーナ編集部より船津亮平さんをお迎えして、「新しいサンバ」を特集していきます。
6ページに渡って「新しいサンバ」を特集した、月刊ラティーナ2008年2月号(下の表紙です)が最高の副読本となりますのでぜひ!
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11. Beto Caletti “Mil Vezes”

来日公演が決定したベト・カレッティ。新作『テス』からの1曲です。
次回6月O.A.分では独占スタジオ・ライブも予定しています。

毎月60分お聴きのがしなく!

■番組タイトル:「radio Samba-Nova」
■パーソナリティ:成田佳洋ROSE
■放送日時:
日曜日 午後9時~10時
木曜日 午後7時~8時
※毎月第一日曜日更新
■番組宛メール: samba@joqr.net

2008.04.27

LATINA08年5月号に寄稿しました。

現在発売中の月刊ラティーナ5月号にて、
●V.A. / Viva! Cartola 100 anos
●Arranco de Varsovia/Samba e Progresso
ディスクレビューを執筆しました。

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特に写真の“Viva! Cartola...”は、1曲を除き既出音源で構成されているものの、選曲の流れも良くオススメです。
今年生誕100周年を迎えるカルトーラ。
原稿にも書きましたが、ボサノヴァ50年と同じくらい注目されてほしい人です。
きっと多くのブラジル音楽ファンと同じく、ぼくもまたブラジル行きを決意するきっかけとなった大きな存在です。
秋頃にはradio Samba-Novaでも特集するつもり。


V.A. / Viva! Cartola 100 anos

01 Basta De Clamares Inocencia - Mart'Nália
02 Todo Tempo Que Eu Viver - Paulinho Da Viola, Cartola & As Meninas da Mangueira
03 Festa Da Penha - Marcos Sacramento
04 Tive Sim - Luiz Melodia
05 Sem Saudades - Francis Hime E Zélia Duncan
06 Nao Quero Mais Amar A Ninguem - Olivia Byington
07 Sofreguidao - Elton Medeiros
08 Amor Proibido - Zé Paulo Becker
09 Partiu - Elton Medeiros
10 Camarim - Elizeth Cardoso
11 As Rosas Nao falam - Marco Pereira / Gabriel Grossi
12 O Mundo E Um Moinho - Tira Poeira E Pedro Miranda

2008.04.27

グルーポ・コルポ2日目

グルーポ・コルポの来日2日目、4/25の公演に行ってきました。
個人的には特に「Onqotô」、これは生涯見るチャンスがあれば何度でも見たいほどハマった。
野暮ったい感想など書けそうにないけれど、とにかくあの異様な高揚感、音楽だけでも視覚だけでも刺激されたことのない脳内回路にビリビリくる感じが…

これとか
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見た人はきっと印象に残るこの辺のシーンとか
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で、終演後、即売CD/DVD/Tシャツに人が殺到してました。
カエターノのここ数作にあまりピンとこない僕ですが、「Onqotô」はかなり気に入ってます。
共作者のゼ・ミゲル・ヴィズニッキも、個人的にはカエターノと同じぐらい好きなアーティストで、これを機会にもっと注目されてほしいです。


Photos: José Luiz Pederneiras

2008.04.25

Hanako最新号で紹介されました。

現在発売中のHanakoにて、NRTおよびSamba-Novaが紹介されております。
鎌倉特集(地元)の1コーナーです、恥ずかしながら…
私の発言部分に事実と異なる箇所などありますが、、、。

ゴールデンウィークの観光ついでに、claroでCDを手にとってもらえたら嬉しいです。


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2008.04.13

グルーポ・コルポ来日公演

Photos: José Luiz Pederneiras
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すでに各方面で話題のダンス・カンパニー「グルーポ・コルポ」来日公演。上の写真は今回の演目から「Parabelo」のもので、音楽はトン・ゼーとジョゼ・ミゲル・ヴィズニッキが手がけています。


