Release Information

Tatiana Parra/Vardan Ovsepian "Triptych"

2020.03.20 on sale

US直輸入盤CD/¥2,200(tax in)
流通品番: NRTI-024
Label: Independent


「声」と「ピアノ」、デュオ表現のさらなる極北へ。
ブラジル最高峰の知性派シンガーと、
アルメニア/LAジャズ/21世紀室内楽の真打ちピアニストによる最新作。
デュオ3部作の最後を飾る作品。


可憐にして透明度の高い歌声と、完璧な音感と声楽テクニックを誇るブラジル人女性シンガー、タチアナ・パーハ
かたや、ジャズ~クラシック/現代音楽~アルメニア音楽の境界を行き来する個性派ピアニスト・作曲家、ヴァルダン・オヴセピアン
「声」と「ピアノ」というシンプルな編成でありつつ、世界に二つとないデュオ表現を生み出すことで、日本でも多くのファンを魅了してきた。
『Triptych』と名付けられた本作は、デュオ編成としての三部作を締めくくる作品で、オリジナル楽曲とカヴァーが混在する構成も前2作からの延長線上といえる。
極めつけはアルメニア音楽の雄コミタスと、ブラジル北東部音楽の父ルイス・ゴンザーガの代表曲がメドレーとなったM⑧。コミタス、ひいてはヴァルダンの音楽が持つ秘境的な響きと、ブラジル民衆の血ともいえる旋律が渾然となった、ショッキングな美しさを誇る一曲。

タチアナ・パーハはそのクリスタルとも表現される唯一無二の歌声、完璧な音感、高度な音楽性と声楽テクニックを誇る、現代ブラジル屈指の実力派女性シンガー。アカ・セカ・トリオアントニオ・ロウレイロアレシャンドリ・アンドレス等の南米新潮流アーティストたちに愛され、30を超える重要作の数々を飾ってきた、ファーストコールの名にふさわしい存在。
ヴァルダン・オヴセピアンはアルメニア出身のピアニスト、作曲家。Fresh Sound New Talentから5枚のリーダー作をリリース、当レーベルの看板アーティストの一人。ジャズ、クラシック/現代音楽、アルメニア音楽が渾然となったその音楽性は、ピーター・アースキンブラッド・メルドーも賛辞を惜しまず、同郷のティグラン・ハマシアンもリスペクトする存在としてヴァルダンの名前を挙げている。出版したメソッド本「ミラー・エクササイズ」は世界中のピアニストが実践。チェンバー・アンサンブルを率いる作曲者としても注目されており、ミゲル・アトウッド・ファーガソンらによるコンテンポラリーな弦楽サウンドをフィーチャーしたVOCE名義でのアルバム『Dreaming Paris Theme & Variations』は国内外で高い評価を得ている。現在はLAを拠点に活動。

二人の歌とピアノによるアルバム『Lighthouse』『Hand In Hand』はともにロングセラーを記録。『Jazz The New Chapter』『Progressive Jazz』『Quiet Corner』『TOKYO MOON』など多くのディスクガイド本で取り上げられ、ジャンル横断的に話題となる。2015年11月にはピアノ・フェスティバル<ザ・ピアノエラ>への出演のため来日、多数のオーディエンスに大きなインパクトを与えたことは記憶に新しい。2017年に再度日本ツアーも行った。


◆TRACK LISTING
1. Adelaide (Vardan Ovsepian)  
2. O Silencio De Iara (Guinga/Luis Felipe Gama)  
3. Luna Bianca (Vardan Ovsepian)  
4. The Windmills Of Your Mind (Michel Legrand/Alan & Marilyn Bergman)  
5. Life Is But A Day (Vardan Ovsepian)
6. Retrato Em Branco E Preto (Antonio Carlos Jobim/Chico Buarque)  
7. Too Soon To Tell (Vardan Ovsepian)  
8. Qele Qele - Assum Preto (Komitas - Luiz Gonzaga/Humberto Teixeira)  
9. After Pergolesi (Vardan Ovsepian)  
10. Platonico (Gabi La Malfa)

Produced & Arranged by Tatiana Parra & Vardan Ovsepian