2010.11.09

Renato Motha & Patricia Lobato JAPAN TOUR 2010 終了しました。

無事、全公演を終了しました。
ご来場いただいた方、関係者各位にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

写真は10/31、マントラ・セッションを行った光明寺公演のものです。
(all photos by rai)


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またいつの日か会えることを願って。Boa viagem!

2010.10.24

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート来日公演 2会場にて予約完売!

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの鎌倉 光明寺公演(10月31日)、鎌倉 cafe vivement dimanche公演のご予約分は、ご好評につき完売となりました。
ご予約いただいた皆様、ありがとうございました。

当日券などの情報は以下のとおりです。

【10/31(土)鎌倉 光明寺公演】
当日券の販売を予定しています。
詳細は、本公演を主催しているNPO法人ルートカルチャーのホームページをご覧ください。

【11/3(水・祝)鎌倉 cafe vivement dimanche公演】
キャンセル待ちの受付のみ行います。お問い合わせは下記会場まで。
cafe vivement dimanche
0467-23-9952
shop@dimanche.shop-pro.jp

山形、福岡、東京公演でのご予約も、お早めにお待ちしております!
ツアー全体の詳細はこちら

2010.10.02

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート 鎌倉 光明寺公演のご予約について

本hpの「Topics」にも追記いたしましたが、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート 10/31鎌倉・光明寺公演のご予約について、受付アドレス「renato2010@rootculture.jp」に送信できない、とのお問い合わせを一部いただいているようです。

万が一送信できない際は、大変お手数ですが、下記のアドレスに再送信いただければ幸いです。

rootculture.renato2010@gmail.com


原因は調査中ですが、「@を半角に直したら送れました」とのご連絡もいただいております。
またご予約の際は、ルートカルチャーのホームページにて、詳細をご確認下さい。
ご来場、心よりお待ちしております。

2010.09.17

ヘナート・モタ プロデュース作品/chie umezawa 『Flor de mim』

ヘナート・モタ関連の話題が続きますが、こちらもビッグ・ニュースのお知らせです。

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小野リサ以降、数多く登場した邦人によるブラジル音楽。その頂点として誰もが認める女性シンガー、chie 改め "chie umezawa" による3rdアルバムが、10/7に発売されます。

今回そのプロデュースを務めたのが、他ならぬヘナート・モタ。
セルソ・フォンセカprod.による1stアルバム、アレックス・フォンセカらのprod.による2ndアルバムに続き、こちらも堂々の全編ブラジル録音で、ヘナートの拠点とするミナスで今年1月にレコーディングされたもの。
このアルバムのセールス・ポイントはいくつかあるけれども、特筆すべきは、マリア・ヒタのサウンドの要となるピアニスト(チアゴ・コスタ)&ベーシスト(シルヴィーニョ・マズッカ)が参加していることはその筆頭。ヘナート・モタも、全世界で100万枚以上を売り上げたマリア・ヒタのデビュー作に自作の「Menina da lua」(本作にも収録)を提供して話題を集めていたから、今回のアルバムはいわば、マリア・ヒタのポジションにchie umezawaがそのまま収まったともいえる内容。

chie umezawa、ヘナート・モタ、マリア・ヒタ。
この三者のうち、いずれかにでも興味のあるリスナーにとっては、ほとんど「まったなし」の話題作であることは間違いない。けれどもアルバムはそんなこととは関係なく、1曲目の“carinhoso”から、ごくシンプルに歌と楽曲を響かせる作品として結実している。
ヘナートといえば最近でこそ、マントラの印象を強く持っている方もいると思うけれども、今作のサウンドは、ヘナートの「正統派MPBアーティスト」としての側面がくっきりと出たプロデュース・ワーク。編成的にも、ピアノ・トリオにギターが補佐的に加わった内容で、例えばCDショップのジャズ・コーナーでかかっていても全く違和感のない、間口の広い作品となっています。
さらに『Flor de mim』発売記念コンサートには、チアゴ・コスタ、そしてヘナート・モタの参加も決定しています!10-11月は何かと話題の来日コンサートが多いですが……こちらもぜひ!

chie umezawa 『Flor de mim』
2010.10.7 release

01. Carinhoso (Pixinguinha)
02. Lugar Comum (João Donato/Gilberto Gil)
03. O Samba da Minha Terra (Dorival Caymmi)
04. Acontece (Cartola)
05. Beatriz (Chico Buarque/Edú Lobo)
06. Amor de Indio (Ronaldo Bastos/Beto Guedes)
07. Vou Onde o Vento Me Leva (Renato Motha/Patricia Lobato)
08. Flor de Mim (Renato Motha)
09. Menina da Lua (Renato Motha)
10. Farolito (Agustín Lara)

chie umezawa 『Flor de mim』CD&コンサートの詳細はこちら
Rip Curl Recordings

2010.09.08

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート「イン・マントラ」 コメント集

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの新作「イン・マントラ」が、いよいよ本日、発売になりました!録音から1年4ヶ月以上、長かった…。笑
素敵な方々から本作へのコメントをいただきましたので、以下にご紹介します。(敬称略・順不同)