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そして番組でもオンエアした、カエターノ・ヴェローゾとジョゼ・ミゲル・ヴィズニッキが音楽を手がける演目「Onqotô」。写真だけでも伝わるこのテンション!
公演情報をこちらにも再度告知しておきます。


★GRUPO CORPO グルーポ・コルポ来日公演★

■公演日程:2008年4月24日[木]19:00開演 / 4月25日[金]19:00開演
■会場:Bunkamura オーチャードホール
■上演プログラム:『Parabelo』『Onqotô』
(※音楽は両プログラムともテープを使用します。)
■料金:S席6,500円 A席5,500円(全席指定・税込) ※未就学児童の入場不可
■お問い合わせ:Bunkamura 03-3477-3244(10:00-19:00)

2008.04.11

"radio Samba-Nova" 放送スタート!

以前から折に触れてお伝えしてきた「radio Samba-Nova」がスタートします!

文化放送のデジタル/インターネット・ラジオ・チャンネル"UNIQue the RADIO"にて、
日曜21:00~22:00、木曜19:00~20:00放送です。
(更新は毎月第一日曜日)
インターネット・ラジオなので、日本全国どこからでも聴取可能です。

第一回目の放送は、4月13日(日) 午後9時~10時です。

番組パーソナリティは成田佳洋、ROSE(TENSAIS MC'S)の二人。
サンバやMPBはもちろん、バイリ・ファンキにヒップホップまで、旬のサウンドをアップ・トゥ・デートにお届けします。来日アーティストのゲスト出演なども決定中!ここでしか聴けないスタジオ・ライブなども予定していますのでお楽しみに。

第一回目から、話題のブラジル映画「ファヴェーラの丘」特別鑑賞券のプレゼント情報もあるので要チェック!
※聴取方法は下をクリック
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radio Samba-Nova vol.1
◆オンエア予定楽曲
1. Celso Fonseca "Feriado"
2. Sergio Mendes feat. Will.i.am & Siedah Garrett "Funky Bahia"
3. Vinicius Cantuaria "Galope"
4. DJ Dolores "Wakaru"
5. Daniela Mercury "O mais belo dos belos (a verdade do ilê)"
6. TENSAIS MC’s "侍malandro"
7. Motirô "Senhorita"
8. Caetano Veloso e Jose Miguel Wisnik "Big bang bang"
9. Afro Reggae "Nenhum motivo explica a guerra"
10. Beto Caletti "Chegaste"

今月はここ最近のリリースから5曲と、現在ネット通販にて先行発売中のTENSAIS MC'Sマキシ・シングルからのM6、来日公演(Beto Caletti、Cabalが参加したMotirô)やこちらも日本での公演が決定したダンス・カンパニー“GRUPO CORPO”のサントラM8、映画「ファヴェーラの丘」にまつわる話題の楽曲M9などなど、話題満載でお届けします。


次回5月O.A.分では素敵なゲストをお迎えして、「新しいサンバ」を特集します。
毎月60分間お楽しみに!

2008.04.10

Ivor e Domenico Lancellotti

さっきドメニコ(OS RITMISTAS, Orquestra Imperial, Domenico+2, etc...)から届いたフライヤー画像です。今日、リオ・ニテロイ付近にいる方はぜひ!
こうしてときどき、親子でパフォーマンスしているようで、まったくもってうらやましい縦と血のつながりです。ドメニコの兄弟、AlvinhoはFino Coletivoのメンバーで、このバンドもまたロック~ヒップホップ世代の感覚でサンバを演奏するユニークなグループです。

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2008.04.03

新 "blog Samba-Nova" こちらに移転しました。

2008年4月より、blog Samba-Novaはこちらに移転しました!

