2009.09.29
2009.10.7 Release:
アントニオ・カルロス・ジョビン『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』
blogページを直接bookmarkに登録している方が多いようなので、こちらでもお知らせします。
1990年、晩年のジョビンがヴィニシウス・ヂ・モライスの没後10年を記念した際のライヴ音源『ジョビン、ヴィニシウスを歌う』を10月7日にNRTよりリリースします。
もともと2000年に、日本でもユニバーサルから国内盤として発売されていたものの、ここ数年は廃盤になっていた。ブラジル音楽好きの日本人アーティストもよくフェイヴァリットに挙げる一枚で、個人的にもジョビンの全作品中でも3本指に入る名盤だと思っている。
商品の基本情報的なことは重複するのでここには書かないけれど、ジョビンのアルバムの中でも特別の位置を占めるこの作品について、少し触れておきたい。
まず、レパートリー。ほぼ全曲でヴィニシウスの作品を取り上げた、ジョビンにしては珍しい企画盤とも言える作品で、音源を管理している遺族の手により、ジョビンの死後数年を経て発表されたという経緯がある。日本では「ボサノヴァ詩人」としてのイメージが強すぎて、それ以上のことは語られる機会もあまりないヴィニシウスだが、メロディメイカーとしての魅力に光を当てたアルバムでもある。ジョビン=ヴィニシウスのコンビによって量産されたボサノヴァ・スタンダードの多くは、ジョビン=作曲、ヴィニシウス=作詞という分業のイメージで語られることが多いけれども、実は作曲面においてもヴィニシウスによるところが多いのでは、という仮説もあって、「ユリディスのワルツ」を筆頭に、ヴィニシウスが単独で作詞作曲した数曲を聴いていると、それも自明なことと思えてくる。(ちなみに出版社に登録された情報では、ヴィニシウスが作曲者としても登録されたジョビンとの共作曲も結構ある。)
演奏のほうも、晩年のジョビンと公私をともにしたバンド「バンダ・ノヴァ」から選抜された室内楽編成で、特にジョビン自身によるエモーショナルなピアノ、ジャキス・モレレンバウンの官能的なチェロは、ジョビン・ミュージックの最高の瞬間を記録しているはずだ。坂本龍一とジャキス/パウラ・モレレンバウンのユニット「Morelenbaum2/Sakamoto」の作品など、このアルバムをアレンジのベースにしたと推測されるアルバムもチラホラある。ちなみに、現在の日本のポップ・シーンを代表するピアニスト、中島ノブユキさんもこのアルバムを熱烈に支持する一人で、Bar Bossaの林さんから非常~に面白いエピソードを聞いたのだが、この話はまた。
ボサノヴァという言葉のイメージを凌駕した、ジョビンの世界を聴いてください。
2009.09.21
UNIQue the RADIO 放送終了のお知らせ
ラジオの新しい形を実現すべく文化放送が開局、インターネットラジオと携帯端末で聴けるデジタルラジオの同時放送を行ってきたUNIQue the RADIOが、10月5日午前1時をもって放送終了することになった。
特にインターネットでの聴取により、日本全国ネット環境さえあればどこでも高音質で聴ける、というインフラ面でのメリットもさることながら、音楽ファンを唸らす真摯な番組が揃っていただけに残念でならない。
『radio Samba-Nova』というブラジル音楽番組の企画/制作/出演を2008年4月から1年間、そして2009年の4月からは番組『Bar Bossa』の1コーナーとして引越するかたちで半年間お世話になってきたほか、サラーム海上さんの『ORIENT EXPRESS』、雑誌イントキシケイトがプロデュースする『radio intoxicate』など、個人的にも愛聴してきた番組に呼んでもらったり、短い期間だったとはいえ思い出は尽きない。
自分が担当した『radio Samba-Nova』では、ジルベルト・ジルをはじめ、多くの来日アーティストにインタビューやライブ収録で出演してもらったり、また音楽番組にも関わらず、折からの不況で社会問題化したブラジル移民の雇用問題を特集したり、ほんとにいい経験をさせていただきました。企画を自由に受け入れ、共に作り上げてくださった番組・局スタッフのみなさん、ありがとうございました。おつかれさまでした!
そして何より聴いてくださったリスナーのみなさんにお礼を申し上げたいと思います。近いうちにまたお会いしましょう! Até mais!!
ちなみにBar Bossa最終回は特別編、渋谷のリアル店舗に3人のマスター(Bar Bossa, Bar Blen blen blen, barquinho)、長洲あきなさん、成田佳洋が集合してフィナーレを飾ります。ゆるいフィナーレです。。
※聴取方法: 文化放送UNIQue the RADIOの下記バナーをClique!

“Bar Bossa”最終回放送日
9/24(木) 12:00~14:00、18:00~20:00
9/26(土) 24:00~26:00
2009.09.08
PARTIDEIROS DO CACIQUE Japan Tour 2009
フンド・ヂ・キンタルを輩出したサンバ処として知られるカシッキ・ヂ・ハモスから、
今年CDデビューした“パルチデイロス・ド・カシッキ”。
フンドの弟分グループとして注目される6人組の来日公演が決定しました。
ゼカ・パゴジーニョ、アルリンド・クルスらの寵愛を受ける彼らのホーダ・ヂ・サンバが聞ける貴重な機会です。
日程は9月11日~22日、全国6箇所での公演。
9/17の東京公演はバランサがゲスト出演、成田佳洋もDJで参加させていただきます。
パルチデイロス・ド・カシッキ ジャパンツアー2009 東京公演
9月17日(木)@ EATS and MEETS Cay (SPIRAL B1F)
■ 開場 18:30 ~ DJ Time
■ 開演 20:00
■ 入場料
前売 3,500円 税込
当日 4,500円 税込
※ 1ドリンク別オーダー
※ オールスタンディング
公演詳細はこちら