こんなに優しいブラジル音楽があるなんて!!
素晴らしい朝日や、嵐の後の輝かしい夕日を見たときの
感動を音で表現したような、心に響く音楽です。
SHIHO(モデル)


例えば、教会で聴く賛美歌に心動かされるように、この音楽には魔術的な美しさが宿っている。
ひとことで表すなら「呼吸にもっとも近い音楽」とでも言おうか。
耳を澄ませば、多くの人たちの息づかいも、そこにはある。
青野賢一(BEAMS RECORDS ディレクター)


マントラの持つ力は時空を超えて人の心に作用する。
優しい歌に風が吹き抜けるようなハーモニー。
様々な文化と思想が混ざり合って産まれた、癒しのエネルギー。
藤本一馬(orange pekoe)


"鎌倉のお寺でブラジル人がマントラを歌う"という貴重なライヴを体験できた上に、こうしてCDで再び聴けることを喜びたい。
アジア、バルカン、ケルトなどのさまざまな風景がオーヴァーラップしながら、最終的にはヘナート&パトリシアの土地、ミナスへと導かれる。雄大な音楽の旅、その足元を支えた沢田穣治のサポートにもリスペクトを!
中原仁(J-WAVE SAUDE! SAUDADE...プロデューサー)

昼間にふと聴いた。「夜に聴いたらまた違った形で心にスッと染みこむだろうな」と思った。
ある晩に聴いていたら「これは昼間まどろみながらまた聴きたいなぁ」と思った…。
そんなわけで今では一日中聴いています。
中島ノブユキ(音楽家)


心地よいメロディーにココロに響く歌声!
前作同様、ヨガクラスに欠かせない1枚になりそうです。
小林愛(モデル/愛花ヨガ主宰)

今だから正直に言おう。3年前に初めて『サウンズ:平和のための揺らぎ』を聴いた時は、どのように解釈していいのか戸惑ってしまった。ヘナート&パトリシアは、どこへ向かって行くのかと。『ドイス・エン・ペソア』からの作品群のファンで、ぼくと同じような感想を持った人は少なくないだろう。しかし、今はどうだろう。昨年、鎌倉の光明寺でライブレコーディングされた『イン・マントラ』は、何の抵抗もなくスッと耳に入ってくる。繰り返し繰り返し聴きたくなるのはどうしてだろう。美しい音楽に耳が満たされる。この時間が永遠に続いてほしいと願うからかもしれない。『サウンズ』から『イン・マントラ』へ、彼らでしかできない世界を確立した。
堀内隆志(cafe vivement dimanche)


あのとき 光明寺の本堂で
やわらかな 音の濃淡の向こうがわ
すりぬけすりぬけ 微笑する二人がみえました
青柳拓次(アーティスト)


ブラジルの二人組がインドのマントラ(お経)をブラジルのメロディーにのせた曲の日本のお寺で行われたライブ版。
サンスクリット語は音節自体がそれを唱えることで精神の中枢に刺激を与えると云われる。
当然ライブで聴くことはその観客にメンタルな変容をもたらすし、ライブ版はその場の雰囲気や空気の振動がリスナーに気づきをもたらすでしょう。
 聖書には”はじめに言葉あり”とあるが言葉と音は不可分でありその根本は響きである。
量子力学では物質の最小単位は粒子と波が確立的に表れるというが科学的にもそのように宇宙の根源は波=即ち音である。
またナダブラフマという言葉があるがこれは”宇宙の音”という意味。空気のない宇宙は音に満ちておりその音をそう呼ぶという。やはり世界は音に始まるのだ。
そのような音が文節化される原初の言葉は種字とよばれる。OUMやHUM等。
そのような種字が散りばめられたのがマントラでありその効用はこのような理由に自明であろう。
 マントラとは実は何回唱えるどころか日常の全てにおいて潜在的レベルの意識で唱え続けることで無意識のうちに意識の奥に流れ出し、やがてはナダブラフマと一体になるという。
個人の意識が宇宙の意識と一体になるのだ。
 リスナーにはそのような神聖な場の空気の振動を体感することで自分の心の奥の振動が宇宙の響きと一体になる瞬間を是非感じて頂きたい。
 また彼らの曲中のマントラには、なかでもグル(師)への愛を謳ったものもあるが、それはバクティヨガ=親愛のヨガとも云われる。
そのサーダナ=修行の目的または結果とは、一つの対象へ究極的に意識を向けると、あるとき私という主体が神やグルという対象に消え入り2元性を超えることだといわれる。
ブラジルのメロディーとは恋人への愛のメロディーだがマントラは神への愛の言葉。マントラがブラジルのメロディーにのるとは個人的愛と普遍的な愛が一つになるということ。
同様のことをダライラマ法王は極めて洗練された表現でこうおっしゃりました。

 “煩悩の薪が多い程悟りの炎はよく燃えます。男女の出会いの喜びを瞑想の喜びに変えて下さい。”
彼らの楽曲を通じ是非そのような意識の変容を体験して頂きたい。
信國太志(TAISHI NOBUKUNI / BOTANIKAデザイナー)

2010.08.06

ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2010決定!