「音楽を紹介する」ということが好きで―レーベル運営(4年)、音楽ライター(5年)、DJ(15年)というチャンネルを通してこれまでやってきたけれど、他にもまだまだ選択肢がある気がしています。

個人として共感したものや出来事について、よりダイレクトに、できるかぎりダイナミズムを失わないかたちで紹介するいくつかの方法について、今年度はあらたにチャレンジしようと思っています。
というわけで本年度からは色々とこまめにアップしていきますので、よろしくお願いします。

※過去ログは右のBOOKMARKからどうぞ。

2008.03.21

ニュー・パーティー始動!"Fruits or die" 2008.4.4@AIR

"radio Samba-Nova"の準備にいろいろと追われている今日この頃ですが、
4/4にはこんなパーティーをやります。この組み合わせ、ちょっと他にない!

NRT presents "Fruits or die"
Baile Funk / East Harlem Sound / Samba-Nova / Hiphop around the world / Electro Kingston / Barcelona Underground / Celtic Rebel / Turkish House / etc...

04/04(Fri) @AIR
open : 23:00〜
charge : door/3000yen with flyer/2500yen AIR MEMBERS/2500yen

DJS:
大島忠智 (IDEE Records/balanca nova discos)
KTa☆brasil (excite公式ブログ)
HAJIME OISHI
知久豊 (night of nomad)
SHIGE (RE:WIND)
haraguchic
成田佳洋 (NRT/Samba-Nova)

※20歳未満の方、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂きます。 You must be over 20 with ID (passport, driving license) required to enter.

【B2F】
“groundrhythm”
HOUSE / TECHNO

DJS:
Kaoru Inoue (seedsandground)
Hajime Murayama
Live:
Satoshi Fumi (sequent:recordings / urbantorque)

2008.03.05

V.A. "Samba-Nova" 掲載誌一覧

下記の雑誌で記事評をご覧になれます。

発売日 誌名
1/12 FUDGE
1/20 LATINA (「新しいサンバ」6ページ特集 + レビュー)
1/20 MUSIC MAGAZINE (「サンバの新潮流」4ページ特集 + レビュー)
1/20 CDジャーナル (「今月の注目盤」)
1/24 Safari
1/25 HMV the music master
1/25 bounce
1/29 remix
1/00 virginフリーペーパー
2/06 STUDIO VOICE(「CUT UP」Samba-Nova特集1ページ)
2/13 TVブロス
2/14 jazzLife
2/20 MUSIC MAGAZINE (「アルバム・ピックアップ」1〜1/2ページ)
2/20 intoxicate
2/20 SWING JOURNAL
2/24 monthly m
2/24 GQ

2008.02.19

文化放送UNIQue the RADIO “ORIENT EXPRESS” ゲスト出演

サラーム海上さんがMCを務める、デジタル/インターネット・ラジオ番組“ORIENT EXPRESS”に出演しました。TENSAIS MC'sの新曲も先行プレイ!
お題としては “V.A. / Samba-Nova”を中心に、新旧のサンバ音源を選曲して「サンバの新しい姿」「その新しさの核心」について紹介してほしい、とのことで挑みましたが、結果のほうはさてはて…。。
下記日程で再放送もオンエアされますのでチェックしてみてください!

◆オンエア楽曲
1. Macapaba - Equinocio Solar, Viagens Fantasticas ao Meio do Mundo
/ G.R.E.S. Beija-Flor
2. ペキニーズとブルドッグ / Seu Jorge
3. サンバ・ジ・ブレッキ / Beatchoro
4. Radio Patrulha / Os Ritmistas
5. 愛するマンゲイラ / Cartola
6. ヴィラの魅惑 / Joao Petra de Barros
7. マンゲイラのピアノ / Antonio Carlos Jobim
8. Cansei De Esperar Voce / Roberta Sa
9. ナゥン・フォイ・エン・ヴァゥン / Orquestra Imperial
10. ゴルジェアール・ダ・パッサラーダ/ア・ヴィダ・ミ・フェス・アシン
/ Teresa Cristina E Grupo Semente
11. 私のまわりの宇宙 / Marisa Monte
12. Samurai Malandro / TENSAIS MC's