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当サイトのトップ(Topics)でもお伝えしましたが、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの新作『イン・マントラ』の発売が決定、
加えて、そのレコード発売記念という位置づけのジャパン・ツアーが実現します。
こちらのblogでも、その最新情報をアップしていきます。(速報は主にtwitterから)

ツアー2010の概要はこちら
ツアー2009の過去ログはこちら

前回のツアーでは初来日ということもあり、その時点で5枚リリースしてきた彼らのアルバムから、概ねまんべんなく演奏するコンサートを行った。
ただし、07年作『サウンズ:平和のための揺らぎ』の楽曲だけは、通常公演のレパートリーには組み込まなかった。マントラをモチーフにした作品で、サンスクリット語で歌っていて、楽器編成の違いもあるコンセプチュアルなものだったからだ。ところでこのアルバム、旧来のファンには当然ながら賛否両論ある作品で、全ての作品が好きだけれど、これだけは未だに手が伸びない、そんな声すら聞こえてきたものだった。ただその一方では、ヨガ愛好家を中心にあれよあれよと浸透して、ブラジル音楽中心だった彼らのファン層を思わぬかたちで広げることにもなったアルバムだったりもする。ヘナート&パトリシアといえば「マントラを歌うデュオ」で、ブラジル音楽を演奏したアルバムも他に存在するらしい…。そんな順序で認識しているファンにも、僕はたくさん出会った。

そうしたファンにも足を運んでもらえるように企画した一日限りのライブが、新作『イン・マントラ』に収録した、2009年4月26日の光明寺公演だ。メンバーも選曲も、この日のためだけに準備したもので、マントラのみを取り上げた内容。『サウンズ~』の世界観を忠実に再現することを目指すよりは、このメンバーにしかできないセッションを念頭においていたのだが、リハーサルでのアンサンブルが自分の想像を遥かに超える出来だったので、急遽ライブ・レコーディングの手筈を進めた。主役の二人とほとんど同格といっていいほどに縦横無尽、イマジネーション豊かな演奏を披露したコントラバスの沢田穣治、シタールの音色を活かしたヨシダダイキチの煌びやかなバッキング(この楽器は転調を前提に作られていない)、この二人の貢献も巨大だ。
新曲が5曲もあり、そのどれもが進化したスケール感を備えていたのも大きかった。

光明寺公演は、フタを開けてみると200枚の予約数が2週間で一杯になり、当日券を合わせると250人近くのお客さんで会場が埋まった。予約打ち切り後、僕のところに個人的に連絡をくれたものの、泣く泣くお断りした知人も50人近くいたから、当日並ぶのをあきらめた方も多かったはずだけど、そんな方にもこのマントラ・セッション、今年はぜひとも見ていただきたい。メンバーも前回よりさらにパワーアップ、先の沢田穣治、ヨシダダイキチに加えて、ハルモニウム奏者のMaya(テイトウワと共に『大日本人』サウンドトラックを手掛けたりもしている才人です)、そして東京公演では、今もっとも旬なミュージシャンの一人U-zhaan!この会場規模で、このブッキングは二度と実現できないと思います。
ライブの前には、木下阿貴さんによるマントラもフィーチャーするのですが、その美しいチャンティングも必見、必聴です。

山形公演、そして今回初めて訪れる福岡の公演ではデュオ編成ということもあり、彼らのオリジナル曲が中心のレパートリー。前回の山形公演では、東京から訪れたファンの顔もちらほら。首都圏や東名阪などのファンには遠くなってしまうけれど、観光ついでに遊びに行ったり、数人で車を相乗りして向かってもまた楽しいのではないでしょうか。
どの会場も近日中に予約受付が開始しますので、早めのご予約をオススメいたします。

この秋、各会場でお会いしましょう!!


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藤本一馬
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PROFILE


成田佳洋:
maritmo株式会社 代表取締役プロデューサー。レーベルNRT主宰。
静かなる音楽フェスティバル 【sense of "Quiet"】、CDシリーズ/ラジオ番組/イベント 【Samba-Nova】 主催・企画・制作。
世界と日本のピアノ・フェスティバル【THE PIANO ERA】主催プロデューサー(novus axisとのダブル主催)。
音楽ライター・選曲家として、ワールド・ミュージック全般を中心に、ジャズやロック・ポップスなどのフィールドで活動中。ライナーノーツ多数。

74年東京生まれ。96年よりレコード会社勤務、その後外資系CDショップにてワールドミュージックおよびジャズのバイヤーを5年勤めたのち、02年に初めてブラジルに渡航。当初レコード・ショップ開業のため買い付け目的での滞在が、現行シーンのあまりの面白さと、その背景の豊かさに触れ、レーベル開業を決意。帰国後レコード会社勤務を経て、04年にNRTをスタート。音楽の一方的な「啓蒙者・紹介者」としてではなく、「共有者」としての視点をベースに、CDリリース、原稿執筆、ラジオ番組の選曲・構成、レコーディング・ライブイベントの企画・制作などを行う。

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