ちなみにこの番組、文化放送UNIQue the RADIOの看板番組なんですが、「ワールド・ミュージック」をコンセプトに据えた楽しいプログラムが満載です。
昭和世代の古き良きAM放送、というイメージの強い同局がこうした取り組みを始めたことに、未来を感じますね。

UNIQue the RADIO
※試聴方法はこちら

再放送日時: 
2月20日水曜日
午前 8時~10時再放送
午後 2時~ 4時再放送
午後10時~12時再放送

2008.01.24

月刊ラティーナ2月号に寄稿しました。

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現在発売中、月刊ラティーナ2月号の表紙です。

ここ1・2年ぐらい?ブラジルの記事がそれまで以上に増えてきて、個人的にもますます面白さを感じている本誌ですが、この2月号では「新しいサンバ」特集が6ページで展開されています。
そのうち2ページで、disk union石亀氏、ラティーナ船津氏とともに24枚のディスク・レビューを選盤・執筆しました。アップ・トゥ・デイトなかたちでこれら新世代サンバ(とその周辺部)が本格的に紹介されるのは、おそらく初めてではないでしょうか。永久保存版!

そのラティーナや、同じく1/20発売の「ミュージック・マガジン」最新号と時を同じくして、HMVインターネットでも新世代サンバ・ディスク・ガイドが展開中。
OFFセール対象商品もあります!!
1枚のCDとの出会いが、ブラジルへと繋がる第一歩です。
HMV 新世代サンバ・ディスク・ガイド

2007.08.29

フリーペーパーDICTIONARY/選曲リスト

フリーペーパーDICTIONARY誌面およびWEBと、SHIBUYA-FM同名番組の連動企画「ANY MUSIC, BUT GOOD」の成田佳洋による選曲がアップされましたのでご報告。

DICTIONARYで選曲させていただくのはこれで2度目ですが、
今回は「バイク(自転車)乗りの選曲」というお題を与えられたので、移動中にiPodで聴いているものをひねらずセレクトしました。
スコットランド/メキシコ/ブラジル/ブラジリアン・レゲエ/アイリッシュ/NY/沖縄/東京/鎌倉/etc…文字にするとおかしく感じるものですが。
http://dictionary.clubking.com/画像:dic0117_0040-0041.jpg


こんな風にラジオでも、色んな音楽を直接聴ける機会をもっと作っていきたいです。

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BOOKMARK

NRT
藤本一馬
Kazuma Fujimoto official web
JJazz.Net
インターネット・ミュージック・ステーション。<sense of "Quiet"> こちらで聴けます。

PROFILE

プロフィール
成田佳洋:
maritmo株式会社 代表取締役プロデューサー。レーベルNRT主宰。
静かなる音楽フェスティバル/ラジオ番組 【sense of "Quiet"】、CDシリーズ/ラジオ番組/イベント 【Samba-Nova】 主催・企画・制作。
音楽ライター・選曲家として、ワールド・ミュージック全般を中心に、ジャズやロック・ポップスなどのフィールドで活動中。ライナーノーツ多数。
最近の主なプロデュース作品: 藤本一馬『SUN DANCE』、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート『スニエ』、Tomoko Miyata『Secret of life』など。

74年東京生まれ。96年よりレコード会社勤務、その後外資系CDショップにてワールドミュージックおよびジャズのバイヤーを5年勤めたのち、02年に初めてブラジルに渡航。当初レコード・ショップ開業のため、買い付け目的での滞在が、現行シーンのあまりの面白さと、その背景の豊かさに触れ、レーベル開業を決意。帰国後レコード会社勤務を経て、04年にNRTをスタート。音楽の一方的な「啓蒙者・紹介者」としてではなく、「共有者」としての視点をベースに、CDリリース、原稿執筆、ラジオ番組・店舗空間等の選曲・構成、レコーディング・ライブ・DJイベントの企画・制作などを行う。

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